習慣の科学

時間が経つのが早くなった、と感じたら危険

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時間が経つのが早くなったなとか、もう月曜日か〜とか、今年ももう9月か〜とか感じることがあると思いますが、それはなぜなのか?
できれば時間はたくさんあった方がいいし、時間がないとか時間が足りないという感覚は悲しいので、どちらかと言えば時間に余裕がある方がいいと思います。
歳をとればとるほど時間が経つのが早いという感覚は強くなっていきます。確かに、学生の頃より大人になってからの方が時間が経つのを早く感じるというのはみなさんうなづけるのではないでしょうか。

この感覚は危険です。その対策を紹介します。

歳をとると時間が経つのが早い

歳をとればとるほど時間が早く経つ感覚が強くなるのは、感動がなくなるからです。
歳をとると新しい経験というのは少なくなっていきます。感動したり新しいことに触れる経験が少なくなっていきます。そのため人間は一瞬一瞬の目の前のことに意識を向けることがなくなります。そうすると時間は進んでいるけれどぼんやりしていたりして、脳は自動処理を行なっている状態になります。その結果、時間が経っているとか自分が何かをしているという感覚が無いままに生活をするようになります。それにより時間があっという間に過ぎるという感覚が生まれるようになります。

時間が最近あっという間に過ぎるなと感じている人は、新しい経験をすることが不足している、感動不足になっている可能性があります。

新しい経験は歳をとっても大切

新しい体験をしたり、新しい本を読むとか、行ったことのない場所に旅行に行くとか、そういうことが無くなるとメンタルにも悪影響が生じて、60代を超えて新しい経験が減ってくると、普段から本を読んで新しい知識を入れるなど新しい経験を意識的にしている人とそうでない人を比べると20年後の生存率はおよそ2倍も違ってきます

若い人たちも他人事ではない

ジェームズクック大学の面白いメディアリリースがあります。
あっという間に時間が経ってしまったという感覚を加速させているものが見つかりました。それはスマホです。
デジタルガジェットにより現代人の作業スピードは飛躍的に早くなっています。スマホでいつでもどこでも仕事ができる状態になったことにより、仕事の時間とゆっくりする時間の区別が曖昧になることで時間に追われているという感覚が加速するようになってしまいました。それにより生活ペースを早く感じるようになり、自由に使える時間があまりないという感覚が強くなってしまいました。

読書は紙の本がオススメ

本も最近は電子書籍でよくという人も多いと思いますが、本は紙の本で読んだ方が圧倒的に良いです。なぜかというと、スマホや電子書籍で本を読むとゆっくりした感覚がなくなってしまいストレスが若干かかります。逆に本を持って余計なことを考えずゆっくり本に没頭する時間をつくることでストレスは70%も軽減されるということがミネソタ大学の研究でもわかっています。

便利なものも使い方次第

デジタルガジェットは早く仕事を終わらせることができるので短時間使うには良いものですが、短時間で仕事を終わらせることができるからといっていろんなことをダラダラとしてしまうととてもネガティブな影響が起きるわけです。
実際にスマホやテレビゲームには脳の処理速度を速める効果がありますが、その副作用のせいで常に時間が足りないという感覚が強くなってしまいます。無駄な時間やゆっくりするべき時間にも何かをしたくなってしまいます

子供のスマホを使う時間を区切ろうというのはよく聞きますが、実は大人の方がむしろ制限するべきではないかということがこの研究では言われています。

スマホ利用と時間感覚

実際に2010年に行われた実験がジェームズクック大学のメディアリリースのもとになっています。この実験では、スマホの利用時間の多い人と少ない人を集めて時間感覚の違いを調べています。
その結果、スマホの利用時間の多い人は実際には50分しか過ぎていないのにもう1時間も過ぎてしまったと感じていました。つまり時間の経過を早く感じてしまいます。実際はそんなの時間が過ぎているわけではないのに焦りばかりがつのってしまうわけです。
さらに、スマホやタブレットで文字を読むと紙の本で読むよりも時間があっという間に過ぎてしまったように感じて時間が足りないような感覚が強まってしまうということが起きます。ですから、ゆっくりした時間で読書を楽しみたいのであれば紙の本で読んだ方が絶対にオススメです。小説や漫画も基本的には紙の本で読んだ方が満足度は高いです。

デジタルデバイスのせいで時間が早く過ぎるという錯覚が起きるということがわかっていますが、その感覚のせいでプレッシャーばかりが常にかかって、マルチタスクのような状態になっているわけです。それが、結果としてあっという間に時間が過ぎてしまったと感じることにつながっています。

楽しい時のあっという間とは区別

他にも時間があっという間に過ぎてしまったという感覚は、旅行に行ったり楽しいことをしている時にも感じると思いますが、このようなプレッシャーの無い後から考えて楽しいからあっという間だったと考えられるような満足感と結びついているのであれば良いですが、例えば、まだ何もしていないのに休日が終わってしまったとか感じている人はデジタルガジェットのプレッシャーにより時間を楽しめていない可能性が高いので気をつけましょう

時間の流れや、時間が早く経つとか忙しいという感覚は科学的には単なる脳の錯覚です。僕の時間術の本でも紹介しましたが、現代人は労働時間が減っているにもかかわらず時間が足りないという感覚が強まっています。ですからスマホとの付き合い方というのは気をつけるべきです。
忙しいというのは錯覚の病気です。忙しいというのは頑張っていることではありません。そこを理解して、忙しさに感けることなく時間を大切に日々を過ごしていただければと思います。

週40時間の自由をつくる 超時間術

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