学習法・記憶法

試験【合格率1.2倍】のスイス式勉強法とは

この知識はこんな方におすすめ

  • 効率よく学びたい学生たち
  • まだまだ成長したい大人たち

スイス式超効率勉強法

いい先生に教えてもらったり予備校や塾に通ったりするよりも、資格試験や受験の合格率が1.2倍になるという勉強法があります。
予備校で教えてもらうよりも300%も効率的に学ぶ方法があるようです。
今日からすぐできる方法ですので参考にしていただけたらと思います。

学校の勉強だけでなく、受験や資格取得のための勉強でも、自分一人だけではなかなか学ぶことも難しくて人に習おうとすることは結構あると思います。
ビジネスをする際も、ゼロからビジネスをとりあえず始めてみるのではなくビジネススクールに行こうとする人もいます。
とりあえずスキルを手に入れてからビジネスをしようとする人がいますが、これがどうやら間違っているのではないかということを興味深い研究をもとに紹介させてもらいます。

教えてもらう前にまずは手探りで自分なりに試してみたり、そこで何度か失敗しまくることが勉強したりスキルを身につけるためには重要だということは昔から言われます。
例えば、とりあえず分からなくてもいいので問題集をひたすら解いてみて、その上で失敗したところを勉強していくという方法を取る人もいれば、まずはテキストの内容を全部頭に入れてから問題集に取り掛かる人もいます。

どちらの方が効率的なのでしょうか?

結論としては、学ぶ内容をちゃんと頭に入れて身につけたいと思うのであれば、「失敗」が必要だと様々な研究が示しています。

僕たちは新しいことを学ぼうとする時には、事前に詳細な説明を受けたり授業を受けたりしたがりますが、最初は分からないことも多くて回り道をしたりたくさんの失敗をするとしても、そちらの方が最終的には学習効率が高くなるようです。

生産的失敗 :教えてもらうより自分で釣って探りで間違えたことで知識は身に付く

苦労して手に入れた知識の方が使える知識として脳に定着します
とりあえず教えてもらったり楽をして手に入れた知識は意外と簡単に忘れてしまうようです。
この理論のことを生産的失敗と言います。

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の研究 :教わってから勉強 VS 独学してから教わる

この理論を実際に上手に取り入れているのがスイス連邦工科大学の授業です。
スイス連邦工科大学チューリッヒ校が15年分の研究を分析して、最初に授業を受けたり誰かに教わってから自分で勉強する方法と、最初に独学で勉強してから後から分からないところを教わる勉強法で、実際のところどちらの方が効果的なのか調べています。
過去15年間に行われた教育研究から53件をピックアップして行われたメタ分析です。

対象とされたのは小学生から大学生までなので、かなり幅広い世代を対象にしています。
対象とされているエリアも、北米・ヨーロッパ・アジアを対象にしているので様々な文化圏が含まれています。
学習科目も幅広く扱われていて、読解力や作文などは含まれていませんが、いわゆる理系科目についてはすべて網羅されています。
各分野の概念をどれだけ理解していて、その知識をちゃんと応用することができるのかチェックしています。

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結果 :教わる前に実践すると2倍、生産的失敗をした場合は3倍も効率的

その結果、やはり、教わる前に実践すると、最初から教わるのに比べて2倍も効率的に学習できるそうです。
さらに、そこで生産的な失敗をしていた場合には3倍も効率的だと言われています。

ですから、いきなり教わろうとするよりも、まずは自分で試行錯誤してみて失敗するぐらいの方が、結果的には学習効率が圧倒的に高くなります。

もう少し細かく研究データを見てみると、先生から教えてもらう前に、自分で問題集を解いたり演習をしていた方がはるかに優れた学習効果を上げていたそうです。
ですから、教わる前に自分で苦労したり悩んだりしながら問題を解いてみることが大事なようです。

この効果は、小学生でも中学生でも高校生でも大学生でも同じように確認されていて、どの世代でも先に手をつけた方がいいということはわかっていますが、小学生よりも中学生以上になった方がより効果は高くなるそうです。
この原因については「推論ができるかどうか?」がポイントになります。

小学生でも生産的な失敗による学習効果はありますが、「この問題はあの理論を応用すれば解けるのではないか」というように自分で推論を立てることができるかどうかがポイントになるということです。
この基礎的能力が整うのはだいたい中学生以降になるそうです。

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授業で教科書やテキストの内容を学ぶ前に、自分の手を動かして問題を解いたり考えてみることは、教えることに長けた素晴らしい先生から授業を受けるよりも2倍近くも効率的な学習方法だとこの研究では言われています。
いきなり教わるよりもまずは独学で取り組む方が僕たちの学習能力は伸びるようです。
しかも、事前に自分で悩みながら問題に取り組んだ際に生産的な失敗を経験していた場合には、その効果は優れた先生から授業を受けるよりも3倍も効率的だったそうです。

このように考えると、子供の頃貧しかったから学校に通うことができなかったけれど、独学で苦労して学んだ結果偉業を成し遂げた天才たちが天才なり得た理由もここにあるのかもしれません。
今の時代は、僕たちが何かを学びたいとかスキルを身につけたいと思ったら、すぐどこでも教えてもらえる環境にあります。
ですから、まずは手っ取り早く教えてもらおうと考えてしまいますが、まずは自分の頭で悩みもがく時間を作った方が、後々3倍ぐらいも学習効果として高くなる可能性があります。

今の時代はどんなことでも簡単に調べられるようになりました。
ですが、まずは自分の頭で考えて推論を立てることをしないと、その学んだことは自分の使える知識として定着しないようです。
学生の頃に学んだことが、大人になるとほとんど使える知識として残っていないのも、このような苦労をしていないから簡単に忘れてしまうのかもしれません。

とはいえ、受験や資格試験であればまずはそのテストに合格する必要があります。
そのような場合は、まずは先生に教えてもらう方がいいのではないかという考え方もあると思います。
ただ、このような考えに対してもこの研究は否定的な見解を示しています。

試験への合格率も20%アップ!

この研究では、生産的な失敗を経験した学生たちは試験の合格率も高くなっていました。
ですから、本当にその試験で受かりたいと思うのであれば、自分の頭で一生懸命考えて生産的な失敗を経験しておくことが必要なようです。

チューリッヒ工科大学の線形代数のクラスでもこの生産的な失敗を取り入れていて、一方的に先生から教えてもらえる授業を受けるよりも、自分の頭で考えて失敗する時間を与えられた学生の方が、試験への合格率も20%も高くなっていたということです。

ですから、皆さんの資格試験などに取り組む場合にも、「自分がどうやって失敗を経験するか?」ということを考えておいた方がいいです。

多くの人が「間違えないように答えるにはどうすればいいか?」と考えたり、「問題が解けるようになるためにまずは基礎を勉強しよう」と考えると思います。
ビジネスでも「失敗することなく稼ぐために、まずはスキルを手に入れたい」と考える人が多いです。
最初は小さな失敗をたくさんして悔しい思いをしながら学ぶべきです。
だからこそ、ビジネスは学んでからするものではなくやりながら学ぶものです。

生産的失敗の効果を高める方法

今回は、この生産的失敗の効果を高める方法についても4つのポイントを紹介しておきます。

ポイント1 :予備知識をフル活用する

自分が解いたことがないような難しい問題を解くためには、当然ですができるだけたくさんの知識を組み合わせて使う必要があります。
自分が今まで学んだことがある知識や違うジャンルの知識をフル活用します。
これによってより効率的に生産的失敗を経験できるようになります。

自分がそれまで学んだことがない問題を解こうとするわけですから、当然、簡単にその問題を解けるはずはなく、自分が使えると思った情報や知識が役に立たないこともあります。
ひとつの推論が正しくなくて問題が解けなくても簡単に答えは見ないでください
他にも自分がこれまで学んだ知識や情報で役に立つものがあるはずだと考え悩んでください。
3回から5回くらいはトライするようにしてください。
うまく問題を解くことができれば、そこから共通点が見つかってより強く頭に残る可能性もありますし、仮に解けなかったとしても、その悔しさが残るからこそ効率よく学ぶことができます。

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ポイント2 :知識のギャップを認識する

自分の知識のギャップを認識することも意識してください。
生産的失敗によって学習効率が上がる理由は、それによって自分の知っている知識と知っていない知識のギャップがわかるからです。
生産的な失敗をすると自分の知っていることと知らないことがはっきりしてきます。
これを理解していないと、テキストや教科書の内容を丸暗記しようとしてしまいます。

自分は何を理解していて何を理解していないのか、これを生産的な失敗をすることでわかるようになるので効率的に学習することができるわけです。
まずは問題に取り組んで自分の頭で考えることをして生産的な失敗をしていないと、何がわかっていて何がわかっていないのかがわからないので全部を頭に入れようとしてしまいます。

それで本当に頭に入れることができるのはごく限られた天才だけです。
効率的に学ぶためにも学ぶモチベーションのためにも知識のギャップを認識することは大切です。

ポイント3 :一旦考えてから学ぶ

どんなことでも人間は一旦自分の頭で考えた方が覚えることができるようになるだけでなく、「新しい概念」もスムーズに受け入れやすくなるということがわかっています。

人は無意識のうちに自分の知らないことや自分と違う考え方を否定します。
否定することによって僕たちは可能性を逃しています。
ところが、一旦自分の頭で考えてから学習すると、「なるほど」「だから自分はミスったのか」と新しいことをすんなりと受け入れやすくなります。

これはお子さんのいる方はなんとなく分かることではないでしょうか。
例えば、お子さんが勉強していて、問題の解き方が間違っているから親御さんが教えようとすると、意固地になって話を聞いてくれないということもあると思います。
これはお子さんに限らず、人は一旦考えて失敗を経験していないと誰でもこのようになります。

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ポイント4 :教師から学ぶのは失敗した理由

先生や教師から学ぶのは、「正しい方法」ではなく「失敗した理由」です。

自分で生産的失敗を経験した後に先生から学んでフィードバックをもらうことは大事ですが、その時には、問題の解き方を学ぶだけでなく、「なぜ自分はその解き方を思いつかなかったのか?」ということを考えるようにしてください。
どこに間違いがあったのか、どの項目に対する理解が足りなかったのか、自分が失敗した理由を学んでください。
自分に足りなかったことを学ぶようにすると、さらに学びが深くなります。

これはスポーツでも使えます。
正しいやり方を学ぶのではなく、自分がなぜ失敗したのか、自分を知ることがとても重要です。

今回は、学校の勉強でも資格試験のための勉強でも、ビジネスやスポーツでも使える、より学習効率を高めるための方法について解説しました。
これ以外にも、勉強を効率的に行ったりスキルをより効率的に身につける方法は科学的にいくつも見つかっています。
そんな方法については、今回のおすすめの動画として詳しく解説した動画を紹介しておきますので、皆さんが求める内容に応じて使ってみてください。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
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参考:https://journals.sagepub.com/doi/10.3102/00346543211019105

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