この知識はこんな方におすすめ
- 何も出来ないまままた一年が・・・
- 来年こそは!!
1年という時間を上手に使うことができたでしょうか?
皆さんはこの2020年に何か達成したでしょうか? 自分のやるべきことができたでしょうか?
大抵の人がもう1年が経ってしまったとか、何もできないまま1年が過ぎてしまったと思っているのではないでしょうか。
これを防ぐための方法を今回は紹介したいと思います。時間の無駄をなくすための方法についてです。
多くの人が時間を上手に使おうと考えていると思いますが、時間というものは、効率的に物事を進めようと思うよりも明らかな無駄をなくすというところから手を付けた方が、より自由な時間を生み出すことにもつながりますし時間の余裕も生まれます。
効率的に時間を使おうとすると、多くの人は時間の中に多くのことを詰め込みすぎてしまいます。
本来はどうでもいいような仕事を沢山詰め込んで、詰まったスケジュールをこなすことで満足してしまう人がいます。
この状態は長くは続きませんし、このような人は自分にとって本当に大事なことになかなか手をつけることができなくなってしまいます。
これをしてしまうと、結局今年1年とても忙しかった・・・、でも、何か達成したのかと聞かれると特にないということになってしまいます。
要するに、何か自分の目指しているものを達成するために時間を使ったのではなく、時間に追われるために時間を使ってしまったということになります。
こんな人がとても多いということがあります。
こんな事になってしまうと人生はあっという間に終わってしまいますし、本来はしなくてもいいことであれば何もせずのんびりしていた方がまだマシです。
瑣末な用事ばかりで時間を詰め込んで、あっという間に人生が過ぎていくということになりかねません。
自分の本当にやることに時間を使うために、時間の無駄をなくすための方法について今回は解説させてもらいます。
時間の無駄がなくなる機会損失思考
機会損失というものは、簡単に言うとそれをしなかったら何をできたのかというような発想です。
例えば、皆さんが1万円で何か買い物をしたという時に、その1万円があったら他に何を買うことができたのかということを考えることもあると思います。
何かを得ることによって別の何かを出来なくなってしまうコストのことを機会損失と言います。
この機会損失を使うとお金の無駄遣いも時間の無駄遣いも労力の無駄遣いも減らすことができます。
例えば、皆さんが食事に誘われたとします。
食事に誘われた時にスケジュールを見て空いていたらすぐ誘いに応じて予定を入れる人もいるでしょうが、これをしているとあっという間に予定は埋まっていきます。
その時間に予定が空いているかどうかということではなく、考えるべきなのは、その時間があれば自分は何ができるだろうかということです。
これを常に考えることができるようになれば時間の無駄を減らすことができます。
お金の無駄遣いもこれと全く同じです。
何か欲しいものがあってそれが3000円だったとしたら、それを買うかどうかということを考えるのではなく、3000円あったら他に何ができるだろうかということに考えを巡らせててください。
僕の場合であれば、タクシーに乗ろうかと思った時に、1メーター700円ほどはするだろうから、その700円があれば文庫本を1冊買うことができると考えます。
であれば、タクシーに乗らずに歩いた方が健康的だし、本を1冊買ってそれを読んだ方が人生も豊かになると思えるようになります。
このように考えて比較することでより良い選択肢を選べるようになるわけで、この時に機会損失という考え方が使えます。
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これが時間の節約にも使えるというのが今回の内容になります。
おすすめの方法としては・・・
〇〇分で何ができるかリスト
〇〇分で何を無駄にしやすいかリスト
これをあらかじめ作っておく方法です。
例えば、寝る前になんとなくテレビを見ながら1時間ぐらいぼーっと過ごしてしまったとしたら、その1時間があれば何ができるのかということをリスト化します。
ステップ1 :無駄なことと所要時間をリストアップ
自分が時間を無駄にしやすいこと、あるいは、無駄だと感じていることをリストアップして、それぞれその所要時間を考えてください。
仕事から帰ったらなんとなく YouTube を見始めてしまい、だいたいその時間が30分ぐらいは費やしているというのであれば、「だらだらと YouTube を見てしまう :所要時間30分」ということになります。
勉強しようと思ったけれどなんとなくやる気が出ないという時に、ついつい片付けをし始めてしまい、気がついたら20分ぐらい過ぎているというのであれば、「なんとなく片付けを始めてしまう :所要時間20分」となります。
特に用事もないのに LINE を開いて友達とやり取りをし始めてしまうことが多くて、それが一度始めると大体10分ぐらいは使っているというのであれば、「なんとなくLINE を開く :所要時間10分」となります。
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自分が無駄だと感じていることと所要時間をリストアップしてください。
最初からたくさん書き出してしまうと大変になってしまいますので、まずは3つから5つぐらい書き出してみてください。
この時のポイントとしては、できればその所要時間はずらすようにしてください。
おすすめは、10分 、30分 、1時間 ぐらいの所要時間として、それぞれで無駄に過ごしてしまいやすい行動をリスト化してください。
無駄にしてしまいやすい10分の行動:
無駄にしてしまいやすい30分の行動:
無駄にしてしまいやすい1時間の行動:
それぞれに対して自分が時間を無駄に使ってしまいやすい行動をリストアップしてみてください。
ステップ2 :それぞれの所要時間でできることを書き出す
先ほどリストアップした時間で他にできること、あるいは、手に入れることができることやしてみたいことをリストアップしてください。
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例えば、お風呂から出た後ついついスマホを触って1時間ほどダラダラ過ごしてしまうことが多いというのであれば、その1時間で何をすることができるのかということを考えてください。
その1時間があれば読書ができるとか英語の勉強ができるということもあるかもしれません。
なんとなく YouTube を見始めるとだらだらと30分ぐらい過ごしてしまうというのであれば、その30分があれば何ができるのかということを考えてみてください。
例えば、30分あればHIITで運動して健康的な体を作ることができるということもあるかもしれません。
無駄にしてしまいやすい20分に対してであれば、その20分でできることを考えてみてください。
先ほどのステップ1のリストの横に、それぞれの所要時間でできることを書き出してみてください。
ここまでのリストを作っておくと、自分が何か時間を無駄にしてしまうことをしそうになった時に、この時間があれば他にこんなこともできるということを具体的に思い浮かべることができるようになります。
その時間があればできることとしては、それぞれの所要時間に対して3つぐらいあれば十分だと思います。
要するに、10分・30分・1時間ぐらいの枠に分けて、それぞれで自分がどんな無駄な時間の使い方をしていることが多いのかということと、それをしなかったら他にどんなことができるのかということをリストにしておくわけです。
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ステップ3 :if then ルール化する
最後に先程のリストをif then ルール化します。
if then ルールというのは、人間が自分の行動や性格を変えるために最も役に立つ心理テクニックです。
これは、「もし〇〇なら〜する」という表現にする方法です。
この文法にして状況に合わせて行動をあらかじめ決めておくと、人間の行動は大きく変わります。
これは上手に使うことができれば人間の性格さえも変えることができるものだと言われています。
先ほどのリストで・・・
「1時間/お風呂から出た後だらだらと YouTube を見てしまう/読書・英語の勉強」
とされているのであれば、
「もしお風呂から出た後にスマホを触ってダラダラと過ごしてしまいそうになったら1時間読書をする」
と変えます。
「20分/用もないのにLINE を始めてしまう/瞑想」
とされているのであれば、
「もし用もないのに LINE を開いてしまいそうになったら20分瞑想をする」
と変えます。
このif then ルールを3つから5つぐらい作ってもらい、それを愚直に守るということをするだけです。
これだけで時間の無駄もかなり減ります。
ぜひ使ってみていただけたらと思います。
時間を上手に使うためのおすすめの本
今回のおすすめの本としては、僕の本で恐縮ですが時間を上手に使うための方法について解説した本を紹介しておきます。
時間を効率的に使おうとすると人間は時間のプレッシャーに追われてしまいます。
あれもしないといけないこれもしないといけないと考え時間のプレッシャーに追われてしまうと人間はパフォーマンスが著しく落ちるということが分かっています。
そうなると、普段であれば1時間で終わらせることができる仕事も2時間もかかったりするようになります。
だから効率化を求めるのは危険だということです。
時間によるプレッシャーをなくして、実際に自由な時間を作り出すための方法について解説した本になっています。
愚直にその方法をすると週に40時間もの自由な時間が生まれるということも分かっています。
週に40時間もの自由な時間ができれば、その時間を使って人生を変えるくらいのことができるとも思います。
if then ルールで人生を変えたい人へのおすすめ
こんな人間の性格まで変えてしまうとされている強力なテクニックであるif then ルールについて詳しく知りたいという方は、今回のおすすめの動画として解説した動画を紹介しておきますので、ぜひそちらをチェックしてみてください。
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リサーチ協力:パレオチャンネル