お金・ビジネス

若い時にすると収入が激増する行動とは

この知識はこんな方におすすめ

  • 経済的・社会的成功を手に入れたい
  • 評価されチャンスを手に入れたい

収入が増えて人生が変わる若いうちにするべき行動とは?!

今回は若いうちにしておくと人生が変わる、特に、収入が上がる行動について紹介させてもらいます。
若いうちと言われても年齢としてはどれぐらいなのかということになると思いますが、参照している研究では学生時代とされています。お勧めとしては、20代ぐらいまでにしたほうがいいとは思いますが、おそらく社会に出てからしても全く問題はないとも思いますので、できるだけ人生の早い段階でしておくことで、人生の質が変わってきます。是非試していただけたらと思います。
若いうちにしておけば収入が増えて人生が変わる行動についてです。

それは、外向的な行動です。外向的な行動であって、外向的な性格ということではないところがポイントです。
外向的な行動をとるだけでも、人生は大きく変わってくるということがいわれています。
自分は外向的な性格ではないからとか、自分は内向的だしあまり人と関わるのが得意ではないからという人も多いと思いますが、ほんの短時間でも結構ですので、外向的な行動がとれるように訓練しておくだけで将来の収入が大きく変わってくるということが分かっています。
できるだけ若いうちに外向的な行動をとることができる訓練を意識してもらえたらと思います。自転車に乗る練習をするのと同じように若いうちに訓練しておくことが大切だということが研究により示唆されています。

外的な成功と内的な成功

例えば、スタンフォード大学のビジネススクールで行われた興味深い調査があり、ビジネススクールの卒業生を20年間にわたり追跡調査して、成功する人とそうでない人の違いを調べています。スタンフォード大学の卒業生ですから、全員が成功するようなイメージもありますが、やはりそれでも成功する人とそうでない人がいるわけです。
その違いを調べてみたところ、卒業生の中の経済的な成功者のほとんどが、典型的な外向型人間になっていたそうです。

さらに、卒業生だけでなくもっと若い小学生の頃の段階まで遡った研究もあり、そんな幼い頃の行動と将来の収入の関係を調べていて、これによると、子供の頃に外向的だった人は、外からもたらされる外的な成功を手に入れる確率が高いということが分かっています。この外からもたらされる外的な成功とは、例えば、社会的な地位の高さとか収入の高さといったものです。

間違わないでいただきたいのは、内向的な人は成功する可能性がないのかというと、そういうことではありません。内向的な人は内的な成功を手に入れる確率が高いです。つまり、何かアイデア思いつくようなアーティストであったり、今までにないものを発明するとか、学者のように自分の取り組みたいことに没頭して何かを成し遂げるような、内的な成功を手に入れる確率が内向的な人の方が高いということです。

ですから、皆さんが人生において何を求めているのかによって結構変わってくるということになります。
とはいえ、自分の内側にこもって何かを発見することに喜びを見出すということも素敵な人生ではあると思いますが、苦しい人生になってしまうことも少なからずあると思います。よほど才能があるというような人以外は、まずは外的な成功を求めた方が僕としては良いのではないかとは思います。まずは外的な成功を求めた上で、その後に内的な成功を求めてもいいわけです。

コミュニケーション能力を鍛えると収入UP?!

生まれつき外向的な人でなければ意味がないのだろうと考える人もいると思います。自分は内向的だしクラスの中でも別に人気があるわけでもないから無理だと考えてしまう人もいると思いますが、このような研究は色々とあり、他には、高校生を対象にした興味深い研究があります。

この研究では、内向的でクラスで全く人気がなかった人が、何かしらのきっかけで外向的な行動を取り始めて人気になったとしたら、どうなるのかということを調べてくれています。
高校生を対象にして、生徒たちの人気ランキングを取り、その人気度がクラスの中でボトム20%のレベルにいる人が、トップの20%に上がった場合に何か変わるのかということを調べたものです。

要するに、内向的であまりクラスの人達と絡むことのない人気のなかった人が、ボトムの20%からトップの20%に上がるぐらいの外向的な行動を取れるように変えた場合にどのようなことが起きるのかということを調べようとしたわけです。
その結果、高校生の時点で人気度がボトムの20%からトップの20%に移ると、40年後の収入がなんと10%程度上昇するという結果が確認されています。

この人気度というのは、別にヒーローとかタレントのようになる必要があるということではなく、外向的な行動をとって友達をたくさん作るということです。友達をたくさん作ってコミュニケーション能力を鍛えるだけで将来の収入が10%も上昇するということが推測できるということです。
10%と言われると大した違いではないという人もいるかもしれませんが、これは40年後の調査で10%の差が開いているということですから、それまでの間もこの10%の差がずっと維持されていたとしたら恐ろしいほどの違いになるのではないでしょうか。

日々の努力が認められるためにも外向性は必要

人生の成功というものはお金だけではないし、無理に外向的になって、自分の時間がなくなり人生を無駄にしてしまうのは嫌だという人もいるかもしれません。

別の研究ですが、人生の成功を収入以外の部分で調べたものがあります。それによると、外向的になると、そうでない人に比べて仕事の満足度も給料も上がり、昇進の回数も増えて周りから評価される可能性も高まるということが分かっています。

ですから、自分は努力しても報われないとか、なんでこんなにも頑張っているのに辛い思いをしなければいけないのか、という人もいるかもしれませんが、このような人たちは頑張っていることを周りの人達に見てもらっていません。外向性の低い行動のせいで認められていないわけです。
自分の努力を報われる努力にするためにも外向性を鍛えることが必要だといえます。
外向性はあくまで技術ですから、後から身につけることができるものですので、学んで頂きたいとも思います。

一人になると寂しいとか、急に寂しくなって自分の人生は何なのだろうかというようなことを考える人もいると思いますが、このような主観的な幸福度のことをsubjective well-being: SWBと言いますが、このSWBの研究によると、外向的な人は、一人になっても幸福度は高いそうです。
内向的な人よりも外向的な人の方が、自分の人生を自分で振り返った時に感じるような主観的な幸福度も高いと言われています。
ですから、一人でいる時にも内向的な人よりも外向的な人の方が幸福度が高いということです。

外向的な行動をとる訓練を

ここまで外向的な人のメリットが出てくると、内向的な人はどうしてもないのかと思ってしまうかもしれませんが、内向的な人が外向性を装った場合、つまり、僕もそうですが自分は内向的であまり人と関わりたくないという性格の人が、少し頑張って外向的な行動をとった場合に、どうなるのかということを調べた研究によると、なんと幸福度は増すそうです。

要するに、外向的な行動をとるだけで、人間はお金を稼ぐことができるようになり出世や評価の可能性も増えて、新しい仕事や転職もしやすくなる上に自由度も増して、いろいろな刺激も求めるようになるのでチャンスにも恵まれるようになります。

ですから、外向的な行動をとることができるように訓練することは、結構人生の質を高めるためにも使えますし、収入を上げるためにもとても良い行動になります。
是非皆さんも自分の仕事に必要なスキルを学ぶように、外向性を学んでみるというのがいいのではないでしょうか。是非試してみてください。

このような性格に関しては、自分がどれぐらい外向的なのかが分からないとか、性格特性でどれぐらい人生が変わるのかということをもっと詳しく知りたいという方は、今回のおすすめの本として紹介しておく『ダニエル ネトル の パーソナリティを科学する―特性5因子であなたがわかる』を是非読んでみてください。

これはいわゆるビッグファイブ:特性5因子によって自分の性格を分析することができる本です。これを読めば自分の事もよく分かるようになりますし、単なる性格テストだけでなく自分の性格をどう活かしていけばいいのかということまで分かると思います。

外向的になるためには?

では、どのようにして外向的になればいいのかということも気になると思いますので、そのあたりも解説させてもらいます。
自分の性格を変えるための一番簡単な方法は、人間関係を変えるのが一番手っ取り早い方法です。人間の性格というものはそのおよそ50%は遺伝子により生まれつき決まっていますが、残りの50%ほどは皆さんが誰と付き合うかという人間関係により決まってくるものです。
ですから、付き合う相手を変えたり人との付き合い方を変えるだけで、僕たちの性格というものは大きく変わってくるものです。

そのためのポイントとしては3つあります。

①自分の性格を変えること

②自分の周囲からの評価を変えること

③新しい人間関係を開拓すること

この3つが大きなポイントになります。

①自分の性格を変えること

人間は自分の行動を変えることによって性格は変わってきますので、外向的になりたいと思うのであれば、外向的な人が取るような行動をとるようにすればいいわけです。
ですから、新しい人とコミュニケーションをとったりコミュニケーション能力を鍛えることで、皆さんは本当に外向的な性格に変わっていきます。
外向性を学べば身につけることができることです。

②自分の周囲からの評価を変えること

周りからの評価を変えるというのはかなり難しいものではあります。多くの人は自分の頑張っていることを認めてほしいと考えながらも、同じことをしながら評価してもらおうとします。ですが、仕事でも同じことをずっとしていても上司が評価してくれないということはよくあると思います。
人間には認知的倹約家という性質があり、一度相手のことを仕事ができる人とか仕事ができない人と評価すると、その評価はなかなか変わりません。皆さんが変化していたとしても周りが気づいていないということが起こります。

これは、復縁したいという時や一度友達関係になった異性と恋愛関係になりたいという時にも応用できる考え方で、一度人間というものは相手のことを友達だとか恋愛対象ではないと考えてしまうと、その後は一生懸命頑張ったとしても恋人候補にはなりません。

ですから、再評価してもらうというフェーズがとても大切で、その再評価をしてもらうためには自分の行動をかなり大きく変えるか、コミュニケーションスタイルをかなり大きく変えないと再評価はされません。
そういう意味では、自分の行動を外向的に変えていくということは、周囲からの評価を変えるためにも使えるものです。

友達から恋人になる方法【恋愛心理学】

友達としての関係であったり、仲はいいのだけれど、別に付き合っているわけでもないというような微妙な関係や関係や、あるいは、いい感じなんだけれど今ひとつ踏み出せないというような曖昧な関係から一歩踏み出して、友達の関係から恋人になれるのでしょうか。

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③新しい人間関係を開拓すること

人間の性格とそこから導かれる人生は、その人が付き合う人間関係により結構変わります。
付き合う人を変えるためには、コミュニケーションスタイルを変えると、人間は当然自分と合っている人と付き合おうとしますので、もちろん、皆さんが今付き合っている人達とは今の性格のまま仲良くしながら、別の部分で仕事の関係や新しい関係を作りたいと思うのであれば 、ほんの少し行動を変えるだけで人生は大きく変わると思います。

そうは言われても、いきなり外向的な行動を取れと言われても難しいし、友達を作るとか新しい人間関係を作ることが大切と言われてもよく分からないという人もいると思います。
コミュニケーションは、はっきり言いますがテクニックであり技術です。練習すれば練習した分だけ上手になるものです。

僕はそもそもとても内向的な性格で、人の目を見て話すこともできなかったにもかかわらず、今ではパフォーマンスなどでメンタリストとして、人の目を見て尋問することもできるようになったわけです。皆さんも練習さえすれば身につけることができるものです。
ただし、コツがあり、変なコミュニケーションテクニックを学ぼうとしてしまうと余計にうまくいかなくなってしまうということもあります。

今回は、科学的に正しい新しい人間関係の作り方として、できるだけ少ない労力で最短距離で新しい人間関係を手に入れるためのコミュニケーションの方法を解説した「コミュ障でも5分で人脈をつくれる方法」を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。

これはいわゆるコミュ障の人が最低限の労力で新しい人間関係を作るにはどうすればいいのかということをまとめた内容になります。どちらかというと外向的な方だけれど、余計な人間関係を抱えてしまい時折疲れてしまうこともあるという方にも見て頂きたい内容です。最低限の労力で今ある人間関係を維持することも出来るようになるので、人間関係で余計に使っている時間を浮かせて自分のやるべき事にチャレンジする時間に使うということも出来るようになると思いますので、是非こちらも合わせてチェックしてみてください。

Dラボでおすすめ動画をチェック
コミュ障でも5分で人脈をつくれる方法

努力が報われて幸せになるために!

「認められない!」「あんなやつじゃなかったのに!」

今回のおすすめ本

リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料から考察した科学の面白さを伝えるエンタメです。あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Eric Barker(2017) Barking Up the Wrong Tree: The Surprising Science Behind Why Everything You Know About Success Is (Mostly) Wrong

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