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- 充実した毎日を送りたい
多くの人がしてしまいがちな実はヤバい朝の行動
今回は、朝起きて絶対にしてはいけない行動ワースト5として、朝起きてからそれをしてしまうと人生でとても損をしてしまう行動をまとめて皆さんに紹介したいと思います。
実は、これはかなり多くの人が朝しがちですが、朝の行動というものはかなり重要なもので、僕たちのその日1日がどれぐらい充実するかというのは朝の行動で結構決まるものです。
朝の行動によって僕たちにもたらされるネガティブなストレスの影響により、その日1日の行動が決まってしまうということがあります。
例えば、朝からとても嫌なことがあったり、急なトラブルが朝から起きてしようと思っていたことができなかったり、朝会社に行っていきなり嫌いな上司から嫌味を言われたりというようなことが起きると、その日は1日中イライラして台無しになってしまうこともあると思います。
このような朝に受ける人間のストレスというものは、1日中引きずりやすくなるものです。
逆に、朝に何か達成感のある行動をしたり、1日のストレスを減らす結果に繋がるような行動をとることで、その日1日のストレスレベルが下がります。
この1日のストレスレベルが下がるということは、人間の IQ というものはそれほど簡単に上がるものではありませんが、下がる時はとても簡単に下がるもので、ストレスレベルより下がります。
つまり、人間というものはストレスのせいで無駄に頭が悪くなり、多くの人が正しい決断ができなかったり、冷静になれば分かるような事なのに後悔する結果に繋がっていたりするわけです。
後悔するような決断をしてしまうことも、そのストレスによって IQ が低下していることが原因だったりします。
今回はそんな1日のストレスレベルを激増させてしまい、皆さんの貴重な1日を台無しにしてしまうヤバい行動ワースト5を紹介させてもらいます。
朝起きてしてはいけない行動ワースト5
その1 :ネガティブなストレス予想
ストレスといってももちろん良いストレスもあります。
自分にとって意味を見出すようなストレスがあった場合には、それによって何かを頑張ることができたり挑戦することができるということもありますので良いストレスもあります。
そうではなく、例えば、「今日は面倒なお客さんが来そうな気がする」「今日は月末で忙しくなりそうだし面倒だ」というようなことを朝からなんとなく考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
このような今日自分がどれぐらいストレスを受けてしまうのかとか、どれだけ嫌なことが起きてしまうのかということを朝考えてしまうことは誰でもあると思います。
これが実は危険で、ペンシルベニア大学の研究で判明していることですが、人間は今日はストレスがありそうだとか、これからストレスを抱えてしまいそうだと考えるだけで頭が悪くなってしまうということが分かっています。
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ですから、朝起きた時に今日はストレスが多そうな1日になりそうだと考えてしまうだけで、実際にそのストレスフルな出来事が起きようが起きまいが、皆さんの脳のワーキングメモリーの性能が著しく低下してしまいます。
ストレスというものは、皆さんが実際にそのストレスを受けるかどうかということだけでなく、その日ストレスがありそうかどうかということを考えるだけで、僕たちの脳は実際にストレスを受けた時と同じように機能が低下してしまうということです。
その結果、実際にミスが増えたり面倒なことになってしまう可能性も高くなります。
その2 :朝起きてすぐのコーヒー
朝起きてからコーヒーを飲まないと目が覚めないとか、朝起きて出勤前にエナジードリンクを飲まないとやる気が出ないとか、色々な人がいるとは思いますが、実はカフェインというものは摂るタイミングがとても重要です。
午前中のうちにカフェインは摂ったほうがいいですが、朝起きてすぐのカフェインというものはあまり意味がないか、むしろ、逆効果になってしまう場合もあります。
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人間は目が覚める10分から20分前ぐらいからストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増えます。
それにより僕たちの体はストレスに対処するための準備ができたり、1日の活力を生み出してくれたりするわけです。
このタイミングでカフェインを摂取してもあまり意味がありません。
カフェインというものは摂取しすぎると焦燥感が生まれたりドキドキしたり、ネガティブな効果もあるものです。
ですから、朝起きてすぐ起きてのコーヒーはお勧めしません。
そういった意味で、コーヒーは朝起きて60分から90分ぐらいは経ってから飲んだ方がいいと言われています。
朝起きてしばらく経ってからのコーヒーであればいいと思いますが、朝起きてすぐのコーヒーというのは朝しない方がいい行動になります。
その3 :タンパク質の少ない朝食
いわゆるインスタ映えするような食事があると思います。
おしゃれなサンドイッチやシリアルを朝食に食べている人もいるかと思いますが、このような朝食はやめたほうがいいです。
僕のように朝食を食べない人の場合は昼食からになりますが、その日の1食目にタンパク質の少ない食事をしてしまうと、糖質や脂質への欲求が増えてしまう可能性が高くなります。
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研究でも、タンパク質が35グラムの朝食と15グラムの朝食の場合を比べていて、タンパク質が多い35グラムの朝食を摂った日は、糖質や脂質、つまり甘いものや脂っこいものに対する欲求が減るということが確認されています。
ですから、1日の1食目の食事で高タンパクな食事を摂るようにすると、砂糖や脂肪に対する無駄な欲求が減り、結果としてダイエットに繋がったりするわけです。
砂糖には中毒性があったりパフォーマンスを下げてしまうということもありますので、自分の無駄な欲求に振り回されないためにも、朝にたんぱく質の少ない食事を摂るというのはネガティブな面が大きくなってしまいます。
ですから、忙しくてあまり時間がないからコンビニで途中でパンだけ軽く食べておこうとかする人もいると思いますが、それをするのであればタンパク質が多い方がいいので、ゆで卵を3つ食べた方がいいのかもしれません。
実際に、これについては以前紹介したことがありますが、朝食べる糖質を卵3個に置き換えて高タンパク食にするだけで、1日を通しての摂取カロリーが11%減り自然と痩せやすくなるという研究もあるぐらいです。
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運動や食事制限がなくともこれだけの違いが出るので、その日1回目の食事では高タンパクな食事を心がけるのもいいと思います。
その4 :長時間の通勤
これはどうしようもないという人もいるかもしれませんが、一応覚えておいてもらえたらと思います。
電車や車などで通勤時間が長くなればなるほどストレスレベルが上がります。
その結果として、離婚率が高まったり肥満になる確率が上がったり、不眠症になる確率も高くなるということが分かっています。
特に電車通勤はそのようなネガティブな結果と関係しているということが確認されていますし、車通勤渋滞にはまったりすることがあるので、あまり良くないということです。
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対策としては自転車通勤を考えてみてください。
これが最近の研究では最も良い通勤方法だとされています。
自転車で通勤することによって、ガンや心臓病などの日本人の多くがそれにより命を失ってしまう病気になる確率が減ったり、体脂肪が減るというメリットが確認されています。
これはカナダで行われた研究を見てみても、朝から自転車通勤で運動することによって上記のようなメリットだけでなく、集中力の増加や作業効率の向上などのメリットがあるとされています。
朝を自転車通勤ではじめてみるというのは良い方法なのではないでしょうか。
他の研究を見てみても、朝のストレスレベルがその日1日の幸福度を決めてしまうという結果も確認されています。
先ほどストレスにより頭が悪くなってしまうという話を紹介しましたが、それとは別で、朝のストレスレベルが高い人はその日1日の幸福度が低下してしまうということです。
朝のストレスレベルが高いだけで、それ以降にそれほどストレスを受けていなくてもその日1日の幸福度が下がってしまうわけです。
そういう意味では、朝からストレスレベルを上げてしまう原因になりやすい電車通勤などはやめたほうがいいのではないかと思います。
会社の近くに住むとなると現実的ではない人も多いでしょうが、少なくとも自転車で通える範囲に住むというのはいい方法なのかもしれません。
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その5 :簡単な仕事
あまり頭を使わない仕事やとりあえず朝一のメールチェックなどをまずはしようとする人が結構いると思います。
掃除などの簡単なタスクから始めようとする人が結構いると思いますが、これはやめたほうがいいです。
脳に負荷がかかるような重要な仕事やある程度困難なタスクを朝にするべきなのか、それとも、夕方にするべきなのかという事を調べた研究があり、僕たちの身体のHPA軸というストレスレベルをコントロールしてストレスに対処するための準備を行ってくれる機能があり、このHPA軸は朝にはちゃんと機能するけれど、時間が経ち夜に近づくにつれてちゃんと機能しなくなるということが分かっています。
冒頭に紹介した通り、朝のネガティブなストレスというものは良くありませんが、仕事や勉強に取り組んだり頑張るために必要になるポジティブなストレスのある行動は、朝のうちにしたほうがその意味のあるストレスに対する対処を身体がちゃんと行ってくれるので、そんな自分にとって意味はあるけれどポジティブなストレスを抱えるタスクは朝のうちに行った方がいいということです。
ですから、逆に言うと、朝のうちにメールチェックや簡単な仕事を行うようにしてしまうと、せっかくのポジティブなストレスに対処するための機能を無駄にしてしまうことになります。
朝の時間は、自分にとってやりがいのあることだけれど少し難しいようなことに取り組む時間にあてた方がいいのではないでしょうか。
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まとめると・・・
今回は朝してはいけない行動ワースト5を紹介させてもらいました。
ネガティブなストレス予想
朝起きてすぐのコーヒー
タンパク質の少ない食事
長時間の電車通勤
簡単な仕事
これらを結構してしまいがちな人も多いと思います。
朝の皆さんのルーティンからこれらを排除することによって、貴重な毎日を有効的に使うことができるようになるのではないでしょうか。
日々も充実して幸福度も高まると思いますので、ぜひ試してみてください。
充実した日々を送るためのおすすめ本
先ほど朝は意味のある行動に時間を使うことが大切だということを紹介させてもらいました。
難しい仕事だけれどやりがいがある仕事に取り組んだ方が良いということを紹介させてもらいましたが、それを見つけるための方法としておすすめの2冊を紹介しておきます。
こちらは物事の一点に集中することによって成果を出すための方法について教えてくれる本です。
シングルタスクはとても重要で、朝から色々なことをしなくてはいけないとマルチタスクになってしまう人も多いと思います。
それにより知らないうちに1日が無駄になってしまっている人も少なくありません。
シングルタスクは勉強しておいてもらいたい内容です。
これは有名な本ですが、最小の時間で成果を最大にするためには読んでおいた方がいい本です。
要するに、たくさんの仕事がある中で、10のうちこの2つの仕事に手をつければ、8割の結果が決まるというような仕事をどのようにしてつければいいのかということを教えてくれる本です。
これができるようになれば仕事がかなり効率化するはずです。
最高の生産性のためのおすすめ
自分の集中力を高めたり仕事や勉強の生産性を高めたいという方も多いと思います。
今回はそんな方のために、自分に合った集中状態への入り方を解説した動画と生産性を最大化するリスクの整え方について解説した動画をおすすめの動画として紹介しておきます。
今回紹介したように僕たちの集中力や生産性というものは、日常の何気ない要素で結構変わってくるものです。
その集中力や生産性を最大化するために参考にしていただけたらと思います。
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リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:https://academic.oup.com/psychsocgerontology/article/74/1/38/4996223?login=true
https://nutritionj.biomedcentral.com/articles/10.1186/1475-2891-13-80
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24645300/
https://www.emerald.com/insight/content/doi/10.1108/IJWHM-10-2015-0059/full/html?skipTracking=true
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30480877/