健康・ダイエット

休日でもなぜか抜けない仕事ストレス解消法とは

休日もあったのになんとなく疲れが抜けないとか、疲れは取れるけれど、仕事のイライラやストレスが抜けないという人が結構いるのではないでしょうか。

毎週休日の終わりが憂鬱

このような人たちの特徴としては、例えば、金曜日の午後とかになると少し気分が良くなってきます。ところが日曜日の夕方になると、また明日会社かと憂鬱になってしまいます。本来はリフレッシュして、明日からもまた頑張ろうとなるはずが、そう出来ないわけです。

これは、疲れは取れているかもしれないけれど、ストレスが消えていないからです。そのため、集中力ややる気が上がらないということが起きています。

では、どうすれば上手にストレスを解消することができるのかということを紹介させてもらいます。

僕たちがストレスを発散しようとする時には、普通にリラクゼーションとか、ただのんびりするということをしがちですが、仕事のストレスを解消しようと思った時に、最も効果的な方法はリラックスではないらしいということが分かっています。
ついつい休日にゴロゴロしてしまい、無駄に一日を過ごしてしまったということが多い人もいると思いますが、それよりももっといい方法があります。

仕事のストレスを発散するならコレ!

新しいことを学ぶということが、ストレス発散に驚くほど効果があることが分かっています。

僕も常に新しいことを学んだり知りたいと思っていますが、どうしても仕事が忙しくなってしまったり予定が詰まってしまうと、新しいことを学べなくなり、とてもストレスを感じていたことがありました。これはなぜかと調べたら、新しいことを学ぶこと自体がストレスを発散してくれていたので、新しいことを学んでいた方がストレスを感じずに生きることができていたということでした。

約200人のサラリーマンを対象にした実験で、ストレス解消になると言われているいわゆるリラックス法と、自分がしている仕事に関する新しい技術や知識を学ぶという二つのグループに分けて、その効果を検証しました。
その結果、前述のとおり、新しいことを学んだグループの方が、ストレスに強くなり、さらに、ずるい行動や非倫理的な行動を取りにくくなったということが分かっています。
会社の備品をくすねたり浮気をしやすくなるというのは、ストレスの一つの指標になりますが、そのような行動も減ったということです。

仕事をもっと効率的に進める改善方法を考えたり、関わる知識を本で学ぶというようなことをすると、ただのんびりしたりリラクゼーションをするよりも実はストレス解消になるということです。

仕事の範囲や可能性を広げる新しいこと

この仕事に関する新しいこととは、自分の今している仕事でなく自分がいつかしたいと思っている仕事に関することでも結構です。
例えば、自分がもっと統計の知識があったらプレゼンの資料をうまく作れるとか、もっと英語を喋ることができたら仕事の幅が広がるのではないかなと考えることもあると思いますが、そのような自分の仕事の範囲や可能性が広がるような知識を学ぶということが、思っている以上にストレス発散に効果があります

単純作業や事務処理が多い仕事の人は、 それが積もり積もったストレスになるということもありますので、あえて頭を使うような作業に取り組んでみるというのもいいと思います。
今まで行ったことがないような仕事の方法を試すというのもおすすめです。このような工夫をするということが結構ストレス発散になります。

ストレス発散には森林浴とかもいいということを僕もよく紹介していますが、一般的なストレスに関しては森林力やリラクゼーションも確かに効果があります。
ただし、仕事上のストレスに関してだけは、このような新しいことを学んだり新しい知識を広げるということが、通常のリラックス法よりも効果が高いということです。

根本的な解決が大切

結局、これは根本的な解決になるからです。仕事はずっと続くもので、休日が終わればまた始まるものです。ですから、休日を使ってストレスを解消したところで、休日が終わればまたストレスが増え始めるということが起きています。いつまでたっても根本的なところが解決されないわけです。
新しいことを学ぶと、ストレスの元になっている仕事がうまくいかないとか、仕事で悶々としているというような問題を解決しやすくなります。つまり、ストレス源自体に対処する能力を身につけることができるので、ストレスが効果的に低下するのではないかと考えられます。

さらなるメンタル効果も!

そして、新しい情報を手に入れることで、自己効力感を手に入れることができます。新しいことを学ぶと、自分もやればできるとか、自分にはまだまだ知らないこともあるので、知識を身につけていけば、きっと色々なことができるようになるというような感覚を持つことができます。自分が行動をすれば世界が変わるという感覚が自己効力感ですが、この自己効力感はストレスと戦う時にとても大事になるものです。

さらには、新しいことを学ぶと前に進んでいるという感覚も持つことができます。この前に進んでいるという感覚が僕たちのモチベーションを最も左右する感覚です。ずっと同じことをしているとモチベーションは落ちていきますが、それが嘘であっても前に進んでいるという感覚を作ることができれば、仕事でも勉強でもモチベーションが湧いてきます。
新しいことを学んだり、今までできなかったことに挑戦するということは、老若男女誰でも使えるテクニックと言えます。

他の研究で、医学研修生を対象にしたジョンズ・ホプキンズ大学で行われた研究でも、同じような結論が得られているので、新しいことを学ぶことによるストレス耐性の向上やストレス発散の効果は間違いないのだろうと思われます。
この研究では、結構デリケートで難しいことをしている医学研究生でも、新しいことを学んでいる人の方が、いわゆる燃え尽き症候群になりにくいという結果が出ています。

新しいことを学ぶということは僕達をストレスから守ってくれることです。
今仕事が嫌だなとか、しんどいなと思っている人もいると思いますが、休日に新しいことに挑戦してみることをお勧めします。のんびり家で映画を見るような日もあっていいと思いますが、昨日まで行ったことがないところに行ってみるとか、したことがないことに一歩踏み出してみるというのも良いのではないでしょうか。

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Reference:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28933912

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