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好かれようとするほど【なぜか嫌われる】理由とは

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 表情から本心を見抜きたい
  • 表情で誤解を持たれたくない

好かれる笑顔と嫌われる笑顔

今回は、好かれる笑顔と嫌われる笑顔の違いについて紹介します。
正確に言うと、笑顔の見抜き方についてになります。

多くの人は、笑顔でいると人に好かれるとか、常に笑顔でいることが大事だと言われていたり、よくある自己啓発セミナーでは、笑顔でいれば幸せがやってくるというようなことを言う人もいます。
確かに、笑っていたり笑顔でいると幸せになれるという現象は時折確認はされます。
悲しい時も笑顔でいると幸せになれるという人がいますが、これは半分正解で半分間違いです。

何も知らないで笑顔でいれば幸せになれると思って笑顔でいるのであれば別ですが、笑顔でいれば人間の脳は錯覚して本当に幸せになれるということを知っている状態で、それが錯覚だということを知っているとその効果はなくなります

ですから、笑顔でいれば幸せになれるというのは、矛盾しているテクニックです。
笑顔でいれば確かに幸せになれるけれど、それは、しんどい時や辛い時に、お笑い動画を見たり親しい友達と一緒に遊ぶことで自然と笑顔になった場合にはメリットがあるということです。
ですが、幸せになりたいからといって無理やり笑顔を作っても意味はないということです。

「相手の本心を笑顔から読む」「誤解を与えない自分の笑顔」

このように、笑顔というものはその人の性格や感情や本心といったものが現れるものです。
ということは、どんな笑顔がどのような意味なのかということを理解できれば、皆さんは変な人に騙されることもなくなります。

そんな使い方もできるし、 友達と一緒に遊んでいる時などに動画を撮ったりすることもあるかもしれませんが、みんなと一緒にいる時に、自分が誤解を与えやすい笑顔をしている場合には、その癖を直さないと、嫌な印象を与えてしまっているかもしれません
なんとなく目が笑っていないというようなことに気付く人もいますので、別に皆さんが何も悪いことを考えていないにも関わらず、何かしら悪いことを考えているような印象を持たれてしまうかもしれません。

今回は、人間が持つ3つの笑顔について紹介します。
ウィスコンシン大学の実験で、元々は、相手の笑顔によって感情を推定することができるのかということを調べようとしたものがあります。

笑顔の見分け方としては、本心の笑顔なのか、それとも、単なる作り笑いなのか、どちらなのかということを調べる研究は、それまでもいろいろとありました。
この研究では、そもそも、それが本心の笑顔であっても作り笑いであっても、その背景には何かしらの感情があるわけで、その感情によって笑顔は変わるのではないかということを調べようとしました。

つまり、笑顔には、それが本物か偽物かということ以外にも、もっと別の気持ちから笑うこともあるのではないかと考えたものです。
愛想笑いや作り笑い、相手を傷つけないように気遣った笑いやあくどいことを考えている時の笑いなど、ネガティブな感情からポジティブな感情まで、笑顔には色々な意味があるわけなので、その色々なパターンの笑顔を分析すれば、人間の心を理解することができるのではないかということを調べてくれています。

笑顔は3パターン

それによると、笑顔には主に3つのパターンがあるそうです。
研究チームは、人間の表情筋をまずは調べて、その表情筋をベースに数千種類の笑顔を作りました。顔のどの筋肉がどのように動くのかということを様々に組み合わせて、数千種類の笑顔を作ったわけです。
その作った笑顔を集めた数多くの参加者に見てもらい、その笑顔から感じる感情やその時の印象などを答えてもらいました。
笑顔が人に与える印象と自分がどんな感情になっている時にそのような笑顔をするのかということを調べました。

この研究では、人間がそもそもどのような時に笑顔を作るのかということも調べてくれていて、3種類ありました。

1. リワード(Reward):報酬による笑顔

2. アフィリエイティブ(Affiliative):親和的な笑顔

3. ドミナンス(Dominance):支配的な笑顔

1. リワード(Reward):報酬による笑顔

これは、自分の気持ちがポジティブになったり、自分がいい気分になっている時に出てくる笑顔のタイプです。
例えば、猫がじゃれている姿を見ていると、可愛いなあと思い自然と笑顔になるような感じです。そんな思わず出てくるような笑い方です。

自分がポジティブな感情になった時に、無意識に現れて自然と自分のポジティブな感情が周りに伝わる笑顔で、これは、自分がいい気分になった時、あるいは、自分がいい気分になったことを相手に伝えるときに使います。
そういう意味で、自分に対する報酬、あるいは、相手に対する報酬としての笑顔になります。

このリワードの笑顔が多い人は、当然ですが、他人からポジティブなイメージを持たれる傾向が高くなります。
誰かと一緒にいる時に、このリワードの笑顔が多くなるということは、「あなたと一緒にいることがとても楽しいですよ」という気持ちを伝えることになりますし、例えば、プレゼントをもらった時に、リワードの笑顔が溢れたら、「このプレゼントをもらったことが嬉しい」という感情が表れているということになります。

ですから、このリワードの笑顔が出ている時には、相手はポジティブな感情だということが分かります。
例えば、セールスをする時や何かを売り込む時、日常で会話をする時や相手を口説く時、このような時も、リワードの笑顔がたくさん出てくると、自分が相手といい感じに距離をつめることができているということがわかるわけです。

2. アフィリエイティブ(Affiliative):親和的な笑顔

アフィリエイティブは、日本語では親近感や親和的な意味になります。
これは社会的な結びつきを増やすために作る笑い方です。
例えば、「あなたのことを認めています」とか、「あなたのことを味方だと思っています」「あなたと仲良くなりコミュニケーションを図りたいと思っています」ということを伝えるために使われる笑顔です。

要するに、好きという感情があるわけではないけれど、味方ということを伝えたい時に出す笑顔です。
ですから、いわゆる愛想笑いもおそらくここに分類されるのかと思います。

リワードは、自分の気持ちがポジティブになった時に、自分の内側から出てくるポジティブな感情を表現するために出てくる笑いであるのに対して、アフィリエイティブは、自分は敵ではなく相手の味方になれるということを伝えて、人間関係を促進するために出てくる笑いです。

3. ドミナンス(Dominance):支配的な笑顔

これは、自分が相手より上だということを見せるために使う笑顔です。社会的、あるいは、経済的に、自分は地位が高く権威があるということ見せるために使われます。

例えば、自分がその場を仕切りたいと考えている人や、自分が相手よりも上の立場だと思っている時に出やすくなる笑顔です。
自分のプライドを前に出すことによって、権力を掴もうとしているという意味合いもあると思いますし、自分のプライドを高めるためにも使われるものです。
さらに、相手を軽蔑しているという時にも、この笑いが出やすくなります。

人間は、この3つのタイプの笑顔を使い分けているということです。

1. リワード(Reward):報酬による笑顔

ポジティブな感情を持った時の笑顔

2. アフィリエイティブ(Affiliative):親和的な笑顔

人間関係を促進するための笑顔

3. ドミナンス(Dominance):支配的な笑顔

自分の地位や権威を誇示するための笑顔

笑顔の見抜き方

それぞれのタイプの笑顔が、どのような特徴があるのかということを解説していきます。
これがわかれば、皆さんは変な人に騙されづらくなります。

例えば、一緒にビジネスをしようとか言いながら近づいてくる人で、この笑顔が出てきたら信じない方がいいのが、ドミナンスの笑顔です。
自分が一緒に手を組もうと考えている相手を軽蔑しないはずです。
もしそんな人と手を組んだとしても、その人は自分のことを軽蔑しているわけですから、捨て駒のように使われてしまうだけです。
ですから、この笑顔を見抜くということは大事になるわけです。

一方で、このドミナンスのタイプの笑顔が癖で出てしまう人もいます。
笑い方が不自然だったりそんな癖が出てしまう人がいますが、そのような場合には、相手に与える印象が良くありませんので、それは直した方がいいです。

常に何のことを軽蔑しているように思われたり、自分は普通に笑っているだけなのに、突然相手にバカにしているのかと言われたりする人や、誤解されやすい人が時折いると思いますが、このような人はこのタイプの笑顔が癖になっているからです。
なぜか知らないうちに距離を取られたり、嫌われたりすることが多いという人も、このドミナンスの笑顔が出てしまっていることがあります。

では、この3つの笑顔がどのような笑顔なのかということについてです。

1. リワード(Reward):報酬による笑顔の見抜き方

ポジティブな感情が内側から湧き上がっている笑顔は、特徴としては歯がチラッと見えます
かつ、頬骨の位置が上がったように見えます。目の下の筋肉と口角が動いて、頬骨のあたりが上に上がったようになります

このような笑顔が出ているということは、自分のポジティブな感情が湧き上がってきているという証になります。
ですから、皆さんが相手と会話をしていたり、何かプレゼントをあげたりしたという時に、こんなタイプの笑顔が出ていれば、今心からいい気分になってくれているということが分かるわけです。

このタイプの笑顔が相手にたくさん出ていれば、コミュニケーションとしては最高です。
人間は、自分が喋る時にうまく喋れているかなとか、自分の見た目は大丈夫だろうかというような余計なことを気にしながら会話をすることが多いものです。

ですが、そんなことを気にするぐらいであれば、相手のこのリワードの笑顔を気にした方がいいです。
相手にたくさんリワードの笑顔が出ていれば距離が縮まったと考えたり、一緒にいる時にはリワードの笑顔がたくさん出ているから楽しんでくれているというように考えたほうがいいと思います。

頬の位置が少し上に上がるということと、歯がちらっと見えるということがポイントになります。

2. アフィリエイティブ(Affiliative):親和的な笑顔の見抜き方

アフィリエイティブも別に悪い笑い方ではありません。
例えば、初対面のコミュニケーションであれば、なかなかリワードの笑顔まではいかないことも多いと思いますので、このアフィリエイティブの笑顔が、皆さんが最初に確認できる笑顔だと思います。

このアフィリエイティブの笑顔は、歯は見えませんが、口が横に広がったように見えるタイプの笑い方です。

例えば、言葉の通じない海外に行った時に、日本語でありがとうと言ってもなんとなくこちらの好意は伝わることがあると思います。そんな時に相手に出るような笑顔です。
歯は見えないけれど口角が広がったように見える笑い方になります。口の幅が横に広がるような感じだと思ってください。

これにより、敵ではないとか味方になろうとしているということが伝わる笑顔になります。
ですから、知り合って間がない初期の段階のコミュニケーションにおいては、アフィリエイティブの笑顔を確認して、この笑顔が何度か見えてきたら、もう少し込み入った話をしたり、リアクションを大きめにするようにして、相手との距離を縮めて、最終的にはリワードの笑顔が出るようにするというのが良いコミュニケーションになると思います。

笑顔を見る時には口に注目するのがいいということです。
口の幅が横に広がった笑顔の場合には、これから友達になれたりコミュニケーションがうまく進んでいるということで、歯がチラッと見えたり頬骨が上がっていると、相手の内側に入り込むことができているということが分かるわけです。

3. ドミナンス(Dominance):支配的な笑顔

これも一番分かりやすいのはやはり口です。口が片方だけ上がります。
右か左かは人によりますが、どちらか片方の口角が上がり、それに合わせて、眉が上がります

これが分かりにくいという人もいると思いますが、口に注目するようにしてください。

1. リワード(Reward):歯が見える

2. アフィリエイティブ(Affiliative):口が横に広がる

この2つのタイプの笑顔は左右対称に動きます。

3. ドミナンス(Dominance):左右どちらかだけが動く

ドミナンスだけは、左右対称ではなくどちらか片方だけが動くので、ゆがんだように見える笑い方になります。
笑っている時に、口元が歪んでいるように見える笑い方をしている人がいた場合には、気を付けた方がいいということになります。

このような笑顔が出た人は、他人を軽蔑している可能性が高いし、もし皆さんがそんな笑顔をしているという場合には、相手から見た時に、本心を隠して笑っているとか、自分の事をバカにしているというように思われかねないということです。

歯がチラっと見える笑い方というのは、ぱっと見ただけでわかると思いますが、それ以外の笑い方を見分けるのは少し難しいとは思いますので、ぜひ意識して見るようにしていただけたらと思います。

もし皆さんが、癖で左右ゆがんだ笑い方が出ているという場合で、食事をする際に、右側だけで噛んだり左側だけで噛んだり偏っている食べ方をする人は、親和的な笑いをしたい時に、なぜか片方だけ口角が上がってしまうということがあります
そうなると、ぱっと見ただけでなんとなく嫌な人に思われてしまうことがありますので、直した方がいいと思います。

ぜひ自分の笑顔もチェックしつつ、自分の周りの人の笑顔にも意識を向けるようにしてみてください。

相手の心を読みたいなら

今回は、こんな笑顔の話を紹介させてもらいましたが、基本的に、表情だけで相手の心を読むのは難しいものです。
今回紹介したような3つの特徴があり、そこから相手の感情の一部を読み取ることはできても、仕草だけで相手の心を読むのは難しいものです。

では、どうすれば相手の心をより正確に読むことができるようになるのかというと、人間の表情やしぐさといったものだけでなく、共感能力が大切になります。
他人の心を推定する能力である共感能力を高めることがポイントになります。

今回のおすすめの動画としては、僕も実際にずっと続けている共感能力を鍛えるためのトレーニングを紹介した「心を読むためのトレーニング」を紹介しておきます。

そんな能力を本で学びたいという人は、今回のおすすめの本として紹介している『秒で見抜くスナップジャッジメント』をぜひチェックしてみてください。
仕草なので相手の心を読むのはかなり難しいものですが、メンタリストのように相手を読むことができるようになりたいとか、何か手がかりが欲しいという方のために、見た目から相手を判断するためのテクニックを解説しています。

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本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/0956797617706082?journalCode=pssa

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