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【皮肉術】INSEAD研究に学ぶブラックジョークの極意

D-lab by Mentalist DaiGo

この知識はこんな方におすすめ

  • 印象を良くしたい
  • 言いたいことを言えるようになりたい

INSEAD研究に学ぶ正しい皮肉の使い方

皮肉やブラックジョークというものは、上手に使うことができれば頭が良く見られたり交渉がうまくいくという研究があります。
特にブラックジョークに関しては、それを言った側も言われた側も頭の回転が速くなるというメリットがあります。
もちろん、相手を傷つけるジョークはよくありませんが、そうでない限りはブラックジョークはむしろ上手に使えた方がいいです。

ところが、ブラックジョークで笑わせようとして失敗する人がいたり、ヘタに使ってスベると怖いので使えないという人も多いと思います。
今回は上手なブラックジョークや皮肉の使い方について解説させてもらいます。

ブラックジョークのためのおすすめ本

ブラックジョークや皮肉について学びたいのであれば、こちらの本がおすすめです。

Roger Kreuz の「皮肉」と「嫌み」の心理学

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ブラックジョークというものは、他の人とは違う視点で物事を見て表現することが重要です。
つまり、ブラックジョークを上手に使えるためには、自分の思考を普段とは違う使い方をすることが必要になります。
ですから、あらゆる物事を普段とは違う視点で見る能力が必要になりますので、そういった意味ではクリティカル・シンキングを学んでみてください。
そんな普段とは違う視点で物事を見る能力を鍛えるためには、これら2冊の本が参考になると思います。

悩む力ー天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」

天才科学者はこう考える――読むだけで頭がよくなる151の視点

皮肉を適切に使う4つのポイント

皮肉やブラックジョークを使うことによって、人間関係に問題を抱えたり人間関係が悪くなる人もいます。
そのような問題を抱えることなくメリットを得るにはどうすればいいのかということを INSEAD:欧州経営大学院(Institut européen d'administration des affaires)の研究をベースに紹介させてもらいます。
2018年の研究で、安全に皮肉を使う4つのポイントをまとめてくれています。

ポイント1 :タイミング選び

皮肉やブラックジョークを使う時にはタイミングがとても重要です。
そのタイミングを間違うと、皮肉を使ってもメリットを得ることができなかったり、ネガティブなイメージを持たれてしまうこともあります。
スベる人のほとんどはこれです。

自分の周囲が危険を感じていたり、緊急性や緊張感がある状況で皮肉を使うと、間が悪い印象を与えたり軽蔑されることが多くなります

ですから、皮肉やブラックジョークはわりとカジュアルな状況で使うことが重要です。
とても重要な問題を抱えている時や周りが緊張感を感じている時に皮肉を使うと逆効果になるだけです。
周りの緊張感のトーンを考えて使うようにしてください。

これは当たり前のことのようですが、周りがリラックスしている状況で適度に皮肉を使うことができて、周りが真面目な緊張感が漂っている状況では皮肉を使わず真面目に議論できるようになれば、とても面白くて気さくで楽しい人だけれど、仕事の時はいつも真面目で魅力的な人だと思われるわけで、いわゆるギャップ萌えを作るためにも使えるポイントです。
周りの緊張感のトーンを理解して使うと自分の魅力を高めることもできます。

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ポイント2 :ターゲット選び

皮肉やブラックジョークをぶつけてはいけない相手がいます。

好感度が高い人に皮肉やブラックジョークはぶつけないようにしてください
好感度が高い人は当然周りにたくさんの味方がいます。
そんな人にブラックジョークをぶつけると、その全員を敵に回すことになりネガティブな影響を与える可能性が高いです。

相手が好感度が高い人の場合には、その相手をターゲットにするのではなく、どちらかと言うと、自分をターゲットにして少し自虐的なブラックジョークにした方がいいです。
相手によって誰をターゲットにするかということは考えるようにしてください。

ポイント3 :文章内での皮肉は NG

LINE や DM でやり取りすることも多いと思いますが、文章の中で皮肉を使うのはやめた方がいいです。

文章の形で皮肉を伝えてしまうと、相手がそれを皮肉だと理解してくれる確率は低いです。
文章で皮肉を相手に送ると、相手がそれを皮肉だと理解する確率は56%だそうです。
つまり、皮肉ではなくただ単に悪口を言っているだけに思われます。

一方、音声で皮肉を伝えた場合には、相手が皮肉だと理解してくれる確率は73%になります。
音声だけの場合はまだマシですが、面と向かって話すことができない場合には、ネガティブな結果になってしまうことが多くなります。

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ポイント4 :ほどほどに使う

これも当たり前ですが皮肉やブラックジョークはほどほどに使うようにしてください。
常に毒舌や皮肉ばかりを言っていると、頭がいい印象を持たれることはありません。
常に毒舌や皮肉ばかり言っている人は、何かを恐れて自分を守ろうとしている印象を持たれます
怖がりだとか何かを隠そうとしている人だと思われます。

ブラックジョークを上手に使うことができる人は頭がいい印象を持たれますが、これをあまりやり過ぎてしまうと臆病な人に思われてしまいます。

特に気をつけなくてはいけないのは自虐的なユーモアです。
自分を落とすタイプのブラックジョークをあまり使いすぎると、自尊心が低くて自分に自信がない人だと思われてしまいます。
自虐的なユーモアについては少し使うぐらいにした方がいいです。

以上4つのポイントに気をつけて皮肉やブラックジョークを上手に使うようにしてください。

コーネル大学式 皮肉の7タイプ

皮肉やブラックジョークを使う時のポイントはわかったとしても、実際の使い方がいまひとつピンとこないという人も多いと思います。
コーネル大学が様々な文献から皮肉の型を7つのタイプに分類してくれています。

これを理解できると、自分に合った皮肉を見つけることができます。
ここが結構重要なポイントで、自分に合っていない皮肉を使うと急にキャラが変わったかのように思われて周りを驚かせてしまいます。
7つの皮肉のタイプを紹介しますので、そこから自分に合った皮肉を見つけていただけたらと思います。

コーネル大学の社会心理学者デイヴィッド・ダニング博士が2005年の著書の中で、皮肉の分類とその使い方を教えてくれています。

タイプ 1 :自己卑下的皮肉

自分を卑下するタイプのブラックジョークです。
自分の無価値感や劣等感を誇張する皮肉です。

自分が無価値だとか劣等感を感じる必要は全くありませんが、あえてそれを誇張することによって皮肉にするというタイプです。

例えば、週末に残業を頼まれたことに対して皮肉で答えるとしたら、

「今週末は結婚する予定がありますが、別にたいしたことでもないので構いませんよ」

と答えると、結婚という大事な行事があるのに、それを自分を落としてユーモアに変えています。
本当に結婚する予定がなかったとしても、ストレートに断ると角が立つ場合もありますが、皮肉を使うことでネガティブな印象を和らげることができます

高いワインをたくさん買っている話をすれば、当然嫌味に思われることもあると思いますが、そんな話をした後に「冷静に考えると一緒に飲む友達そんなになかった」という感じで話をすると場が和みます。

ですから、自分の言いたいことがある時に、自分を落とすタイプの皮肉を使うと自分の主張を和らげることができます

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タイプ 2 :陰鬱な皮肉

神妙で苦々しいトーンで超丁寧に返答するタイプの皮肉です。

例えば、先ほどと同じ残業を頼まれたというのであれば、

「はい。とても残業が楽しみです。私は残業のために生きていますから 笑」

というような皮肉です。

残業が楽しみな人なんていません。
それを「私は残業のために生きています」なんて少しにやけながら返す感じです。
これは意外と使いやすくて、ストレートに答えると言いにくいことも皮肉でオブラートに包むことができます。

残業に限らず頼みごとをされた時に、自分の都合をストレートに伝えて断るのではなく、一旦このような皮肉を挟んでから自分の都合を伝えて断るようにしてみてください。
皮肉で場を和ませた上で言いたいことを言うようにします。

先ほど紹介したように、周りの緊張感が高い状況や相手の好感度が高い場合でなければ、相手に言いたいことを伝える前にワンクッション皮肉を挟むというのはとても良い方法だと思います。

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タイプ 3 :無表情な皮肉

これは感情を表に出さないで使う皮肉です。
感情を表に出さないので、冗談を言っているのか本気で言っているのかがわからないようにするタイプの皮肉です。
これは少し怖いので使い方には気をつけてください。

例えば、先ほどと同じように残業を頼まれたというのであれば、無表情で…

「今週末は無理だな、カルト宗教の集会に出てヤギを殺さなくてはならない」

という感じです。
どう考えてもおかしいことを言っているけれど、声のトーンと無表情の様子が驚きを与えて、相手が思わずツッコんでしまう皮肉です。
もちろんこれもずっとそのトーンで話していると本当にやばい奴だと思われてしまいますので、先ほどと同じようにあくまで皮肉としてワンクッション挟む使い方をしてください。

タイプ 4 :丁寧な皮肉

一見最初はポジティブに聞こえるけれど、徐々に相手をからかっていることがわかるタイプの皮肉です。
残業を頼まれたとしたら、

「えっ、マジで?今週末残業?!最高じゃん、お菓子とか持って行くよ」

という感じです。

目上の人には使いづらいですが、最初はポジティブな反応を見せているけれど、最後まで聞くとツッコミたくなる皮肉です。
これは自分が言われた場合でなくても結構使えます。
今週末残業しなくてはいけなくなったと言っている人がいたら、「えっ、マジで?今週末残業?!最高じゃん、ビールでも持っていこうか?」という感じです。

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タイプ 5 :不愉快な皮肉

愚痴を言っているかのような口調でぶつぶつと当て擦りをするタイプの皮肉です。
これは気をつけて使わないと印象が悪くなってしまいます。

残業を頼まれたとしたら、ぶつぶつと…

「それは素晴らしいな、それこそ今週末に一番したかったことだよ…いやぁ、残業楽しみだな」

という感じです。
同じような内容であっても言い方を変えることでキャラクターを変えることができます

タイプ 6 :躁的な皮肉

これは不自然な程に喜びまくるタイプの皮肉です。

残業を頼まれたとしたら、ハイテンションで…

「いやぁ、あなた最高の上司ですね!本当にこの仕事が大好きなんですよ!ヤッホーイ!」

みたいな感じです。
飲み会などでは使いやすいタイプの皮肉です。

皮肉のいいところは、自分が伝えたい真意はわかるけれど相手は思わずツッコミを入れなくてはいけなくなるので、その場を和ますことができます
特に、頼みごとや誘いを断る状況では、このような皮肉を使うのも良い方法だと思います。

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タイプ 7 :激怒の皮肉

声を荒げて誇張したり暴力的な言葉を連発するタイプの皮肉です。
あまり使わない方がいいタイプの皮肉です。

残業を頼まれたとしたら、

「やればいいんだろ!やれば?!なんだろお前の靴も磨いてやろうか?車も洗うか?!あん?!」

という感じです。
これはあまりおすすめしませんが、周りにツッコミ役がいる場合には使える皮肉だと思います。

以上7つのタイプでしたが、皮肉やブラックジョークと言ってもいろんなタイプがあります。
自分に合ったタイプを見つけて上手に使えるようになってみてください。

ここから先は、他の日本の研究も参考にしながら、さらに上手な皮肉の使い方を解説していきます。
続きは今回のおすすめの動画からDラボでチェックしてみてください。

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まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

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リサーチ協力:パレオチャンネル

参考:https://daigovideoapp.page.link/hj1v

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