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子供の人生を奪う毒親の行動TOP5

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毒親の特徴TOP5

毒親という言い方は僕もあまり好きではありませんが、現代の科学では、親の育て方で子供の未来はそんなに変わらないと言われます。
ただ、やってはいけないことがいくつかあります。
そのやってはいけないことをTOP5として紹介させてもらいます。

逆に言うと、これらさえ注意していただければ、それ以外の些細な失敗や過ちで子供の未来や性格がそこまで歪むことはないとも言えます。
このような行為をできるだけ減らすということを意識して子育てに向き合っていただけたらいいと思います。

幼少期に親にこのようなことをされて傷ついているのであれば、それはどうやって乗り越えていけばいいのかという意味でも参考になると思います。
どんな毒親に育てられたとしても未来は自分の力で変えることができます
ただ、それも毒親に育てられたということを認識できないと、変えるための糸口を見つけることができません。

第5位 :親の●●が悪い

親の育て方は子供の未来にそれほど影響はないと言いましたが、ここが最も大きなポイントかもしれません。
親の住む場所が悪い、つまり子供を住まわせる場所です。
親の影響の25%以上は住む場所によって決まると言われていますので、住む場所の方が育て方よりもはるかに影響が大きいようです。

今回参考にしている研究によると、良い地域で育った子供はより高い教育を受けることができて、大人になってからの収入も高い傾向がありました。

地域の子供たちから良い影響が受けられるようなコミュニティがある地域で育った子供たちは、将来の収入がそうでない子供たちよりも12%も高い傾向が確認されています。

どこで子供を育てるかという決断が、塾に行かせるかどうかというようなことよりも圧倒的に大きなインパクトを与えます。
育て方を勉強するよりもどこで子供を育てるかということが重要なようです。

第4位 :両親の●●が多い

これは何となくわかると思いますが、両親のケンカが多いというのも問題です。

両親のケンカが多い家庭で育った子供は、将来他人の感情が読めない大人になる可能性が高いです。
その結果コミュニケーションに様々な問題を抱えてしまうのではないかということが、バーモント大学の研究で指摘されています。

両親のケンカの頻度について子供たちにヒアリングした上で、子供たちの他人の感情を読み取る能力である共感能力についてチェックしています。
その結果、両親のケンカの頻度が多くなればなるほど、その家庭で育った子供は他人の感情を上手く読み取ることができませんでした。
例えば、怒っているわけではない普通の表情の写真を見せても、その人は怒っていると答える可能性が高かったそうです。
特に、この傾向は恥ずかしがり屋さんの子供に顕著に現れました。

脳の中には怒りや悲しみに反応する扁桃体という場所があります。
両親のケンカの頻度があまりに多いと、その扁桃体が過剰に反応する状態になってしまいます。
この影響は大人になってからもかなり残るもので、他人から怒られたり批判されたりするのではないかと常に考えてしまい、コミュニケーションが怖くなってしまいます。

こうなると新しいコミュニティに入ることもできませんし、他人を信用することもできなくなります。
人に対する被害妄想が増えてしまいますので、このあたりは気をつけて頂けたらと思います。

第3位 :親の●●

親の感情抑制も問題になります。

親が感情を偽るかどうかで子どもの未来が変わるのではないかという研究があります。
ワシントン州立大学の研究で、両親に強いストレスを与えた状態で、そのイライラを子供には感じさせないように子供と遊んでもらったグループと、そのイライラを普通に出してもいいと伝えて子供と遊んでもらったグループに分けて実験を行っています。

その結果、親が感じているストレスを子供の前では絶対に出さないように感情を抑えた場合には、それは子供に影響を与えていました。
親がイライラしていると子供には絶対にバレます。
イライラしているのはわかるのに、なぜか表情だけは無理をしてニコニコしているように感じます。
子供はこの矛盾に動揺してしまいポジティブな態度が減ってしまいます。

子供はまだ認知能力が発達していないので、微かな感情の変化を読み取ろうとしています。
ですから、親が変に感情を抑えていると、それはバレてしまい子供にとって良い影響はありません。
その結果コミュニケーションが下手な大人になってしまうのではないかと指摘されています。

もちろん、これは自分の感じているストレスを子供にぶつけてもいいということではありません。
自分が悲しんでいたりイライラしているということは別に隠さなくていいということです。
感情をぶつけてはいけませんが、それを正直に口に出しても問題ないということです。

もちろん、親同士が感情をぶつけ合うところは、子供には見せないようにしてください。

第2位 :●●させる

第1位と第2位は論外です。
第2位は、子供に恥をかかせることです。

ロンドン大学の研究で、およそ5300人ぶんの調査データをベースに、子育てのスタイルで子供の将来がどのように変わるのかということを調べています。

それによるといわゆる毒親に育てられた子供は人生の満足度が下がっていました。
コミュニケーションに問題を抱えたり収入が低かったりメンタルに問題を抱えることが起きていました。
そんな子供たちの親の特徴としては、「心理コントロール」にありました。

例えば、わざわざみんなの前で叱って恥をかかせたり、子供にネガティブな感情を与えることで自分の思い通りにコントロールしようとしていました

子供を叱る時には、他の人には見えないところで叱ったり一対一で叱ってあげてください。
学校の先生も同じですが、日本では恥をかかせて罰を与えるという文化が未だにあります。
廊下に立たせたりみんなの前で恥をかかせてコントロールしようとするのは、将来に対するダメージが大きいので、教育者も親もしてはいけない行為です。

子供を叱ったりする時には、その心理ではなく行動をコントロールするようにしてください。
勉強や門限、お手伝いについて具体的に指摘して行動をコントロールしようとするのは構いませんが、特にネガティブな感情を使って、子供の心理をコントロールしようとするのはやめてください。

第1位 :●●に訴える

これも絶対にやめてほしいことですが、子供の罪悪感に訴えてコントロールしようとすることも危険です。
子供に「自分はとても悪いことをした。だから自分はダメな人間なんだ。」とあまりにも感じさせてしまう叱り方はやめてください。

このような子育てをしてしまうと、特にメンタルのダメージが大きくなり、人生の満足度が下がってしまうということが言われています。

子供に決定権を与えないとかプライバシーを侵害するというのも問題外ですし、例えば、勉強をしない子供に対して「誰が塾のお金を払っていると思うの?!」と言ったり、子供に対して悪いことをしていると責める叱り方をすると子供は罪悪感を抱えてしまいます

子供の心理を使ってコントロールしようとするのは最悪です。
あくまで行動に対して働きかけてください。

親から受けた悪影響を乗り越える方法

このような親に育てられると常に自分と他人を比べるようになったり、比べた結果自分を卑下するような人生になってしまいます。
それを直すためには自分への思いやりを取り戻してください。
そのためのテクニックを最新の心理学を基に解説した動画とおすすめの本を紹介しておきます。
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参考:http://dx.doi.org/10.1177/0265407518762606
http://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Femo0000527
http://www.research.ed.ac.uk/portal/en/publications/parentchild-relationships-and-offsprings-positive-mental-wellbeing-from-adolescence-to-early-older-age(5f5cdffa-b169-4350-a471-2128eaad405e).html

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