この知識はこんな方におすすめ
- 厄介な人を事前に見抜きたい
- 面倒な人間関係を抱えたくない
他人をネタにするのに、自分がネタにされると不機嫌になる人の特徴と背後に隠された心理とは?
皆さんの周りにもいませんか?
人のことを馬鹿にしたりネタにするのに、それにやり返したら急に不機嫌になったりブチギレたりする人です。
自分がしていることをされているだけなのにブチギレる人の心理とはどんなものなのでしょうか?
厄介な人たちに対策するためのおすすめ本
こちらは自分のことしか考えず怒りをぶつけたり、自分は上だとマウンティングしてくる人たちにどうやって対応していけばいいのかということを教えてくれる本です。
結局、自分のことしか考えない人たち:自己愛人間への対応術
そもそもそのような人間関係をリセットしていくことが必要です。
こちらの本は自分にとって無駄な人間関係を見抜いてリセットしていくための方法について解説させてもらった僕の本です。
人間関係を切るのが怖くてなかなかできないという人も多いと思います。
そんな方は是非こちらの本もチェックしてみてください。
人間関係をリセットして自由になる心理学 (詩想社新書)
人間関係の問題というものについては、厄介な人たちへの対策をしたり余計な人間関係を見抜いて切っていくことも大切ですが、やはり自分のメンタルを安定させておくことが重要です。
自分のメンタルが安定していなければ、余計な人間関係だとわかっていても切ることができなかったり、相手が怒りをぶつけてきた時に萎縮したりしてしまいます。
重要なのは動じない平穏な心をいつでも作れるようになることです。
このためにはやはりマインドフルネスを勉強するべきだと思いますので、こちらの本も参考にしていただけたらと思います。
こちらは今なら Kindle の読み放題の対象になっています。
ぜひこの機会にチェックしてもらい、動じない平穏な心を作るために役立てていただけたらと思います。
自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス
前提 :ナルシストには2種類いる!
まず、前提としてナルシストには2種類いるということを覚えておいてください。
尊大ナルシスト
脆弱ナルシスト
尊大ナルシストというのは、一般的に皆さんがイメージしているようなナルシストです。
根拠がなくても自分は他人よりも優れていると信じている人です。
やたらと自信満々で自分が大好きなのが尊大ナルシストです。
これはこれで問題はあります。
根拠のない自信によって変な投資や詐欺に騙されたりする可能性も高くなります。
尊大ナルシストは自分がすごいと思っているので物事を深く考えません。
やたらとポジティブで自分に自信があるタイプの人は、意外とこのナルシストであるパターンもあります。
要するに、深く考えないからポジティブでいることができるだけです。
何も考えていないからポジティブでいられるというのは、それが本当に幸せかどうかという問題はあります。
「脆弱ナルシスト」
一方、脆弱ナルシストと呼ばれるナルシストもいます。
今回問題になるのはこちらのタイプです。
脆弱ナルシストは自分が優れているとは思っていません。
自分が大好きでもっと自分のことを好きになれるように、周りの人にもっと言ってほしいという欲求を持っています。
つまり、自分に自信がないタイプです。
どちらのナルシストも自己中ではありますが、脆弱ナルシストは孤立しやすくなります。
尊大ナルシストは自信満々で常にポジティブなので、深く物事を考えていなくても結構人はついてきたりします。
脆弱ナルシストは根の部分は自分に自信がないので、ひがみっぽくなったり、うつ傾向が強くなって友達がいなくなったり、不安や他人に対する不信感を持ちやすくなります。
さらに、極度の心配性のパラノイアにもなりやすくなります。
しかも、自尊心が低くて自分のことを自分で認めることができません。
だから周りに自分のことを認めてほしいという欲求を持っているわけです。
今回参考にしている研究では、419名の学生を対象にナルシスト度やその傾向についてチェックしています。
それぞれの人が他人とのコミュニケーションをどのように取っているのか分析しています。
その結果、脆弱ナルシストに独特の傾向が確認されています。
今回問題にしている他人を馬鹿にするくせに自分が馬鹿にされるとブチギレる人というのは脆弱ナルシストの特徴です。
そんな脆弱ナルシストの特徴について5つのポイントを紹介しておきます。
特徴1 :自信満々なのに攻撃には過剰反応
まず、自信満々なのに他人からの攻撃にはやたらと過剰反応するという特徴があります。
本当は自信がないのに見た目だけは自信満々に見せています。それなのに他人から攻撃されると異常なまでに過剰反応します。
この特徴が見えたら脆弱ナルシストである可能性がかなり高いです。
一見自信満々で周りの人のことを馬鹿にしたりネタにするのに、自分が少し馬鹿にされるとブチギレて過剰反応します。
いきなりブチギレたり急に黙ったりします。
皆さんの周りにこの特徴を示す人がいたら、その人は自分に自信がない脆弱ナルシストだと思ってください。
いわゆるかまってちゃんである可能性も結構高いと思います。
特徴2 :笑われる恐怖が大きい/他人を笑うのは喜び
脆弱ナルシストは他人から笑われることに対する恐怖がとにかく大きいので、ちょっとでも他人に笑われたり、少しでも弱点や内情を話されたりすると、いきなりブチギレたりします。
例えば、脆弱ナルシストの男性と結婚した奥さんがいたとします。
夫婦でお互いの友達と一緒に楽しく話している状況の中で、お互いにパートナーのことを軽くネタにしたりいじったりすることもあると思います。
それで楽しく盛り上がれるのであればそれでいいはずなのに、脆弱ナルシストは自分は奥さんをネタにして楽しく会話しているのに、自分がネタにされただけで急にブチギレる、黙る、あるいは、ひどい場合にはいきなり帰ったりします。
これは年齢を重ねた人でも結構います。
脆弱ナルシストの特徴です。
他人のことを笑うのは大きな喜びです。
ところが、自分が笑われることに対する恐怖は異常なまでに大きいのが脆弱ナルシストです。
あまりお付き合いはしたくないタイプだと思います。
特徴3 :権利意識がやたらと強く人脈好き
脆弱ナルシストは権利意識が異常なまでに強いです。
「自分が権利を手に入れたい」という思いが強く、モノに対してもやたらと所有権を主張したりします。
人とシェアすることを考えないタイプです。
これは人脈に対しても同じです。
例えば、自分の友達に他の友達を紹介したりすることは皆さんもあると思います。
その紹介した友達同士が仲良くなって一緒に遊んだり旅行に行ったと聞くと、普通の人は喜ぶはずです。
ところが脆弱ナルシストは違います。
「なぜ自分に許可を取らずに勝手に…」と言い始めます。
「自分の友達」「自分の人脈」と、人間関係にも所有権を持ちたいと考えているやばい人です。
特徴4 :恥と拒絶に過敏で、引きこもることもある
そして、恥と拒絶にやたらと敏感という特徴もあります。
誰も気にしないようなことで、自分が恥をかいたと思いやすい特徴があります。
あるいは、些細なことを気にして引きこもったりすることもあります。
他人からの拒絶にも異常なまでに敏感です。
例えば、誰かお食事に誘って断られたとしても、普通の人は「みんな都合もあるし、そういうこともある」ぐらいに考えることができますが、脆弱ナルシストはそう考えることができません。
自分が拒絶されたと考えてしまうので、それによって引きこもったりすることもあります。
そういう意味では、脆弱ナルシストの人はナンパが苦手です。
拒絶されるのが怖いのでナンパをするのではなくすぐにキャバクラに行ったりします。
お金を払えば一旦その場では相手をしてくれるお店に行くわけです。
脆弱ナルシストは、お金を払っているから相手をしてくれているだけなのに、いつのまにか「俺たち付き合っている」ぐらいに勘違いしていたりします。
かなり怖い話ですが、これも脆弱ナルシストの特徴です。
特徴5 :自己防衛/社会からの孤立&相手への敵意を多用
これは脆弱ナルシストが使う王道の自己防衛テクニックです。
自分が攻撃されると「社会からの孤立」または「相手への敵意」をやたらと多用します。
要するに、「引きこもる」か「攻撃する」かのどちらかしか彼らはできません。
普通は人間関係でトラブルや問題があっても、
どうすれば解決できるだろうか?
どうすれば大事な人を守ることができるだろうか?
と考えるはずです。
相手と話し合ったり自分に問題があるのであれば自分を改善することを考えるはずです。
ところが、脆弱ナルシストは引きこもりか攻撃するかのどちらかしかできません。
都合が悪くなると「怒鳴る」か「帰る」かです。
これも脆弱ナルシストの特徴ですので、この特徴が見えたら「この人は脆弱ナルシストなんだな、生きづらそうで可哀想な人だ」と、生暖かい視線を向けてあげてください。
今回は脆弱ナルシストの特徴について紹介させてもらいましたが、このような人が周りにいるとかなり面倒です。
これを拗らせると自己愛型人間と呼ばれる常に自信がないくせに上から目線の厄介な人になってしまいます。
こんな人間がいたらどうすればいいのかという対処法について解説した動画も紹介しておきます。
サンディエゴ大学の研究をもとに詳しく解説しています。
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参考:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0191886922000393