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【無許可で解説】UUUM脱退とジャニーズ退所が最近増えた理由

この知識はこんな方におすすめ

  • 時代を読みたい!
  • 今業界ではどんなことが起きているのだろう・・・

UUUM脱退とジャニーズ退所の共通点とは?!

今回は、面白い共通点があったので解説させてもらいます。
最近、UUUMを脱退する YouTuber が増えたということと同時に、ジャニーズ事務所を退所する人も同じように増えた気がしませんか。
そこに何か共通点があるのかということを今回は解説させてもらいます。

テレビの時代の終わりとかメディアの大きな変化が起きるとか、これからは YouTube の時代だとか言われていますが、これからは個人の時代になっていきます。
テレビの業界や芸能事務所もUUUMのようなYouTuber の事務所もそうですが、いわゆる大手や大きな組織が力を持つというよりは、発信力のある個人が単独で力を持っていくという時代に変わっていくのではないかと思われます。

これからYouTuberのようなクリエイターの方々と俳優やアーティストの方の独立がますます増えると思います。
その背景には人間のどんな心理があるのかということを今回は解説したいと思います。

大きく分けて3つのポイントがあり、この3つのポイントは、UUUMのクリエイターの皆さんの脱退とジャニーズ事務所のタレントさんの退所の両方に共通するポイントですので、これからの時代を読むための参考にしていただけたらと思います。

ポイント1 :情熱頼りだった人の離脱

昔 YouTube は好きを仕事にしようというような広告を打っていて、それにより YouTuber になったりUUUMに所属する人も増えたと思います。

このような好きなことを仕事にするとか情熱頼りで仕事をするというのは、とても美しくていいことのように見えますが、実際にそれについて調べてみると、情熱頼りに好きなことだからという理由で仕事をする人は非常に離職率が高くなるということが分かっています。

これはオックスフォード大学の研究ですが、北米の動物保護施設で働く人たちを対象にした実験によるものです。
動物保護施設での仕事というものは、とても大切な仕事ですしやりがいもある仕事ではありますが、かなり重労働でもあり大変な仕事ですので、やはり仕事を辞めてしまう人が結構多いものです。
そんな中で、どのような人が仕事が続き、逆にどんな人が仕事が続かないのかということを調べようとしたわけです。

調べたところ、大きく分けて人間の働き方は3つに分けられるとされています。

1. アイデンティティ思考

これはいわゆる好きを仕事にするタイプの働き方ですが、自分はこの仕事に特別な才能を持っているとか、好きだからこそこの仕事をしているというタイプです。

2. 貢献志向

これはこの仕事で社会に貢献するというような、自分は意味があることをしていて、この仕事によって世の中に役に立つというような情熱を追うタイプの働き方です。

3. 実践思考

これは仕事は仕事だと考え、もちろん楽しんでも良いけれど仕事に対して割り切って考えている働き方で、自分の能力がその仕事にどのように使えるのかといったことをデータや数字を見ながら現実的に考えるタイプです。

つまり、

好きを仕事にしたいアイデンティティ思考

情熱を追いかけたい貢献志向

仕事は仕事だと割り切る実践思考

この3つのタイプに分類されたわけです。
その上で離職率がどれくらいになるのかということを調べています。

その結果分かったこととしては、仕事のスキルが高まっていき安定して成果を出せる上に同じ職場に居続ける傾向が高かったのは現実的な実践思考のタイプの人でした。

ですから、好きを仕事にしたいと考えるタイプの人や情熱頼りの人たちよりも、現実的な思考を持っている人の方が、長期的には仕事におけるスキルの上達も早いですし、その仕事を続ける可能性も高くなるということです。

残りの2つの好きを仕事にしていたり情熱を追いかけているタイプの人たちは、そんな意識が強い分だけ残念ながらストレスに弱くなってしまいます。

実際に仕事を始めてみるとなんとなくイメージとは違ったということがあったり、自分はこの仕事で世の中を変えるというような思いを持って入社したのに、意外と大した仕事も任せてもらえずやりたいことが出来なかったりして、心が折れてしまったり会社を辞めたくなってしまうということの経験があった人もいると思いますし、そんな気持ちもなんとなく理解できると思います。

このような感情が好きを仕事にするタイプと情熱をタイプではとても強くなってしまいます。

例えば、ジャニーズ事務所さんであれば、これからますますネットの時代が来て自分達ももっとそんな仕事がしたいとか、思いを持ってやりたいことがあるけれど、そんなやりたいことができないという状況になってしまうと、情熱頼りに頑張っていた人は、そんな組織の中で割と上の方まで上がったとしても意外と自由もなく裁量権もないとなれば、同じように心も折れて辞めてしまう可能性も高くなるわけです。

UUUMのクリエイターさんでも同じで、これは組織の良し悪しがどうこうということではなく、おそらくは、クリエイターさんが思っていたレベルよりもチャンネル登録者数が増えるとかさまざまなサポートを受けられるという点でそのレベルが低かったのだと思います。
クリエイターさんの考えとしては思ったレベルよりも低く、好きを仕事にしている人たちは簡単にその職場を離れる傾向があるので、それは退所したり離脱したりということに繋がっているのではないかと考えることができます。

最初のポイントとしては、好きな仕事や情熱を頼りに集まってくる人がいると、どうしても退職や独立というものは増えるということでした。

ポイント2 :相対的自由度の低下

人間は、自分の仕事に対する裁量権や自分で物事を決めることができる権利がどれぐらいあるのかということで、仕事に対するモチベーションや働くことから受けられる幸福度が決まります

これは人間の人生全体に対しても影響を与えるもので、自分の人生を自分でどれぐらいコントロール出来ていて、どれぐらい自由を感じているのかということと、その人の人生における幸福度は綺麗に比例するものです。

つまり、自分で自由に物事を決めたり自分で裁量権を持って仕事ができる人ほどモチベーションが上がり、それが制限されてしまうとそのモチベーションは一気に低下してしまいます。

ここに大きな問題が出てきます。
ジャニーズ事務所さんであれば、昔はジャニーズに入っているからこそできることもありましたし、大きな事務所に入っているからこそできることもありました。
今でこそ YouTube で誰でも動画を配信することもできますが、昔はテレビ以外にそれをできる方法もなかったので、動画の配信さえも大きな事務所に入らないと出来ませんでした。

つまり、昔は大きな事務所に入れば自分ができることが増えました。その点で考えると、それによって自由度や裁量権が増えたわけです。
だから、みんな大きな事務所に入りたいと考えました。

ところが、今では動画は YouTube で誰でも配信できるわけですから、大企業に所属する必要は全くありませんし、Google さんですから完全にデータ主義で、テレビのように面倒な人間関係もそこに影響を与えません

そうなると、むしろそのような事務所に所属している方がやりたいことができないという時代になっているわけです。
当然ですが、事務所に所属している限りは、そこには周りの人たちの意見もあるでしょうし会社としての責任もあるわけですから、それは仕方がないものです。

ですが、所属している個人からすると、それは周りに比べて自由度が無いと感じさせて相対的自由度の低下につながってしまいます

タレントさんたちも YouTube や新しいことを次々と始めて成功している人がたくさんいる中、ジャニーズさんであればネットをずっと禁止されていて、今でも誰かが SNS を始める時だけで大きなニュースになるぐらいです。
もちろん、これは戦略としては理解できる部分もありますし、テレビの業界と仲良くしていくためには昔はできるだけネットの世界に行かないというのが第一条件でもありました。

テレビと結びついていた業界はそれによってテレビが勢力を持っていた時代には成功できたわけですが、逆に言うと、その結びつきのせいでネットを毛嫌いする傾向が身についてしまい、ネットで成功している人たちが次々と現れている中では、それが相対的に自分の自由度が減っているように個人には感じさせるわけです。
その結果モチベーションも低下してしまい独立したい人が増えているのではないかと思われます。

ここまでは理解できても、UUUMさんではそれは関係がないような気がする人もいると思います。
ただ、ここにも問題があります。

UUUMさんはもはや大企業です。
あれだけの大企業になってくると、当然コンプライアンスだとか契約の問題も出てくるでしょうし、社員も増えて間に入る人が増えると自分で決められないことも出てきます。
許可をもらわないといけない人が増えてしまったりします。
一般的な企業でもそうだと思いますが、ハンコをもらわないといけない人たちがたくさんいて、その全ての許可がない限りは自分の企画が通らないとなってしまい、途中で誰かが首を横に振るとその企画がそこで終わるというようなことになってしまうと、そもそもやる気が出なくなってしまうということもあると思います。

同じようにこの裁量権の低下というものが、UUUMさんぐらいの企業であっても、おそらくは内部では起きているのではないかと思われます。
これは大企業になれば少なからずそうなってしまうものですから仕方ないものでもあります。

このようなことが原因でクリエイターさんのモチベーションが下がっているという現象が起きているのではないかと考察することができます。

「前に進んでいる感覚がなくなると・・・」

136名の学生を対象に起業アイデアを考えてもらうという実験があります。
これを参照してみると、情熱頼りに仕事をしている人たちの情熱の量というものは、それまで努力した努力量に比例するもので、そこには条件があり、自分が前に進んでいて成長している感覚がないと情熱は増えることはなく、仕事に対する選択の自由度がないと、やはり情熱は増えません

ですから、ただでさえ情熱頼りにしている人を集めているので、モチベーションが下がりやすい状況であるにも関わらず、彼らに自由度や裁量権を与えてあげないと成長している感覚を持つこともできませんし、自分で選択できる自由もないとなると、やはり離職率は上がってしまうわけです。

人間は、前に進んでいる感覚がなくなり煮詰まっている感覚が出てくると同時に、仕事に対する自由度が無いと感じ始めると離職する可能性が高くなります

UUUMさんの場合であれば、これは別にUUUMさんが悪いわけではありませんが、YouTube での広告収入というものはかなり落ちています。
これは当然ですが、Google はさまざまな企業の広告費から運営していて、その一部を YouTuber にも分配しているわけです。
今は、そのおもとになるそもそもの広告費が減っている状況です。
大企業も含めて多くの企業がコロナの影響もあり苦しい状況になっているわけですから、企業が苦しくなって最初に削るのはやはり広告費です。

そのようなことからおそらくは広告費も削られていて、YouTuber にとっての収益は再生数は増えていても1/2から1/3ぐらいになっていて、ひどい人はもっと少なくなっていると思います。

そんな社会情勢のせいで広告費が減っているわけですが、クリエイターの人たちからすると、再生回数も増えていい感じで進んでいるのに収益が落ちているとか全く変わらないとなり、煮詰まっている感覚になります

それに加えて、それを突破するためにも何か新しいことをしたいと会社に訴えた時にそれが認められないというような状況になってしまうと、それは成長が感じられないということと同時に仕事に対する自由がないと感じさせることになり、辞めるという判断をさせるということに繋がります。

ポイント3 :独立 YouTuber が増えた

芸能人や強力なセンスがある個人が次々と出てきています。
特に芸能人のYouTuber化が進んでいますが、このような個人でも成功しているような人が出てくると、自分でも個人でできるのではないかと思い始めるはずです。
それにより独立が増えているという可能性もあると思います。

そして、これはあくまで僕の考察ですが、YouTube は頻繁にアルゴリズムの変更を行います。
例えば、皆さんも最近再生回数がそんなに多くもない動画もなぜかおすすめに出てくることがありませんか。
5年前に配信されているような動画がホーム画面のおすすめに出てくるということもあると思います。
これはおそらく YouTube 側でアルゴリズムの変更が次々と行われていて、今人気の流行りの動画を追いかけたいという人と昔から安定されて再生されている動画を見たいという人もいると思うので、そんな個人個人の趣味に応じて、どんどん細くおすすめの動画を変更し始めているのではないかと思われます。

そうなると、大きな事務所に所属しているからといって再生に有利になる状況ではなくなってきているということもおそらくは影響しているのではないかと思われます。

ですから、大きな事務所に所属していなくても個人で成功している人たちが増えてきていて、それによってクリエイターさんたちは独立をするようになるし、芸能人で成功している人を見たときに、自分もできるのではないかと考えて独立する人が増えているのではないかというのが3つめのポイントでした。

原因を考え時代や先を読むための参考に

これらがジャニーズさんの退所が増えた理由とUUUMさんの脱退が増えたことの共通点でした。
別にジャニーズさんやUUUMさんの株を買っているわけではありませんが、株を買ったり投資をする際にもこのような考え方をすると、この先どうなるのかということを予測することもしやすくなります。
原因を考えて、そこからこれから先の流れを読むということも出来ると思います。

Google さんのおかげもありある意味公平な世の中になってきたということだとも思います。

ちなみに、芸能事務所や芸能関係やテレビ関係というのは、昔からかなりグレーな手法を使ってこのような独立を防いできました。

例えば、有名な話としては、事務所を辞めてから1年間は芸能活動ができないというものがあります。
これは芸能界に昔からある暗黙のルールのようなものだそうです。

実際には法律に違反しているとか契約に縛られるというわけではありませんが、大きな芸能事務所などから離脱しようとすると、その事務所のタレントとの共演 NG を受けてしまいます。
テレビの世界ではそんな大きい事務所と深い繋がりがあるでしょうし、そんな事務所のタレントを使いたいと考えるわけです。
そんな時に大きい事務所から共演 NG を出されている人は当然キャスティングしづらくなります。

そんなこともありますし、自分の本名であるにも関わらず商標権を取られてしまったという人もいます。
このような人たちがしばらくテレビに出れなくなってしまうというのは、このような理由があるからです。
癒着している業界なので、構造上タレントを干すことができます。

このようなグレーな方法を使って、芸能人たちは権利をかなり今まで侵害されてきました。
ところが、今ではそんなことは関係がありません。最悪 YouTube で稼ぐこともできる時代です。

YouTube のマルチチャンネルネットワークもこれからしばらくは大変だと思います。
コロナショックのせいで企業の広告費は削られているので、これからおそらく2年から3年ぐらいは広告の出稿が減ると思います。

昔は、YouTuber でもそのような大きな事務所に入っている方が広告単価が上がるのではないかというような噂も出回りましたが、仮にそれが本当だったとしても、今では芸能人たちも含めていろいろな人たちが YouTube を盛り上げてくれるようになってきましたので、もはやそんな特別扱いをする必要も全くない状況だと思います。

仕事選びや独立のためのおすすめ

実は、仕事としてどんな人がそこに集まるのかとか、どのようにして優秀な人たちが集まってくるのか、あるいは、そこから出て行くのかといったことを考えるのは、自分の仕事選びの時にも結構使えるものです。

やはり、優秀な人たちと一緒に仕事をすると自分も成長することができるし、逆に、人が流出している業界に行くと当然辛い状況に追い込まれてしまいます。

ですから、皆さんが独立する時や仕事選びを考える際に参考になる動画を今回のおすすめ動画として紹介しておきます。

幸せになる仕事の選びかた9つの法則~Oxford大学式 キャリアと職業選択の科学

こちらの動画は仕事におけるキャリアと職業選択の科学についてまとめた内容になっています。
こちらを参考に自分に合った仕事を見つけていただけたらと思います。

成功する起業家の7つの共通点【起業の科学】

自分で起業したいとか独立したいと思う方は、こちらの起業の科学についてまとめた動画を参考にしていただけたらと思います。
成功する起業家たちには共通点があります。
そんな共通点について解説していますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

ブラック企業対策におすすめの本

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本内容は、参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://journals.aom.org/doi/abs/10.5465/amj.2013.0665

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