この知識はこんな方におすすめ
- 人前で話すのが苦手
- 異性を前にすると緊張して話せない
「人と話すのが苦手」という感覚は、実は錯覚かもしれません!
そんな衝撃的な研究が出ていましたので今回はそれをもとに解説させてもらい、自分は人と話すのが苦手だとか得意ではないと言っている人たちが、実際にはそんなことはないということと、であればどうすれば人と話すのが上手になったり楽しくなるのかということまで紹介させてもらいます。
社会不安の真実についてです。
お酒を飲むと相手と喋ることができるという人もいると思いますが、人間の思い込みや相手を変に気遣う能力などや理性を司っている前頭葉の活動をお酒が抑えるからです。
多少お酒が入ると喋ることができるというのは、それにより変に気遣うことがなくなるからなので、お酒も適量であれば使うことはできます。
今回は、そんなお酒の力に頼らないで社会不安への対策をするにはどうすればいいのかということになります。
まず、人を目の前にすると話せないとか相手の目を見ると緊張してしまうので、うまく人と喋ることができないという人もいると思いますが、このような対人不安や社会不安というものは実はコミュニケーション能力を下げないという衝撃的な研究がありました。
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実際のコミュ力を下げることはない?
僕も人と話すのが苦手だった頃がありますので気持ちは分かりますが、人と話すのが苦手でストレスになると思っている人は、当然ですが、そのせいでコミュ力が下がっていると考えていると思います。
知らない人を目の前にすると緊張してしまう、人がたくさんいると緊張してしまう、それによりコミュ力が下がると思っている人が多いでしょうが、実はそれが錯覚だということを言ってくれているのがグリニッジ大学の研究です。
平均年齢25歳の大学生93人を対象に行われた研究ですが、ここでは社会不安尺度のレベルの高い人を集めています。
人との会話やコミュニケーションに対する不安のレベルが平均よりも上の人たちを対象にしていますが、社会不安障害のレベルではありません。
ですから、治療が必要になるレベルの社会不安ではなく、人と話すのが苦手だとか会話をするのが苦手だと感じているレベルの人たちです。
実験では、全員に3分間のスピーチを3人の人たちを前にして行うということと、3分間で初対面の異性の事を出来るだけ知るために会話をしてもらうという2つのタスクを行いました。
人と話すのが苦手な人たちにとっては、どちらも結構ハードルの高いことだと思います。
緊張しやすい人や社会不安を感じやすい人は、不安を感じてそれによりコミュ力が下がるのではないかと思われますが、この実験では、人前でのスピーチと異性との会話を通じて、それが本当なのかということを調べようとしたものです。
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その結果分かったこととして、社会不安尺度のレベルが高く社会不安を感じやすい人ほど、そわそわしたり震えたり緊張表すような行動は増えていましたので、それだけを見ると、やはり社会不安を感じやすい人は緊張や不安によってコミュ力が下がるのではないかと考えそうになりますが、社会不安尺度のレベルが高くて緊張や不安を表す行動が増えていたとしても、言語表現や言葉の流暢さなどの社会的なパフォーマンス評価には影響がなかったということも確認されています。
ですから、見た目だけで言うと、緊張してそわそわしたり落ち着きがなくなったり、手が震えたりすると緊張しているのだろうと分かりますが、言語的な表現や言葉の流暢さだけを切り取って調べてみると、他人との会話やコミュニケーション能力の第三者評価には影響がなかったということです。
コミュ力は低くない!
つまり、社会不安や対人不安の問題点というものは、話すのが苦手だと自分が思い込んでいるだけで、実際にはちゃんと言葉も使うことができているということです。
言葉の流暢さもそうでない人と変わらずちゃんとあります。
コミュニケーション能力やプレゼンスキルはそれによって落ちてはいませんし、社会不安を感じやすいからといって低いということはありません。
ただ、見た目の部分でそわそわしたり落ち着きがなくなったりするので、同じように喋って会話をしているのに、それが必死すぎるように見えてしまったり、他に気になることがあるのだろうかと相手が感じてしまうということがあります。
同じことを喋っていても、その見た目により説得力がないように勘ぐられてしまったりするわけです。
つまり、コミュニケーション能力自体がマイナスになっているわけではなく、それ以外のそわそわしたり落ち着きがなくなるような行動の部分で説得力などが損なわれているだけで、社会不安を感じやすいからといって会話やコミュニケーションが下手なわけではないということです。
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メンタルコントロールさえ身につければ改善できる!
ですから、ちゃんとトレーニングをして緊張を抑えたりすることができれば、社会不安や対人不安の問題というものは解決することができるのではないかということがいわれています。
研究者たちのコメントとしても、そわそわしたり触れたりする不安行動を自分がしているということをちゃんと認識して、安全な環境やトレーニングによってそれらを排除する練習をすれば、社会不安のレベルが高くても十分な社交やコミュニケーションのパフォーマンスを発揮することができる可能性があるとされています。
結局、会話能力は社会不安では下がらないわけです。
大事なのは、社会不安の特徴であるそわそわしたり震える行動をちゃんとコントロールできるようにメンタルの安定性を作ることです。
それさえできれば、基本的にはコミュニケーション能力自体には全く問題がないので、自信を持ってコミュニケーションを取ればいいのではないかということが考えられます。
そう考えるとこれはかなり救いのある内容だと思います。
自分はコミュ力が低いと思い無理をしたり頑張ろうとする人もいると思いますが、実際には自分を責める必要は全く無く、自分のメンタルコントロールさえ覚えてしまえば後は勝手に喋れるようになるということです。
これは言われてみれば僕も同じでした。
昔は、テレビに出ていた頃もうまく会話に入れなかったりタレントさんたちが集まる前室でも会話に参加できなかったですが、瞑想などを行いちゃんとメンタルコントロールをできるようになってからは、全く気にすることもなく今ではコミュ力の塊のような状態になりました。
僕ももともと言語能力は低くなかったと思いますが、社会不安が大きいからコミュニケーションできなかったり説得力がなくなっていただけで、それを瞑想などによってメンタルコントロールを身につけクリアにすることができるようになれば、皆さんもコミュニケーション能力や説得力を高めることはできます。
これは誰でもできることだと思いますので参考にしてみてください。
不安や緊張をコントロールするためのおすすめ
とはいえ、それでも不安や緊張をコントロールするのが難しいという人もいると思います。
今回は、そんな不安をコントロールしたり緊張感をコントロールする方法について解説した動画をおすすめの動画として紹介しておきます。
瞑想でメンタルコントロールを身につけるために
こちらは僕自身が不安や緊張をコントロールできるようになった原因である方法の瞑想について解説した内容になっています。
是非こちらを見て頂き瞑想を始めて自分のメンタルコントロールができるようになってみてください。
コミュ力自体は元々ある人がほとんどです。
不安や緊張により無駄に下がっている自分の能力を取り戻してみてはいかがでしょうか。
HSP のメリットを活かすために
HSP の人の場合には周りの目が気になったり刺激に弱いということもあり、それでうまく行動できないということもあると思います。
こちらの動画では HSP の人の持つ知られざるメリットについて解説しています。
このメリットについて認識していればちゃんと行動も喋ることも出来るようになります。
対話不安を克服するために
対話不安についてさらに学び自信を持ってコミュニケーションできるようになりたいという方はこちらも参考にしてみてください。
これらの動画は全て僕が知識の Netflix を目指して作った動画配信サービスであるDラボで今なら20日間無料で見ることができます。
コミュ力は無理して頑張ったり自分を責めなくても、これらを参考にして学んでいただければ自分には意外とこんなにもコミュニケーション能力があったのかと気づけると思います。
瞑想を始めるためのおすすめ本
こちらは僕の本ですが、今なら Amazon のオーディオブックであれば1人1冊ですが無料で聞くことができるキャンペーンの対象になっています。
この機会に是非チェックしてもらいメンタルコントロールに役立てていただけたらと思います。
HSP について理解するためのおすすめ本
こちらは HSP という言葉の生みの親でもある方の本ですが、HSP について理解を深めるためにはこちらが一番参考になると思います。
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リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:Trevor Thompson et al.(2019)Social anxiety increases visible anxiety signs during social encounters but does not impair performance.BMC Psychology 7(1)