人間関係

面倒な上司の見分け方

投稿日:2018年6月21日 更新日:

基本的に上司とは面倒なものです。

上司がメチャクチャな指示をしてくるとかいう話はよく聞きますが、ある意味仕方ないです。どんなに良い人でもある程度はひどいことを言うようになってしまいます。

権力と権威は人間性を奪う

フィリップ・ジンバルドーの有名な監獄実験でわかっているように、権力と権威は人間性を奪うということがわかっています。

監獄実験とは、実験参加者に看守役と囚人役に分かれてその役を演じてもらいます。役を演じてもらうだけで何も指示していないのに、看守役の人は囚人役の人にひどいことをしたりし始めるという実験です。
立場や権力が上に上がるほど人間性は失われるということです。

持って生まれた性格ではなく、役割が人の行動を左右するということです。

スタンレー・ミルグラムの実験では、実験参加者はボタンを押すだけで、その参加者の前にガラスを挟んで別の人がいて電気ショックを受けるような装置に繋がれています。クイズに答えて失敗したらいかにも権威のありそうな教授に命令され電気ショックのボタンを押させられるわけです。75~450ボルトの間で徐々にボルトが上がっていきます。どこまで参加者は指示に従ってボタンを押すのかという実験なんですが、ボルトが上がっていくに連れて悲鳴を上げたり叫んだり、300ボルト超えたあたりに危険と書かれていてもそのまま押し続けて次第には沈黙になります。それでも人間は指示に従ってボタンを押し続けるようになります。
指示を5回以上拒否したら終了になるんですが、300ボルト以下で5回拒否して終了になった被験者はほとんどいなくて、40人中25人も最大の450ボルトまでボタンを押しました

権威のある人に命令されると、例えガラスの向こうの人が叫ぼうがうめき声をあげようが叫ぼうが、その命令に従ってボタンを押し続けてしまうわけです。
こういった意味でも権力や権威は人間性を奪うということがわかっています。

上司が求めているのは意見より協力

例えば、上司で「率直な意見がほしい」とか、「風通しの会社にしたい」とか言う人がいますが、上下関係をつくっている時点で無理なんです。よほど人間性が出来ている人は別かもしれませんが、基本的には上司というものは意見ではなく協力を求めています
率直な意見がほしいと言っている人は、自分のことを信じて協力して欲しいと思っています。
上司が求めているのは意見ではなく協力です。

ノースキャロライナ大学のアリソン・フラゲイルの研究で、上司に対して意見する人とそうでない人とどちらのほうが嫌われなくて出世しやすくなるのかという実験があります。
地位の低い人が意見を出すと嫌われるという結果が出ています。つまり、地位が上がってから出ないと自分の意見を言わないほうが良いという悲しい結果です。
上司に対して普段から意見や問題提起をすればするほど2年以内の昇給・昇進率が低下していくということがわかっています。

ではそうすれば良いのか?

意見は言ったほうが良いんですが、意見を言うときには特異的信用を得る必要があります。
上司からある程度の信用を得て発言が聞き入れられる段階になってから意見したほうが良いというわけです。
この特異的信用を得る方法としては、チームや上司の目標に貢献して自他ともに認めるようになることです。まずはチームに貢献しましょう。それからです。

例えば、入ってきたばかりの新人が例え正論であっても意見すると周囲は反感を持つかと思います。おそらく考えると当たり前ですし理解できると思いますが、ついやってしまうものです。

上司に接する時も上司になる時も、是非このようなことを加味して考え行動してください。

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