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【悲惨】タバコで性格が歪む説について解説します

タバコで性格が歪む説について解説します

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この知識はこんな方におすすめ

  • いつかは禁煙しようと思っている
  • タバコミュニケーションのためにタバコを吸っている
  • 身内や大切な人に禁煙してほしい

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タバコのメンタル的な害とは?!

今回はタバコの害についてです。
以前タバコの害について紹介させてもらった際に、僕の身の回りで数人の知り合いがタバコをやめるという面白い現象が起きて、これはある意味社会的に意義がある活動なのかと感じました。
タバコを吸うこと自体当然いいことは何もありませんが、今回は健康的な被害ではなく、タバコを吸うことで性格が歪んでしまう可能性を示唆する研究がありましたので、それを基に解説させてもらいます。

いわゆるタバコミュニケーションとして、タバコを吸うことで喫煙所での会話が生まれたりコミュニケーションが深まるという効果があるので、そういう理由でタバコを吸っているという人もいるかと思います。
当然ですが、タバコを吸うと体調が悪くなったり肌荒れなど健康的な被害につながる可能性があるということは皆さんもご存知だと思います。その点も踏まえタバコをやめたいけれど、なかなかやめられないという人もいるのではないでしょうか。

今回参照しているモンペリエ大学等の研究によると、タバコを吸うことによる影響は様々なものがありますが、個人の考え方や感情、行動などのパーソナリティにも長期的には影響を与えるということを研究者は示唆しています。
ですから、ただ単に体に悪いからということではなく、性格にも影響が出て人間関係や人生における様々な物事に対する考え方を歪めてしまう可能性があるのではないかということを示唆しているわけです。
この研究は日本も含めた複数の国の喫煙者のデータセットをもとに行われたもので、サンプル数は15572人で、調査期間は4年から20年ぐらいのわりと長期の研究を集めたものです。
観察研究ではありますが、日常的にタバコを吸っている本数やタバコを吸い始めてからの期間などを確認し、長期的に性格への影響を追跡したものです。

調査したデータを分析してみたところ以下のような事実が示唆されました。

①メンタルが弱くなる

神経症的傾向が悪化するということが分かっています。要するに、タバコを吸うことによって不安になりやすくなります。不安を感じやすくなったり気分が滅入りやすくなるということが確認されているわけです。

②外向性が低下する

他人とコミュニケーションをとることが面倒に感じるようになったり、初対面の人間とのコミュニケーションがうまくとれなくななる傾向が確認されています。

③開放性が低下する

開放性とはいわゆる好奇心ともいえるもので、新しいものを受け入れたり新しい体験に対してオープンになれる性格特性ですが、この開放性も低下する傾向が確認されています。
色々な物事に興味を持ったり、新しいことにチャレンジするためには欠かせない性格特性に対して、タバコというものはネガティブな影響を与えてしまうかもしれないということです。

④協調性が低下する

タバコを吸うことによって喫煙者同士のコミュニケーションが生まれ、人間関係が良くなるから、そのためにタバコを吸っているという人もいると思いますが、それとは反する傾向が確認されています。
長期的に確認してみると、タバコを吸うことによって協調性が低下してしまうので、タバコを吸わない方が、他人と協力する感情や他人と一緒に何かに取り込もうとする意欲、周りの人に合わせて行動しようとする感覚に関して良い状態にあるということです。

⑤誠実性が低下する

誠実性とは人が成功するために大切な万能能力ともいわれるもので、人が生まれ持っている能力であるIQ などの差を超えるためには必要な性格特性だとされています。最も鍛えることができる性格特性であり、真面目にコツコツと物事に取り組んだり、何かを続けようとする特性です。タバコを吸うと、このような気持ちまで減ってしまう可能性があるということです。

ですから、タバコを吸うことによって、その人は不安になりやすくなり、他人と交流するのを避けるようになり人間関係は崩壊し、新しいことに対してオープンになれなくなるので保守的になりやすくなり、さらに、他人と協調することもなくなり、真面目にコツコツと取り組む気持ちもなくなるので飽きっぽくなってしまうという、かなり悲惨な影響が起きる可能性が確認されたわけです。
いわゆるビッグ・ファイブと言われる人間の性格特性を表すために最も適しているとされている性格特性の全てが悪化してしまうということです。

特にこの5つの傾向の中でも最も大きな影響が目立ったのは、神経症的傾向と外向性でした。
ですから、メンタルが弱くなり不安を感じやすくなる ことと、他人との交流が減るということが考えられます。他人との交流が減ると、周りに自分が必要とされているとか、逆に支えられているという感覚が減ってしまいますので、不安がより強くなってしまいます。
不安が強くなり友達と関わらないので、友達はどんどんいなくなり、そうなるとさらに不安が強くなるという負のループがおそらく生まれてしまうと思います。
このような可能性が示唆されているということです。

禁煙すればその影響は改善されるの?

では、タバコをやめたらそのような影響はどうなるのでしょうか。
以前、健康的な害に関しては、タバコをやめてもタバコを吸ったことで傷ついた遺伝子は、修復されるためには最大で15年から20年かかるので、長い間悪影響が残ってしまうという内容を紹介したことがありますが、性格に関してはどうなのでしょうか。
この研究によると、タバコをやめても性格がポジティブな方向に向かうかどうかは分からないとされています。
先々変わる可能性はもちろんあると思いますが、長期間タバコを吸ってしまい性格が歪んでしまうと、そのままの性格で生きていかなくてはいけなくなるかもしれません。
まだはっきりしていないというだけで、禁煙したことによって性格に対する害が改善される可能性ももちろんありますが、少なくともそれ以上の悪化を止めることはできるはずです。
そういう意味では、禁煙はしたほうがいいとは思います。

一応触れておきますが、この研究の中には、タバコをやめたことによって協調性が低下するという可能性を示唆するデータも含まれています。小さな相関ではありますが、そのような傾向が確認されています。
タバコを吸うと協調性が下がるのにタバコをやめても協調性がわずかですが下がるということです。
これは研究チームの推測によると、タバコを吸うことによって喫煙所などでの喫煙者同士のコミュニケーションを促進する働きはやはりあるそうです。これが禁煙することにより失われるということが、原因なのではないかというようなことは言われています。
そういう意味では、タバコをやめないとタバコを吸わない人との協調性は失われていくし、タバコをやめるとタバコを吸う人との協調性は失われていくのかもしれません。
そのようなデータが一応含まれてはいるわけですが、それを回避するための対策はあります。
一緒に禁煙をするというのがいいのではないでしょうか
普段一緒にタバコを吸っている人と一緒に禁煙に取り組み、辛い思いを乗り越えたり一緒に何かを達成したという感覚は、相手との関係をより良いものにしてくれるものですから、仲がいい人やお世話になっている人が期限を始めたのであれば、一緒に自分も禁煙してみるというのはとても良い方法だと思います。

もちろん、今回の研究は観察研究ですから、タバコを吸うことで性格が歪むのか、性格が悪くなる要素を元々持っている人がタバコを吸っているのかということは分からないということは因果関係の問題として確かにありますが、どちらの可能性もあると考えるべきかと思います。両方の可能性があるでしょうし、あるいは、両方がネガティブなループを生み出している可能性もあります。タバコを吸うことによって性格が悪くなり、性格が悪くなったらタバコをもっと吸うようになり、タバコをよりするからもっと性格が悪くなるということが起きてしまう可能性があるということです。
先行研究でも、神経症的傾向が高く誠実性が低い人ほど、タバコを吸う傾向が高いというデータも確認されていますので、これに関しては両方の可能性があるのではないかと考えることができます。

研究チームの推測ですが、タバコを吸う事で体調が崩れてしまうので、それにより性格に影響が出るのではないかということも言われています。
ですから、様々な原因が考えられるわけですが、いずれにせよ、やはりタバコは心身ともに百害あって一利なしだということがわかる研究です。
タバコを吸うことが、不眠症や心疾患のリスクの増加につながるということが様々なデータで確認されていますので、そのような肉体的なダメージやストレスにより、周りの人に対して辛くあたってしまったり性格が歪んでしまうのではないかと推測しているわけです。
人が寝不足になると不機嫌になってしまうのと同様で、慢性的にタバコを吸うことでこれが起きるので、そのせいで性格が歪んでいる可能性もあるということです。

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今回のおすすめ本

リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、以下の参考文献を元にした、DaiGoの独断と偏見を含む考察により、科学の面白さを伝えるエンターテイメントです。そのため、これらは、あくまでも一説であり、その真偽を確定するものではありません。
より正確な情報が必要な方は参考文献・関連研究をあたるか、信頼できる専門家に相談することをおすすめします。
訂正や追加情報があれば、随時修正や追記をします。
参考文献:https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0092656618300825


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