目標・成功 集中力

途中で投げ出さないヤル気を作る【これまで思考&これから思考】

この知識はこんな方におすすめ

  • いつも計画倒れをしてしまう・・・
  • やり遂げる自分になりたい!

やる気がある時とない時で目標に対する考え方を変えるべき?

今回はモチベーションを保つための方法について紹介させてもらいますが、シカゴ大学の研究によりとても興味深いことが分かっています。
僕たちはモチベーションがある時とない時とで、意識するべき目標に対する考え方を変えた方がいいのではないかということが示されていました。

よく部屋に自分の一番の目標を紙に書いて掲げたりすることもあると思いますが、人間は自分の目標を明確にした方が成功するという考え方があります。
皆さんは自分の目標を紙に書いて掲げたことで成功したことがあるでしょうか。
それとも、それによって逆にプレッシャーになったり、目標は掲げたのになかなかモチベーションが湧かず行動することができなかったことで自己嫌悪から自信を失ってしまうということを経験した人もいるでしょうか。

例えば、目標として1日に20ページ本を読むとしていたとして、それを続けることができなくなってしまい挫折して、別に目標を立てなかったら1日10ページぐらいは読むことができたのに、20ページ読めないのであれば10ページ読んでも意味がないからと考えて、もう今日はやめて明日からにしようと放り投げてしまったような経験がある人は結構いるのではないでしょうか。

僕たちはなぜか機械と同じように目標を立ててしまいます。
僕たちのモチベーションというものは今日と同じように明日も毎日あるもので、毎日同じ様を続けることができると考えてしまいます
はっきり言って、皆さんがイチロー選手のように習慣の鬼だったり毎日自分で決めた行動を実行できる人であれば、大きな目標を掲げて毎日それを続けることもできるとは思いますが、ほとんどの人はなかなかできることではありません。

ほとんどの人にはモチベーションやる気の波が必ずあります
それにも関わらず、人は自分が最もモチベーションがある時だけを考えて、多くの人がその時の倍ぐらいの目標を立ててしまいます。

計画を立てるときには何でもできそうな気がしてくる

計画の万能感という言葉があるように、人は計画を立てている時には何でもできそうな気がしてくるものです。
1日にいくらでも本を読むことができそうな気がしてきますが、実際にはそんなことはなくモチベーションはそんなに簡単には上がらないし、どちらかと言うとやる気が出ないことの方が多いわけです。

誰でもモチベーションには浮き沈みがあるのに、そのモチベーションが高いところを水準にして目標を立ててしまうと、当然ですがモチベーションが上がっている時にしかそれを達成することはできません。

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そうなると、その水準よりも自分のモチベーションが下がっている時には、その差だけ絶望を感じるようになります。
そして、この絶望を味わえば味わうほど人は何かを頑張ろうというような感覚がなくなってきます

ですから、モチベーションに浮き沈みがあるのであれば、それが最も下がった水準に合わせて目標を定めてまずは継続するべきです。
そして、それに慣れてくると徐々にモチベーションの浮き沈みが少なくなってきますので、それに合わせて目標のベースラインを上げていくことが重要です。

とはいえ、モチベーションが下がっている時にはできるだけその下がったモチベーションを上げることができれば、そのぶんだけ前に進むことができるわけですし、モチベーションが上がっている時にはより進むこともできるわけですから加速させたいとも思うわけです。

これができるようになるためには目標の見方を2通り考える必要があります。
皆さんも、仕事や勉強や読書など毎日何かしらの目標を立ててモチベーションを持って取り組みたいことがあると思いますが、目標を1つに定めてしまうと、それをモチベーションが高い時に合わせてしまうとモチベーションがない時に挫折感を味わってしまいますし、モチベーションが低い時に合わせると続けることができますが、調子がいい時に時間が無駄になってしまうということもあります。

モチベーションによる目標に対する思考の使い分け

では、どうすればモチベーションが上がっている時にはより前に進み、モチベーションが下がっている時には着実に進むということができるようになるのでしょうか。

そのために2つの思考法を使って目標を記述することができるようになる必要があります。
つまり、皆さんの目標を2つの考え方で捉えることができるようにしておくわけです。
これが出来れば、モチベーションが高い時にはその時に合わせた思考法を一日中使うようにして、モチベーションが下がっている時にはその時に合わせた思考法を使えばいいということになります。

今回はシカゴ大学の研究をもとに、やる気があまり出ず調子が悪い時には着実に前に進み、自分のモチベーションが上がってきたらより飛躍することができる思考法について紹介させてもらいます。

「to-date thinking」という考え方と「to-go thinking」という考え方の2つの考え方があり、この両方の思考法を身につけておくことでモチベーションに合わせてより前に進むことができるというものです。
シカゴ大学の心理学者MinjungKooとAyeletFishbachが見つけた考え方になります。

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「to-go thinking」:これから思考

例えば、皆さんに今日本を100ページ読まないといけないという課題があったとします。
その課題に対して今40ページのところまで来た段階です。
これに対して「to-go thinking」:これから思考で考えるのであれば、あとどれだけ読まなくてはいけないのかということに視点を向ける考え方になります。
そうなると「あと60ページ残っている」という目標に対しての見方になります。

つまり、自分があとどれだけしなくてはいけないのかということに目を向けるのが、この「to-go thinking」:これから思考という考え方になります。

「to-date thinking」:これまで思考

これは自分がどこまで自分がやり遂げてきたのかということに視点を向ける考え方になります。
ですから、先ほどの例であれば、自分が100ページのうち40ページも読むことができたということに注目して、自分がどれだけやりとげることができたのかということを考えます。

この2つの考え方はどちらが良いか悪いかということではありません。
これは自分のモチベーションに合わせて使い分ける必要があります。

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皆さんは普段どちらの考え方が基本にあるのかということを胸に手を当てて考えてみてください。
これはおそらく仕事とプライベートで考え方が少し違ったりすると思います。

例えば、30%の段階で仕事であれば「よし!今日は30%のところまで終わらせることができた!」と考える人でも、ワインの場合であれば「まだ残り70%ほどは残っている」と考えるかもしれません。
人は無意識のうちに「to-date thinking」という考え方と「to-go thinking」という考え方の2つの考え方を様々な場面で使い分けているということです。

多くの人がはまっている「これまで思考の罠」

この研究でわかったこととして、多くの人が仕事でしがちではありますが、「to-date thinking」:これまで思考の罠に多くの人がはまっているようです。

これまで思考には大きな罠があり、今まで自分がどれだけ進めてきたのかということに目を向けがちな人ほど、目標を中途半端に終わらせてしまう傾向があるということが確認されています。
これは早い段階で達成感を感じてしまうからです。
早い段階で達成感を感じてしまうので、どうしても後半に気が緩んでしまいがちになるということです。

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研究では、大事な試験を控えた学生を2つのグループに分けて実験を行っています。
一方のグループには、テスト範囲の中で覚えなくてはならないことがあと52%残っていると伝えられて、もう一方のグループには、テスト範囲の中の48%をすでに覚えていると伝えられました。

まだ覚えなくてはいけないことが残り52%あると、これから思考で伝えられたグループの方がモチベーションが高くなり、テスト範囲の最後までやり遂げることが増えたということが確認されています。

ですから、これまで思考のデメリットとしては早すぎる達成感を感じてしまうために、モチベーションが最後まで続きにくくなるということがあります。

実際に、それまでやり遂げたことに注目してしまうと、本来の目標から別のことに意識が向きやすくなってしまいます
おそらく読書でも経験したことがある人が多いと思いますが、結構読んでもう半分ぐらい読めたと感じてしまうと、一旦しおりを挟んで違う本を読んでしまったり別のことをしてしまうことが結構あるのではないでしょうか。

人はそれまでにやり遂げたことに目を向ければ向けるほど気が緩んでしまい、他の事に目移りしてマルチタスクになってしまったりするようになります。

使い分けが重要!

とはいえ、これから思考ですべてを考えれば良いということではありません。
先ほど言った通りで、これは使い分けがとても重要です。

この研究で分かったのは、最後までやり遂げるためには「to-go thinking」:これから思考の方が有利だったということです。
ですから、特に後半戦に関してはこれから思考を用いることでモチベーションを維持することができるわけです。

これは考えれば当然で、テスト範囲の勉強が残り10%だと言われると、そのまま頑張って終わらせようという気になるでしょうが、その勉強がもう90%も終わっていると言われると、それだけ終わっているのであれば少しぐらいサボってもいいかという気になってしまいます。

ですから、1つの事をやり遂げるというためには、これから思考であとどれぐらい残っているのかということに注目するようにしてください

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とはいえ、これも多くの人が感じたことがあると思いますが、本を読んでいても全部で100ページ読まないといけないのにまだ10ページしか読めていないと感じたら、なんとなくやる気がなくなってしまうような時もあるのではないでしょうか。

つまり、これから思考にもデメリットがあり、あとどれぐらい残っているのかという考え方は、序盤ではかなり不利になってしまうわけです。
まだまだ沢山残っていてこんなにも頑張らないといけないのかという気分にさせてしまいます。

ですから、使い分けが重要です。
序盤の頃ややる気が出ないという時には、自分がこれまでどれだけやり遂げてきたのかということに目を向けて、これまで思考をあえて使うべきで、それによってモチベーションが湧いてきます。
つまり、まずは手をつけるためのモチベーションが欲しいのであればこれまで思考です。

一方で、物事をもう少しだから一気にやり遂げたいとかモチベーションが高いという時には、これから思考を使った時の方がそれをやりきるためのモチベーションにはなります

「to-date thinking」手をつけるモチベーションが湧かない時にはこれまで思考

今まで自分がどれだけ頑張ってきたのかということを考えることによって、もう少し頑張ろうというモチベーションを作ることができます。

「to-go thinking」それをやりきるために自分のモチベーションをさらに高める時にはこれから思考

一方で、モチベーションが高い時にそれをさらに高めたいとか、その仕事や勉強の後半でそれを一気に加速して終わらせたいという時にはこれから思考を使うようにしてください。

ですから、どうしてもやる気が出ないという時にはこれまで思考で自分がそれまでしてきたことに目を向けるようにしてください。
モチベーションが高い時やそれをやりきって終わらせたいという時には、残っているところに注目した方が走り抜けることができます。

人生でも仕事でも使い分けることができる

ちなみに、これは人生でも使うことができるものです。

皆さんがもし人生や仕事でなんとなくやる気が出ないとか、自分の人生は何なのだろうかと思った時には「これまで思考」を使ってください。

仕事で落ち込んで自分が何のために働いているのかが分からなくなってしまったというような時は、今まで皆さんが達成してきたことや人に感謝された時のこと、自分がやり遂げることができたことや幸せにすることができた人のことを思い出してください。

これが皆さんの人生に対しての「これまで思考」になりますので、やる気が出ないとか人生に向き合えないと思っている自分が、それまでにやり遂げてきたことを思い浮かべることによって、もう少し頑張ってみようというやる気が出てきます。

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一方で、テンションがあがってやる気が高まっているような時には未来について考えるようにしてください。
これまでのことではなくこれからのことを「これから思考」で考えて、これからやるべきことやその可能性について視点が広がりモチベーションを高く保つことができます。

これは目標を立てる時にも使うことができる考え方ですから、お子さんに対しても部下に対しても目標を一緒に考える時には非常に良い2つの視点だと思います。

ちなみに、筋トレやスポーツの練習の短いスパンでも使うことができるものです。
例えば、筋トレを30回やりきりたいという時には、前半は1から15まで数えて半分まで行ったらそこから数を減らしていきます。
たったこれだけのことでも不思議とモチベーションが続きやすくなります。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。

集中力とモチベーションのためのおすすめ本

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モチベーションを保つためには集中力を発揮する必要もありますので、これらも併せてチェックしていただけたらと思います。

来年こそは目標を達成するためのおすすめ

今回は、モチベーションをコントロールするための2つの思考法について紹介させてもらいました
今年ももう12月で何もできなかったという人もいると思いますが、来年の目標は今年のうちに立てておいた方がいいです。

新年を迎えると人間は良くも悪くもリフレッシュしてしまうので去年のことを忘れてしまいがちになるものです。
ですから、今年のうちに正しい計画の立て方を学んでもらい、今年のうちにその計画をスタートさせてください。
それだけでもかなり目標の達成率は変わります。

今回のおすすめの動画としては、目標達成度を高めるための目標の立て方について解説した動画を紹介しておきます。
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リサーチ協力:パレオチャンネル

免責事項:本内容は科学の面白さを伝えることを目的としたエンタメです。なるべく多くの方に、科学的思考に興味を持ってもらうために、参考資料や過去の動画を元に、大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。動画の結論は実際の研究とは異なる場合があります。
僕は文献を読むのが好きなタダの理系であり、専門家ではありません。また、多くの科学者とも同じように人間ですから、間違うことも多々あります。実際に知識を利用する際にはご自分で調査するか、専門家に相談してください。
参考:Halvorson, Heidi Grant - Nine Things Successful People Do Differently

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