人間関係

テレ朝セクハラ問題の本当の闇【セクハラを受けるとプライベートまで崩壊する】

テレ朝セクハラ問題の本当の闇

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共感能力の低下がやばい!

テレビ業界の腐敗が次々と明らかになっていますが、テレ朝の報道ステーションの有名なプロデューサーさんがセクハラをして処分されたということです。モラハラもパワハラもある業界なんだとは思いますが、今回は被害者も数十人に渡るひどいセクハラだったようです。

テレ朝の報道ステーションの男性チーフプロデューサーがセクハラをして更迭されたというニュースでしたが、この時点でなぜ実名を出さないのかということにも疑問を持ちます。京アニさんの被害者の実名は公表するくせに、自分達の身内の名前は伏せるわけです。
以前も紹介しましたが、人は権力を持つと共感能力が下がるものです。それを考えてもやはりひどい話だと思います。調べれば名前も出てくるとは思いますが、被害者の人数から考えても、おそらく継続的にセクハラをされていたのだと推測できます。
そんな状態にも関わらず、本人はさほど気にしていなかったでしょうし、共感能力が低いので、セクハラだとも思っていなかったのではないでしょうか。

こんな身内の恥こそ正直にオープンにして謝罪するべきなはずです。謝罪の基本として、責任は自分にあるということを正直に伝え頭を下げるのが大切なはずにもかかわらず、おそらく彼は自分が矢面に立って謝罪をするわけでもないでしょうし、異動になりもうこれで大丈夫とでも思うのでしょう。
こんなことをするとただでさえテレビ業界に対する風当たりが強いのに、国民の共通の財産である電波を使っているテレビ局に対して国民が不信感を感じることを考えられないわけです。
共感能力の低下というものはこんなにも危険だということです。

この共感能力の低下により、テレビ局の内部ではチーフプロデューサーのような偉い人が社員たちを虐げたりセクハラするという問題が起きるし、それが明るみになった時にも異動程度で済ませて、それでみんながどのように思うのかもう考えられないわけです。

セクハラにより起きる問題

今回は、セクハラというものがどれぐらい酷いものなのかということ説明させてもらいたいと思います。
会社でセクハラやパワハラ、モラハラをする偉そうな人がいると思いますが、このような人は往往にしてダニングクルーガー効果が働いています。
これは簡単に言うと、ダメな人ほど自分はできると思い込む錯覚を生み出す認知バイアスです。仕事ができない人ほど自分は仕事ができると偉そうにして、やることもやっていないのにセクハラやパワハラはするという人たちです。

もちろんパワハラやモラハラというもの自体も決して許されるものではありませんが、セクハラで女性の心に傷を残すというのは最悪です。
このセクハラというものは女性の心にとても大きな傷をつけて、心だけでなく身体にも影響が出てしまうということが分かっています。
例えば、忘れられないようなトラウマ的な体験というものは、腸内環境に消えない傷を残すということが研究により分かっています。

ですから、皆さんがもしセクハラやパワハラやモラハラで悩んでいるのであれば、本当に転職をお勧めします。心に残る傷だけでなく、寿命を左右するぐらいのレベルで腸内環境に傷を残してしまいます。健康被害にも結びついてしまうわけです。

被害は大切な人たちにまで

私さえ耐えていればと我慢してしまう人もいるかもしれませんが、これも良くありません。
会社にパワハラやセクハラなど同僚や皆さんに嫌がらせをしてくる人がいるだけで、皆さんのプライベートや家庭の人間関係まで悪くなってしまうということが分かっています。

今回は、このような研究内容を紹介させてもらい、皆さんがセクハラやパワハラ、モラハラが起きている職場にいたら、その職場から出て行こうという決心をつけるための参考にしていただけたらと思います。

シンガポール国立大学の研究で、56名のオフィスワーカーを対象に全員にアンケートをとり朝から夜の気分やメンタルの変化を10日間にわたって調査しました。会社で働いている人たちの気分やメンタルの変化を追いかけるだけでなく、その人の配偶者やパートナーにも協力をお願いし、会社で働いて帰ってきた人がどのような状況だったのかということを最も近くにいる第三者の目線で調べてもらうということも行なっています。
つまり、会社でどのような気分の変化があった時に、家に帰った時にパートナーから見てどのように感じるのかということを調べようとしたものです。

その結果、会社でパワハラやセクハラ、モラハラや嫌がらせを受けた参加者は、丸1日家に帰ってからも怒りや敵意の感情のレベルが上がっていました。会社にいる間に嫌な気分になったり攻撃的になるのは分かりますが、その嫌な気分や怒りというものは、会社の中だけにとどまらず家庭に帰ってから奥さんや旦那さん、あるいは、子どもや友人にまで、その感情は向けられていました。

つまり、みなさんが職場でパワハラやセクハラ、モラハラや嫌がらせを受けると、皆さんの内側に怒りや攻撃性が生まれます。これは人として当然のことですが、その怒りや攻撃性は会社の中で他の人に向けられるだけではなく、皆さんのプライベートの関係にまで最終的には向けられてしまいます。

ですから、セクハラやパワハラで悩んでいる人が友達にも相談できないとか友達がいなくなってしまい、自分が追い込まれているような感情になっているのに、なぜか周りの人も助けてくれないし、余計に追い込まれていくような気分になり、どんどん人間関係が悪くなってしまうということが起こり得ます。

社会的感染の恐ろしさ

皆さんが会社で受けたことによる怒りや敵意は、皆さんの最も近い人に向けられてしまいます。大切な家族や友人に向けられてしまいます
つまり、そんな会社で働いていることは長期的に見て皆さんの人生にもネガティブな影響を与えるということです。
大事な人のためにもパワハラやセクハラが存在する会社は今すぐ辞めたほうがいいです。

これは社会的感染と呼ばれる現象で、人間の敵意というものは個人から個人に広がっていくものです。敵意は感染しどんどん広がってしまうということが様々な研究により分かっています。

今回のシンガポール国立大学の研究で参照されているデータを見てみると、103組のカップルを調査した別の研究があり、警察官など他人からの敵意を向けられやすい職業に就いている人や人の敵意に触れやすい職業に就いている人は、自分の配偶者や家族に対して暴力を振るったり暴言を吐く確率が高かったということが分かっています。
もちろん警察官は重要な仕事ですが、犯人などから敵意を向けられるような職業、あるいは、そんな敵意に触れやすい職場にいると、その敵意は自分から自分の家族にも向いてしまうわけです。

それでも今の会社にいたいとか辞められないという人もいると思いますが、この敵意の感染を防ぐ方法はほとんどありません。
例えば、よほど瞑想などを行いメンタルを鍛えてどんなことにも動じないような状態を作ることができれば別ですが、ほとんどの人はなかなかできるものではありません。
だからこそ、その大元を断つしか方法はありません。

勇気をもって転職を考えてください。
皆さんが耐えている間に、皆さんが感染した敵意は無意識のうちに皆さんの大切な人に向いてしまい、それに皆さんの大切な人たちは耐えています
そういった意味で、セクハラやパワハラ、モラハラというものは皆さんだけが耐えているのではありません。皆さんの大切な家族や友人も間接的に攻撃されているということを覚えておいてください。

転職に成功するためのおすすめ動画
科学が認めた転職テク【ワーキングアイデンティティ】入門
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1563725043

リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

参照:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0149206316654544?journalCode=joma
https://my.apa.org/apa/idm/login.seam?ERIGHTS_TARGET=https%3A%2F%2Fpsycnet.apa.org%2F%3F%26fa%3Dmain.doiLanding%26doi%3D10.1037%2Fa0013254


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