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教師いじめ問題にみる【職場いじめの闇】

教師いじめ問題にみる職場いじめの闇

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この知識はこんな方におすすめ

  • いじめや人間関係に悩んでいる
  • 学校の教師
  • 職場でいじめがあったり人間関係が悪い
  • 子育てや教育に関わる人

なぜいじめはなくならないのか?!

学校の教師によるいじめというなんとも残念な話が話題になっていましたが、僕も小学校の1年生から中学2年生までいじめられて学校の先生に対していい思い出は全くありません。
そんな人が学校でクラスの管理などをしているとなると、当然子供の間のいじめはなくならないはずです。
今回の問題では、神戸市立の小学校で30代から40代の男女の教員4人が20代の同僚教員らに対して暴力や嫌がらせを繰り返していたというかなり衝撃的な話です。
この問題に隠されている本当の闇について今回は紹介させてもらいます。これはいじめがなぜなくならないのかということにも通じますし、いじめから脱却するのがなぜ難しいのかということも分かっていただけるかと思います。

今回の特に酷いところでもありますが、被害者の男性にミミズ腫れができたりカレーを目に刷り込まれたりしていたということを校長は知っていたにも関わらず、教育委員会にそれを報告しなかったどころか虚偽の報告をしたそうで、なかなか深い闇を抱えている問題です。
これは一般企業でも起こる可能性がありますが、特に学校ではより起こりやすい問題です。

僕も自分がいじめられてる時には結構色々と考えました。なぜいじめはなくならないのか、なぜ先生に相談しても解決してくれないのかといろいろ考えましたし、親を通じて学校に訴えても自分にも非があるのではないかと言われ結局何もしてくれませんでした。
普通に考えて誰でもいじめはよくないことだと分かっているしそう口では言っているはずです。にもかかわらず、なぜそのいじめに向き合おうとせず隠蔽しようとするのでしょうか。

いじめの闇には2つの問題があります。

いじめの闇1 : いじめの実態がばれて困る人の方が多い

いじめられている人よりもそのいじめの問題が公表されたら困る人の方が多いので、結局多数決的な考え方により、SNS で世の中に出たり社会的な問題として取り扱われない限りは、基本的にはもみ消されてしまうものです。

いじめの闇2 :いじめられていると判断能力が失われる

いじめを受けると強烈なストレスの断続的に受けるようになりますので、それにより IQ が低下し判断能力が失われてしまいます。
普段であれば、様々な解決方法を思いついたはずなのにそれを考えるつくこともなく行動できないままただそのいじめに耐えてしまうようになってしまいます。僕も8年間いじめに耐え続けていましたのでよく分かります。今思えば色々な対処の仕方があったはずではありますが、強烈な慢性的なストレスを受け続けていると判断能力や解決策を思いつく能力が著しく低下し、どんどん追い込まれていくようになります。

つまり、周りはそれを隠蔽しようとする闇と被害者本人の判断能力や行動力や意思力が失われるという2つの闇が起きることによって、いじめというのはなくならないし発見しづらくなるわけです。

ですから、問題がないという虚偽の報告を鵜呑みにしてしまう教育委員会にも問題があります。委員会の目的から考えても本来であれば疑ってかかった方が良かったはずです。ところが、教育委員会もいじめが存在していると困る側なのでできればその存在に気づきたくもなかったということかもしれません。

結局、いじめの構造としては・・・

いじめの被害者 対 いじめの加害者+いじめがバレると困る教師たちや校長+学校をコントロールすることができていないと思われると困る教育委員会

この3つがいじめられっ子の敵になっているわけです。
つまり、いじめの被害者はこの大きな3つの敵を説得するか戦って勝つしかないという極めて不利な戦いを強いられています

ですから、僕もそうでしたが、いじめられている子供がそれを訴え出たとしても、学校の先生からするとその実態を認めるのが面倒なわけです。親からもクレームがくるでしょうし、いじめをしている側の親にも話をしないといけないし、その親が面倒な人であればより面倒なことになります。さらに、下手をするといじめがエスカレートするということも分かっているわけです。
校長も同じで、自分の学校でいじめが起きているということになれば、自分のマネジメント能力が問題視されますし、教育委員会も厄介な仕事を抱えてしまうだけなので面倒でしかありません。

一般的な企業でも同様のことは起きる可能性はあります。
やはり、部下に問題があると上司の管理責任を問われたり、特に、今回のような社会問題にまでなると責任を取る必要も出てくるわけです。
マネジメント能力の欠如が露呈すると、会社の場合であれば出世や給料に影響が出るし、学校のような狭い社会の中ではそんな問題を起こした人というレッテルを貼られて他の学校に行くことにも影響が出てしまいます。

結局、この人達はどうするかというと、「話し合いという名のもみ消し」を行います。
いじめの被害者とそれがバレると困る教師たちと校長、そして加害者と教育委員会という謎の1対4のもみ消しという名の話し合いが行われるわけです。
ですから、このような問題こそどんどん SNS に上げて議論するべきかもしれません。
いじめをしたりそれを下手に揉め消そうとすると世の中に晒されてしまうということを理解させないと、どうしてもなくならないと思います。
今回の件でいうと、どう考えても傷害罪でしょうから、普通に実名公表してもいいと思いますし、自分たちのしたことをちゃんと思い知るべきだと思います。

そんな先生たちに対する愚痴を言っても、皆さんの会社の中で上司に対する愚痴を言っても、結局そのような問題は解決しないので、いじめられている方やいじめられる可能性がある方、いじめられたくない方は、いじめられづらい人間になる方法を知っておくしかありません。
いじめというのは非常に複雑な問題ですが、いじめられづらい人間になるにはどうすればいいのかという研究をいくつか紹介させてもらいます。

対策1. 自己効力感を鍛える

自分の力で世の中を変えることができる、自分の周りの環境を変えることができるというような自分の力を信じることができる自己効力感が重要になります。
この自己効力感があると、人間関係の問題が起きたとしてもそれを解決したり、いじめの問題が起き始めたとしてもそれを自分がちゃんと意見を言って解決しようとすることができるようになります

この自己効力感を鍛えておくと人間関係の問題も抱えづらいので、鍛えておくことが大切です。
その方法はいろいろとありますが、最も簡単な方法としては、イーストロンドン大学の研究で、ストレスを乗り越えてどのように成長していくかという研究の中で、スポーツが効果があるとされています。
特にスポーツの中でも、新しい技術やテクニックを身につけられるものがいいということです。自分の努力による上達を感じることができるスポーツが自己効力感を鍛えるために効果があるということです。
当然ですがスポーツは自分の努力でしか上手くなりません。ただひたすら練習するしかありませんので、自分の努力によってレベルアップを実感することで、自己効力感が高まってきます。自分の努力は報われるという感覚を養うことができるわけです。

そして、この先に自己効力感の転移というものが生まれます。
このスポーツで生まれた自己効力感が人間関係や仕事、恋愛など他のことにも転移していくことが起こります
つまり、スポーツが上達して自分がやればできると思った人は、人間関係の問題も解決しやすくなるし仕事の問題も解決しやすくなるということです。

いじめられている人はこのまま耐え続けるしかないとか、自分はどうせ無価値な人間だから我慢するしかないと思ってしまいがちですが、実際にはそんなことはありません。
前述したような判断能力の低下なども起こり、自分が無力だと感じることにより行動を止めてしまいがちです。そうすると、どんどんいじめはエスカレートしてしまいます。
だからこそ、自己効力感を養うことが重要です。

スポーツでなくても筋トレでもいいと思います。筋トレをすれば体調も変わりますし、筋トレで体を大きくするのも効果があります。
これはポジティブボディイメージといって、自分の体に満足できることによって、不思議と他人の目が気にならなくなります
自分の体に対するイメージが良くなると他人の目が気にならなくなるので、ちゃんと自分の意見を言うことができるようになるし嫌なことに対しては抵抗することも出来るようになります。

対策2. 人脈の拡大

社会の中や集団の中で人が不利な立場に置かれるのかどうか、それともいい立場に置かれるのかということを調べた研究はいろいろとありますが、2011年のサイモンフレーザー大学の研究で、刑務所に送られたコカインのディーラー112人を対象にコックス比例ハザード分析というものを行いました。
逮捕されにくい麻薬のディーラーと逮捕されがちな麻薬のディーラーの違いを調べようとしたものです。
その結果、そのディーラーが逮捕を免れる最大の要因は、本人の能力でも組織の権威でもなく、そのディーラーが所属している犯罪組織のネットワークの大きさに比例しているということが分かっています。
つまり、本人の能力や組織の権威や肩書きは関係なく、その人がどれぐらい人間関係のネットワークを作っているのかということが重要で、そのサイズが大きければ大きく豊富なジャンルの人と繋がりがある人ほど捕まりづらかったということです。

人はどうしても小さい組織の中で固まってしまうと叩かれやすくなってしまいます。
閉鎖的な組織だと弱い組織になりますし、学校の教師のように自分の時間が全くないような仕事の人こそ、休みの時や時間ができた時には普段とは全く違うコミュニティーに参加したり新しいスポーツに挑戦したりしておくことが大切です。
日常の枠組みとは違うコミュニティーを作っておくことで、ネットワークを広げておくと、いじめられた時にも自分はダメで無力なんだと思わなくて済みます
他で充実している人間関係があればそれが拠り所になりますが、外でも友達がなく学校にしか人間関係がないとなると、閉鎖的になってしまい身動きが取れなくなってしまいます。

大人の場合はこれができますが、子供の場合はこれができないことが多いので、子供の方が深刻になりやすいです。
近所や塾の友達だと学校とかぶることが多いですが、ネット上の繋がりでもネットゲームでやりとりする友達でもいいと思いますので、違うところに人間関係を作っておくと、それが皆さんの危機的な状況を支えてくれる可能性が高くなります。

情熱を感じられるスポーツをしてみる

筋トレをしてみる

人間関係を広げてみる

この3つを実践しておいてもらえると、教師に限らず企業の中でもいじめられる可能性は減ります。
ぜひ参考にしてみてください。

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▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1556983208

リサーチ協力:Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

参照:https://www.amazon.com/Positive-Psychology-Body-Somatopsychic-Flourishing/dp/0335247717
M Bouchard(2011)Is small beautiful? The link between risks and size in illegal drug markets


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