この知識はこんな方におすすめ
- 人生を変えたい
- 好きなことをして生きていきたい
人生がうまくいかなくなってしまう人の特徴
今回は、やりたいことをやればやるほど、人生がうまくいかなくなってしまう人の特徴について紹介させてもらいます。
やりたいことをやっている人は幸せなのではないかと考える人もいると思いますが、実は、どうやらそこには条件があるようです。
正確に言うと、やりたいことをひたすら目指す前に“あること”をちゃんとできるようになっておかないと、僕たちはむしろ不幸になってしまうのではないかという研究があります。
そのあることとは何なのかと言うと・・・
お金儲けです。
一般的に多くの人は世の中お金ではないと言って、お金よりも好きなことをするべきだと考えて、そこからなんとなくお金も稼げるようになるルートをたどります。
まずは好きな事を優先してお金は後回しにするべきだと考える人が多いです。
物欲やお金に興味がないという若者も増えているようです。
それはどうやら沼への入り口かもしれません。
そんなことを示す研究がありますので、今回はその研究をもとに解説させてもらいます。
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低所得者の人たちの考え方と行動パターン
政治心理学者のジョン・ジョスト氏らのチームが行った研究で、低所得者の人たちの考え方とか行動パターンを調べるということを行っています。
そこからとんでもないことが分かっています。
なんと低所得者の人の方が17%も高所得者の人に比べて、経済格差やお金の格差について当然だと考えてしまうということが分かっています。
低所得者の人の方が、いわゆる貧富の差があるのは当然だと考えている人が多いということです。貧富の差を受け入れてしまっているわけです。
普通に考えると、自分たちが不利な立場にいるわけですから、現状を変えなくてはいけないと考えるはずです。
今の世の中は経済格差がひどすぎて、一部のお金を持っている人達が全ての富を独占しているから状況を変えるべきだと考えるのが普通だと思います。
ところが、実際にはどうやら逆のようです。
お金を持っている人の方が、どちらかと言うと貧富の差がこんなにもあるのはおかしいと考えているようです。
苦しい現状を受け入れてしまう
意外な結果ですが、なぜこのようなことになるのかと言うと、この研究が示すことを簡単にまとめると、お金がない人たちの行動をチェックしてみると、お金がない人ほど現状維持を求めやすいということが分かっています。
誰でもしんどいこともあれば面倒なこともあると思います。嫌なこともたくさんあるけれど、そんな現状に対して仕方がないと考えてしまうわけです。
現状を変えるための努力をするとか、その現状を変えることができるという感覚がお金がない人ほど少なくなってしまうということです。
そのため、結局自分の人生を変えることもできませんので、自分の好きなことをしようとどんなことをしようと人生は変わりません。
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まずはお金を稼ぐことに全力を注ぎ現状維持の罠を抜け出す
ですから、まずはお金を儲けるための勉強をしたり、お金を稼ぐということに対して自分のリソースを全て投下して、そこである程度お金を稼ぐことができるようになってから、自分のやりたいことを目指すというようにしないと、おそらくはこの貧困と現状維持の罠にはまってしまう可能性が高くなります。
その結果、自分の人生はいつまでも変えられないということになります。
この研究では様々なことが調べられていますが、特に所得が低い人たちには経済格差を受け入れているどころか、逆にそれが必要だとまで考えている人もいたそうです。
しかも、いわゆる表現の自由というものがありますが、これについてもお金がない人ほど、その表現の自由の権利さえも捨てることを厭わないと考えてしまう傾向もあったそうです。
自分たちが言いたいことを言えなくなったとしても、それはそれで仕方がないと考えてしまうわけです。
世界に目を向けると、独裁者が支配しているような貧しい国があったりします 。
そのような国の状況を目にすると、おそらく皆さんも不思議に思うはずです。
なぜそんなひどい状況にいるのに、それを変えるための声を上げないのだろうかと感じると思います。
これも結局、自分たちがそんな酷い状況にいるのにその現状を受け入れてしまっているからです。
貧困に苦しんでいるにもかかわらず、その状況を受け入れてしまっているのでいつまでも変わらないわけです。
これはブラック企業に入っている人が、いつのまにかその状況を受け入れて人生を変えられなくなってしまうのも同じです。
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貧困は未来を変える力を奪う!
所得が低い人達は一貫して所得が高い人よりも現状を維持する傾向があり、その現場がどんなにつらいものであっても、それを受け入れて支持してしまいやすくなります。
現状によって被害を被っている人ほど、逆にその状況に対して疑問を持ったり、異議を唱えたりそれを変えようと努力する事をしなくなります。
この研究の中には様々な調査が行われていますが、問題は政治にもあるようです。
政治の中でも、そこで行われる政策が良いか悪いかということではなく、みんなが指示していればそれを支持するし、みんなが叩き始めたら自分も叩く流されやすい傾向が貧困を抱えている人達にはあるということも分かっています。
だからこそ、未来を変える力を手に入れるためには、まずは“現状を変える”という決断をしなくてはいけません。
その現状を変えるということをするためには、一定以上のお金を稼いで少なくとも貧困の状態から抜け出すということをしないと、いつのまにかそれを受け入れて現状を変えるということを考えることさえも放棄してしまいます。
まずはお金を稼ぐための勉強をして、ある程度余裕ができたら自分のやりたいことをやった方が良いということをこの研究は示しています。
お金を稼ぐということは別に悪いことではありませんので、そんな勉強から始めてみてはいかがでしょうか。
本当に成功するために
今回は、本当に成功したいのであれば情熱が協調性を捨てるべきだということを解説した動画を紹介しておきます。
成功したいなら情熱と協調性を捨てよ
一般的に世の中では協調性が大事だと言われたり、とにかく情熱が大事だと考える人も多いと思います。
はっきり言いますが、本当に成功したいのであれば情熱と協調性は捨てるべきです。
情熱と協調性は早めに捨てた方が収入は高くなります。
ある程度収入をあげておいてから自分の好きなことをすればいいと思います。
まずは情熱と協調性は捨てて、そこからお金を稼いでいきましょう。
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現状を変える決断力を高めるために
決断力―6万人を調査してわかった 迷わない決め方の科学
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参考:Grant, Adam - Give and Take: A Revolutionary Approach to Success