皆さんどんな映画を観ますか。
僕も色々と観ますが、一番ストレス発散になるのではないかという映画が分かっています。
それは・・・
ホラー映画です。
ホラー映画を観ますか?
僕はこの研究を知るまではあまり観ませんでしたが、ホラー映画はとてもストレス発散にいいということです。
怖いしドキドキするして嫌だと感じる人も多いと思いますが、他にホラー映画を観ればいいということではなく条件があります。
自分から望んで観る場合に限ります。
罰ゲームや無理やり誘われて嫌々観るのではなく自分から望んでホラー映画を観る場合はストレス発散にとても良いということがわかった研究があります。
自発的ネガティブ体験
これは自発的ネガティブ体験といい、絶叫マシンなども同じです。
怖い体験というものは本来生物は避けるはずです。怖いホラー映画や絶叫マシーンをなぜわざわざ望んで体験しようとするのかというと、他人から強制されたり怖いことをされるのは嫌ですが自分から望んでそのような体験をするのを自発的ネガティブ体験といい、これがメンタルに良いのということが言われています。
ピッツバーグ大学の研究で262人の男女でBASEMENTというお化け屋敷のチケットを買った人(もともとホラーが好きな人たち)だけを対象をにして実験を行っています。
参加者の人たちのメンタルの状態をチェックしながらEEGという脳波を測るものをつけてもらい脳波をスキャンしました。それからお化け屋敷を体験してもらい、体験してもらった後にもメンタルのチェックと脳波のスキャンを行いました。
恐怖が人間の脳にどのような影響を与えるのかということを調べたものです。
望んで体験をした人に関しては恐怖を感じたことによって全員のメンタルが改善していてやる気が活力につながっていました。さらに、脳波の状態から神経の反応は緩やかになりリラックスできているということも分かりました。
この自発的ネガティブ体験の効果に関しては、落差の問題だと言われています。
怖い体験や命の危険を感じさせるような体験をすることによって普段の日常生活に対して有難いような感覚を持つようになります。寒い時に少し暖かい気に入るとほっとできるような感覚で落差によって喜びを感じることができるというものです。
スポンサーリンク
さらに、ストレスに強くなるという効果も確認されています。
頭の中ではお化け屋敷に入ったからといってお化けに呪われるわけでも殺されるわけでもないということは分かっているはずですし、ジェットコースターに乗っても基本的には怪我をするようなことはないということもわかっているはずです。安全だということは分かっているけれど生物としては恐怖を感じるわけです。このように頭の中ではわかっているけれど生物としての恐怖を感じるとストレスへの耐性ができるということです。
ちなみに、そういうことであればホラー映画も観てみようかと思った人は、自分が望んでやってみようと思うことが大事ですからそう思えるぐらいの程度の軽いところから始めてみるのが良いのではないでしょうか。絶叫マシンなども無理をしない程度で適度な恐怖を感じるぐらいが良いかと思います。
とはいえ、ホラーも絶叫マシンも怖くて嫌だという人のために、別のメンタル強化やストレス耐性のためのおすすめ動画を紹介しておきます↓
参考文献
https://psycnet.apa.org/record/2018-51113-001