メンタル強化

狙撃兵に学ぶメンタルコントロール

この知識はこんな方におすすめ

  • 恐怖心を乗り越えたい
  • 緊張を乗り越えたい

恐怖心や緊張を乗り越えるために!

今回は狙撃兵に学ぶメンタルコントロールについて解説したいと思います。

メンタルコントロールというものは難しいもので、分かっているけれどできないということはよくあると思います。
目の前のことに集中したいけれどなかなかそれができないとか、恐れる必要はないとわかっているのにそれでも怖い、緊張せずリラックスしてすればうまくいくとわかっているのにどうしても緊張してしまうなど、人間が一番思う通りにすることができないのは自分のメンタルです。

この自分のメンタルをコントロールしないと命を失ってしまうような狙撃兵や軍人の人たちが、一体どのような方法を使ってメンタルをコントロールしているのかということを解説したいと思います。

スナイパーが現場で最も役に立つスキルは?

皆さんは普段どのようにしてメンタルコントロールをしていますか?

自分に言い聞かせようとしたりポジティブな言葉を投げかけたりすることでコントロールしようとしている人も結構多いと思いますが、今回参考文献にしているのは『恐怖を飼いならす(Mastering Fear)』という本で、これはBrandon Webbさんという方が書かれたもので、この方はもともとネイビーシールズに所属していたスナイパーの方で紛争地帯で実際に戦っていました。

スナイパーの人は長時間同じ場所で同じ姿勢で待機する必要があったり、当然間違えた判断をすると自分が狙われて命を失うこともあります。
ですから、メンタル的な強さもかなり必要ですし忍耐力も非常に高くないとできない仕事です。

このような方が書かれた本ですから、当然死と隣り合わせでもあり普通ではありえないようなたくさんの知識が紹介されています。

例えば、やはり自分の肉体が自分の命を守るわけでですので、体を鍛えたり戦闘能力を鍛えたりサバイバルの知識もたくさん持っていますが、そのような様々なトレーニングの中で最も役に立ったのは何なのかということを教えてくれています。

彼が現場で一番役に立ったのは恐怖心を乗り越えるためのメンタルスキルだったそうです。
軍人ですから常に命の危険性もあるわけで、しかも、一瞬の気の迷いや強風によって命を落としてしまう可能性があります。

ですから、このような人たちはメンタルに関する知識も実践的にも持っていますし、彼らを指導する人たちも当然それについてのかなりの研究者でもありますから、このあたりは僕たちにとっても非常に参考になる内容です。

軍人の人たちのような戦う能力やサバイバルの知識は僕たちには必要ありませんが、恐怖に打ち勝つためのメンタルスキルというものは僕たちにとっても非常に参考になるはずです。

シンプルで使いやすくまとめられている!

このような軍隊にまつわるようなメンタルスキルや心理学的な知識というものはいろいろとありますが、どれもとてもシンプルにまとめられています。

なぜかと言うと、いろいろと複雑で難しいことを考えている余裕はないからです。
一瞬の迷いや間違いが命を落とす結果に繋がるような現場で戦っているので、非常に分かりやすく短いステップで自分のメンタルを最速でコントロールする方法がたくさんあります

実際に、ネイビーシールズでは恐怖を乗り越えるためにやるべきことは2つしかないとされているそうです。
恐怖に飲み込まれそうになった時にはこの2つのことをするだけで恐怖心を飼いならすことができるということです。

僕たちが普段緊張したくないのに緊張してしまったり話しかけたいけれど話しかけることができないというようなことは、もちろん軍人の人たちに比べたら非常に些細なことには違いありませんが、僕たちにも乗り越えたい恐怖心や緊張というものはあります。

ネイビーシールズで教わるメンタルスキル

ポイント1 :自分が恐怖を感じているということに気づく

ポイント2 :恐怖の方向性を変える

たったこの2つをするだけだそうです。

この方が言われるには、恐怖心に打ち勝とうとする時には別に強い男になろうとしたり自分のテンションを高めるというようなことは必要ないそうです。
恐怖というものは自分の内側で勝手に出てきているものであり、頭の中で行う会話だと彼らは教わるそうです。

例えば、皆さんの日常生活の中であれば、「これに失敗すると大きな恥をかいてしまうかもしれないから、絶対に失敗するわけにはいかない」というような会話が勝手に繰り広げられて、それにより僕たちは失敗というものを意識してしまい、本番で本当に失敗してしまったりします。

緊張によって手がつかなくなるというのは、このような緊張や恐怖心という感情が僕たちの体をコントロールしているのではなく、そのような感情を感じた時に頭の中で沸き起こる脳内会話が原因で、それによって失敗してしまうのだということをネイビーシールズの人たちは教わるということです。

恐怖心というものは本来はそれを感じたとしても、その恐怖があるからこそ頑張ることもできるはずなのに、その感情が頭の中で会話を始めてしまうとやばい状態になってしまいます。
ですから、その会話の方向性を変える方法を彼らは学ぶそうです。

確かにこれは何となく皆さんもわかることだと思いますが、意識してしまうと余計に失敗してしまいやすくなるものです。

自分の恐怖心や頭の中で行われている会話に気づいて、それを変化させていくというのが彼らが教わるテクニックです。

これは心理学では自動思考キャッチトレーニングとか認知行動療法で行われているテクニックではありますが、この著者の方はこの方法を今回の参考文献などで教えてくれています。

「脳内会話」が始まったら・・・

例えば、皆さんが調子にこれは大事な交渉だから絶対に失敗しないようにと言われたとします。
そんな時に皆さんの頭の中で沸き起こる会話としては、「失敗したらどうしよう・・・」と“ 失敗 ”という言葉が頭の中でぐるぐるとめぐり始めます。
そうなると当然ですが変に意識してしまうだけになり失敗してしまう可能性も高くなるわけです。

ではどうすればいいのかと言うと、彼らはこのような頭の中で沸き起こる脳内会話を現実的なステップに変換していくそうです。
現実的で使える形に変えていくということです。

例えば、本番直前になり緊張してしまい、「緊張すると失敗してしまう」という脳内会話が始まったとしたら、緊張したからといって必ず心配するわけではないと考えます。
世界中の偉大な成功者やスポーツ選手であっても、本番の前に緊張するのは当たり前で、そんな緊張している中でもパフォーマンスを発揮することができたり、緊張しているからこそ本来以上の力を発揮することができる場合もあるだろうと考えます。
このように緊張しているからといって失敗するわけではないと、イメージとしては頭の中で沸き起こった脳内会話に対してツッコミを入れていく感じです。

そこから、緊張している中で失敗する場合と成功する場合の違いは何だろうと考えます。
緊張して物事が手につかなくなったり何をすればいいのかがわからなくなると失敗するのであれば、自分が緊張してもできるようにステップに分けておこうとしたり、いつも通りにステップを踏んでいけば失敗しようがないと考えられるように、自分の中での脳内会話を変換していきます

このようなことをするだけでいいと元スナイパーの方は教えられているそうです。
彼はいわゆる酒場にいるバウンサー(用心棒)やガードマンの指導なども行なっているそうですが、調査によると、このような現場で起きるトラブルの98%は脳内会話のコントロールにかかっていると言われています。

彼らは現場では疑い始めたら全員疑ってしまうわけです。すれ違う人たち全員が怪しいと思ってしまうとメンタルがやられてしまいます。
ですから、身の回りを細かくチェックするわけですが、万が一のことがあっても自分は今までもしっかり訓練してきたから大丈夫だし、そのようなことが起きたら自分でこのように対応すればいいと考えて自分の脳内会話をコントロールします。

このようにすれば僕たちはメンタルをコントロールすることができて恐怖を乗り越えることができる ということをこの方は教えくれています。

自分に対して質問を投げかける

そう言われても実際に使うのは難しいと感じる人もいるかもしれませんが、人間は自分に対して上手に質問を投げかけることができるとメンタルコントロールができます。

例えば、勉強しようと思ってもなかなかやる気が出ないという時であれば、頭の中で「自分は勉強もできないダメなやつだ」と思ってしまう場合もあるかもしれません。
このような場合には、よくありがちなのは「自分はできる!」と自分に言い聞かすということをしがちですが、できる人は自分はできると言い聞かせないので、自分はできないかもしれないという感覚がどんどん染み付いてしまいます。

逆に、脳内会話が上手い人は自分に対して質問を投げかけます。
「自分はできる!」ではなく「自分はその勉強ができるだろうか?」と質問形式にします。
そうすると、「普通にすればできるだろうけれど、このようなことが起きたらできなくなってしまう可能性もある」というような答えが返ってきて、であれば、スマホをいじり始めたら勉強が進まなくなってしまう可能性があるのでスマホを遠くの部屋に置いて勉強を始めようとなったりします。

このように自分に上手に質問を投げかけることでメンタルをコントロールすることができるようになります。
そういう意味では、脳内会話をうまくコントロールするためには、その脳内会話がポジティブな方向に向くように自分に対して質問を投げかけていくというのいい方法になります。

自分に質問を投げかけて自分をもっとコントロールするためのおすすめ

コーチングといって、アドバイスや助言を与えるのではなく質問を投げかけることによって相手のメンタルを特定の方向に向けるテクニックがあります。
質問によって相手のやる気を引き出したりメンタルをコントロールするのがコーチングというテクニックになります。

このコーチングは他人に対しても使うことができますが、セルフコーチングとして自分に対しても使うことができるものです。
自分に対して質問を投げかけることによって、自分のメンタルを整えたりやる気を出したり、目の前の恐怖心を乗り越えることができれば人生にとってもとても役に立つはずです。

今回はそんなセルフコーチングについて解説した動画をおすすめの動画として紹介しておきます。

自分で自分のやる気を引き出すセルフコーチング入門

コーチングは結構難しいものだったり実際にコーチの方を雇うととても高額な金額になったりするものですが、質問を投げかけてメンタルをコントロールするという意味では自分で結構できるものです。

こちらの動画ではそんなセルフコーチングの方法について具体的に解説した内容になっていますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

自分を受け入れて前に進むためのおすすめ本

今回のおすすめの本としては、前に進むために役に立つおすすめの本を紹介しておきます。

恐怖に飲み込まれたり自分をコントロールすることができない人の中には、自分に対して否定的に思っている人が結構います。
これは自分を受け入れることができるようになっておく必要があります。
自分の良いところも悪いところも両方を受け入れることによって、それを自分として認めることができるようになり、それにより前に進むための準備ができるわけです。
こちらの本では、心理療法のACTをベースにそのための方法を分かりやすく教えてくれています。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

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今回のおすすめ本

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免責事項:本内容は、心理学の面白さを伝えることを目的として、参考資料や過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:Mastering Fear: A Navy SEAL's Guide

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