集中力

集中力が続かない日のための仕事術【ブレイン&シンプルタスクスイッチング】

この知識はこんな方におすすめ

  • 気が散りやすい
  • 注意や集中がそれやすい
  • 効率よく勉強や仕事に取り組みたい

集中力が低い人が効率よくパフォーマンスを発揮するには?!

集中力がない人やそれやすい人、あるいは、誘惑に弱いという人でも集中力を高めて、作業効率を高めるための方法としてはどんなものがあるのでしょうか。

衝動性が高く、誘惑に弱いとか感情に流されやすいといった衝動的に物事を決めてしまう人は、ひとつのことに集中するのがやはり難しくなります。
このような人の場合には、他の人と同じように集中力を発揮しようとしても、どうしても難しくなります。
そんな気が散りやすいという人も結構いると思います。

皆さんのイメージとしては、僕はとても集中力が高かったりひたすら本を読んでいるようなイメージがあるとは思いますが、昔は全くそんなことはありませんでした。
子供の頃は学習障害(LD:Learning Disability)ではないかと心配されたぐらいで、じっと座っていることができませんでしたし、興味があちこちに飛んで、興味をひとつの事に持つこともあるけれど興味を持てなければ習い事も全く続かないというような子供でした。

ですから、集中力を高めて自分のしたいことをができるようになりたいと思った時に、どうすれば自分の注意力を保つことができるのか、自分がちゃんと作業のパフォーマンスを保った状態でやるべきことをやったり成果を出すことができるのかということにとても悩んだ時期もありました。
高校生ぐらいの頃からこのようなことに対してずっと調べたりしていました。

頭脳作業と単純作業のバランス

今回は、そんなかつての僕と同じように注意力があちこちに反れてしまいやすく、ひとつのことに注意を向けることが難しいという方もいると思いますので、そんな方がどのように仕事や勉強を行ったら集中力を保つことができるのかということを解説させてもらいます。

2019年にフリードリヒ・アレクサンダー大学が233人の男女を集めて行なった実験で、集中力を保つことができない人がどのようにすれば作業効率を保つことができるのかということを調べてくれた実験があります。

これは先行研究などでも昔から言われていることですが、僕たちが仕事や勉強のパフォーマンスを高く保つためには、頭を使う頭脳作業と手を動かせばできるような単純作業のバランスをとることが大切だと言われています。

例えば、頭を使う作業ばかりをしていると脳はどうしても徐々に疲れてきて効率が落ちてきます。
逆に、単純作業ばかりをしていると飽きてきてやる気がなくなってしまいます。
であれば、このバランスをどのようにすればいいのかという問題は昔からあるわけです。

このバランスの取り方としては、例えば、頭を使う作業に午前中集中してそれを終わらせて、それから単純作業をしようとか、集中力を働かせる必要がある作業を1時間とか時間を決めて行い、それからしばらく単純作業をしてから、また頭を使う作業に戻るというように自分なりに変えている人もいると思います。

この切り替え方としてはどんな方法が一番いいのかという問題があるわけですが、人は集中力を鍛えようとか自分のパフォーマンスを高めようと思った時に、特に仕事の場合には、多くの人はできる人の真似をしてしまいます。

仕事ができる人は、例えば、午前中に頭を使うような作業を一気に終わらせて、その後は細かい事務仕事や営業活動をゆっくりしているので、自分もそうなりたいので同じように、まず会社に来たら一番に集中するべき仕事を終わらせて頑張ろうと真似する人も結構いると思います。

はっきり言って、このように集中力が高い人の真似をすると結構痛い目を見てしまいます
例えば、僕たちがプロゴルファーのフォームを真似すると、おそらくは筋力や技術が違うのでうまくいかないわけです。
ボディビルダーのような人たちがしているトレーニングを僕たちがいきなり真似してしまうと、当然ですが怪我するわけです。

集中力の高い人と低い人とでは方法が違う!

集中力に関しても同じで、集中力が高い人の方法を真似しても意味がないのではないかということです。
集中力が低い人が注意がそれやすいという人は、その人なりの方法があり、違うやり方をした方が成功するのではないかということを僕はずっと考えていました。

実際に、今回の研究では衝動性が高い人と低い人にグループを分けて、さまざまな作業を行ってもらっています。
つまり、衝動性が低く自分をコントロールする能力が高く集中力が高い人たちが一番作業効率を上げることができる方法と、衝動性が高く誘惑に弱い注意がそれやすい人たちに向いている作業の方法は違うのではないのかということを念頭において実験を行っています。

参加者にしてもらったのは2つの作業です。
ひとつめは頭を使う作業で、この実験ではアナグラム問題を解いてもらっています。このアナグラム問題というのは、意味が通らないアルファベットの羅列を並び替えて意味のある単語を作るというような問題です。
もうひとつは、文章の中にある特定のアルファベットの数を数えるというような単純作業です。
これらの作業をそれぞれのグループに行ってもらいました。

この際に、頭を使う頭脳作業と単純作業の切り替えを自分で自由に切り替えることができるようにして行なった場合と、いわゆる仕事ができる人のような方法で、ひとつの作業が終わってからもうひとつの作業に取り掛かるというような切り替え方をした場合で、実際の作業パフォーマンスがどのように変わるのかということを調べています。

つまり、自由に頭脳作業と単純作業の切り替えを行った場合と、頭脳作業を終わらせたら単純作業に取り掛かるというように、よく多くの人がする方法で切り替えた場合で、どちらの方が作業効率が上がるのかということを調べたわけです。

その結果興味深いことが分かっていて、普段から集中力がある人や自分をコントロールすることができる人と、集中力が低く注意がそれやすい人では、その作業効率の高まり方に大きな違いがありました。

集中力が高い人は方法を変えても差がない

まず分かったこととしては、衝動性が低く集中力が高く自分をコントロールすることができる人は、当然のような気もしますが、どちらの方法で行なってもパフォーマンスは変わりませんでした。
まとめて頭を使う作業を行ってから単純作業を行うという方法もしても、頭を使う作業と単純作業を切り替えながら行ったとしてもそれほど作業効率は変わりませんでした。

集中力が低い人は自由に切り替えたほうがパフォーマンスが高い

では、大事なのはここですが、 衝動性が高くで自分をコントロールすることが難しい注意がそれやすい人は、頭を使う作業を終わらせてから単純作業をしようとか、単純作業を終わらせておいてから頭を使う作業をしようというように、まとめて作業をこなそうとするとパフォーマンスが落ちていました。

逆に、頭を使う作業と単純作業のタイミングを自分のタイミングで自由に切り替えられるようにしたほうがパフォーマンスが高くなったということです。

つまり、集中力が低い人や自分の衝動性が高く誘惑に弱いという人は、仕事をする時や勉強する時には、頭を使うような頭脳作業や難しい問題に取り組むような頭脳系の作業と、あまり頭を使わないような書類の作成や単語を覚えるだけの暗記の勉強などの単純系の作業に分けておいて、頭脳作業をしていて集中力が落ちてきたと思ったら少し単純作業をして、その単純作業していて飽きてきたらまた頭の作業に戻るというように、自由にそのタイミングを切り替えるようにしたほうが実際のパフォーマンスが高くなるということです。

ですから、集中力を鍛えて高めた状態でない注意がそれやすい場合には、2つのタスクを用意しておいて、それを切り替えながら行った方が効率よく作業を行うことができるということがこの研究からは示唆されたということです。

自分の集中力がないと思うのであれば、集中力が高い人の真似をしても怪我をするだけです。
自分なりに集中力を維持できる方法を探しながら取り組むのが良い方法だということです。
ぜひ、単純作業と頭脳作業を分けてもらい、それを切り替えながら取り組んでみるということを試してみてください。

集中力を維持できるようになるためのおすすめ

今回は注意がそれやすいという人が効率よくパフォーマンスを発揮するための方法について解説させてもらいました。
とはいえ、できれば集中力をできるだけ長く続くようにしたいという人も多いと思いますので、今回のおすすめの動画としては切れそうな集中力を維持するための方法を解説した動画を紹介しておきます。

切れそうな集中力を維持する11の心理テク 【カルガリー大学研究から】

こちらの動画は切れそうな集中力をなんとか維持していくための方法について解説しています。
これができるようになると集中力は安定して続くようになります。
そんな集中力を安定させているための方法を11の心理テクから解説しています。

集中力を鍛えるためのおすすめアイテム

今回のおすすめのアイテムとしては、集中力を鍛えるための本とちょっとしたガジェットを紹介しておきます。

これは僕も一時期使っていたものですがキューブタイマーというもので、サイコロの形をしていてサイコロの目の部分に5分とか10分とか15分というように数字が書いてあるものです。
例えば、5分のタイマーをかけたい時には5分の目を上にして置けば5分のタイマーが始まるというような使い方が出来ます。

タイマーの設定はスマホで使っても構わないと思いますが、特に衝動性が高い人は、ついつい LINE を見てしまったりSNS をチェックしてしまったり余計なことをしてしまいがちになると思います。
そういったことを防ぐためにも使えるタイマーです。

この物理的な分かりやすい形をしているのが結構疲れて、例えば、15分の目を上にしてこれを置いておけば、自分は今15分の集中をしようと頑張っているということが目で見てわかるようになります。
こうするとゲームのように楽しく集中することも出来るようになります。
このようなガジェットを使ってみるというのも衝動性が高い人には結構いいかもしれません。

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集中力を高めるための本としてはこちらの方がおすすめです。
人間の本能にアプローチして集中力を維持するための方法について解説してくれています。

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好奇心を鍛えるというのも結構いい方法です。
そのためにおすすめなのがこちらの本です。この本はさまざまな科学について書かれていて、例えば、地球や宇宙についてとか健康や医学について、さまざまな科学をテーマにした単語について端的にまとめてくれています。
単語から面白い科学に触れることができる本です。

それぞれの単語についてはほんの20秒とか30秒ぐらいでも読むことができるものですから、僕はこれを仕事をする時は集中したい時には横に置いておいて、少し集中が切れてきたり疲れた時にはこれを開いて1つぐらいの単語を読むようにします。
そうすると、なるほどと思えることで好奇心が復活します。
そして、仕事や勉強に戻るということをすると結構集中力を維持することができます。
こんな使い方をしてもいいと思います。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックが無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

今回のおすすめ動画

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本内容は、参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Alexander Brem et al.(2019).How to manage creativity time? Results from a social psychological time model lab experiment on individual creative and routine performance.

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