メンタル強化

素の自分を好きになれない現象が起きやすい年齢が明らかに

DaiGo MeNTaLiST

素になれない、素の自分が好きになれない、というような人は結構いるのではないでしょうか。

僕のように、子供の頃はそんな傾向があっても、徐々に良くなる人もいれば、子供の頃は自分に自信があったのに、世の中のしがらみを感じ始めてから自分に自信がなくなったという人もいます。いろんな人がいるわけですが、素の自分を好きになれない現象が起きやすい年齢と、素の自分を受け入れることができる年齢はいつなのかということから、素の自分を好きになれないということが起きた時にはどのようなことをすればいいのかということまで、紹介させてもらいます。

以前から、素の自分を偽ると風邪や体調不良も起きやすくなるし、交渉をするときも素の自分を出すことができていないと交渉力や意思決定力が低下するということも分かっています。

自尊心:素の自分への満足度

素の自分というものは遺伝子的にある程度決まっています。生まれ持った個性というものは、どうしようもないとも言えますが、大事なのは、例えば、面倒くさがりな性格であれば、すべてがダメだと考えるのではなく、自分が面倒くさがりであれば、どうすればうまくいくのかということを考えることです。自分の才能の活かし方を探すということが、僕たちがするべきことです。才能を変えたり、自分にない才能を持っている他人を羨んで、他人になろうとすることが、一番良くないことです。

スイスのベルン大学の研究で、人間が自分の素を受け入れて幸せに生きていくことができるのは何歳の頃なのかということを調べた興味深い研究があります。
これは年代により違います。
例えば、定年退職したサラリーマンが肩書きも何もなくなったことで自尊心が低下するように、人生のその瞬間瞬間によって、人生の質が変わることもありますし、特に女性はそうですが、10代の頃はホルモンバランスの変化により気分の浮き沈みも起こるということもあります。

結局、人間が最も素の自分で生きられるのは何歳なのかということを調べたのが、今回のメタ分析になります。合計で164868人のデータをまとめたメタ分析で、4歳から94歳までの人を対象にしています。
自分は自分のままでいいんだと感じられる、素の自分を受け入れて満足することができる年齢を調べたものです。

自尊心という言葉は、プライドの高さのように使われることもありますが、科学的には、素の自分を受け入れることができる素の自分への満足度のことです。科学的な意味での自尊心が高いということは、とても幸せな状態と言えます。

自分ではない違う何かになろうとしたり、自分を否定して生きていくことは、とても厳しいものです。一時的にはそれがモチベーションになることもありますが、自己否定というものは、長期的なモチベーションにはならないものです。
ですから、自尊心は高い方がいいわけです。

自尊心は年齢により変化する

子供の頃に自尊心が高い人は、大人になってからも高いというわけでもありませんし、子供の頃にやんちゃで自信満々だった人も、大人になると意外とうだつが上がらない人になっているということもあります。
人間の自尊心やパーソナリティというものは、結構その人の世代により変わります。科学的に正しいと言われているビッグファイブテストでも、年齢を重ねると誠実性や協調性が上がり、神経症的傾向は下がります。これと同様に、自尊心も年齢によって変わるということが分かっています。

今の感情が続くというバイアス

自分が一番好きな自分を受け入れて生きられるのが何歳かということが分かれば、皆さんがもしい今自分を受け入れることができていないとしても、これから徐々に自尊心が上がっていくと考えることができれば期待を抱くこともできるはずです。
人間はどうしても今の状態がその後も続くと思い込んでしまうバイアスが働くものです。ビジネスでも人間関係でも、今うまくいっている人は、その状態がずっと続くと考えてしまい、努力をしなくなることで、結局それが壊れてしまうということが起こります。
逆に、自分はダメなんだと思っている人は、時間が経てば世界も変わるし努力すれば自分も変えていくことができるはずなのに、自分はどうせずっとダメなんだと思い込んでしまう人もいます。ポジティブにもネガティブにも、この感情が持続するというバイアスが働きます。

このバイアスを防ぐためには、自尊心というものが年齢や年代によってどのように変わるのかということを知っておくことが、助けになると思います。

60代

自尊心のピークは、この研究によると60歳ということです。
60代ぐらいになると、よほどのことが起きても自尊心やメンタルのアップダウンは起きないということです。人間関係や様々なことでの失敗も経験し、トラブルへの対処能力が上がっています。それによりよほどのことが起きても、自分の自尊心が壊滅的なダメージを受けることがないということです。

60代まではまだ遠いと思うかと思いますが、60代までにどのようにして上がっていくのかということも紹介していきます。

4歳から11歳

4歳から11歳ぐらいまでは、自尊心が徐々に徐々に上がっていきます。これは自尊心が形成されていく段階で、自分が親に助けてもらわなくても一人でこれだけのことができるということを知る期間です。

この時期に、虐待を受けるというような自尊心を打ち砕かれるようなことが起きると、その先の人生にも影響が出ます。子供がおられる方は、11歳ぐらいまでは子供の自尊心を大事にしたほうがいいです。子供が何かに挑戦しようとする時は、よほど怪我をしたり反社会的な行動でない限りは、ギリギリまでは子供の自主性を尊重して、あまり口を出さないようにするというような工夫はいるかと思います。

20代

20代に入ると、自尊心がまた加速して上がっていきます。大きくなると権利やひとりでできることが増えていきますので自尊心は上がっていきます。

30代〜

ここから先が問題です。30代前後ぐらいで、仕事を辞めたり引きこもったり、やる気がなくなってしまうというような燃え尽き症候群に落ちる人が結構います。
20代に入ると自尊心は右肩上で上がっていきますが、30代に入ると急に自尊心は停滞するということが分かっています。30代の間は自尊心があまり上がらないということです。
そうなると、20代の頃は調子が良かったのに、30代に入ると、なんとなく悶々としてしまったりすることが起きます。

ここで折れないことが大事です。この時期は無理をすることなく、自分の爪を磨く時期です。新しいことにほどほどにチャレンジしたり、家庭の事などを大事にしたりしながら過ごすようにしてください。

40代〜

30代で一旦停滞しますが、それを超えると徐々にまた自尊心は上がり始めて、60代でピークになるということです。
40代で起業したりする人も結構多いですが、これは自尊心が上がってきて、今の自分のままでいいと感じるようになり、自分の身の丈にあった挑戦をしてみようと現実味を帯びてくるからです。
30代を乗り越えれば上がってきます。自分を受け入れる覚悟が身につき、自分が自分のままでいいと受け入れることにより新しいことに踏み出すことができるということです。

逆にいうと、20代も含めて30代で悶々としているような人は、そこで、自分を自分のまま受け入れる技術であるセルフアクセプタンスを行うと、もう少し早く成功のラインに乗れる可能性があるということです。
そんな世代で、なんとなく停滞を感じているという人は、このセルフアクセプタンスを学んでみるといいと思います。
停滞する時期があるのは当たり前ということも忘れないでください

70代〜

60代でピークを迎えた後は、70代に入ると自尊心は横ばいになり、70歳から90歳にかけて徐々に徐々に低下していくということが分かっています。
ただ、年齢と幸福度の関係に関しては、年齢を重ねれば重ねるほど自分の人生に満足することができるようになるということも分かっていますので、自尊心が低下したとしても、ある程度健康でいることができれば、それほど悲観的になる必要もないかと思います。
70代を超えると、若い頃に健康に気を使っていなかった人たちは、体が思うように動かなくなりますので、それにより若い時にも体力をつけておけば良かったというような後悔が起きて、自尊心が低下する傾向があるのではないかと考えられます。そう考えると、その時期に関しても対策はできるということです。

まとめると

30代になったら、自分が自分であることを受け入れて、自分の個性を活かして自分にしかできないことをする。そして、70代以降自尊心が低下するのは健康の問題が大きいので、年齢を重ねても自由に動くことができる健康的な体を作っておくことが大事ということではないでしょうか。

特に自尊心が高まりやすいのは、45歳から55歳までの間だということです。
20代から30代は、どうしても自分を上げることに一生懸命になります。ところが、45歳から55歳ぐらいまでの間では、自分がやりたいことや自分の行動によって、社会に影響を与えられるようになってきます。社会を良くするために自分の仕事があるとか、自分という存在は周りや社会から必要とされているという感覚を得やすくなります。その感覚が自尊心を上げるということです。

そういう意味では、自分の仕事が誰の役に立っているのかということを考える方が、良い状態で人生を過ごすことができることにつながるということも、この研究から分かることです。

今回の研究は男女の差はさほどないと考えられます。
年齢により自尊心というものは変わるものですから、今自分が凹んでいたり自尊心が低下している状態だったとしても、それがずっと続くとは思わない方がいいです。年を重ねれば自尊心も性格も変わるものですから、覚えておいてください。

今回のおすすめ動画
自己嫌悪はもう卒業!自己肯定感の心理学
▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1528995816

こちらもおすすめ
メンタリストDaiGoの3分で読めるメンタルブログ
無駄に自分を責めずに生きれるようになる「自責グセ対策法」

Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

Reference:https://psycnet.apa.org/fulltext/2018-33338-001.html


他の人はこちらも検索しています

-メンタル強化
-, , , , ,

Copyright© Mentalist DaiGo Official Blog , 2019 All Rights Reserved.