目標・成功

やりたいことがない【虚しさをなくす】意外な方法

本当にやりたいことを見つけるための科学的なテクニックを紹介させてもらいます。
昔流行りましたが、自分探しの旅に出るというのもありました。自分が本当にやりたいこと、自分はどんな人間で自分という存在は何なのか、なかなかわからない人も多いはずです。
これを見つけるための方法です。

セルフコンセプトクラリティ

先日の記事で軽く触れましたので気になった方もおられたと思います。

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昔、大学を休学して1年ぐらい自分探しの旅に出るということをした人もいるのではないでしょうか。
当時は、そんなのただのモラトリアムだろうと馬鹿にされたり、そんなことで自分が見つかるはずもないし、そんな無駄なことをせずさっさと就職しろと言われたのではないでしょうか。

結論としては、この自分探しの旅には効果があるということが分かっています。ただし、注意点があります。
海外に行くことによって、自分はどういう人間なのか、本当は何がしたいのかというようなことが見えてくる可能性は大いにあります。僕も実際にそれで見つけることが出来ましたので、大いに可能性はありますが、条件もあります。

思考や行動は暮らす社会の中で形成される

その条件としては、行った回数は関係なく、その期間が大事だということです。
つまり、海外に旅行に行くというよりは、海外に住むとか生活するというレベルで一定期間暮らすことが大事だということです。
それにより自分というものが見えてくるという可能性を示してくれたのが、ライス大学の研究です。海外に出ることで、本当の自分が見つかるのではないかということを調べてくれたものです。

研究者のコメントとしては、僕達は自分が暮らしている国や社会の中で常識というものを刻み込まれるわけです。それにより自分の行動が決まってきます。
もし自分の生まれた国しか知らなかったら、自分の思考や行動というものは限られた範囲の中で決められてしまうので、本当は自分がどうありたいかということと国や社会の考え方とが合っていないことも起こります
そういう意味では、僕自身も日本の考え方とは全く合っていないわけです。

文化も常識も無数にある

1つの国の中に住んで自分を見ていると、例えば、自分は日本の社会に合わないだけなのに、社会不適合者なんだと思ったりしてしまいます。世界には全く違う文化や常識がいくつもありますので、自分のことを社会不適合者だと思っていても、世界に出るとそれはただの個性だったということに気づくこともあります。

セルフコンセプトクラリティとは、自分に対する信念が明確になっているかどうかということです。自分というものはこういう人間だということが、ちゃんと定義することができて、時間が経っても一貫して自分がどういう人間なのかということを表現することができるかどうかということです。
自分自身のことを理解し、かつ、それを受け入れて自分という人間に対して安心感を持つことができる状態をセルフコンセプトクラリティが高い状態と言います。

この研究では、266人の男女を対象にオンラインで大きく分けて2つの質問に答えてもらいました。

自分はどんな人間ですか?(自分を理解しているか)

いくつかある自分のパーソナリティ同士が衝突することはありますか?(一貫性があるか)

これによりセルフコンセプトクラリティを調べようとしたわけです。
過去の実験においても、自分がどういう存在なのかということを理解し、それを受け入れることができている人ほど、幸福になりクリエイティブで決断力も高くなるので、人生において成功するための要素が手に入るということが分かっています。
この研究でも、同じような結果が出ていて、海外で暮らした期間が長い人ほど、セルフコンセプトクラリティが高いという結果が出ています。
この傾向は年齢や性別などを調整しても確認されています。

ですから、長い間海外にいることによって、自分というものが見えてきます。
日本の常識だけで自分を見るのではなく、様々な文化的背景や様々な人たちとの付き合いの中から、自分という存在を見ることによって、自分が何者なのかということが分かってきてセルフコンセプトクラリティが高まるということです。

このセルフコンセプトクラリティに関しては、結構色々な研究が行われていて、他の研究で、MBA の学生を551人集めて行われた調査があります。
参加者達には、自分自身の決断力やコミュニケーション能力が高いかというようなことを質問しました。さらに、同じ質問を参加者たちの友人などにも尋ねました。
参加者たちの自己採点と友達から見た評価が一致していれば、自分のことをよくわかっていると考えることができます。それは、セルフコンセプトクラリティが高いということになります。

その結果としては、同じような結論が出ていて、海外に住んだ経験が長い人ほど自分自身のことを客観的に理解している傾向が確認されています。自分自身の長所や短所も客観的に理解していました。
この長所も短所も正しく理解しているということは、自分の短所に関わる部分に関しては周りに助けを求めることも出来ますし、自分の長所に関しては周りにアピールすることもできて能力を発揮し人に貢献することもできるようになるわけです。
ですから、海外暮らしの長い人は人生の幸福度も高いし、ストレスレベルも低い傾向があるわけです。さらに、仕事の生産性も高く人生の目的を見つける能力も高かったということです。

回数よりも期間が大事

重要なのは、海外に行った回数ではなく海外で暮らした期間の方だということも分かっています。例えば、 5カ国を1年ずつ回るよりも1つの国で5年間暮らす方が、メリットが大きいということです。
自分の生まれた国とは違う常識を身につけるための期間が必要だということです。
とはいえ、なかなか2年とか3年海外で暮らすというのも難しい話だと思いますので、例えば、転職をするまでの間に3ヶ月期間が空いたとか、学生の方で就職は決まったけれど就職するまで3ヶ月期間が空いたというような時には、そういう機会には海外に出てみるのも良いのではないでしょうか。
よくあるツアーで海外に出かけたとしても、なかなかそのような文化や常識に触れる機会もないと思いますので、ガイドを付けたりよくあるツアーなどで海外に行くのはお勧めしません。僕も飛行機や電車も自分でとって分からなければ周りにいる人に尋ねるようにしています。
人生観が変わる機会にもなると思いますので、是非実践してみてください。

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Reference:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0749597817301279

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