成功法則の科学

引き寄せの法則と自己啓発の嘘

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DaiGo MeNTaLiST

引き寄せの法則、自己啓発・・・色々な本が出ていますが科学的に見て本当に使えるのか?

結論からいうと、全てではないですが結構嘘が多いということがわかっています。

例えば、目標は明確に決めることが大事・・・
このあたりは、イェール大学の実験で目標が明確に人たちとそうでない人たちを比較したら将来の成功率に差が出たり、学生たちに目標を書いてもらい10年間の追跡調査をすると目標を明確に立てている人たちの方がよりいい職業について年収も高かったり社会的地位も高かったということが元になっていると言われています。
このような研究で自分たちの主張と合う都合のいいデータが出てきたらそれをうまく活用してその根拠とする本もよくありますが、そもそもこのイェール大学の実験自体なかったということが明らかになっています。
さらに、このような内容とスピリチュアルなものが結びついている本も結構ありますが、これらも結構怪しいものが多いです。スピリチュアルが全てダメというわけではありませんが、スピリチュアルなことを信じがちな人は知能が低いだけというウォータールー大学の研究もありますから、冷静に見極める必要もあります。

自己啓発の本を年間4冊以上読んでいる人はメンタルが弱い

自己啓発の本を年間4冊以上読んでいる人はメンタルがそうでない人に比べて明確に弱いということがわかっています。自分を啓発しようと思ってそのような本を読んでいるのにかえってメンタルが弱くなるという矛盾が生まれているわけです。

マインドフルネスと同じ考え方で、自分の可能性に気づいたり工夫することで自分の人生をよくしようとすることは良いことです。ところが自己啓発にはアドバイスにエビデンスがなく逆効果なことをしている可能性がありますから、そのような本で自分のモチベーションを上げようとするのは良いですが、それを信じれば成功するとかそのとおりしてさえいれば良いと考えるのは危険ということです。

例えば、自己啓発のセミナーに通って自分はいつか起業したいとか社会的な成功をつかみたいという人が結構いますが、もしいつか起業したいというのであれば自己啓発のセミナーに通うお金があるのであれば小さくても良いから副業を始めるとか、自分のために英語や資格などに使うとかした方がいいです。

嫉妬の感情は活かす

自己啓発にハマりやすい人は成功したいという欲求が大きいです。その陰には嫉妬という感情があるものです。この嫉妬には大きく分けて二つのルートがあります。片方は嫉妬を燃やして相手にぶつけたり相手を引きずりおろそうとするものです。このような人たちは自己啓発に興味さえも持たないような人たちです。成功者の失敗を喜んだり足を引っ張ることで頑張っていない自分を肯定しようとする醜い行為をする人です。大事なのは自分の立っている場所であって他の誰かのたっている場所ではないことに気づいていない人たちです。自分が立っている場所を高めていくことが大事ですし本来の自己啓発の目的でもあります。他人を引きずりおろそうとする人たちは他人を批判しながらジタバタしているだけで自分は同じ場所にずっといるわけです。このような人はまずは嫉妬の感情をもう一つの正しい方向に向ける必要があります。もう一つのルートとは、嫉妬の対象に対して悔しいとか自分もそうなりたいと嫉妬の感情に燃えた時にどうすれば自分もそうなれるのかということを考える方向です。

嫉妬は決して悪いものではありません。相手を引きずり下ろすような行動を取らせるネガティブな面もありますが、羨ましいという感情は自分もそうなりたいというものですから素直に自分の嫉妬を受け止めて自己啓発ではなく自己改善に向かうべきです。そのために嫉妬という感情を使うことが大事です。
その自己改善の方向に向かう途中にある落とし穴が自己啓発です。

自己啓発は落とし穴にもなる

なぜかというと、自己啓発というのはやった気分になる最も強烈なテクニックのひとつです。
嫉妬の感情をいい方向に向けて自己改善に走ろうとしたとします。ところが自己改善を進めて目指すところにいく道には様々な障害があり茨の道です。ただし目指す場所にたどり着くにはそれしかない唯一の道でもあります。この道を進む途中に、もっと楽してたどり着ける方法があるよ・・・と誘い込む自己啓発の罠が危険です。自己啓発でやった気分になってしまい実際には何も進んでいないということが起きます。

引き寄せの法則の嘘

目標をビジュアルにイメージすると叶うと言いますが、例えばスポーツ心理学の研究では自分がゴールするところや達成するイメージを持ったところで成果は全く上がらず、心理学者のシェリー・タイラー氏によると自分が成功したビジュアルをイメージするだけだと気分は良くなるので落ち込んでいる時に自分の気分を高めることには使えますが、気分が良くなるだけで何の効果もないということがわかっています。さらには成功をイメージするだけだと気分が良くなるだけでモチベーションは下がって具体的な努力をしなくなるということもわかっています。

ゴールをイメージするのではなく、ゴールにたどり着くためのプロセスや作業をイメージした方がモチベーションは上がりますイメージするべきはゴールではなくプロセスということです。ゴールをイメージするだけで成功するわけがなくそれをイメージしたらそこまでのプロセスを具体的にイメージすることが大事です。

目標やゴールをイメージしたら、どうすればそうなれるのか?何年後にそうなるのか?いつどのようなプロセスをすることで達成するのか?ということを具体的にしていかないと意味がありません。
目標を設定するのはプロセスを明確にするためであって目標を設定して成功したところをイメージして満足するためではないということです。

具体的なプロセスや作業をイメージするということが大事で、UCLAが行なった実験で、ただ勉強していい成績をとったところをイメージした学生よりも、図書館で勉強している自分というような目標達成にたどり着くために自分がしているであろう必要なことを具体的にイメージした学生の方がはるかに成績が良くなったという結果が出ています。

目標達成に向けて必要なプロセスを具体的にイメージできた時には目標は引き寄せられるというのが科学的に正しい引き寄せの法則です。

人は信じたい方を信じてしまうもの

引き寄せの法則が全て間違っているとはいいませんが、それだけでは足りないものが多いのが事実です。そこをしっかり分析しないと人間はどうしても簡単な方を信じたいものですから気をつけてください。僕も誘惑には弱いしすぐ怠けたくなります。だからこそどうすればいいのかということを考えるのが大事だと思っています。そこを考えていないと人間は簡単な方、楽な方、信じたい方を信じてしまいます。誰でも自分が今までやってきたこと、こだわっていること、信じていることを否定したくないですし、それは当たり前のことです。ところがそれを受け入れていけるかどうかが成長につながるかどうかでもあります。

成長とは過去の自分より上に行くということですから、過去の自分の否定するべきところは否定して新しく今まで受け入れることができなかったものも受け入れることができることで前に進んで行くことができます。これこそが本当の自己啓発ではないかと思います。

みなさんには、自己啓発ではなく自己改善の方向に舵を切っていただければと思います。

嫉妬を前に進む力に変えて自己改善に向かうための動画です↓

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