メンタルヘルス

完璧主義と自己批判が先送りの原因!

投稿日:2018年4月16日 更新日:

先延ばしの心理学です。

人がなぜ先延ばしをしてしまうかというと、面倒なことから逃げたいからです。逃げたいという感覚が先延ばしを生んでしまいます。

例えば、完璧主義になると、失敗することに対するストレスが極大になります。そうすると失敗したくないという感情が生まれて、挑戦することが出来なくなってしまうということがわかっています。
そういう意味でも、自己批判や先延ばしにする感覚というのは良くないわけです。失敗に対するストレス、あるいは完璧主義からくる自己批判に対するストレスをどうやったら乗り越えられるのか?ということがポイントになります。

番重要になってくるキーワードがセルフコンパッション。
最近心理学の世界で有名な考え方です。
セルフコンパッションとは、簡単にいうと自分を許せる能力です。失敗したり、上手くいかない時もあるけど、そんな自分を許すという考え方です。

昔の考え方だと、自分を許すということは、自分に甘いというように見られがちでした。自分に甘いから余計に先延ばしにしてしまうのではないかと考えられていました。実際は逆で、自分を許せない人はむしろあえて先延ばしをしてしまうということが解っています。

▼意外な事実!自己批判は先延ばしの原因

自分はダメだとか自分を責める人の方が先延ばしをするようになります。自分を責めることは得にはならず、先延ばしを誘発してしまう。大事なのは自分の弱いところを受け入れた上で、対策を練るという事です。
自分を認められないとか、自信を持てないとか、自分を責める人がいます。そういう人達に対して自己啓発を促す人達がいますが、あれもなんの意味もありません。

▼自分を許せる人ほど、実は先延ばしをしない

2011年以降の研究でセルフコンパッションが明るみに出てくるようになりました。昔は自分を奮い立たせた方がいいとか、自分に厳しい罰を与えた方が人というのは伸びるのではないかという研究がたくさんありましたが、これらは嘘です。自分を許す能力が高い人の方が成功しやすいし、実際に目標達成の能力も高いということがわかっています。

つまり、自分の弱みを受け入れないとダメということです。自分の弱みに目を向けない人は自分は強いと思い込んだり、頑張ればできるけど・・・という人もいます。できるできると言っていても実際は出来ないわけです。
ポジティブなことが悪いわけではないですが、ネガティブな人が無理矢理ポジティブになっても意味がありません。むしろ自分のネガティブなところを受け入れた方がいいです。それが、セルフコンパッションという考え方です。

自尊心とか、セルフハンディキャッピング(自分の失敗を外的条件に求め、成功を内的条件に求めるための機会を増すような、行動や行為の選択のことを指す概念)の問題にセルフコンパッションが有効的であるということが解ってきています。

実際に750人を対象に行われた実験があります。
先送り度と、普段のストレスレベルを比べてみました。普段の生活での様々なストレスレベルを調べて、それと同時にストレスを感じている時にみんながどのくらい先送りにしているかを研究しました。

その結果、セルフコンパッションのレベルが高い人ほどストレスのレベルが少なく、更に先送りも少なかったという結果が出ています。反対にセルフコンパッションの低い人たちは、先延ばしをしまくっていました。自分を批判しているストレスや仕事のストレスが脳のワーキングメモリを圧迫してしまって先延ばしをしまくっていたということです。

この研究からわかるように、先延ばしの原因の一つとして自己批判によって生まれたストレスが自分の思考回路を圧迫していまい、やるべき事に手がつけられなくなって、先延ばしが起こっていたわけです。

自分の弱いところを受け入れて、どうすれば良くなるのかを考えていきましょう。
自分を好きになって、先延ばしを防ぎましょう。

セルフコンパッションと同じ様に語られるセルフフォーギブネスというものがあり、自分を許すことです。自分への優しさが大事です。
人間は自分に厳しくする人が多いです。特に自分を許せない人とか自分に厳しい人とか鬱になってしまう人は自分を嫌いと言っている人ほどそういう人が多いです。だから、自分への優しさというキーワードを持っている方がいいです。

145人の被験者を対象に自分への許し度を判断した研究があります。
3つの質問があります。みなさんも自分がどのくらい当てはまるかやってみてください。

  • 先延ばしをする自分が嫌いかどうか
  • 先延ばしをしがちな自分を責めてしまうかどうか
  • 先延ばしをする自分にがっかりするかどうか

この質問でどれ位自分を許せているかを判断します。
実際の実験では大学の学生が被験者でしたが、結果としては自分を許せる人ほど成績が良かったです。自分が先延ばしにしてしまう事を許せる人のほうが成果も上げていました。

人間だから先延ばしはするものです。人間だからしてしまう事を許せないとどうなるかというと、現実逃避をしてしまうようになります。そうするといつまで経っても状況が変化しないので成果としては出なくなってしまうということです。

自分が出来ていない事に目を背けず向き合って、対策を立てることで前に進めるということです。

是非参考にしてください。

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