この知識はこんな方におすすめ
- お金持ちになりたい
- 子どもにお金持ちになってほしい
お金持ちになるマネースクリプト
マネースクリプトについてのシリーズで、いよいよ富をもたらすマネースクリプトの解説をさせてもらいます。
これまで紹介してきたマネースクリプトとしては、お金に対する考え方や信念と言えるマネースクリプトは、親から子供にいいものも悪いものも引き継がれる可能性が高く、そのせいで貧しい家庭で育った子供は将来も貧しいままだったり、お金持ちの家庭で育った子供がますますお金持ちになってるすることが起きるのではないかと言われていて、特にマイナスの影響を与えてしまうのでスクリプトについてこれまで解説してきました。
-
-
金持ちへの道を阻む考え方 TOP10 【マネースクリプト②】
間違ったマネースクリプトを持っている人は、いくら頑張ってもお金がなくなってしまったり、いつまでたっても稼ぐことができないということになりかねません。
続きを見る
ですから、このマネースクリプトを意識することが、僕たちの収入を高めたり経済的な自由を手に入れるためにはとても重要なのではないかということでした。
そんな中で、親から受け継ぐとやばいマネースクリプトについてこれまで解説してきましたが、特別お金持ちや大富豪までならなくても、ある程度自由に生きていく資産を手に入れるためには、お金持ちたちの考え方を身につけなければいけません
よくお金持ちのマインドセットを手に入れれば、それだけで同じようにお金持ちになれるという本もあったりしますが、これはさすがに言い過ぎです。
お金持ちの考え方を手に入れたからといって、同じようにお金持ちになれるかどうかということがわかりませんが、ただどんなマネースクリプトを持っているかということによって結構収入は変わってくるということは言えるようです。
研究者によっては、収入の9割ぐらいをこのマネースクリプトにより左右するのではないかと言われているぐらいです。
お金持ちになれる人とそうでない人の考え方の違いを調べてみたところ、いくつかの大きな違いが見えてきたという研究をもとに、富をもたらす5つのマネースクリプトについて紹介していきます。
実際にお金持ちになった人を調べると、いわゆる一攫千金を手に入れてお金持ちになったような人はほとんどいなくて、ほとんどの人は稼いだお金をコツコツと節約して、その節約したお金を貯金するだけでなく運用するということにより資産を築いています。
着実に資産を運用することによって長い時間をかけてお金持ちになっている人がほとんどです。
どちらかと言うと、上場企業の社長になったとかタレントになって大儲けした、会社をバイアウトして一攫千金を手に入れたというような人ではなく、着実にお金持ちになった人たちの考え方に基づいたものです。
そういった点では十分に参考になる内容だと思います。
スポンサーリンク
投資について学ぶために
多くの人は自分で運用する時間はなかなかないと思いますので、節約して貯めた資産を投資信託にまわしてコツコツと資産を作っていくのではないかと思います。
こちらの本はその投資信託の選び方を結構分かりやすく教えてくれる本です。
お金の使い方を学ぶために
幸せはお金で買うことはできます。ただそのためにはお金の使い方を知っておく必要があります。
いくらお金を稼ぐことができても、その過程で幸せでなくなったら意味はありませんので、どうすれば幸せになれるお金の使い方ができるのかということを教えてくれる本です。
例えば、物を買うより経験にお金を使った方がなぜ幸せになれるのかというようなことを学ぶことができます。
本気で投資で稼いでいる人たちの思考を学ぶために
こちらは、少しリスクが高くて多くの人が躊躇してしまうような投資に対して、それはちゃんと分析して投資して稼いだとような人が書いた本です。
素人がそのまま真似すると大怪我するものですが、本当に投資で稼いでいる人たちがどんな考え方をしているのかということを学べるので、読み物としても非常に面白い本だと思います。
スポンサーリンク
富裕層の思考を学ぶために
富裕層はどの国に自分のお金置いた方がいいのか、どこに会社を作った方がいいのかなど、自分の資産をどの国に逃がすのかということを調べてくれるウェルスマネージャーという存在がいます。
資産レベルや状況に応じて、個人の資産を守るために国境を越えてマネジメントしてくれる職業があります。
世界トップ1%の富裕層たちがどのようにして資産を守っているのかということがわかる本です。
これは僕もかなり勉強になりましたし、普通に読み物としてもとても面白いと思います。
例えば、世の中でよくある陰謀論が全世界を支配しているような話があったりしますが、それの実際の中身を理解することができる本です。
これからは国境を超える時代です。
日本や国に縛られる必要は全くありません。
人間は自分が一番幸せになれる場所に行く必要があります。
歴史を遡ると、昔は県と県の境を超えることさえも許されませんでした。移動したりどこで暮らすかということを選べる自由がありませんでした。これと同じことを国は未だにしています。
例えば、日本から出ようとすると出国税として資産の30%が課税されて問答無用で持って行かれます。
皆さんがもし10億円の資産を持っていたとしたら、海外で暮らそうと思っただけで3億円を税金で持って行かれます。
しかもその10億円はちゃんと税金を払って貯めたお金なのに、海外に行くとなったら3億円を持っていかれるわけです。
その辺りを理解した上で、どうすれば資産を守ることができるのかということを教えてくれる内容になっています。
新刊もよろしくお願いします
こちらは僕の新刊ですが大変好評なようです。
いじめられっ子だった僕がなぜ喋ることを仕事にすることができたのかということがわかる本です。
金持ちに繋がりやすい5つのマネースクリプト
別に今裕福ではないっていう人が裕福になれる考え方を紹介させてもらいます。
お金を稼ぎ続けている人は実際にこの考え方を持っていますが、多くの人がお金持ちになる過程で必須となる考え方です。
富をもたらすマネースクリプトその1 :万が一のために貯金をすることはとても大切だ
貯金が大切だという非常に当たり前なスクリプトです。
やはりお金を稼ぐ人やこれからお金を稼いで行く人は、万が一のために貯金をすることが大切だと考えているようです。
一方で、お金は天下の回りものだとか、自己投資も大切だろうと言って浪費ばかりしている人は、結局いつになっても稼ぐことはできないわけです。
少し稼げるようになっただけで、お金に余裕ができると無駄に高級品を買ったり、周りの人はその人の服装なんてまるで気にしていないのに、無駄に高級な服を着るようになったりする人が結構いると思います。
お金持ちになる人はこんなことはせず、お金を稼げば稼ぐほど万が一のための貯金をするようになり、さらにその貯金をただ銀行に置いておくだけではなく運用しているわけです。
スポンサーリンク
ここが大切なポイントですが、万が一のために貯金をすることは誰にとっても大切ですが、貯金自体が別に目的にはなっていません。
万が一に備えるために貯金をしているわけですが、昔はここまでで十分でした。
銀行に預けておくだけで毎年十分すぎる利子がついていたのでそれで良かったわけですが、今は銀行に置いておいても何のメリットもありませんので運用しないと意味はありません。
お金持ちの人にとって貯金というのはそのまま運用になっているわけです。
お金持ちになるために万が一に備えて貯金をすることが大事だと言うと、当たり前のことを言っていると感じた人が多いと思います。
そう思った人はお金持ちにはなれないと思います。
それは誰でもやったことだと思った人がいるでしょうが、手っ取り早く稼ごうとか簡単に稼ごうと思っている人は、この誰もが考えている当たり前のことを深く考えません。
ですが、僕たちが当たり前だと思っていることをお金持ちたちはしているわけで、それはどういう意味なのかということを考える必要があります。
自分たちの当たり前とお金持ちの当たり前は少し意味が違うはずです。
自分たちがしている当たり前がお金持ちにつなげる当たり前なのであれば、皆さんはすでにお金持ちになっているはずです。
節約をして貯金をするという考え方が、一般人と金持ちでは全く違います。
ここが最も重要なポイントだと思います。
スポンサーリンク
金持ちの貯金と貧乏人の貯金
お金持ちのケチと貧乏人のケチは全く次元が違うところにあるようです。
分かりやすく言うと、お金がない人のケチは、10円や100円ならいいかなと考え、1000円や2000円になってくると高いなと思います。
お金持ちの人のケチは、価格ではなく価値で見ています。
つまり、10万円の価値があるものが1万円で買えるのであれば、迷うことなく10万円を出します。
ですが、1000円のものでも、それがネットで500円で買えるのであれば当たり前のように買わないという判断をします。
要するに、物が持っている価値を下回る価格で常に買おうと考えているのがお金持ちのケチです。
ですから、株式投資を見る時も、株価が上がっているとか下がっているということを見るのではなく、実際の株価の価値に対して注目して判断しています。
ところが、貧乏人の人はなんとなく株価が上がっているから自分もそれに乗っかろうとしてその株を買います。
それ自体の価値を見るのではなく価格しか見ていないのが貧乏人のケチです。
常に価値を見て判断しているのがお金持ちのケチで、価格だけを見て判断しているのが貧乏人のケチということです。
僕の場合も、ワインが好きなイメージがあるので、レストランなどに行くと意気揚々とワインリストを持って来られたりしますが、インポーターごとにワインの価格がどれくらいなのかということをだいたい頭に入っています。
そうすると、出されたワインリストにとても好きなワインがあったとしても、割高だということが分かれば飲むことはありません。
価値に見合うだけの価格でなければお金を出す意味はないと考えます。別にそこで飲まなくても、また家で飲めばいいという判断になるわけです。
スポンサーリンク
金持ちと貧乏人の違いの75%をこのマネースクリプトが決める!
実際に、研究によると将来のために貯金をすることが重要であるという信念が、裕福な人とそうでない人の違いをかなり決めているようで、裕福な人になるか貧乏になるかの違いの75%をこのマネースクリプトにより説明することができるとされています。
ですから、貯金は大事だと考えてちゃんとそれを実行できる人であれば、かなりの確率でお金持ちになることができます。
それは分かっているけどできないとか、そんなことは当たり前だからもっと自己投資にお金を使って大きく稼がないといけないと考えたりする人は、かなりの確率でお金持ちにはなれないということです。
このマネースクリプトに対して賛成できなかった人は、実際に浪費が多くなりクレジットカードの借金が増えて、ギャンブルの問題を抱えたりギャンブル的なお金の支出が増える可能性が高くなるそうです。
ですから、お金を一定する手に入れてそれを投資で運用しようとしても、ギャンブルに近いような投資に手を出すようになります。あまり深く考えずすぐにビットコインに突っ込んでしまうようなことをします。
スポンサーリンク
何か買い物をするときも、それを自分が本当に買うべきかどうかということを考えるのではなく、今買わないといけないと思い今すぐその目の前の欲求を叶えたいと考えます。
将来のことを考えることもできず、クレジットカードをバンバン使って借金がどんどん増えていきます。
この違いは精神年齢とも結構相関していて、この将来のために貯金をすることが大事だという考え方を持ってるかどうかというのは、世代によって全く違っていました。
18歳から21歳という若い世代よりも31歳から70歳までの人たちの方がこのスクリプトに賛成しやすかったそうです。
実はここに大きなポイントがあります。
先ほど今回のおすすめ本として紹介した投資信託のこちらの本で、投資信託は別にここで紹介しているものから選ぶ必要はありませんが、選び方としてとても参考になります。
例えば、まず銀行に行って投資信託を選ぶなというところから始まったりします。
銀行は皆さんの資産を増やすことが目的ではなく手数料が目的です。
一定以上買われている人気のもので手数料が低いものを選べばいいので、この辺りがお勧めですというように論理的に説明してくれています。
投資信託の商品自体はこの本が出た時と今とでは結構違います。この中には今はない消費もあったりしますが、考え方は今にも使えるものです。
つまり、投資というものはウルトラ C のような方法はそうそうあるものではありません。
非上場の株をたまたま買っていて、その会社が上場して大儲けしたというようなことでもなければ、コツコツと積み上げていくしかありません。
スポンサーリンク
世界一の投資家であるウォーレン・バフェットさんの本で『スノーボール』という本があります。
ウォーレン・バフェットさんの投資のコツというのはとてもシンプルなものです。
例えば、
ルールその1 :損をしないこと
ルールその2 :ルール1を決して忘れないこと
とされていたりします。
つまり、損をしないことが投資のポイントであり、得をしようと欲を張るとたいてい足元をすくわれるということです。
この本の中でウォーレン・バフェットさんも言われていますが、投資というものは時間をかければかけるほど、早く始めれば始めるほど確実に大きくなるものです。
逆に、短い期間で成果をあげようとすると、ギャンブルをしなくてはいけなくなります。
ですから、どれだけ長い目で見て投資をするかということが重要になるわけです。
これがスノーボールというタイトルに表れていて、雪だるまを作る時の雪玉は早く転がし始めた人の雪玉が一番大きくなります。
資産というものはこれと全く同じだということを言われています。
ですから、若い時からこのマネースクリプトその1 を持つことができるかどうかということが、とても重要になります。
「富をもたらすマネースクリプトその1 :万が一のために貯金をすることはとても大切だ」
皆さんはこの考え方を何歳の頃から感じて実際にできるようになっていますか?
スポンサーリンク
つまり、富裕層は幼い頃からこの考え方を持っています。
一般的な統計では、18歳から20歳の若い人たちはこの考え方をほとんど持っていなくて、30歳を超えてからようやく考え始めます。
コツコツと節約して貯金して、資産運用していくことが大事だというのはほとんどの人が理解していると思いますが、それもほとんどの場合30歳を超えてからだということです。
もちろん今からでも遅いということはありません。
子供の頃からこのような考え方を親にちゃんと教えてもらっておくと、若い時から始めることができます。
そうなれば、当然ですが周りの人達と大きな差が付きます。
もちろんお金を貯めるだけがいいだけではありませんし、自分にとって大事な出費を減らしてまで貯める意味もそんなにありません。
本当に大切な人と食事に行く食事代、学んで成長するための読書代なども同じですが、その値段が高いかどうかということではなく、出したお金以上の価値が返ってくるかどうかということを考えて判断することが重要です。
これがお金持ちと貧乏人の節約の仕方の違いです。
お金が貯まらない4つの心理トラップ
お金持ちが絶対にしないようなお金の使い方や節約の仕方というものがあります。
お金持ちの人とそうでない人の節約に対する考え方の違いを残り4つ紹介させてもらいます。
これがわかれば最初のマネースクリプトをより深く実行することができると思います。
現代人の節約を邪魔してしまう4つの心理トラップというものがあり、このトラップのどれか1つにでもはまってしまうとお金持ちへの道はかなり遠ざかると言わざるを得ません。
表面上は一生懸命節約して好きなものを我慢しているのに、余計な所に無駄に大きなお金を使ったりしてしまいます。
別にそんな無駄遣いはしていない気はするのに、いつまでもお金がたまらないという人はこのトラップにはまっている可能性が高いです。
スポンサーリンク
節約の重要性について指摘された時に、ほとんどの人は、自分は出費には十分気を使っていて、余計なことにお金を使わないように節約していると答えたという調査があります。
これ以上無駄な出費は削るとこがなく、生活費をこれ以上削ることはできないというように答えたそうです。
ほとんどの人は無駄遣いをしていてもそれに気づくことはありません。
そして、自分は出費には十分に気をつけているほうだと思っています。多少の贅沢はしていたとしても、十分に気を配っている方だと思っています。
ところが、実際に調査してみると、人間の消費パターンにはかなりの無駄があるということが分かっています。
これから紹介する4つのパターンが、最も無駄を引き起こしやすく、かつ、自分でそれを認識しづらい消費行動です。
この4つのトラップを避けるだけで、自分でも驚くぐらいの節約ができるそうです。
それにより本当に自分にとって大切なところにお金を使うことができて、将来のための投資にも回すことができると言われています。
ここから先は、Dラボの方で解説していきます。
今回のおすすめの動画のリンクから、今なら20日間無料で使うことができますので是非チェックしてみてください。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
スポンサーリンク
続きはDラボから
\Dラボ20日間無料⏩/
本1冊の半分の値段【月599円〜】で
毎月20冊以上【30,000円以上】の書籍・論文の知識が1日あたり【わずか10分】で学べる
⭐新刊📚
リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:Klontz, B.T., Sullivan, P., Seay, M.C., & Canale, A. (2015). The wealthy: A financial psychological profile.
Bradley T. Klontz et al. (2008)Wired for Wealth: Change the Money Mindsets That Keep You Trapped and Unleash Your Wealth Potential. HCIISBN: 0757307949 Klontz, B.T., Seay, M.C., Sullivan, P., & Canale, A. (2014). The psychology of wealth: Psychological factors associated with high income.
Robert H. Frank(2016)Success and Luck: Good Fortune and the Myth of Meritocracy