人間関係

チームワークの心理学

投稿日:2018年6月17日 更新日:

どうすればチームはまとまるのか?

自分がチームをまとめる立場に立ったり、会社をつくったり、どうすれば団結力のあるチームにすることが出来るのか?

よくあるのは、悪くはないですが飲み会をしてみたり社員旅行をしてみたりされると思いますが、あまり効果はないです。

社会心理学者のムザファー・シェリフによると、

一緒に楽しいことをするよりも、協力が必要な共同作業を行ったほうが信頼関係が芽生える

ということがわかっています。

これは企業だけではなく、友達でも家族でも一緒です。協力しないと乗り越えられないようなことを一緒に乗り越えることが信頼関係に繋がります。

さらに、

親睦を深めるよりも困難な課題を与えるほうが強い信頼関係を築ける

ということもわかっています。

例えば、同僚同士がお互い能力は高いのに仲が悪いとか、兄弟でケンカばかりしているとかという問題がある場合には、できるだけ困難な共同作業をさせることをおすすめします。

敵対する者同士には困難な共同作業をさせること

 

チームのやる気を高めるには

チームに溶け込むということはチームに貢献するということでチームにとって必要な人間だと認められるということです。そういったチームにとって必要な人材が入ってくるとチームのやる気は高まります。

チームに溶け込むということは、チームの人達が協力的になっているかどうかが大事です。ではどうすればチームに人たちが協力的になってくれるのか?

人間は一旦同じ行動をとっていると認識できると協力的になることがわかっています。

ですから無理に話を合わせたりするのではなく、同じ行動をしているなと感じたほうが協力的になりやすいです。

同じ行動をとっているとわかってもらうことが大事になります。

スタンフォード大学のスコット・ウィルターマス氏の行った研究で、対象の人たちを3つのグループに分けます。

  • カナダ国家を黙読したグループ
  • 一緒に大声でカナダ国家を歌ったグループ
  • ひとりでヘッドフォンをしてカナダ国家を歌ったグループ

それぞれ歌った後に報酬がもらえます。そうすると、一緒に歌ったグループ、つまりグループの皆と同じ行動をとったと認識しているグループに限ってはその報酬を山分けする確率が高かったという結果が出ています。つまり協力的になったということです。

相手に、一緒に同じことをしているということを認識させることが協力的になってもらうためのポイントです。

もし、頑張っているのにチームに溶け込めないという人がいたら、例えば皆が仕事している時に自分は仕事をしていなくて、皆が休憩している時に仕事に集中しているようなことをしていると溶け込みづらくなることはあります。チームの為に頑張っているのであれば、一緒に取り組んでいるところを認識してもらうことが大事です。

逆に良くないのは、中途半端に人に合わせることです。

自分と同じことを考え、同じタイプなんだけど、ちょっと違う、惜しい人はになると余計気に食わないということがあると思います。

ダートマス大学の心理学者ジュディス・ホワイト氏の研究ですが、自分と考えは似ているけれど徹底していない人を人間は嫌うということがわかっています。

共通点もそれなりにあり似た考えなのに徹底できていない人を嫌ってしまうわけです。

実験では、

  • ビーガン:乳製品や卵すらも食べない菜食主義者
  • ベジタリアン:乳製品や卵はOKだけど肉は食べない菜食主義者

この2種類の被験者にアンケートを行った結果、ビーガンの人がベジタリアンに感じている偏見とベジタリアンの人がビーガンに感じている偏見を比較すると、徹底した菜食主義を行っているビーガンの人が、ビーガンの人からすると中途半端に感じる菜食主義者のベジタリアンに対する偏見のほうが3倍も強かったそうです。

つまり、人間は自分と真逆の人を嫌うというよりは、同じタイプなのに徹底していない人を嫌うということです。

だから下手に合わせると失敗します。

チームに溶け込もうと、中途半端に話を合わせたりすると痛い目を見ます。

相手の意見や考えに乗っかって話を合わせるのではなく、例えば、勉強になりましたとか、自分の好きな分野でも同じようにこんな考えがありますなど、違ったジャンルでも共通点があるんですね・・・などという見せ方をするのがおすすめです。

違ったジャンルということを前提としながらも共通点を見出していくことが大事です。

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