メンタル強化 習慣

人を変える① 迷いをなくし人生を変える方法

この知識はこんな方におすすめ

  • 人生を変えたい
  • 大切な人がいる

人を変えるシリーズ

今回から何回かに分けて紹介していくシリーズは、チップ ハース氏とダン ハース氏という非常に面白い本しか書けない病気にかかっているのではないかと思えるような素晴らしい方々が2015年頃に出された文献がベースになっています。

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こちらは変化が難しい時に、どのように変化していけばいいのかということについて教えてくれる本ですが、人でも組織でも変化を恐れます。
なぜ人は変わることを怖がるのか、変わることを人が怖がるとしたら、どうすれば変わることができるのかということを心理学的に解き明かしてくれている内容になっています。

これは僕がかなり昔に読んだ本ですが、この本のおかげで自分を変えていくことが上手くなったと思います。
テレビに出ていた頃は単なるパフォーマーでしたが、今では情報発信や時々本を書いたり投資をしたり、その時々で自分を変えていきました。

さらに、これは自分を変えるだけでなく他人を変えるためにも使えます。
それを広げれば集団を変えるためにも使える方法になります。

『幸福仮説 The Happiness Hypothesis』

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ジョナサン・ハイト氏の著書の中で、「象と象使い」という考え方を紹介してくれています。

人間の心は「象と象使い」だとされています。
感情という大きな力を持ってドスドスと動いていく象と、力はないけれど賢さはある象使いがその上にいる、これが組み合わさったのが人間です。

象使いが、「ダイエット中だから甘いものを食べるな」と言っても、強い力のある象が手をだしたらダイエットはうまくいきません。
ですが、象使いがそれを理解して、象の前に甘いものが出てきたら手を出してしまうから、目の前に甘いものがない環境を作るなど、象使いが工夫をすれば象をコントロールすることができます。
象使いが象を力で動かそうとしても動くはずはありません。
象使いのように工夫で感情を動かすことが大切です。

これを理解すると、僕たちの意思の弱さもわかります。
僕たちがいくら頑張っても力で象を押して動かすことなんてできないからです。

どうすれば象使いは工夫してうまく象を動かすことができるのか、象のように強い力を持った感情に訴えて人をうまく動かすにはどうすればいいのか、そして、最終的には人間の感情や行動をずっと変えたままにすることは難しいので、変化しやすい環境の整え方、大きく分けてこの3つについて教えてくれているのが、『スイッチ! ──「変われない」を変える方法』という非常に素晴らしい文献です。

象使いである人間の理性の使い方を学ぶこと、感情に訴えて感情を動かす方法を学ぶこと、この2つによって、良い変化を創り出すための環境を作ること、この3つが人間や集団を変えるためには非常に重要になります。

この文献の中に出てくる例としては、国が解決できなかった貧困問題を、単なる1人の人間が解決したとか、単なる学生だった人が永住権をもらえるぐらいまで国の常識を変えていったなどがあります。
そんなお金もコネも経験もない状態で社会を変えるようなことを可能にする条件があります。

ですから、まずは自分を変えるためにこれを使って身につけたら、そこから他人を変えたり組織を変えるために使うことができれば、集団や世の中を良くしていくことも可能になります。

象使い:理性の使い方

今回は、まずは象使いである人間の理性の使い方について解説させてもらいます。
どんな工夫を象使いにさせてあげると、人間が狙った方向に変わっていけるのかということについてです。

象使いは物事を分析したり論理的に考えることは得意ですが、考えすぎて行動が伴わなかったりする場合もあります。
あるいは、論理的に考えて理解しているのに、その行動ができなかったりすることもあります。

皆さんの中にも象使いはいますが、ほとんどの象使いは機能していません。
論理的に考えてどのように行動するべきかわかっていても、なかなかそれが行動に移せなかったりします。

それは、皆さんの中の象使いが、象をうまく動かす方法を知らないからです。
感情を理解して感情に訴えることが大事です。

多くの人は変化を恐れますが、それは変化に抵抗しているのではなく、象の上に乗っている象使いが方向音痴になっているだけだと考えてください。
戸惑っているだけです。

自分の性格を変えなければならない、新しい仕事に挑戦しなければならない、転職したい、そう思っているわけですが、具体的に何をするべきかとか、最初の一歩を理解していないだけです。
最初の一歩と最終的に自分がどこまで行けばいいのか理解していません。
象使いはどっちに行くべきか象に自信を持って指し示すことができていません。
その指示を出してあげないと、感情に任せて暴れまわってしまいます。

「ブライト・スポット理論」

ブライト・スポット理論を知っておくだけでも人生は変わります。
僕自身も、テレビに出始めた時にも、テレビからネットの世界に変わっていく時にも、そしてまた新しい世界に行きたいと思っていますが、これらすべてのタイミングでブライト・スポット理論が僕のことを支えてくれました。

多くの人がすることと真逆の考え方です。
これだけでも皆さんには学んでいただきたいと思います。

ブライト・スポット理論というのは、簡単に言うと、原因よりも成功例を探して真似ていくとうまくいくという考え方です。

人間には問題に注目しやすくなる性質があります。
例えば、円安の問題にしても子供の貧困の問題にしても、その問題を解決しようとすれば分析すると思います。
子供の貧困問題であれば、親の教育の問題や住んでいる環境の問題、様々な問題が出てきます。
分析し始めると、どこから手をつければいいのかがわからなくなります。
問題が山積みで手をつけられない状態になってしまうのが、多くの人が犯してしまう一番の間違いです。

皆さんが人生を変えたり転職に挑戦しようとしても、様々な問題があると思います。
問題というものは常に大きいものです。

「問題は大きくても解決策は小さい」ということを覚えておいてください。

理性である象使いは分析が得意です。
分析が得意なので、いろいろと調べて問題を大きくとらえてしまいます。

つまり、皆さんが今抱えている親子関係の問題や夫婦関係の問題、子供の問題や会社の問題、どんな問題でも大きく捉えがちです。
ですが、重要なのは問題よりも解決策です。
「どうすれば解決できるのか」ということに注目する必要があります。

これを言うとそんなの当たり前だけれど、解決するためには問題に注目するのが大切だろうという人がいますが、それが、実は間違いです。

人間はネガティブにとらわれがちなので、問題が大きいとその解決策も大きくて素晴らしいものだと考えてしまいます
ですが、それが実は違うということです。

「芋の葉っぱご飯作戦」

スターニンという人がした「芋の葉っぱご飯作戦」と僕が呼んでいる戦略を紹介します。

セーブ・ザ・チルドレンという子供たちの貧困問題と向き合っている素晴らしい団体があり、そこで働いているスターニンという方がベトナムに派遣されました。
彼のミッションは「ベトナムの子供たちの栄養状態の改善」でした。
家族でベトナムに行きましたが、ベトナムのことは何も知らない状態です。

何も知らない状態なので、原因を明確に調べて解決しようとするのか多くの人が考える方法です。
スターニンさんはそれをしませんでした。

原因を調べて、解決できない原因が出てきても意味がありません。
解決策を探すのは正しいことなのかもしれませんが、役には立ちません

ですから、原因を探すのではなく成功例を探すことをしました。
ベトナムでどこの村も貧しいけれど、しっかり観察してみると、同じように貧しくても栄養状態がいい子供とそうでない子供がいました。
例外的な成功をまず探しました。
同じ環境下でも例外的にうまくいっている人を探して、その人がしていることをとりあえずみんな真似するだけであれば、膨大な費用を使うこともなく誰でもできることです。

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スターニンさんは、同じように家庭が貧しくても子供の栄養状態が良い家庭を探しました。
それぞれの家庭の食事に注目してみると、栄養状態が良くない子供の家庭では、食事を1日に2回などまとめて与えていました。
ところが、栄養状態が良い子供の家庭では、食事を1日に4回に分けて与えていました。
食事の量は変わりませんが、食事を4回に分けて与えていたということです。

子供たちの体は大人と比べてまだ小さく、大人よりも消化のスピードが遅いので、細かく分けて食事を与えることによって、栄養の吸収効率が良くなっていたそうです。
それを知らずにしていました。

多くの家庭では大皿に料理を盛ってみんなで食べるようにしていたそうですが、子供の栄養状態が良い家庭では、それぞれ個別のお皿に盛って、子供の食べる量がわかるようにして残すことがないように指示していたそうです。

そして、子供の栄養状態があまり良くない家庭では、お米に他の物をあまり入れてなかったそうです。
貧しくても栄養状態が良い家庭では、子供のお米に普通は大人しか食べないような田んぼで採れたエビやカニ、ベトナムでは粗末な食べ物と考えられ一般的に食べられることが少なかったサツマイモの葉っぱを入れていたそうです。

スターニンさんが気づいて実践したことはこれだけです。
これが貧しくても栄養状態が良い家庭のしていることでした。

そのうまくいっている家庭の例を他の家庭にも広めようとしました。
いきなり他の国から来た人が偉そうに上からものを言うのではなく、うまくいっている家庭を中心に10の家庭が一緒になって子供たちのご飯を作るプログラムを開きました。

チップ ハース氏とダン ハース氏は、「ブライト・スポット」と呼んでいますが、このプログラムを実施しただけで、半年間で65%もの子供の栄養状態が改善して、その変化はスターニンさんが村を離れても変化は継続して、国中からその村にどうすれば改善できるのかを視察に来るようになり、それがどんどん広がっていったそうです。

たった1人の人が原因を調べるのをやめて、例外的にうまくいっている「ブライト・スポット」を探しただけで、ベトナムの子供たちの食料問題が大きく改善しました
たった1人の人間の物事の見方だけで、国が大きく変わった素晴らしい事例です。

僕たちは問題を解決しようとします。
人生でもビジネスでも同じです。
問題を探すのではなく、「比較的うまくいっていること」を探してください
それによって自分の「ブライト・スポット」を見つけることができます。

そこで忘れてはいけないのは、「問題は大きくて解決策は小さい」ということです。
人間は多くの問題を大きく捉えがちですが、解決策は意外と小さいものです。

ベトナムの子供たちの栄養状態を改善するとなると、水質の改善や食料の安定供給、親の雇用問題や教育問題、様々な問題が浮かびます。
これも重要かもしれませんが、最低限の問題を解決するだけであれば、子供のご飯の食べ方や今の葉っぱをお米に混ぜるだけで十分でした。

「ブライト・スポット」の見つけ方

とはいえ、人生でそんなにうまくいったことはないとか、ブライト・スポットなんて見つからないという人もいると思います。

僕も普段使っている方法ですが、簡単な2つの質問を使うだけで見つけることができる方法があります。

問題は大きく捉えてしまい解決策は小さいので、ちょっとしたうまくいくポイントがあっても、そんなことではうまくいかないだろうと否定してしまいます。
芋の葉っぱぐらいで子供たちの栄養不足の問題を解決できるのであれば誰も苦労しないと、せっかくのその解決策を捨てている人が多いです。

皆さんの人生を変えるために大きな解決策は必要ありません。
小さな「ブライト・スポット」を見つけてください。
それを見つけるための方法を紹介させてもらいます。

解決志向短期療法

原因を探っても意味はありません。
もし過去がどんなにひどく苦しいものであっても、過去は変えることができませんので、そこに目を向けても意味はありません。

今現在に目を向けて、うまくいっているところを見つけて、そこを強化していきます
変えられない過去に目を向けても人生は変わりません。
分析をやめて未来に向かって行動を始めましょう。

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①Miracle Question:奇跡の質問

皆さんが今抱えている問題を思い浮かべてください。

「皆さんの身に奇跡が起きたとします。奇跡が起きて皆さんの人生の問題はすべて解決しました。解決したら何でそれに気づきますか?」

例えば、夫婦関係に問題を抱えていたとします。
朝起きてすべての問題が解決していたとしたら、何でそれに気づくか考えます。
夫婦関係が悪くなってきたことに悩んでいたのであれば、朝起きて奥さんの対応が違うことで、奇跡が起きたと気づくのかもしれません。
新婚の頃のように奥さんが朝コーヒーを入れて楽しく会話ができたことで気づくと言うのであれば、それを自ら始めてみましょう。

奇跡が起きて問題が解決したら、どんな変化が起きるのか、何によってそれに気づくのかということがわからなければ、問題の解決の兆候に気づくこともできません。

②Exception Question:例外の質問

胸に手を当てて考えてみてください。

「最後に例外的に奇跡が起きた時はどんな時でしたか?」

例えば、夫婦関係の問題であれば、かなり前に子供の運動会に一緒に行った時の翌朝は、奥さんが機嫌が良くて朝コーヒーを入れてくれたということかもしれません。

これが「ブライト・スポット」です。

家族と過ごす時間を増やしていけば、その問題が解決していくのであれば、その時間を徐々にでも増やしていけばいいのではないかということになります。

子供の問題行動での事例

これを実際に子供に対して実践した例を紹介しておきます。

スクールカウンセラーの方が行ったもので、毎回校長室に呼び出されるような問題を抱えた生徒がいて、たった3ヶ月で校長室に呼び出される回数が80%も減ったそうです。

①Miracle Question:奇跡の質問

その生徒の問題がすべて解決したことに気づくとしたら、普段は先生が嫌いで挨拶もしないのに、元気よく挨拶してくれたことで気づくかもしれません。

②Exception Question:例外の質問

例外的に、彼がとてもいい子だった時はどんな時だったか探しました。
そうすると、ある先生にだけは態度が違うことに気がついて、スクールカウンセラーの方はそのことを生徒に聞いてみました。
そうすると「あの先生は優しいからね…」というようなことを言ったそうです。

ある先生にだけは問題行動が少なかったということです。
その先生が何をしているのかということを調べました。
その結果、その先生は問題がある生徒であっても自分から挨拶をしていました
そして、勉強が嫌いで勉強ができないことで劣等感を感じてしまいがちですが、そんな生徒でも解ける優しい問題を出してくれていました

学校の先生全員に自分から挨拶するように徹底しました。
それと同時に、生徒に合わせた優しい問題を出してあげるように指示しました。

その結果、たった3ヶ月で校長室に呼び出される回数が80%も減ったということです。
例外的にうまくいっている先生を探して、その先生がしている行動を全員の先生が真似しただけです。

今みなさんが抱えている問題もあると思います。
自分にも他人にも「ブライト・スポット」を見つけることができれば、問題のある生徒が3ヶ月で変わったように、大人も変わることができるはずです。
自分に対しても、自分の大事な人に対しても、これができるようになれば人生は大きく変わります。

ここから先は、例外的にうまくいっているところを探して見つけても、どこから手をつければいいのかわからないという方や、見つけて行動を始めても誘惑に負けて続けることができないという方もいると思いますので、そんな方でも迷うことなく人生を変えていくための方法を解説していきます。
続きは今回のおすすめの動画からDラボでチェックしてみてください。

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リサーチ協力:パレオチャンネル

参考:Chip Heath & Dan Heath (2010) Switch: How to Change Things When Change Is Hard

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