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誘惑に4倍強くなる【闇の心理テク】

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • いつも誘惑に負けてばかり…
  • 誘惑に強い自分になりたい!

自分をコントロールして誘惑に抗うテクニック

今回は自分をコントロールする方法についてです。
我慢する力や忍耐力と言われますが、そんな力を高めるための面白い方法を紹介させてもらいます。

皆さんは自分の忍耐力に自信がありますか?
ちなみに、僕はもともとは自信があまりありませんでした。

例えば、断食で食事を我慢するとか、勉強とかしなくてはいけないことがあるけれど、ゲームをしたいとか動画を見たいという欲望に対して、どちらかというと昔は結構負けてきたタイプです。
最近は、心理学を勉強すると、そのような自分をコントロールするための方法は、根性論ではなく、工夫であり科学だということが分かるようになってきました。

今回は、そんな誘惑に対する欲望をコントロールするための方法です。
これを使うと欲望に対して4倍強くなります。4倍も争うことができるようになります。

今まで誘惑に負けてしまったり、ダイエット中の方に間食をして余計なものを食べてしまったとか、勉強しなくてはいけないのに誘惑に負けてゲームをしてしまったとか、そのようなことにより自己嫌悪になってしまうことは誰でもあると思いますが、それがなくなる可能性が4倍も高くなるというテクニックになります。

簡単に留学や欲求に強くなるための方法を紹介しますが、より強い意志の力を手に入れたいという方は、今回のおすすめの動画として参考になる動画を2つ紹介しておきますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

「減らない意志力の作り方」
「成功に必要な7つの能力【セルフレギュレーション】〜衝動を抑える7つの方法」

非合理性コントロール

これは人間の裏切りに関する心理学で『信頼はなぜ裏切られるのか―無意識の科学が明かす真実』を紹介したこともありますが、この著者のノースウエスタン大学の心理学者デイヴィッド・デステノ氏が提唱しているテクニックになります。

僕たちは、誘惑に抗ってやるべきことをやろうと考えるわけですが、そもそも強い誘惑にはほぼ勝つことはできません。
正確にいうと、誘惑の強さにかかわらず、人間が誘惑に勝つことができる確率は50%程度だと言われています。
ですから、2回に1回は誘惑に負けるものだということです。

ただ、ある特定の感情を上手に使った場合には、その誘惑に抗うことができる確率が大きく上がるということがさまざまな研究から見つけられています。

それがどんな感情なのかというと、誘惑や欲求よりも皆さんにとって強い感情です。
それはプライド、または、恥ずかしいという感情です。

「プライド」「恥」の感情で欲望を抑える!?

プライドや恥ずかしいという感情を使うと、人間の欲求を上手にコントロールすることができるというテクニックが、非合理性コントロールというものです。

僕たちは、誘惑に対して我慢して、やらなくてはいけないことをするべきだけれど、面倒だとか自分の感情を理屈で抑え込もうとします。
これが失敗のもとです。

非合理的な感情に対しては非合理的な感情で抑えることが必要になります。
つまり、非合理的な欲求や誘惑というものは、自分にとってより強力な非合理的な感情を用いて抑えないとコントロールできなくなるということです。

そのために、プライドや恥などの社会的な感情を使うことによって、人間は理性的に考えることや長期的な目標を意識しやすくなるわけです。

無駄な間食をやめて定期的な運動をすることができれば、引き締まったかっこいい体になることができるというような目標よりも、プライドや恥などの感情は、人間の心に迅速かつダイレクトに働きかけるものです。

ですから、プライドや恥は自分の感情を操ることができる大きな感情だということです。
誘惑よりも強いこのような感情を上手に使うことができれば、誘惑に対する欲望をコントロールすることができるのではないかということが、今回の非合理性コントロールというテクニックになります。

これについてはいろいろな研究が行われていますが、ひとつ興味深い研究を紹介しておくと、ダイエット中でお腹が空いている人の目の前にチョコレートケーキを出すという残酷な実験があります。

チョコレートケーキを目の前に置いて、それを食べてもいいしどちらでもいいというようなことを言います。
その結果、自分がダイエット中だからとか、夏に向けて引き締まった体でビーチに行くというような自分の目標を意識して、それを我慢することができた人はわずか10%しかいませんでした。

人間が誘惑に抗うことができる確率はおよそ50%程度だと紹介しましたが、ダイエット中でお腹が空いている人の目の前に、食べてもいいと言われてチョコレートケーキを出されるわけですから、当然ほとんどの人が食べてしまうわけです。
ですが、10%の人たちだけですが我慢することができています。

これに対してプライドの感情を誘起させた場合どうなるかというと、目の前のチョコレートケーキを我慢することができる確率がなんと4倍にも上がり、40%の人たちがチョコレートケーキを我慢することができました

プライドや恥の感情をどのようにして使えばいいのか?

このプライドや恥の感情を掻き立てる方法としては、どのようにすればいいのでしょうか。
皆さんはどのような時にプライドや恥の感情を感じますか?
恥ずかしいと感じたり、自分を誇れるような感情を持つ時というのはどんな時でしょうか。

もちろん、何かやるべきことを達成したという時に達成感を感じるというような感情もあると思いますが、プライドはどちらかというと見栄に近いような感情ですので、少し違ってきます。

人間は、他人の目線がある時や他人に見られている感覚があると、恥を感じたりプライドの感情を感じたりします。

つまり、僕たちが自分の誘惑に抗いたいとか、自分の欲求を抑えたいと思うのであれば、長期的な目標を思い出すとか、それはしないことでどんなメリットがあるのかということを考える理性的な感情を使うよりも、もっと強烈な感情で抑え込んでしまった方がコントロールしやすくなるということで、それをするためにはプライドや恥の感情が必要で、そのプライドや恥の感情がどのように生まれるのかというと、他人に見られることによって生まれるものです。

他人の目線を利用する

ですから、何かを我慢したくなった時には、他の人が自分を見ているところを想像するだけでも、我慢することができる確率が高くなります

例えば、何かを我慢したいという時には、誰かに認められたいという承認欲求や誰かに見られているという感覚を利用することが大切になるので、方法としては、他人に見られているところを想像するとか、この誘惑に買った時にはそれを誰に自慢しようかということを考えるか、誘惑に負けたら誰にバカにされてしまうのだろうかといったことを考えることによって、プライドや恥の感情が出てくるので、自分の欲求をコントロールしやすくなるということが示唆されているわけです。

他人に見られているところを想像する

この誘惑に勝った時にはそれを誰に自慢するか考える

この誘惑に負けたら誰にバカにされてしまうのか考える

おすすめの方法としては、鏡を使うことが結構効果的です。
僕は、学生の頃に机の目の前に大きな鏡が置いてあり勉強するようにしていました。そうすると、やる気がなくなってスマホをいじってしまったりだらけてしまっていると、そのだらしない自分が目の前の鏡に映ります。
それにより自制心を取り戻すことができてまた勉強に集中することができました。

人に見られているというような感情は、自分を見える化することによっても生まれてくる感情です。
ですから、鏡などを使ってみるのも良い方法だとは思います。

プライドや恥の感情により、自分の誘惑はコントロールするものだということをぜひ覚えておいてください。

ちなみに、人間は見栄やプライドにより良い行動を取るもので、他人の目線がある時ほど、エコな商品を選びやすくなるということも分かっています。

自分の欲望をなかなか抑えることができないという方は、恥ずかしい感情や自分のプライドをかき立てるものを探して、その強い感情をどのようにして自分の目標と絡めていくのかということを考えてみるのがいいと思います。
以前紹介したコンパッションゴール(他己目標)の考え方も合わせて使うことができるとは思います。

今回のおすすめの動画は、そんな自分をコントロールするための方法について解説したものです。
もっと自分を上手にコントロールすることができるようになりたい、誘惑に負けて自己嫌悪に陥るのはもう嫌だという方はぜひチェックしてみてください。

今回のおすすめの本としては、自分をコントロールしてやるべきことをやり抜くための方法を解説している『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』と、自分がどういったところで誘惑に負けやすいのかとか、どのような時に自分がやる気が出るのか、自分自身を理解していないとモチベーションも上がらないと思いますので、自分自身を知るための本である『insight(インサイト)――いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』も紹介しておきます。
自分自身を客観的に見るための力を鍛えることができます。ぜひチェックしてみてください。

今回のおすすめ動画

リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Kelly McGonigal(2011)The Willpower Instinct: How Self-Control Works, Why It Matters, and What You Can Do To Get More of It

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