メンタル強化 人間関係

人間関係に急に疲れやすくなる理由

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 仕事上少なからず本当の自分を偽る必要がある
  • 本当の自分を出して生きてなんていけない
  • 人間関係のストレスを抱えたくない

自分の感情やキャラクターを偽ったり隠して生活していますか?

人が人間関係に疲れてしまう理由について紹介したいと思いますが、今回は、疲れないための方法も紹介させてもらいますので、是非参考にしていただけたらと思います。

人間は仕事の関係で自分の気持ちやキャラクターなどをある程度以上は偽って生きていかないといけないわけです。
例えば、会社で働いていると嫌な上司がいたとしても表面上は仲良くしなくてはいけないし、バカなことを言ってくるお客がいたとしても、そのお客に向かってバカなのかとは言えないわけです。
自分が思っている感情などをある程度は隠して、よく見せるようにしてコミュニケーションをとるということは誰でも普段からしているわけです。

特に仕事に関してはこれが多くなってしまいます。
日常生活の中でしてしまっている人もいると思いますが、どうやら人間関係で病んでしまう人や人間関係に疲れてしまう人は、この自分の感情を偽るということが非常に多くなるそうです。
自分の本当に思っていることはあまり言わず、ほとんどの相手と自分の感情を偽りながらコミュニケーションを取っているということが多いようです。

感情を偽ることで起きるデメリットとは?!

このようなことに関する研究としては、1983年の少し古い論文ではありますが、キャビンアテンダントの健康状態を調べるというものがあります。
キャビンアテンダントの人たちは、当然嫌なお客さんにもサービスしないといけませんし、自分の本心や感情を偽りながらしなくてはいけない仕事の中でも、おそらくトップレベルに自分の感情を偽っているであろう職業だろうと考えて、そんなキャビンアテンダントの人たちを対象に、自分の感情を偽ることが多い職業の人達がどのようなデメリットが生じるのかということを調べようとしたものです。
つまり、自分のキャラクターとは本当は違うキャラクターを仕事や私生活で演じているとどうなるのかということを理解するためには、とても参考になる研究だといえます。

素のキャラクターを隠す人ほど病気にかかりやすくなる

その結果わかったこととしては、自分の素のキャラクターを隠して仕事をしていたキャビンアテンダントの方ほど、病気にかかりやすくなってしまったということが分かっています。

テキサス大学の同じような実験でも、日常生活の中で自分の素のキャラクターを隠して暮らしている学生たちを調べたところ、やはり、素のキャラクターを隠している学生の方が病気にかかりやすくなっていたということが分かっています。

偽っている間は自律神経が興奮している状態になってしまう

無理をして笑顔を作っているキャビンアテンダントの方ほど体を壊しやすかったし、学生でも普段から自分のキャラクターを偽って生活している学生ほど、病気にかかりやすかったということです。
いずれにしても、本当の自分とは違うキャラクターを演じるということは、僕たちの体に大きなダメージを与えるようです。
なぜそんなことが起きるのかというと、自律神経が影響を受けてしまうようです。
自分とは違うキャラクターを長時間演じると、自律神経が常に気を張っている状態になってしまいます
自分の素ではないキャラクターを演じないといけないので、自分はちゃんと演じることができているだろうかと常に考えていないといけないという状態になってしまいます。
それにより自律神経が常に興奮している状態になるので、メンタルも体も壊しやすくなってしまうのではないかと言われています。
風邪にかかりやすくなったり落ち込んだ状態になってしまったり、腰痛や肩こり、頭痛などがひどくなったり、夜に眠れなくなるとか疲れやすくなるということが起きてしまいます。
こんなにも自分のキャラクターを演じている人の方が病気にかかりやすくなってしまうということです。

素のキャラクターの方が交渉力もパフォーマンスも高くなる

そうは言っても、普通に会社で働いていて素のキャラクターなんて出せないという人もいると思いますが、素のキャラクターを出した方がいいという研究も実はあります。
自分の本当のキャラクターを出しながら交渉した場合とそうでない場合を比べると、自分の素のキャラクターを出して交渉した場合の方が、交渉の成功率は高くなるということが分かっています。
自分の素のキャラクターを偽って相手と交渉をしようとすると、自分の偽りが相手にバレていないかどうかということを考えるために脳の一部が使われてしまうので、それによりちゃんと交渉能力を発揮したり、相手に対しての観察能力を発揮することが難しくなってしまいます。
つまり、皆さんの脳の一部分が自分の嘘がばれていないかどうかということに使われてしまうので、普段の皆さんの交渉能力やパフォーマンスが発揮されなくなってしまうということが起きるわけです。

偽ったとしてもダメージの少ないコミュニケーションはあるのか?!

とはいえ、完全に自分を偽らないというのも難しい話ですし、できるだけ自分にダメージが起きないような自分のキャラクターの作り方や会話の仕方というものはないのでしょうか。
自分の素のキャラクターを100%出してしまうと仕事にならなくなってしまうし、少なからず偽ったとしても自分に対するダメージが少ない方法はないのかということを調べてくれたのが今回参考にしているアリゾナ大学などが行った研究です。

この研究では、教育や製造業、SE や金融サービスなど様々な業界の社会人を2500人集めて、全員に対して普段の仕事で同僚や上司、取引先のお客に対して、コミュニケーションを取る際に自分の感情を抑えたりコントロールしているのかということを質問しました。
もし感情をコントロールしているのであれば、どのようにしているのかということを答えてもらいました。
つまり、仕事においてはお世辞を言ったり色々なことがあると思いますが、自分の感情を偽ったり隠す時にどのようにしているのかということを質問したわけです。

コミュニケーションにおける2種類の演技

その結果、ほとんどの人が、仕事で本当の自分とは違うキャラクターを少なからず演じていて、この自分とは違うキャラクターを演じている人は2通りの演技をしているということが分かっています。

「浅い演技」:表面上だけのコントロール

1つ目が、「浅い演技」というタイプの演技です。
これは他人から見た時によく見えるようにしているだけです。
例えば、頭の中ではイラッときているけれど笑顔で対応しているというような感じです。自分の感情をコントロールしているわけではないけれど、表面上だけコントロールするというのが浅い演技です。

「深い演技」:自分の感情からコントロール

もう一方が、「深い演技」です。
自分の表情やしぐさ、会話だけを変えるのではなく、感情から変えようとして頑張る演技です。
例えば、イラッとすることがあったとしても、そこから、今目の前のこの人はイラッとすることを言っているけれど、確かにこの人が言っていることも一理あるし、ここでイライラして商談をダメにするのではなく、今ここでこの人の性格を1つ知ることができたということだから、これをさらに分析して相手が必ず YES と答えてくれるような戦略はこれで立てることができるというように、自分が感じている感情を変える方向に、目の前で起きたことを再解釈するということをして実際の感情自体から変えていくということをしていた人たちです。

要するに、浅い演技をしている人達は、嫌な気分だとしても笑顔で対応するということをしていて、深い演技をしている人達は、自分が嫌な感情を感じていると気づいたら、その嫌な感情をどのようにしたらポジティブな感情に変えることができるかということを考えて、実際にポジティブな感情に変えた上で相手に対峙するということをしていたわけです。
つまり、表面だけ変えている人たちと、感情から根本的に変えようとしている人たちの2つに分かれていました。

自分の行動を偽るだけの人と自分の感情から変えていこうとする人たちで、どちらの方が自分に対するダメージが少なくなるのかということを調べてくれたわけです。
さらに、被験者たちのデータをまとめてみたところ、この深い演技と浅い演技というものは、どちらか片方だけを使っているわけではなく、大抵の場合両方を使っていてその比率が人それぞれでした。深い演技の方が多い人もいれば浅い演技が多い人もいました。
それをまとめてみたところ、参加者が4つのタイプに大きく分かれました。

  • ほとんど感情を偽らないグループ
  • 浅い演技と深い演技の両方を少しだけ使っているグループ
  • ほとんどが深い演技で浅い演技はほとんど使わないグループ
  • 浅い演技と深い演技の両方を頻繁に使っているグループ

つまり、感情を偽らない人と少しだけ偽る人、偽るけれど感情から変えていこうと頑張っている人とかなり偽る人に分かれたわけです。

その結果、やはり感情偽らない人が一番ダメージが少なかったわけですが、実際には、ほとんどの人が少なからず偽る必要があると思いますので、このような話も踏まえた上で、さらにこのデータを分析してみたところ、興味深いことがわかりました。

演じる動機に違いがあった!

深い演技も浅い演技も両方をしっかり使う人、または、時々にしか使わないという人は、やはり、自分の印象を良くしようとか、相手に取り入って相手から何かしら利益を引き出してやろうというような考えで、自分の感情を偽ったり演技をするということが多かったということです。
つまり、深い演技も浅い演技もがっつり使う人と時々使う人というのは、基本的には相手から利益を得たいということを考えて演技をしていたということです。
これがまず1つ目のポイントです。

そして、2つ目のポイントとして、深い演技しかしない自分の感情から変えていこうとする人は、実はその動機が違ったということです。
周りの人ともっと仲良くしたいとか人間関係を良くしたいというように、相手から利益を得たいということではなく、相手と仲良くなろうと考えていたということです。
このような相手と仲良くなりたいという動機の人ほど、深い演技しか使わなかったわけです。

感情から変える人たちは人間関係もよくなり仕事上のメリットも大きい!

さらに、自分の感情から変えて相手と仲良くなろうと頑張っている深い演技しかしない人達は、仕事において周りから手伝ってもらったり、良いアドバイスをもらうことができたり、自分の人間関係から強力なサポートを受けているケースが多かったということも分かっています。
そして、他の全く感情を偽らない人やガッツリ偽りまくっている人、少しだけ偽っている人の3つのグループに比べて、仕事における目標達成率も非常に高かったということが分かっています。

ですから、自分を偽る演技はできるだけしない方がいいという話をしたわけですが、もし皆さんが、現実的に自分の本音だけを出して生きることが難しい仕事をしていて、周りとチームワークを固めて頑張っていきたいと思うのであれば、自分の表面や行動だけを変えるということをやめて、自分の感じている感情に気づいたら、どうすればその感情をみんなと仲良くできるように変えていくことができるのかと考えて、表面上だけでなく根本の部分を変えることを意識してもらえると、どうやら人間関係までよくなるということがこの研究により示されたわけです。

ちなみに、深い演技と浅い演技の両方をガッツリ使う人と少しだけ使う人はストレスのレベルもかなり高く、特に、両方の演技をガッツリ使う人は疲労感が極めて高かったということも分かっています。

ですから、大まかに見てみると人間というものは演技をしない方が確かにいいわけですが、浅い演技でも深い演技でも使う頻度が高くなればなるほどストレスレベルは高くなります。
ところが、自分の感情を偽る場合であっても、自分の感情から変えてその感情否定するのではなく、みんなと仲良くなることを目的に考えて、目の前で起きた出来事を変えることはできなくても自分がどう受け取るかということを変えることができる人達は、仕事上のメリットが大きくなったということです。
もし自分の感情を偽らなくてはいけないと思っている人は、自分の感情から変えるようにしてもらえると、幸福度も下がらないしストレスも最小限に済むということです。

辛い時こそ笑顔でいることが大切だという人がいますが、表面上だけ笑顔を取り繕ってもあまり幸せにはならないということです。
笑顔にするだけでは意味がないので、辛い時にはその辛さを楽しめるように工夫するとか、その辛さを仲間と一緒にゲームのようにして乗り越えていくというように、工夫することで自分の感情を変えていくということをすれば、その演技や感情を偽ることは僕たちのプラスになるけれど、そうでなければ、自分の感情は偽らない方が幸せになれるということです。
是非皆さんも実践してみてください。

こちらが頑張っても、なかなか態度を変えてくれない人の場合は?

要するに、人間関係を良くするために偽るのであればいいということでした。相手とのいい関係を築きたいから自分の感情から変えていくのはいいわけですが、自分は楽しくしようとしているのに相手がずっと態度を変えないとか、こっちがどんなに頑張っても相手がイラッとすることしか言わないのだから、相手が変わらないのがいけないんだと思う人もいると思います。
そんな時に使える相手の態度を変えるための方法があります。
今回のおすすめの動画として、そんな方法を解説した「【ホメ殺しの13の技法】」を紹介しておきます。
目上の人や自分が偉いと思っている人と対峙すると、プレッシャーをかけられたりすることもあると思います。それに対してまともに対峙してしまうとストレスが大変なことになってしまいます。
ではどうすればいいのかと言うと褒め殺せばいいです。態度がでかい人を操るために一番いい方法は褒め殺しです。
この褒めるということは、このような態度がでかい人だけでなく、目上の人にも同僚にも後輩にも、奥さんにも旦那さんにも友達にも使えるものです。
褒めるということは人間の心に最も強い影響を与えるテクニックです。科学的に正しい人を褒めるための技術について解説していますので、是非チェックしてみてください。

コミュニケーションをとる時にはなかなか難しいこともあると思いますが、相手を上手に褒めたり上手に相手の気分を良くすることができれば、そこから相手の態度が変わってくるものです。
自分にとって良い情報を与えてくれる人を切るということをできる人間はほとんどいません。
本当は自分に対して苦言を呈してくれる人や間違いを指摘してくれる人を大切にするべきではありますが、大抵の人は自分にとってネガティブなことを言わない人を周りに置くと思います。
相手を他の人よりも上手に褒める技術を身につけておくと、その相手にとっては皆さんは重要な人物になりますので、そのおかげで変なストレスを抱えることも少なくなります。
ぜひこちらもチェックしてみてください。

そして、一般的な人間関係やコミュニケーションを上手になりたいと思う人は、今回のおすすめの本として紹介しておきます『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』を是非チェックしてみてください。

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【ホメ殺しの13の技法】 https://www.nicovideo.jp/watch/1582393323

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References
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料およびチャンネルの過去動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Fapl0000473
https://www.sagepub.com/sites/default/files/upm-binaries/13293_Chapter4_Web_Byte_Arlie_Russell_Hochschild.pdf
https://books.google.co.jp/books/about/Opening_Up.html?id=F3gF8OoKydQC&redir_esc=y

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