恋人関係や夫婦関係において、自分のパートナーと喧嘩をした時にどうすればその喧嘩をすぐ終わらせることができるのでしょうか。
簡単なたった一つの質問だけで、パートナーとの喧嘩が治りやすくなるということが分かっています。かなり使えるテクニックだとは思いますので紹介させてもらいます。
仲直りのテクニック
ウォータールー大学の研究で、パートナーと喧嘩をした時にどのようなことをすると喧嘩が早く治るのかということを調べてくれています。ある質問をすることで変化が治りやすくなったという結果が出ています。
その質問とは・・・
「この喧嘩について、1年後にどんな気分になっていると思いますか?」
夫婦や恋愛に限らず誰かと喧嘩をして怒っている時というものは、人間はとても短絡的になっているものです。近視眼的になってしまい目の前の怒りの感情に振り回されてしまいます。
これを冷静にすることで、解決策が見えたりお互いの改善点などが見えてきます。
喧嘩をしたり怒りを覚えた時には、一旦短期的になっている自分の考え方を自覚して、一度長期的な視点に変えるべきだということです。
この実験では、参加者の人達に最近パートナーと喧嘩した人達を集めて、半分に分けました。
今喧嘩していることを想像したグループ
未来からの視点で喧嘩を想像したグループ
その結果、1年後の自分の視点でその喧嘩を想像したグループは、お互いの関係をポジティブに捉え直すことができて、相手を許したいという気持ちが増えたということが分かっています。
この許すということは、ただ言いなりになるということではなく、他人を許せる人は幸福度が高まりますしポジティブな感情も高まります。他人を許さずいつまでもイライラしていると、自分の時間や集中力や労力を無駄にしてしまいます。
感情的になった時には視点を未来へ
感情的になった時には、それが1年後にはどうなっているかということを一度考えてみてください。
これは、苛立ちを抑える方法としても使えますし、パートナーに限らず他人との喧嘩をしてしまった時にも使えます。
未来に視点を移すことで他人を許せるようになり、自分の時間も無駄にしなくて済みます。
パートナーとの間では、お金や嫉妬など仕事とは違うディープな問題が起きるものです。それにより一時の感情に左右されてしまうと、元々の些細な喧嘩のきっかけが原因ではなく、感情を爆発させてしまったことが原因で関係を終わらせてしまうものです。
長期的な視点を2人で持つことができれば、今自分たちを突き動かしている感情と今後の関係を切り離して考えることができるようになります。
その結果冷静な判断ができます。
活用方法としては・・・
そうは言っても、実際にパートナーを怒らせた時に、「1年後について考えてみよう」と言っても聞いてもらえない可能性の方が高いと思います。
今のうちにこの記事を一緒に見てくれても結構ですし、事前に2人で、喧嘩をしてしまった時には1年後にその喧嘩をどう思うか考える癖をつけたり約束をしておくといいのではないでしょうか。
是非参考にしてみてください。
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Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
Reference:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1948550616660591?journalCode=sppa