成功するために必要なこととは
世の中を変えるような大きな成功を掴む為の働き方について紹介させてもらいます。
人が何歳で成功するかということは分かりません。逆に言うと、何歳であっても成功する可能性はあるということが分かっています。
ただし、そのためには条件があり、ある状態を保ち続けた場合にはいつかは成功する可能性は高くなります。それが若いうちに来るか歳をとってからになるかは分かりませんが、ある二つの条件が大事になるとされています。
質と量ともに高いレベルの仕事をできる年齢は?
ノースイースタン大学の研究で、ぼくたちが大きな仕事を成し遂げて成功するのは何歳なのかということを調べてくれています。
スポーツ選手のように明らかに若い人の方が有利な分野や、大企業の中で登りつめたいと考えるとどうしても年数がかかりますので別ですが、この研究では1893年から現在に至るまでの数々の科学者を2887人ピックアップし、全員が生涯で出版した論文の引用数を調査し、人間が量と質ともに高いレベルの仕事ができるのは何歳の時なのかということを調べています。
科学者の場合はどんな仕事をしたのかということに関して論文で測り知ることができますし、その仕事がどれだけ認められたのかということは、引用数で知ることができます。
その結果、もし人間に最も仕事が捗ったり大きなことを成し遂げることができる年齢が決まっているとすれば、この研究において明らかな相関が見られるはずですが、世の中に認められるような仕事をすることに関しては年齢は関係がなかったということが分かっています。
つまり、若くして素晴らしい論文をたくさん出している人もいれば、歳をとってから人が変わったように多くの素晴らしい論文を出されている方もいるわけです。
生産性とQファクターが重要
大切なのは、自分の生産性を維持できたかどうかということです。モチベーションを維持して一定量の仕事を続けることができたのかということがポイントになっていました。
年齢を重ねるにつれて駄目になってしまったり、若い頃からうだつが上がらない人もいますが、その違いは一定のペースで何かを生み出し続ける能力(=生産性)と、Qファクターといって、自分のやるべき仕事に必要な能力の集まり(モチベーション・好奇心・才能など)でした。
この生産性とQファクターがポイントになります。
Qファクターには生まれつきの要素が強いので、あまり変えることはできませんが、大事なのは一定のペースで何かを生み出し続ける能力です。
どのような仕事であっても、無理にならず、かつ、サボらないぐらいの一定のペースで、継続的にアウトプットし続けることができれば、いつか成功がやってくるということです。
この生産性に関しては自分の力でコントロールすることができますので、自分のモチベーションや生産性を維持することが重要です。
他にもとても興味深い研究が色々とあり、新しい事を成し遂げて世の中を変えた研究者や芸術家、ビジネスマンたちを調べたアダム・グラントさんの『ORIGINALS』というとても素晴らしい本があります。この中でも、新しいことや世の中を変えるようなことを成し遂げた人は、仕事量が多かったということが分かっています。
つまり、一定のペースでアウトプットし続けていると、徐々に慣れてきて苦になることなく仕事ができるようになります。慣れてきたら少しだけ増やしてまたそれを続けていきます。それを続けることで自然と多くの仕事量を当たり前のようにこなすことができるようになります。最終的にはみんなが驚くような仕事量を一定のペースでこなすことができるようになるわけです。
無理をすることなく習慣化を意識しながら続けていくことが大事です。
モチベーションを維持するためにおすすめの動画
Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo
Reference:https://science.sciencemag.org/content/354/6312/aaf5239