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【逆境】努力してるのに報われない!を突破する方法【1次的&2次的コントロール理論】

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努力してるのに報われない!を突破する方法

DaiGo MeNTaLiST

努力しているのに報われない人は結構いると思います。
未だに根性論が好きな経営者も一定数はどうしてもいます。そのような世代の人たちからすると、報われない人は努力が足りないだけだとされてしまいます。

努力すれば報われるの?

皆さんの上司や親などにもそういう人がいませんか。努力が報われるというのは本当なのでしょうか。

結論としては、当たり前ですが努力が報われるとは限りません。
むしろ、努力が必ず報われると考えて必死に努力するよりも、自分の周りにある環境や自分が持っているものを見つめ直すために、まずは自分が自分であることを受け入れて、そこから考えていく方が、はるかに効率的ではないかという研究データが出ています。

努力至上主義の危険性

結局、なぜ僕たちが報われないかというと、努力に期待しすぎということです。もちろん、努力することは大事です。継続的な努力をすることも大事ですし、試行錯誤している中で手応えを感じた部分に対して努力をするために、リソースや時間を投入することは大事です。

ところが、努力至上主義になってしまうと、とりあえずもっと頑張ればいいと考えてしまい、実際には方法が間違っているだけかもしれないのに、間違った方法を一生懸命繰り返してしまうようなことになります。このような考え方は、むしろ有害な考え方です。色々試している中で報われたように感じたり手応えを感じた部分に対して効率的に努力をするべきで、むしろ、報われない部分に関しては、それを受け入れた方が良いのではないかということです。

もし皆さんが報われないけれど努力をしているという状況なのであれば、一旦その努力を止めてみるのもありだと思いますし、自分を受け入れてみて、自分のできるレベルの努力でどこまでできるのかということを探してみるのもいいと思います。

報われない努力より環境を受け入れる

ジョンズ・ホプキンズ大学の研究で、報われない努力を続けるよりも環境を受け入れる方が大事なのではないかというものがあります。
実際に僕の経験としても、努力をして報われなかった時には、一度それを受け入れて違う方法を試してみようと考える方がいいです。努力が足りないのではなく、もしかしたら環境や現実を受け入れきれていないのではないかと考えるわけです。 努力が足りないと考えて報われない努力を繰り返すのは、マイナスのネジをプラスドライバーで開けることができないのは気合いが足りないんだと必死になっているのと同じです。

この研究では、500人の参加者に対してアンケート調査を行い、2つのポイントについて調べています。

1. 人生に対してどれぐらい幸福を感じているか?

2. 一次的コントロールと二次的コントロールのどちらを使うことが多いか?

一次的コントロールと二次的コントロールとは、社会心理学の用語で、一次的コントロールとは、困ったことや嫌なことがあった時に、自分の努力によって環境を変えようとするタイプです(努力至上主義の人たち)。二次的コントロールとは、嫌なことや辛いことがあった時に、それをな無くそうとするのではなく、自分の捉え方を変えて適応しようとするタイプです。
例えば、面倒で嫌な仕事が来たとします。一次的コントロールの人たちは、その嫌な仕事を与えてきた上司や会社、あるいは、社会と戦って、それを変えようとします。二次的コントロールの人たちは、嫌だなと感じたけれど、その自分の感覚を変えて乗り越えることができれば気分も良くなるだろうし、自分に成長をもたらしてくれるに違いないと考えて、自分を適応させようとします。

一次的コントロール:自分ではなく環境を変えようとする

二次的コントロール:自分を変えて適応しようとする

この研究は、どちらのコントロールを使う人の方が幸せになるのかということを調べたものです。
僕たちは努力をするために生きているのではなく、幸せになるために生きているはずです。幸せになるために努力があるはずです。ということは、どちらのコントロール方法を使った方が幸せになるのかということが分かれば、僕たちはもっと前に進むことができて、しんどいこともできるだけ減らすのではないかと考えたものです。

その結果、一次的コントロールも二次的コントロールも、どちらも幸福感を増すためには役に立つということです。両方した方がいいということです。
ところが、自分の外側を変えようとする一次的コントロールは諸刃の剣でした。一次的コントロールに関しては、不幸感を増す効果も時折あるということが確認されています。幸せになれる場合もあるけれど、環境や相手を変えようとして変えることができなかったら、マイナスの効果がを受けてしまうということです。
一次的コントロールには、挫折感や努力したのに報われないという感覚が必ずついてくるということです。
一方、二次的コントロールには、このようなマイナス面が全くありませんでした。幸福度の減少とは全く相関がなかったということです。

結局幸せになるためには?

つまりは、僕たちは、一時的コントロールによって、自分の可能性に挑戦していくということが大事ですが、それは二次的コントロールがしっかりできているということが前提になるということです。周りを変えようとするよりも、まずは自分を受け入れて、自分を変えていくことで自分にできる範囲の努力をしていくということが大事になります。

努力至上主義の人達は、無理難題を課したり、部下に対しても到底無理な営業目標を背負わせたりします。一次ントロールを強制しているわけですが、自分の能力を知らない人に到底無理な目標を課してしまうと傷つくことしか起きません。
ですから、二次的コントロールを鍛えた方がいいのではないかとなります。

どのように使えばいいの?

まずは、一次的コントロールを軽く使ってみるようにしてください。
例えば、僕も色々なことをしてきましたが、学生の頃から本を読むだけで生きていきたいと思っていました。ですが、いきなりそれをしようとしても難しいので、出来る範囲で少しずつ仕事を調整していこうとか、本を読む量を増やしたり、本で得た知識を使って何ができるかということを考えていきました。これが自分でできるレベルの一次的コントロールです。
その際に、もちろんできないこともあります。ある程度有名になったり認知されていないと、自分が発信しても誰も聞いてくれません。そのために、自分の現状を受け入れて、テレビの世界の人達に頭を下げたり、テレビに出たりパフォーマンスをしたりもしておこうとなったわけです。そうして少しずつ変化に結びつけていきました。

特に、自分の過去に対するネガティブな感情や他人のことなどについては、二次的コントロールを使うようにしてください。過去に対しては当然変えることはできませんので、自分の力で変えることができるものは一次的コントロールを、変えられないものには二次的コントロールを使いましょう。

自分の力で変えることができる→一次的コントロール

自分の力で変えることができない→二次的コントロール

二次的コントロールとは、ただ単純に環境を受け入れるのではなく、自分の過去の経験やネガティブな感情を再評価し、自分の力に変えていくことです。
この二次的コントロールの上手い人は、過去の状況や失敗から多くのことを学ぶ能力も高いと言われています。

組み合わせて使う

例えば、上司との関係がうまくいっていない人がいたとします。上司に怒られた時に、一次的コントロールばかりを使おうとすると、自分の能力が足りないから怒られるのだと自分を追い詰めてしまい、鬱になったりします。そこで、認知行動療法でも使われる方法ですが、「それって調子が悪いだけではないですか」という話をします。
そうすると、冷静に考えると、完全に上司のモラルハラスメントではないかと気づけます。その状況を受け入れると、結果的に堂々と振る舞えるようになったり、メンタルも安定することで仕事の質も向上し、上司から怒られる回数も減るという結果がでた研究もあります。
このように両方組み合わせて使っていくことが大事です。

この事を昔から言っていた人がいます。
アメリカの神学者であり倫理学者であるラインホルド・ニーバーさんの言葉で、ニーバーの祈りという詩があります。
僕は別に詩が好きなわけでもありませんし、特定の宗教に入っているわけでもありませんがこの言葉だけは好きです。

神よ、変えることができるものを変える勇気を我に与え給え、
変えることのできないものを受け入れるだけの冷静さを我に与え給え、
そして、それらを見分けるための知恵を与え給え。

見分けるための知恵は科学が与えてくれます。
是非参考にしてみてください。

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Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

Reference:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1948550615576210

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