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後悔を恐れてかえって失敗が増える【予測後悔】の罠

この知識はこんな方におすすめ

  • 後悔しない人生を歩みたい
  • 人生の選択で迷っている

後悔しない人生のために

今回は予測後悔というものについて紹介したいと思います。

実は、知らず知らずのうちに僕たちの人生を縛ってしまっている概念が予測後悔というものです。
それに気づくことができて対策できるようになると、皆さんはいわゆる後悔しない人生を歩むことができるようになるでしょうし、失敗してしまった時の後悔が怖くて挑戦することができないということを減らすことができます。

人はそれをした後悔よりもしなかった後悔の方が大きくなるというものです。
なんでこんなことをしてしまったのかというような後悔はもちろんありますが、人間は実際にはしなかった後悔について考えたり悩む時間の方が多いですし、人生の中でもそれを引きずってしまう可能性の方が高いということがあります。

「予測後悔」

これをさらに推し進めて、人間がこんなことをしたら後悔するのではないかとか、これはしなかったら後悔するのではないかと考え始めると、それはもはやそれが起きるかどうかも分からないことをいずれにせよ心配していることになりますので、そのようなことを予測後悔といいます。

将来自分が後悔するのではないかと考えてしまい、人間の選択がそれによって変わってしまう現象のことを予測後悔といいます。

この予測後悔というものが一体どのように僕たちの人生に影を落としてしまうのでしょうか。

そもそも人間は後悔をしないというのは浅はかさの象徴なのではないかと考えています。
誰もが後悔しない人生を歩みたいと思うわけですが、全く後悔することなく過去を振り返ったりすることもない人はいるわけはないでしょうが、もしそんな人がいたら浅はかで愚かな人にしか見えないわけです。

実際にそんな人が皆さんの前にいたとしたら、何も考えていないただのバカな人に見えてしまうと思います。
ですから、僕たちは思慮深くなるために自分が後悔をしているというアピールを周りにするわけです。

「そんなことをしたら後で絶対に後悔する」「ここで挑戦しなかったらきっと後で後悔する」というように、人は未来の後悔について意外と語ることが多いものです。

例えば、子供に対して「今勉強しなかったら将来絶対に後悔する」ということを言う親御さんは多いでしょうが、これも将来の後悔に対しての話です。

転職をしようと考えていたけれど、「もしここで仕事を辞めて新しい仕事に就くことができなかったらとても後悔しそうだ」と考えて一歩を踏み出すことができないというのも将来の後悔に対しての話です。

人はこのように人生で後悔したくないと思っているし、常に後悔しない選択をしたいと思っているにも関わらず、自分は後悔しているということを結構言葉にするし、実際に様々な場面で将来の後悔に対しての考えを口に出しています
これが予測後悔と呼ばれる現象です。

宝くじを買い続けてしまう人の心理

これが具体的にどのように僕たちの人生に対してマイナスを作り出してしまうのかと言うと、宝くじをずっと買い続ける人の心理を考えるとわかりやすいです。

宝くじをずっと買い続ける人やギャンブルにはまってしまう人も結構いますが、もう一度買えば今度こそ当たるのではないかと考えたりすると思います。
このような人たちの心理も全く同じ予測後悔です。

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ノーザンブリア大学の研究を見てみると、多くの人はこの予測後悔を恐れて宝くじを買っているということが分かっています。
つまり、宝くじを買おうかどうしようかと迷った時に、冷静に考えれば宝くじを買うのとそのお金を貯金するのではどちらが得策なのかということはわかっているはずなのに、そこで宝くじは買わなければ当たらないとか、今この宝くじに使うお金をケチったばっかりに何千万円もの当選金額を失ったら一生後悔してしまうと考えてしまいます

「買わなければ当たらない」というようなキャッチフレーズもよくありますが、これは多くの人の予測後悔を煽っているものです。
ギャンブルでは射幸心を煽るようなことをしてはいけないとされていますが、実際には、心理学的に考えた場合にはそれと近いようなものを煽っているわけです。

もし自分が買わなくて当たるはずの宝くじに当たらなかったら・・・ということを考えさせることによって売りまくっているのが宝くじであり、それが宝くじを買い続ける人の心理です。

宝くじに当選した人の末路も多くの人が知っています。
生活水準が急激に上がってしまうので、今まで感じていた些細な幸せも感じることができなくなり見えなくなります。
しかも、その収入はあくまで一時的なものであり自力で掴み取ったものではないので、自分の年収が1億円以上ある人が1億円の宝くじに当たったというのであれば上手にそれを使うこともできるでしょうが、そうでない人の場合には大抵の場合使い方にも失敗してしまいますし、人間関係が崩壊してしまったり変な人に騙されたりということになりがちです。

宝くじで当たっても幸せにはなれないということをみんなわかっているにも関わらず、なぜ多くの人がそれでも宝くじを買ってしまうのかというと、この予測後悔のせいでついつい買い続けてしまうわけです。

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自分の意志で決めた場合には失敗しても立ち直りが早い

これについては、やはり人間は何をしたかという後悔よりも何をしなかったかという後悔の方が大きくなるということが様々な研究からも分かっています。

例えば、心理学者のニー・ローズさんの研究を見てみると、人が自分の意思で行動を起こした場合には、たとえそれに失敗したとしてもその後にその後悔を引きずる可能性が少ないということが分かっています。

ですから、何かをした後悔よりもしなかった後悔の方が大きいと言われるのは、自分の意思で何かを決めてそれをした場合には、仮に失敗して後悔する結果になったとしても立ち直るのが早いからです。

よく世の中では常に行動し続けて失敗してもいつも立ち直るのが早いと言うような人がいると思いますが、それができるのは全て自分の意志で決めて行動しているからです。

逆に、自分の意志で決めるのではなく、周りの目を気にして行動しなかったり、周りの人やその周りの人達のなんとなくのプレッシャーで強制されたり期待されたことで仕方なく行動してしまったという場合には、そこから感じる後悔というものはかなり長く続いてしまう可能性が高いということです。

ですから、ポイントとしては「それをしなかった後悔」というよりは「自分の意思でしなかったこと」に対する後悔が大きくなるということです。

何かをする場合にもしないということを決める場合にも自分の意思で明確に決めたという場合には、いずれにしてもおそらく後悔を引きずる可能性は少なくなるわけです。
「自分の意思での選択」が最も後悔が少なくなるということです。

他人に強制された結果の後悔は引きずってしまう

一方で、後悔が大きくなってしまう状況というものは、「他人に強制されたことによってしなかった後悔」と「他人に強制されたことによってしてしまった後悔」の2つの状況です。

要するに、後悔するかどうかというものは、積極的な意思決定によるものかどうかで決まってくるということです。

例えば、子供の頃に小説家になりたいとずっと思っていた人が、親に小説家なんて成功するはずがないしまず食べていけないだろうからやめておきなさいと強制されて、それによって挑戦することをしなかったという場合には、それは最も後悔が大きくなる選択です。

僕の父親も学生の頃にドイツに留学に行くチャンスがあったそうで、時代的な背景や環境もあり留学することができなかったということですが、このような経験があるといつもそのことを言っています。
だからこそ、父親も母親も僕たち兄弟にはそれぞれに挑戦することを応援してくれたのだと思いますが、このような「あの時〇〇をしていればよかった」という後悔はかなり引きずってしまいますし、特にそれが自分の意志で決めたことではなく周りに言われたり周りの目を気にしたことでできなかったことの場合にはその後悔というものは死ぬまで一生引きずってしまうものになります。

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ですから、皆さんが後悔のない人生を送るための大きなポイントを挙げるとしたら2つあります。

ポイント1 :迷った場合には自分の意思で決めて行動するべき

自分の意思で行動した場合であれば、基本的にはそれで失敗しようが成功しようが後悔は少なくなります
ですから、自分の意志で決めるということをまずは覚えておいてください。

ポイント2 :最も危険なのは他人の意思で決めてしまうこと

自分は本当はそれをしようと思っていたのに周りから言われたことで行動しなかったとなると、それはひどい後悔に繋がってしまう可能性が高くなりますし、そもそも、人の長い人生の中で死ぬまで一生付き合う人間関係というものはそんなにたくさんあるものでもありません。

それが親戚関係であってもご近所さんであっても、仕事の関係であっても、時間が経過したり状況や環境が変わればいくらでも変わるものです。
自分の人生として考えた時に長い間一緒に過ごす関係の人から言われたことであれば参考にしてはいいとは思いますが、少なくとも5年や10年といったスパンで付き合う人間関係から言われたことであれば全く気にする必要はありません。

もしそのような数年単位の期間でしか付き合わない人間関係の中で言われたことやその人たちの目を気にして行動しなかった後悔というものは、その人たちとの関係が切れた後も死ぬまで一生引きずってしまうものになりかねません。

周りの人が色々言っていたとしても、自分の意思で強く意思決定することができれば誰も何も言えなくなります。

僕も、就活もせず自分で会社を作ろうとしたり、テレビから動画配信の仕事に移行しようと考えた時には結構周りの反対を押し切って自分で意思決定をしていることが多いですが、振り返ってみた時にはどの意思決定も後悔はありません。

どれを振り返ってみても、自分が積極的に行なった意思決定というものは、その時点では誰かに止められています。
それでも、結局は自分自身で意思決定して本当に良かったと思えるようになります。

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皆さんも後悔しない人生を歩むためには、「積極的な意思決定」と「他人から強制されて自分の意思決定をやめることをしない」ようにするだけでもかなり後悔しない人生を歩むことができるはずです。

研究者のコメントを見ても、やはり、それをしなかった後悔というものは無限の可能性の中にある自分を見失うことです。
そんな無限の可能性があるにも関わらず、それをしなかったという後悔は一生かけてもそれを拭うことができないものです。

逆に、一旦決めてしまうと元に戻すことができないような意思決定の場合には、その結果がどのような状況になったとしてもその後悔は長くは続きません。

もちろん後悔することもあると思います。
チャンスを逃したり自分が頑張りたいと思ったことが失敗すると誰でもへこんでしまいます。
それでも結局は失恋と同じで10年も20年もそれを引きずることはないはずですし、しばらくすると次のチャンスや挑戦に目を向けることも出来るようになります。

そういう意味でも、自分の意思で積極的な意思決定ということを大切にしていただけたらと思います。

失敗しないための意思決定のためのおすすめ

今回はそんな後悔しない意思決定の方法について解説させてもらいましたが、このできるだけ後悔しない意思決定をするということと同時に、失敗しない意思決定をしたいと思う人も多いはずです。

今回のおすすめの動画としては、そんな後悔しないための選び方についての動画のシリーズを紹介しておきます。
僕が知識の Netflix を目指して作った動画配信サービスである D ラボは、今なら20日間無料で使うこともできますので、ぜひこちらの後悔や選択にまつわる心理学について解説した動画だけでもチェックしてみてください。

超選択術〜後悔をなくす選び方の科学

後悔しない人生を歩むためのおすすめ本

後悔しない人生のために読んでもらいたい本を2冊紹介しておきます。

人間は自分の悩みというものは自分だけの悩みだと思っています。
自分だけが苦しいとか自分だけがこんな苦しい問題を抱えていると思いがちですが、実際にはそんなことはありません。

大抵の人が同じような悩みを抱えるものです。
もちろん同じ悩みでも若い頃に経験する人もいれば年齢を重ねてから経験する人もいるので、人によってタイミングやステップが違うだけです。

人生の様々なステージにおいてそのタイミングは人それぞれですが、みんな大体同じような悩みを抱えるということです。
そんな人生においてそれぞれのステージで抱える後悔の中で、僕たちが最も気をつけるべきものとは何なのかというと死ぬ間際に抱える後悔です。

死ぬ前にもっと大切にしておけばよかったとか、なんでこんなことをしたのだろうというような死ぬまで残る後悔というものは引きずってしまうものです。
であれば、それを避けることが何より重要になるわけです。

人が抱えるそんな後悔が何なのかということを最もよく知っているのは終末医療に関わっている人たちです。
これから死んでいくであろう人たちを見とることをしている看護師さん達はこのようなことを大変よく分かっていて、こんな方が書いた本がこちらの本です。

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こちらの本は死ぬ前に人間がどのようなことに後悔するのかということを教えてくれる本です。
この中では人が人生で最も後悔しやすい5つの後悔について解説してくれていて、それを避けて生きるようにするだけでも僕たちは圧倒的に良い人生を歩むことができるようになります。

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『超選択術』

失敗する選択や後悔する選択をしたくないという方はこちらの本もぜひ読んでみてください。
正しい選択の仕方について科学的にまとめた内容になっていますが、こちらはオーディオブックであれば今 Amazon で一人一冊ですが無料で聞くことができるキャンペーンも行われていますので、まだの方はこちらもチェックしてみてください。

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免責事項:本内容は科学の面白さを伝えることを目的としたエンタメです。なるべく多くの方に、科学的思考に興味を持ってもらうために、参考資料や過去の動画を元に、大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。動画の結論は実際の研究とは異なる場合があります。
僕は文献を読むのが好きなタダの理系であり、専門家ではありません。また、多くの科学者とも同じように人間ですから、間違うことも多々あります。実際に知識を利用する際にはご自分で調査するか、専門家に相談してください。
参考:Oliver Burkeman(2011) HELP!: How to Become Slightly Happier and Get a Bit More Done

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