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ネガティブが有利になる意外な状況とは

2019年4月2日

ネガティブが有利になる意外な状況とは

DaiGo MeNTaLiST

ネガティブな皆さんに朗報です。
根暗だとかネガティブだと言われたり、内向的だと言われている人は、なぜか現代社会ではポジティブで外交的な人が正しいとされているので何かと肩身が狭いことが多いですが、ネガティブな人が有利になる状況はないのでしょうか。

実はかなりあります。むしろ、ネガティブな人の方が成功します。ネガティブな人の方が有利になる状況はどういうものなのか紹介していきます。
ネガティブだからうまくいかないと思っている人もいるかもしれませんが、それはポジティブな人の方が有利になる土俵でわざわざ戦っているからです。

ネガティブのチカラ

アダム・グラントさんの「ネガティブシンキングのポジティブな力」というエッセイから紹介させてもらいます。
ポジティブな人の方が能力が高いと言われがちですが、実際には仕事の能力には差がありません。ネガティブな人よりもポジティブな人の方が成果を出すイメージがなぜか強いですが、1996年に行われた研究ではネガティブな人もポジティブな人も仕事の成果という意味ではほぼ同じでしたが、ポジティブな人は自分の成果を声高に周りに表現しネガティブな人は謙虚だからあまり表現しないわけです。だから客観的に見てポジティブな人の方が成果を出しているように見えるだけです。

ネガティブの成功ルート

そう言われても、ではネガティブな自分はなぜうまくいかないのかと思う人もいるかもしれませんが、ポジティブな人がうまくいく仕事の流れとネガティブな人がうまくいく仕事の流れは全く違います。
ネガティブな人はミスが少なく緻密な計画を立てます。ネガティブだから最悪のケースを常に想像し現実的な計画を立てて注意深くコツコツと行い着実に成果を出していきます。プレッシャーや恐れが準備に向かいます。その緻密な準備があるからこそ成功に向かう人たちです。
一方ポジティブな人はリスクを恐れないのでどんどん行動し成果を手に入れます。リスクを恐れない挑戦の力というものが成功のもとになっています。
つまり、成功にたどり着くためのルートが違うわけです。

多くの場合ネガティブな人に対してポジティブな人が余計なお世話をします。もっとポジティブになって前向きに行こうとアドバイスをしがちですが、ネガティブな人の成功ルートは自分のネガティブな感情を受け止めて綿密な計画で準備を立てたがゆえの成功です。ネガティブな人が無理をしてポジティブになってしまうとネガティブな人が持っているこの成功ルートに行くことができなくなってしまいます。
ネガティブな人は自分のネガティブシンキングを上手に利用する方法を考えるべきです。

ネガティブが能力を発揮できる環境

ネガティブな人が下手にリラックスしてプレッシャーのない環境で仕事をすると逆にパフォーマンスが下がってしまいますので、適度にネガティブな思考や感情を持っていた方が上手くいきます。
例えば、1996年のダーツ投げ実験があります。
ネガティブな人に真ん中に当たるイメージを待つように指示した場合よりも的を思いっきり外すイメージを持ってからダーツを投げてもらった場合の方がスコアが30%も良くなったということです。
ネガティブな人はリラックスした環境に置くと不安が高まらないのでモチベーションが下がってしまいます。過度な不安はもちろんダメですが、適度な不安の中に置かれると不安だから慎重に考えコツコツと頑張るので結果的に良い成果を掴みやすくなるということです。

他にも1986年の実験で、ネガティブな人とポジティブな人にそれぞれ「あなたは絵が上手いからいい作品を作れるね」と褒めてから絵を書いてもらうという実験があります。
第三者による採点をしたところ、ポジティブな人は褒められたことによって14%も良い絵が描けるようになりましたが、ネガティブな人は29%も評価が下がってしまいました。
ポジティブな人は褒めれば伸びるけれど、ネガティブな人は褒めて下手に不安感が下がってしまうと能力が下がってしまうということです。

ネガティブな人に能力を発揮してもらいたい、あるいは自分がネガティブで成功したいのであれば、程よく不安感を感じながら前に進むようにした方がかえってうまくいきます。
ネガティブな人がうまくいかない多くの理由は、本来はネガティブな感情やプレッシャーによって能力が高まるのにそこから目をそらしたりポジティブになれない自分を否定することによって自分の能力を活かせていないだけです。

ポジティブな人が成功するとかネガティブな人が成功しにくいということではなく、成功するための方法が違います。
ネガティブな人は自分の不安と向き合うことで前に進んでいくことができます。

実際にはポジティブな性格にも問題があり、ポジティブになりすぎると準備をしなくなり失敗をしやすくなります。失敗してもポジティブだからその失敗から学ぶことができません。つまり、いつまでたっても同じ失敗を繰り返すようなことが起きてしまいます。

2011年の調査ですが、極端にポジティブな人と極端にネガティブな人を比べた場合には極端にポジティブな人の方が仕事ができないということです。どちらかに極端に偏るのであればネガティブの方に偏った方がまだいいわけです。
2009年の研究で、やたらポジティブな社長とネガティブで慎重な社長を比べた場合会社としてどちらの方が利益が上がりやすいのかということを調べています。ポジティブな社長の会社の方が利益が少なくリスクの高い選択をしがちなので会社を危機的状況に追い込みやすいということです。ネガティブで内向的な社長の会社の方が経営は安定するし儲かるということです。

自分の強みを信じて前に進みましょう!

ネガティブにもポジティブにも短所もあれば長所もありますのでそれぞれをどう活かすかということが大事です。
できれば両方の長所だけを取るのがベストですから、ポジティブな人は冷静になるために少しはネガティブなことも考えてみることが大事ですし、ネガティブな人は不安感が自分の強みになるということを信じてその不安と向き合うことが大事になります。

実際にはネガティブを否定するのではなくその使い方を学習した方が成果を出すことができるようになります。身勝手なポジティブシンキングに惑わされることなく自分の能力を発揮することを考えていただけたらと思います。

ネガティブな感情の取説おすすめ動画
ネガティブな感情の正しい使い方
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負の感情、嫉妬を前に進む力に変えるには
▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1528562262
内向的な人の潜在能力を引き出す心理学
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参考文献
https://www.linkedin.com/pulse/20131015140307-69244073-the-positive-power-of-negative-thinking
https://psycnet.apa.org/record/1987-13154-001


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