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決断力が下がる完璧主義の5つの罠

決断力が下がる完璧主義の5つの罠

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 優柔不断で物事をなかなか決められない
  • 決断力を高めたい
  • いつかは挑戦したいと思っていることがある

決断することができない5つの理由

今回は 完璧主義対策についてご紹介します。
基本的に、完璧主義というものは行動しなくなってしまいますので、メンタルとしても結構害が大きいものです。
ですから、決断することができない5つの理由をご紹介します。

優柔不断になってしまいいつも物事を決められないという人もいると思いますが、優柔不断な人は完璧主義な人です。
優柔不断は完璧主義の入り口です。

これは、全て完璧でなくてはならないと考えているわけではないけれど、優柔不断な人はどちらがベストなのかわからないから選ぶことができないとか、失敗することが怖いので選べないということがそこにあるからです。

これは両方とも完璧主義です。
つまり、人間は誰しも失敗することがあるし、どちらの選択肢を選んだとしても同じぐらいどちらもいいという場合もあるわけです。
可能性としては同じぐらいなのであれば、ある意味コインを投げて選んでもいいぐらいにも関わらず、選べなくなってしまうわけです。

決断力を上げるためには完璧主義対策が必要!

このように優柔不断な人は完璧主義な人、あるいは、自覚できていない完璧主義的な思想を持っているので、優柔不断を直して決断力は上げたいと言うのであれば、完璧主義対策をすることが必要だということがたくさんの研究で示されています。

そんな完璧主義をなくすための方法と合わせて紹介させてもらいます。

今回は、完璧主義の人がハマりやすい罠について5つ紹介させてもらいます。
そして、続きの動画で、それはどのように対策すればいいのか、そして、先延ばしをなくしていくためにはどうすればいいのかというところまで解説していきたいと思います。

続きはこちら

「決断麻痺の治し方〜優柔不断をなくす完璧主義対策」

今回のおすすめの動画とおすすめの本を先に紹介しておきます。

「無駄なプレッシャーに押しつぶされない完璧主義の取説」
「完璧主義と自己批判が先送りの原因! 自分を許して即やる人になれるセルフコンパッションの鍛え方」
「ベストな選択にこだわりすぎてストレスがたまる、を防ぐためのマキシマイゼーションテストをやってみる放送」

これらも併せてチェックして頂けると、完璧主義対策及びはかどるのではないかと思います。

完璧主義の人は自分を追い詰めすぎる傾向がありますので、自分を追い詰めすぎるのも怖いし自己否定も怖いことで、迷ってしまい決断できないということもあります。
もう少し自分に優しくなることも必要だと思いますので、今回のおすすめの本の1冊目としては『NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法』を紹介しておきます。

そして、先延ばし対策としては、先延ばしに関する教科書として使える『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』と、僕の本から『先延ばしする人は早死にする! 「あとで」を「すぐやる」に変える心理学』を紹介しておきます。

では話を戻しますが、2018年に臨床心理学者のアリス・ボイス博士が、完璧主義のせいで決断ができないという現象に関する先行研究のレビューを行ってくれています。
つまり、完璧主義で決断ができないという症状を持っている人たちに対して行われた過去の研究を集めて、その中からたくさんの研究を見た上で結論を導こうとするレビューをまとめてくれているわけです。

その結果、完璧主義者がハマりやすい罠を5つのポイントとしてまとめてくれています。
ですから、この陥りやすい5つの罠を覚えておけば、自分が今完璧主義の罠に陥っているのかもしれないということに気づくことも出来るようになるはずです。

ちなみに、この完璧主義というものは全てにおいて完璧主義だという人はそうはいません。
例えば、仕事においては完璧主義だけれど、人間関係ではそうでもないとか、家庭ではおおらかでプライベートはいい人なのに、仕事になったり数字が出てくると急に完璧主義になるとか、あるいは、過去に対しては楽観的なのに未来に対してはやたらと完璧主義になるなど、部分的に完璧主義になってしまうという人も結構います。

ですから、人間はこのように場合によって完璧主義になりやすいということをまず覚えておいてください。

例えば、絶対に失敗できないと思った瞬間に急に完璧主義に思考が落ちてしまったりする人もいますが、失敗できない時こそ完璧主義になってはいけません。
完璧主義というものは行動しないというところに結びついてしまいますので、失敗してはいけないということは結果を出さないといけないと思っているはずなのに、どこに対してどのように対処すれば失敗の可能性が減るのかといった具体的な行動を完璧主義は止めてしまいます。

ですから、完璧主義になることで成功率が上がることはありません
完璧ではなく最善の方向に進まないと、人間はうまく物事に対処することができませんので、今からご紹介する5つの完璧主義の罠を頭に入れておくだけでも、それをセルフチェックとして使うことができますので、かなり決断力は高まると思います。

自分が優柔不断になったと気付いたり、物事に対して決められないと感じた時には、今回紹介する5つのリストを思い出してもらえれば、それに当てはまっているということは、自分は決められなくて迷っているのではなく完璧主義に陥っているということだと気付けます。
そして、それに気づいたら100点ではなく80点を取るためにはどうすればいいのかを考えてみるというように、自分を律することができるようになるリストでもあります。
ですから、このリストはスマホにメモしておくなどしておくと、日常の中で結構使えると思います。

それでは、完璧主義が陥る5つの罠を紹介していきます。

第1の罠:悩みすぎて決断ができない

これは当然と言えば当然ですが、最高最善の選択をしなくてはいけないと考えてしまい、意思決定が停滞している状態です。

つまり、自分は最高の決断をしなくてはいけないと思った瞬間に、そこから悩みすぎて決断できなくなってしまいます。

ですから、悩みすぎて決められないとなった時には、自分は今最高最善の選択をしようと考えてしまっているのではないかと思い直してみてください。

当たり前のように思うかもしれませんが、人間はこのようなことを無意識にしてしまうものです。

僕も時々あります。
例えば、先日キッチンで使うペーパータオルを買おうとした際に、一番使いやすいペーパータオルとはなんだろうかとふと思いました。そう考えた瞬間にいろいろと検索して調べていました。

間違えてはいけないのは、この調べることはいいことですし、調べた上で自分の使い方から考えてこのポイントで選べば良いということを理解して、ひとつに決めることができれば構わないわけですが、吸水性であればこれがベストだし耐久性であればこちらがベストだけれど、価格で考えればこちらの方がベストだとなってしまい、どれにしようか迷ったことで全ての条件が揃っている更なるベストはないのかと考えてしまうと、それは完璧主義に陥っているわけです。

そこで気づくことが大切です。
今自分は最高最善の選択をしようと悩みすぎていると気づいたら、自分に必要な特徴やポイントは何なのかということを思い返します。
そうすると、それ以上無駄に悩むこともなく決断することができます。

悩みすぎた時には、今自分は最高最善の選択をしようとしていないだろうかということを考えてみてください。

結局、十分な選択をすればいいだけです。
ですから、自分にとっての十分というところに立ち戻るだけでも、完璧主義の罠から抜け出すことができます

第2の罠:サンクコストに弱い

サンクコストはいわゆる埋没費用です。
例えば、皆さんが投資をしていて100万円の投資を行っていて、失敗してその100万円がなくなったとします。
そうすると、その100万円の損失を取り返すために200万円を投資する判断をしてしまうというようなものです。

つまり、最初から300万円の投資をしようとすると怖くてできないにもかかわらず、100万円の投資をしてそれを失った時には、それを取り返すために追加で200万円投資するということはできてしまうこともあるということです。

過去に失ってしまいもはや取り戻すことができないコストによって、今の意思決定が左右されてしまうというのがサンクコスト理論です。

わかりやすく恋愛で例えるなら、例えば、とても可愛い女の子がいて、その女の子を一晩で口説くことができたという場合と、その女の子を口説くのに1ヶ月かかり合計で1000万円のプレゼントを贈ったというような場合があった場合、どちらの女の子の方を大事にするのかというと、魅力はそれぞれ違うはずなのに、1ヶ月1000万円もかけて口説いた女の子の方法男は大事にしてしまうわけです。

過去の小さな過ちや過去に自分が無駄にしてしまったコストをいつまでも引きずってしまう傾向が、実は完璧主義の人は強いということも分かっています。

そのために、すでに回収不能でもう取り返すことができないサンクコストをなんとか取り返そうとしてしまいます。
これが完璧主義者がよく陥りがちな罠です。

つまり、完璧主義者は過去のミスをとても引きずるタイプです。
過去のミスや失敗をとても覚えていて、それをいつまでたっても取り戻したいと思ってしまい過去に縛られているタイプです。

そのために、今目の前のことを決めるだけにもかかわらず、過去のことに引きずられてしまい、今の意思決定に対する能力が削がれているから決断することができなくなってしまいます

第3の罠:挑戦しない

新しいことをする時に完璧に準備を整えてから行おうとします。

完璧な準備というものはこの世に存在しません。
人間は未来を見通すことはできませんので、完璧な準備というものなんてそもそも存在しません
この世に存在しないものを求めて右往左往しているのが完璧主義の正体です。

自分がしたことがないことや未知のことに対しても完璧に準備を整えようとした結果、チャンスを逃し続けてしまいます。
実際に、昇進や昇格の機会をなくし続けるというのも完璧主義者の特徴だということです。

自分が何かしら挑戦したいと思ったけれどやめておこうとなったり、リスクもほとんどないということが分かっているのにやめておこうと思った時には、このことを思い出してください。
今自分は完璧な準備を求めていないだろうかと思い返してください。
それはこの世に存在しないものですから、いつかドラゴンボールが揃ったら願い事を叶えようと思っているのと大差ありません。

いつまでたっても挑戦できない人には完璧主義の人が多いものです。
例えば、YouTube を始めてみたいという人は結構いますが、時間もあるのであれば、スマホが1台あれば撮影も出来ますし編集もある程度できたりします。僕のように編集しないというスタンスもあります。
それなのに、今はアイデアがないからとか機材がないからとか、編集するパソコンがないからなどと言い訳をつけて行動しないわけです。
これも全て完璧主義の入り口です。

このように考えると、完璧主義の人と言われるとそんなにいないような気がするかもしれませんが、かなり身の回りにいる存在です。

第4の罠:周囲から嫌われる

完璧主義の人は、今紹介したように自分でも挑戦することができないし実現することもできないので、そのせいで自分の人生が停滞しているわけです。

そんな完璧主義的な基準を周りにも要求し始めます。
周りにも完璧であることを求め始めてしまいます。そのせいで友達がいなくなり、仲間がいなくなり、社会的に孤立していきます

例えば、自分もしっかり仕事ができているわけでも準備ができているわけでもないのに、周りに対して準備が足りないとか、部下に対してしっかりしろというようなことを言うわけです。
そうなると、本人のいないところで、自分はどうせ何もしないくせにと言われるわけです。

完璧主義だから行動できていません。
実際には行動できていないのに、準備が整わないと行動してはいけないという無駄な信念だけはあるので、それを周りにも求めてしまいます。
そうなると周りからどんどん人がいなくなり、実際には仕事のできないお局さんのようになったり、意識高い系の仕事のできないおじさんのようになってしまいます。

ちなみに、男性も女性も、結婚したいけれどできないと思っている人はこの完璧主義に陥っていることが結構多いです。
パートナーを選ぶときに、背の高い人がいい、イケメンがいい、収入が高い人がいい、美女がいい、料理が得意な人がいい、優しくて自分を一番大事にしてくれる人がいい・・・。

完璧主義が加速すると白馬の王子さまを求めてしまいます。
白馬の王子さまも白馬の世話をしないといけません。白馬も綺麗に見えても動物ですから匂いもするわけです。
そんな王子さまを見たときに完璧主義のお姫様は、自分の中での理想の王子様は馬の匂いなんてさせないと言ってしまいます。
そうなると当然ですが王子さまも周りの人間も逃げて行きます。

第5の罠:失敗を引きずる

人間というものは行動をした時にはじめて成果が現れるものです。準備をしている段階では何の成果も出ません。
準備というものは、その準備したものを行動に移して初めてリターンが出るものです。
ですから、準備するだけで行動しないというのは、ただ無駄なコストがかかっているだけです。

例えば、投資やビジネスをしようとか考えて勉強したり必要なものを用意したりすると思いますし、ダイエットをしようとしてダイエット器具を買ったりすると思いますが、そんな準備の段階からコストはかかるものです。
ですが、実際にリターンを得ることができるのは行動してからです。

ですから、完璧主義の人は完璧な準備を整えないといけないと考えてしまうことで、いつまでも行動することなくひたすら準備をして、ひたすらにコストばかりを垂れ流しているわけです。

コストだけを垂れ流した状態で結局行動しないので、マイナスばかりが積もり積もっていくわけです。
このように、完璧主義者は準備の段階で不要なぐらい膨大な努力やコストをかけてしまいます

そのために失敗に対して反芻思考が起きやすいということがあります。
ですから、普通の人であれば、ちょっとチャレンジしてみたけれど失敗したのだから仕方がないとか、失敗してしまったけれどそれはそれをでいい勉強になったというように、そこから何かを学んで次に進むことができますが、完璧主義の人はもはや諦めることができないぐらいにコストを投入しているだけです。

そうなると、それをずっと引きずってしまいいつまでも反芻思考になり、準備をして行動しなかったとか、準備をしたけれど失敗したと言った経験が多くなればなるほど、その辛い体験がどんどん積もり重なって、決断することが怖くなり先延ばししてしまうということが加速します。

以上、今回は完璧主義の罠について紹介させてもらいましたが、皆さんはどれぐらい当てはまりましたか?

ちなみに、これに2つ以上当てはまったという方は結構気をつけた方がいいレベルだと僕は思います。

難しいところもあるとは思いますが、今回紹介した5つのポイントを覚えておいてください。

最善最高の選択を求めていないか?

サンクコストに惑わされていないか?

無意識に挑戦することをやめていないか?

周囲に大きな期待を寄せすぎていないか?

自分の過去の失敗に引きずられていないか?

当てはまっていると感じた時には、それは完璧主義の罠に陥っています。
そんな時は、今回のおすすめ動画も参考にしながら、完璧主義対策と先延ばし対策を行ってみてください。

続きの動画では、このような完璧主義に陥ってしまった時には、どうすれば抜け出すことができるのか、どうすれば完璧主義の対策を行うことができるのかという内容を具体的に解説していきます。
そんな完璧主義の対策と、メタ決断分析という自分の決断に対して一歩引いて客観的に眺めることにより、決断の精度を高めたり自信を持って決断ができるようになるための方法について解説していきます。ぜひチェックしてみてください。

続きはこちら

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リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
Supported by Yu Suzuki  https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Alice Boyes (2018) How Perfectionists Can Get Out of Their Own Way
Thomas H. Davenport (2019) When to Stop Deliberating and Just Make a Decision


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