この知識はこんな方におすすめ
- 子どもに将来成功してほしい
- 家や環境があたえる影響について知っておきたい
家と子供の将来の成功や幸せとの関係
今回は子育てについての知識ですが、子供が成功する家の特徴とは何なのかということを解説させてもらいます。
これは今子供がいる人やこれから子育てをされる方が参考にしてもいいでしょうし、自分の子供時代のことを想像しながら読んでもらってもとても面白いと思います。
家と子供の成功や幸せに関する内容になります。
この家については結構面白い研究があり、過去にも収入が高い人はどのような家で生まれたのかというようなものもあります。
例えば、家に本がどれくらいあったのかとかどのような地域に生まれたのかとかなども解説したことがあります。
このような内容も含めて収入を上げるための方法や集中力を上げるための方法、そのために効果的な自分の部屋の作り方とかデスク周りの作り方なども僕の Netflix を目指して作った動画配信サービスである D ラボの方では解説していますので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
今回は家に関する研究ですが、例えば、大人になってから都会に住んでいるのと田舎に住んでいるのでどちらが収入が上がるのかと言うと、やはり都会に住んだ方が収入は上がります。
人間は住む場所によって収入が変わるということがあります。
ですか、子供の頃には田舎でなくても構いませんが周りに自然がたくさんある環境で育った方がうつ病になってしまう確率が1/2以下になりメンタルにとても良いということも分かっています。
家の広さと子どもの将来
このような環境が与える影響については過去にも紹介させてもらいましたが、今回は家の広さと子供の将来の健康や幸せというものの関係性について調べた研究を参考にしています。
1997年時点での0歳から12歳までの3563人の子供を集めたデータと2002年と2003年に行われた5歳から18歳までの2908人の子供を調べた2つのデータを使ったノースカロライナ大学が行った研究です。
家と子供の未来にどのような関係があるのかということについて調べた興味深い研究です。
ここでは部屋の広さを調べています。
広い部屋があったのかとか、自分の部屋があったかどうかということによって結構人間の未来は変わるのではないかというようなことを調べた研究です。
僕の場合は実家には子供部屋はありましたが兄弟4人いましたのでそれなりに狭い状態だったとは思います。
長男でしたから最初の頃には割と広い部屋を与えられた方だとは思います。
子供の多い家庭の方だとなかなか難しい場合もあるでしょうし、都心に住んでいる方となると一部屋増やそうとなると月々の家賃は大きく変わってしまいますので容易ではないと思います。
そんな家の広さと子供の未来に関する研究ですので、無理をして狭い部屋であっても都心に住んだ方が子供のためにはいいのか、それとも、ある程度都会から離れても自然があり子供部屋も用意することができるような広い家に住んだ方がいいのかどういうことの判断材料にもなるような研究です。
この研究では子供の未来を測る指標としては5つのポイントについて部屋の広さから受ける影響をチェックしています。
数学のテストの成績
言語テストの成績
内的な問題に対する指標(子供の感じる寂しさなど)
外的な問題に対する指標(子供の問題行動)
両親から見た子供の健康度
これらが部屋の広さによって変わるのかということを調べようとしたわけです。
数学と言語の成績を調べていますがこれらは人生の成功を左右する重要な能力だとされています。
数学の能力が高ければ高いほど人生はイージーモードになると言われていますし、言語能力の高さというものはそのままコミュニケーション能力に直結するものです。
それらに対して部屋の広さが与える影響というものを調べています。
その結果分かったこととして、家の広さや過密さというポイントと関係していたのは上記の指標の中で、「数学のテストの成績」と「言語テストの成績」および「両親から見た子供の健康度」でした。
この3つの指標については家が広ければ広いほど良い影響があるのではないかというデータが示されていました。
やはり、家は広い方が子供にとっては未来につながりますし、家の広さというものが数学の成績や言語の成績など人生を左右する能力とも関係があったということです。
相関を示す数字としては微妙な数字ではありますが、子供の将来を考えたり子供の人生をイージーモードにしたいと思うのであれば、親御さんができることは一生懸命働くかすぐ場所をできるだけ工夫してあげて、できるだけ広い部屋に住まわせてあげるということが子供の未来に対しては少なくとも良い影響はあるのではないかということを示した研究だとは思います。
例えば、大家族で狭い部屋でもみんなで楽しく暮らすというのもとてもいいとは思います。
ですが、やはり1人でゆっくり考えたり自分に向き合う時間がないというのは、当然ですが数学のテストや言語のテストの成績というのは伸びにくいとは思います。
そばに兄弟がいればどうしても遊んでしまうということもあるでしょうし賑やかになってしまうということもあると思います。
僕の場合も受験の時には1人部屋をもらいましたが、隣で弟がゲームをしたりしている状況よりは、やはり集中することができました。
そういう意味では、子供に将来成功してもらいたいと思うのであれば早めに自分の部屋を与えてあげることができるぐらいの家に住んだ方がいいのかもしれないということが考えられるような研究でした。
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
子育てを考えるためのおすすめ本
今回のおすすめの本としては、子育てについて考えるのであればこの本は絶対に読んだ方がいいというおすすめの2冊を紹介しておきます。
今子育てをされている方もこれから子育てを考えられている方もぜひ読んでもらいたい本です。
科学的なエビデンスに基づいた教育と子供の将来のために大人として何ができるのか、そして、何をしても意味がないのかということを教えてくれる素晴らしい本です。
自宅の環境を整えるためのおすすめ
広さだけでなく環境も当然大切です。
広さがどれだけあっても環境が整っていなければ子供も集中することができませんし成績も良くはなりません。
大人の場合も今はリモートで仕事をされている人も多いでしょうが、このような場合には特に環境づくりが大事になってきます。
今回のおすすめの動画としてはそんな集中力を高める環境の整え方とベストなデスク周りの整え方について解説した動画を紹介しておきます。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
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免責事項:本内容は、心理学の面白さを伝えることを目的として、参考資料や過去の動画を元に大胆な独自の考察したもので、事実を確定するものではなく、あくまで一説です。ここでの結論は、記載された論文とは異なる場合があります。
参考:Claudia D. Solari, Robert D. Mare, “Housing crowding effects on children’s wellbeing” (2012).