恋愛・結婚

子供を作ると起きる悲劇【どうやって乗り越えるか】

2019年9月10日

子供を作ると起きる悲劇

DaiGo MeNTaLiST

子供を作ると幸せになるのか?

都合の悪い事実になりますが、子供を作ると幸せになるのかどうかという問題に関する研究を紹介させてもらいます。
結論としては、子供を作った方が幸せになれそうな感じがするし、実際に幸せになったような気分にもなれますが、実際の人生の満足度は下がるという何とも言えない研究結果が確認されています。
ただし、子供を作るのは良くないことだというようなことを言うつもりは一切ありません。
相当な覚悟しないと、こんなはずではなかったということにつながることもありますし、その人生の満足度をカバーし合えるような相手選びも大事になります。

子供を作ることと人生の満足度

2003年の研究で、子供を作ることと人生の満足度の関係性を調べた研究があり、これは、過去に行われた97件の研究をまとめて結論を導き出したものです。
それによると、子供を作ると結婚関係に対する満足度は低下します。子供がいる人は子供がいない人に比べて、結婚に対する満足度が低くなり、その満足度の低下は男性よりも女性の方が大きいとされています。そういう意味では、女性の方が子供を産むことによるデメリットは大きいと言えます。

さらには、子供の数が増えれば増えるほど結婚に対する満足度は下がるという研究結果も出ています。統計的には極端に下がっているとまでは言えませんが、下がることは確実で何かしら対策を考えておくべきと言えます。

つまり、今二人の関係が良いかどうかではなく、二人の関係を子供が出来てからも良い状態で保つために相当の努力を考えたり話し合っておかないと、子供を作るとそれが逆に破局の原因に繋がってしまうかもしれないということです。

子供ができることで幸福度が上がるという研究もありますが、おおかたの研究結果としては、 子供を作ることに対して不利な結果が多いのが事実です。
例えば、子育てが親のメンタルヘルスを低下させるとか、子供ができることにより幸福度が下がるという研究結果はたくさんあります。
子育てというものは親にとっては本当に大変なものだといえます。
そう考えると、自分たちの結婚の満足度を犠牲にしてまで子供を育ててくれたわけですから、僕たちは親に感謝しないといけないとも言えます。

満足度が下がる原因と対策

子供を作ることで満足度が下がってしまう理由も分かっていますので、それを理解し二人の間で事前に話し合いルールを決めておくとかケアするようにすれば、問題はないと思います。

基本的には、子供ができることにより家庭内での男女の役割が大きく変わります。
一般的には日本ではまだまだジェンダーギャップも激しいので、比較的女性が子育てをすることが多くなったり、男性としても奥さんが子供優先になります。
このような男女の役割の変化が夫婦間でのストレスに繋がります
このあたりを事前に踏まえて役割を話し合って分担しておいたり、どのようにしていくかということを考えておくことが大切です。事前にシュミレーションして心の準備をしておくだけでもかなり違うと思います。

そして、子供により自由が制限されるということもありますし、二人の性生活も少なくなりがちです。子育てにはお金もかかりますので、これが生活を圧迫するということも大きな理由なのではないかと言われています。

これらに関してはちゃんと二人で話し合いは対策することができます。
男女の役割が変わることでストレスに繋がるというのであれば、どのように役割が変わるのかということを想定し、想定される問題に対してそれぞれ対処方法を考えておいたりしてください。例えば、家事の負担を減らすために食洗機を入れておくとか、家事の代行サービスの利用を考えてみるといいと思います。男性はそれぐらいのことができるぐらい出世してから子供を作るという考え方もできます。お金だけではないですが、お金がないのであればその分頭を絞って対策を考えておかないと、二人の関係自体が危なくなるということです。

子供により自由が制限されるということに対しては、親の育て方で子どもの性格が変わるのかという研究はいくつもあり、実際にはほとんど変わりません。
先日紹介したような毒親のような育て方をしない限りは、親の育て方が子供に与える影響は6%程度です。半分は遺伝子で決まっているのでどうしようもないですし、残りの半分は人間関係で決まりますから、いい友達ができそうな地域に住んだり学校に入れてあげるぐらいしか親にできることはありません。

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だからこそ、親はしっかり稼ぐしかありませんし、それができないなら頭を使って考えるしかありません。

子供を犠牲にしないためにもしっかり対策を

夫婦の自由が制限されないように、二人の時間を作る工夫をするということも大事です。
例えば、普段は子供も一緒に家族みんなで食事をするけれど、一週間に一回だけはベビーシッターさんなどを雇って夫婦二人だけで食事に出かけるというのもいいと思います。
このようなこと自体に対しては疑問視する人もいるかもしれませんが、夫婦関係が悪くなってしまうと一番に犠牲になるのは子供です
だからこそ事前に何かしらの対処をすべきだと僕は思います。

子供を作る“だけ”では幸せにはなれない!

ダニエル・ギルバート博士によると、人間は当然子供を残さないと遺伝子を残すことができないわけですから、実際には子供を作ることにより人生の満足度は下がりますが、子供を作ると満足度は上がると錯覚する遺伝子があるのではないかとされています。
そのような遺伝子を持っている人たちが子供を作り子孫を残したので、今の人類は子供を作ることでただ幸せになれると思い込んでいる人が結構多いとのことです。

本当は子供を作る“だけ”では幸せにはなれません。
それ以外の家事の分担など様々な対策も行った上で幸福度を上げて、子供が生まれたことによるマイナスに耐えられるだけのふたりの関係を育んでから、子供を作らないと本来はいけません
子供を作ることを否定するわけではありませんが、遺伝子に刻み込まれた子供を作ることでただ幸せになれるという錯覚を乗り越えるためには、夫婦関係をしっかり育んだ上で子供を作るべきだということです。子供が生まれたからといって夫婦関係をおざなりにするのはよくないという学びがこの研究にあるわけです。
ぜひ参考にしてみてください。

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リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

参照:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1741-3737.2003.00574.x
http://sonjalyubomirsky.com/files/2012/09/Nelson-et-al.-in-press.pdf
https://warwick.ac.uk/fac/soc/economics/staff/ajoswald/revwellbeinginpanelsclarkosdec2002.pdf
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1728-4457.2011.00389.x
https://harvardmagazine.com/2007/01/the-science-of-happiness.html


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