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頭の悪い頑固な人の意見を変える方法

この知識はこんな方におすすめ

  • 相手の意見を変えたい
  • ムダな論争をしたくない

できれば関わりたくはないですが・・・

今回は、頭の悪い頑固な相手の意見を変える方法について紹介させてもらいます。

世の中には信念を持って頑張っている人も中にはいますが、頑固で他人の意見を受け入れることができない頭の悪い人が残念ながらを多くいます。
このような人と皆さんが対峙した時に、相手の意見を変えなくてはいけない状況は少なからずあります。
もちろん、相手にせず関わらないのが一番ですが、どうしても変えなくてはいけないという状況になった時に、どのようにすれば最も短期間で労力を少なく相手の意見を変えることができるのか、その結果として行動を変えることができるのかということを解説したいと思います。

皆さんはそんな頑固な相手に対してどのように対応しますか?

大抵の人は、根気強く説得したり論理的に相手を説得しようとすると思います。
これはほとんど無駄に終わってしまいます。

特に、世の中には残念ながら頭の悪い頑固な人がいて、このような人はその頭の悪さゆえに柔軟に意見を変えることができません。
一生懸命説得しても聞く耳を持たなかったり、論理的に説得しようとしても余計に相手の態度が硬直していくということが結構起きてしまいます。
これは結構経験がある人が多いのではないでしょうか。

あまり良くない言葉ですがいわゆる老害と言われる現象があります。
これは歳をとることによって認知機能が衰えてくることによって起きるものですが、年齢に限らず認知機能を鍛える事をしていないと少なからず影響は起きるものです。

政治的な強烈な信念を変えることは出来るのか?

そんな中、頑固になってしまった人の意見をどう変えるのかということを調べてくれているのが、テルアビブ大学が行った研究です。
150名のイスラエル人の男女を対象にしたもので、全員を2つのグループに分けて実験を行っています。
一方のグループには普通のテレビのコマーシャルを見てもらい、もう一方のグループにはパレスチナ問題に関わる動画を見てもらいました。

このパレスチナ問題に関わる動画というのは、イスラエルの正しさを強烈に強調するいわゆるプロパガンダのような内容になっていました。
イスラエルは世界で一番道徳的な国家であり、イスラエル人はどんな時も間違っていない。イスラエルが正義であるがゆえに世界最強の軍隊でパレスチナの問題を強制的に武力で解決するべきだというようなかなり強烈な偏った内容です。

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研究者によると、もちろん全ての人がそう思っているわけではありませんが、イスラエルには自分は世界で最も道徳的な社会に住んでいるという信念を持っている人が結構多い国だそうです。
非常に道徳的で正義を持っていると信じられている国だから、もしかするとイスラエルの政府の考え方を間違っているのかもしれないという考え方を持つ人は非常に少ないという状況です。
そういう意味ではかなり頑固な考え方を持っているわけで、真正面から武力行使反対と訴えたところでまったく話にはなりません。

そんな中、今回一方のグループに見てもらった動画は、そんな信念をより極端に表した内容になっていました。
イスラエルは絶対に間違っていなくて、世界で最も道徳できる正義のある国だから軍隊の力で強制的に解決しても何の問題もないと、多くの人の意見をより強力に誇張した内容で作られた動画を見てもらいました。

30%もの人たちが意見を変えた?!

研究者はこれを逆説的思考による介入法と呼んでいて、それを6週間の間繰り返し見せたところ、イスラエルは正しいということを強烈にアピールした動画を見せられた参加者のうち、なんと30%の人が考え方を変えてしまったということです。
要するに、イスラエルにも悪いところはあるのではないかという考え方に変わったわけです。

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ですから、聞く耳を持たない頑固な相手の意見を変えるためには、論理的に対応しても効果はなく、逆に、相手が主張している内容を極端なまでに誇張して、あなたは1ミリも間違っていないし絶対に正しいとこちらが表現します
自分の意見が誇張された形で展開されているのを見ると、さすがにそれは言い過ぎだとブレーキがかかるのはなんとなく分かるのではないでしょうか。

要するに、人間は自分が頑固に主張している内容が誇張されてそれが絶対だとまで言われてしまうと、さすがにそこまでは・・・と若干冷静さを取り戻すわけです。
そんな面白い現象が今回の研究では確認されたということです。

頑固な人の意見を変えようと思った時には、相手の意見を誇張してあなたは絶対に正しいとより強力に主張してあげると、その相手は意見を変えやすくなります。

今回の実験で使われた内容としては宗教的な問題が関わっていますので、ただ頑固なだけではなくかなり根深い問題にもかかわらず、参加者の30%が考え方を変えたということですから、相手の意見を変えたいという時に、相手の意見に強烈に賛成してその内容を誇張するというのはかなり使える方法なのではないかと思われます。

実際に2013年に行われたイスラエルの選挙でも、過激な考え方の党よりもマイルドな意見を持っている党に票を入れる参加者が増えているそうです。
イスラエルにも悪いところもあるということを認めてパレスチナ問題に対して同情する人が増えたということも確認されています。

人と人とが意見の違いによって起きる争いというものはいつの日もあります。
これは実際の問題として原因があるのではなく、個人的なプライドなどが邪魔をして相手の意見に耳を傾けることができないから起きてしまうということが多いものです。
お互いに改善するべき所があるのかもしれないというところから目を背けてしまい、結果的に分かっていても意見を変えられないということが、多くの不毛な議論や喧嘩や戦争につながってしまうのではないかということを研究者も言われています。

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日常の中でも逆説的介入はある!

この研究は政治問題をテーマにして行われたものではありますが、日常の中でも全く同じことが言えます。
例えば、ビーガンの問題で言うとビーガン以外の人は人間ではないとまで主張する人も中にはいます。
野菜を食べるのが体にいいのは間違いないし、動物を殺すのも可哀想だということに対してであれば、多くの人が同意できるはずですが、そこまで極端に主張されるとさすがに疑問に思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

僕自身も肉よりは野菜をたくさん食べたいほうですから、野菜は素晴らしいものだと思いますが、ビーガン以外は悪というようなことまで言われてしまうと、ベジタリアンやヴィーガンに対する考え方というものも冷ややかに見るようになってしまいます。

いわゆるフェミニストも同じで、あまりにも極端なまでに女性の権利を訴えられると、僕も女性が大切にするべきだと思うし、重い荷物を持たせたくもないし無駄にあるかしたりもしたくないし、できることはしてあげたいとは思いますが、極端なまでに主張されてしまうと、それはさすがにどうなのだろうかと冷めた目で見てしまいます。

これと全く同じ原理が頑固で頭の悪い人の説得に使えるということです。
相手の意見に極端なまでに賛成し誇張することによって、相手を冷静にして意見を変えることもできるというのが逆説的介入というものです。
参考にしてみていただけたらと思います。

さらに相手の意見を変えるテクニックを学ぶために

歴史を動かした偉人たちがいますが、彼らは独特な話し方を使っていたそうです。
人間の恐怖と欲望というものをよく理解していて、それを上手に使って他人の意見を変えたり人を動かして時代をコントロールしていました。
そんな喋り方を科学的に分析して解説した動画を今回のおすすめの動画として紹介しておきます。

【恐怖と欲望の説得術】歴史を動かした偉人の話し方

こちらはDラボで今なら20日間無料で見ることができますので是非チェックしてみてください。

人に影響を与える力を手に入れるために

こちらは僕の新刊ですが、いわゆるインスタグラマーのような自称インフルエンサーではなく、時代を動かすレベルで多くの人に影響を与えた偉人たちを分析して、彼らに学ぶ人の動かし方について解説した内容になっています。

人の愚かさに対して理解するために

論理的に説明したり正論を相手にぶつけても相手は意見を余計に強固なものにしてしまいます。
そもそもなぜ事実であるにも関わらずそれは他人の意見を変えることができないのか、人はなぜ事実を認めることができないのかということがわかる本です。

さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。

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【恐怖と欲望の説得術】歴史を動かした偉人の話し方
今回の参考

【通常3000円が今だけ無料】DaiGoの新刊も含めAmazonで無料で聞けます。詳しくは↓
『メンタリストDaiGoのAudible』※Audible無料体験にて1冊無料

リサーチ協力:パレオチャンネル

参考:https://www.pnas.org/content/111/30/10996.abstract

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