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1年があっという間に終わってしまう理由

1年があっという間に終わってしまう理由

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • あっという間に1年が…
  • 何もしていないのに気がついたら…
  • 充実した日々を過ごしたい

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「今年も何もしていないのにあっという間に…」

一年があっという間に終わってしまったという人も多いのではないでしょうか。
楽しい時間や頑張っている時間は早く過ぎるものですから、充実感を伴いあっという間に時間が過ぎたということであれば何の問題もありませんが、そうではなく、何もしていないのにもう終わってしまったのかというように一年があっという間に終わってしまったと後悔しているのであれば、気をつける必要があるかもしれません。

今回は、このあっという間に一年が過ぎてしまう、そして、その先に、あっという間に人生が終わってしまうという現象を引き起こしてしまう「時間汚染」というものに対する対策を紹介させてもらいます。
「あっという間に1年が終わってしまった」をなくすためにどうすればいいのかということを紹介します。

この時間汚染に関しては、僕も以前時間に関する本を書いています。『週40時間の自由をつくる 超時間術』という本ですが、当初出版社からきた依頼としては、時間を上手に使うタイムマネジメントについての方法を書いて欲しいということでした。ですが、そもそも僕たちは時間が足りないと思っているけれど、実は、時間は足りていているのに時間がうまく使えなくなっているだけなのではないかという議論は昔からありました。こういったことを時間飢饉と言いますが、今回はこの時間飢饉の中から「時間汚染」という考え方をご紹介します。

マルチタスクが時間汚染を生み出す

これは元々はメリーランド大学のジョン・ロビンソン博士が提唱している概念で、人間は普段からあることをしてしまうと、時間の流れを早く感じてしまいます。あっという間に時間が過ぎてしまったという感覚になります。
これはただ時間があっという間に早く過ぎるという感覚だけであればまだいいのですが、夢中になったり何かに集中して気がついたらあっという間に時間が過ぎていたという時と、何もしてないのに気がついたらあっという間に時間が過ぎていたという後悔の違いを作り出すものがあります。
時間があっという間に過ぎて何も出来なかったという感覚を作り出すのが、マルチタスクが原因なのではないかということを彼は提唱しています。

具体的に言うと、1日の間に集中している時間とか、ひとつのことに夢中になって取り組んでいる感覚がなくなってしまい、さらに、スマホでLINE やメールを返したり、上司に呼ばれたり家事をしたり、1日の間にいろいろなイベントが僕たちにはあるわけですが、このようなことが多くなりすぎて、時間の流れが細かく分断されすぎているのではないかということです。

例えば、1時間とか2時間ゆっくり本を読んだり映画を見たりという時間もなくなってしまい、マルチタスクによって細切れの時間ばかりになってしまうと、あっという間に時間がなくなってしまったという感覚に僕たちは苛まれてしまい、これだけならまだマシですが、この結果、僕たちには焦りの感覚が生まれます。
時間があっという間に終わってしまったけれど何もできなかった、自分はこのまま何もできないまま時間だけが過ぎてしまうのではないかという焦りが生み出されてしまい、その結果、人間というものは焦りを感じるとパフォーマンスが実際に低下してしまいますので、仕事の効率や集中力といったものが落ちてしまいます

ですから、マルチタスクによって時間が細かく分断されてしまい、その結果、僕たちの心の中に焦りが生まれて、その焦りのせいで実際に何もできなくなってしまって、それで1年あっという間に終わってしまい、今年も1年何もできなかったという感覚になってしまうわけです。

時間の焦りは人間の能力を低下させる

年末や師走が近づいてくると焦りを感じて、何かしなくてはいけないと思う人もいますが、相手はこういう人は何もできません。こういう人は焦っていない人よりも大して仕事はしないわけです。
これはマルチタスクに対する対策をしないと、焦れば焦るほど僕たちはできることが減っていきます。
だから、時間だけがあっという間に過ぎてしまい、何もできないし何も残せないということが起きてしまうわけです。

ジョン・ロビンソン博士によると、マルチタスクによって分断された時間というものが、実際に、集中力や理性を司る脳の前頭前野に大きなストレスを与えるそうです。
このストレスを与えられることによって、恐怖や不安を作り出す扁桃体の活動が活性化されてしまい、時間がないことに対する焦り(時間飢饉)が生まれ、僕たちの能力を著しく下げてしまうということです。それにより、実際に何もできなかったということにつながります。

つまり、僕達は焦れば焦るほど何もできなくなってしまうわけです。その焦れば焦るほど何もできなくなってしまう原因は、ひとつとしてはマルチタスクがあります。
色々な事を同時に進行したり、1日にたくさんのことをしようとすると、どうしても時間が細かく分断されてしまいます。その細切れの時間では何もできなくて、結果何も残せないので、時間だけが過ぎてしまい何も出来なかったという感覚になり、さらに焦りが募っていくということになります。その上実際の時間もなくなっていくという負のループが生まれるわけです。

時間に対する不快感をなくすための対策

では、どうすればこの時間があっという間になくなってしまうという感覚をなくすことができるのでしょうか。時間を細かく分断されている感覚、時間からくる焦りの感覚を解消することを考えてみましょう。
時間があっという間になくなってしまうという不快感をなくすために参考になることを紹介します。

マルチタスクにより時間が分断されてしまうのが良くないわけですから、であれば、そのマルチタスクを減らすことができれば、同じ1年でも、もっと色々なことができるようになるわけです。
とはいえ、皆さんやらなければいけないことがたくさんあるはずです。そのたくさんあるやるべきことをい色々とやっていたら、どう考えてもマルチタスクになってしまいますので、どうしようもないと考える人もいるかと思います。

僕も一日に色々なことはしていますが、これを防ぐ方法があります。今回はその方法を紹介させてもらいます。
時間が分断されている感覚が人を焦らせます。であれば、それを繋げばいいのではないかというのが僕の提案です。
例えば、自分の習慣や行動、仕事をひとつの纏まりにしてしまいます。その上で、ある程度時間の枠をまとめて確保して、その枠の中で集中する時間を作ってやるべき仕事を一気に終わらせたり、ここまではやるというようにすると、時間に対する満足度が上がるのではないかということが、ジョン・ロビンソン博士の研究データからも考察できるわけです。

実際に僕はこの方法をしていて、例えば、HIITとか運動では、短時間集中して休憩することを繰り返す方法がありますが、同じように休憩を間に挟みますが、その休憩中に他の事を何もしないようにしました。これだけでもかなり変わります。
つまり、読書の時間として集中していて、合間に休憩しようとした時に家事を済ませたりLINE を返したり色々としたくなりますが、それをしてしまうと分断される感覚が生まれてしまいます。読書/家事/読書・・・と細切れになってしまいます。
例えば、この3時間は読書の時間だと決めますが、疲れた場合にはもちろん休憩していいわけです。ただし、その休憩中には散歩や瞑想したり、何もせずぼんやりとするようなことはしてもいいけれど、他のタスクはしないようにします
そうすると、大きなチャンクとして読書という時間を捉えることができるようになります。
これができると時間に対する満足度も高くなります。
休憩は間に挟むけれど、その休憩中に LINE を見たり他のタスクに手を出さないようにして、その休憩中はただ単に回復のためだけに使うようにするだけでも、かなり大きな違いになってきます。

実際に、1日の間に1時間とか2時間でも結構ですので、他のものに邪魔されない時間を設けるようにするだけでも、僕たちの集中力というものはかなり回復しますし、メンタルの安定にもかなり効果があります。
僕たちにとってはマルチタスクが強烈なストレスになってしまいますので、ひとつのことに長い時間集中できるということは、結構重要なことだということです。

さらに、僕が皆さんにおすすめしたいのは、習慣を繋げてまとめるという方法です。そして、一度に1個のことしかしないシングルタスクを心がけてもらい、合わせて、やることを減らすことを心がけてもらいたいと思います。

習慣を繋げてまとめる

シングルタスクを心がける

やることを減らす

この3つを意識してもらえると、おそらくあの1年があっという間に終わってしまうという嫌な感覚をなくすために、最も効果があるのではないかと思います。

例えば、僕の場合であれば、動画の撮影・読書・瞑想・筋トレを大きな纏まりとして括って、1日の間のどこかに入れて、それをぶっ通しでするようにします。
そうすると、あっという間に終わったという感覚はなくなりますし、充実感だけが残ります。
大抵の場合は、前日の夜などに、その纏まりの予定を1日のどこに入れるのかということを決めます。万が一朝に急な仕事が入ったり、お昼に時間がまとめて空いてしまうとか、夜の会食が長引いてしまったとか、このような急な変更は絶対に起きるものです。時間を最初から決めておくと、急な予定の変更でそれができなかったら仕方ないかと諦めてしまうことが結構多くありました。ですから、僕の場合は1日の中のどこでもいいのでどこかで必ずこの纏まった時間を確保するようにしています。

お勧めとしては、2〜3個の予定や習慣を纏めて「ひとつの習慣的な塊」を作ることです。そして、それを1日のうちのどこにでも配置できるぐらいのことから始めてみてください。1時間ぐらいしか取れないかなというのであればそれでも結構ですので、その2〜3個の習慣の塊を作って、その塊を1日のうちのどこに配置しようかということを決めていくわけです。
それが続けてできるようになったらやることを増やしたり時間を延ばすとか、その時間を固定するということをすると、より良い習慣になってくると思います。

ひとつのことに集中し時間も上手に使うためのおすすめ動画とおすすめ本を紹介しておきます。こちらもぜひ参考にしてみてください。

集中力を最大化し、人間関係までよくなるシングルタスク入門
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1522316285
人生の50%以上を占める習慣的行動を操る【5つの超習慣術】
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1565536683

最強の習慣づくり

子育てはマルチタスクになりがちですが…

今回のおすすめ本


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本内容は、参考資料を元にした、DaiGoの独断と偏見を含む考察により、科学の面白さを伝えるエンターテイメントです。そのため、この動画はあくまでも一説であり、その真偽を確定するものではありません。 より正確な情報が必要な方は参考文献・関連研究をあたるか、信頼できる専門家に相談することをオススメします。 訂正や追加情報があれば、コメントなどに随時追記します。
参考:Brigid Schulte (2014)Overwhelmed: Work, Love, And Play When No One Has The Time
https://www.nicovideo.jp/watch/1523752379


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