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LINEで感情的な相手をクールダウンさせる方法

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LINE などのメッセージで感情的な相手をクールダウンさせるには、どうすればいいのでしょうか。

メールなども含めて、取引先であったり、彼氏や彼女、友達が怒っていたり、感情的に不安定になっているということがあると思いますが、メッセージの送り方を少し考えるだけで、相手をクールダウンさせることができます。
この技術を知っていると、相手をクールダウンさせることもできますが、自分自身に対して使うこともできます。

自分にも相手にも使えるラベリング

これは心理学でいうところのラベリングというテクニックを応用します。ラベリングとは、ネガティブな感情を感じた時に、その感情に名前をつけるメソッドです。これはストレス対策や認知行動療法で使われるテクニックでもあります。このテクニックをメッセージで使っても効果があるということです。

相手が感情的になっている、あるいは、自分が感情的になっていると思ったら、ラベリングをすると、クールダウンさせることができます。

様々な研究で、このラベリングの効果は確認されていますが、人間は、感情をそのまま受け取りがちです。悲しい時や疲れている時には体が動かなくなったり、怒っていると頭に血が上ってそれしか考えることができなくなるということもあると思います。そんな時にラベリングを使います。

ネガティブな感情を感じたら、その自分の中で感じている感情に名前をつけます。
「自分は焦っている」「自分は怒っている」「自分は悲しい」ではなく、「自分が感じている感情は焦りだ」「自分が感じている感情は怒りだ」「自分が感じている感情は悲しみだ」とします。さらに、「これは自分の同僚が成功したことに対する焦りだ」「これは理不尽に対する怒りだ」「これは心ないことを言われたことによる虚しさからくる悲しみだ」というように、ラベルをつけます。これは細かく表現すればするほどいいです。
要するに、自分が感じているネガティブな感情の種類をはっきりさせるということがポイントになります。

ネガティブな感情はどんどん広がってしまう

皆さんも経験があると思いますが、怒りを感じると全てが嫌になってしまったり、悲しいことが起きた時に人生が終わったように感じたり、自分の人生が意味がなかったとまで感じることがあると思います。これはとてももったいないことです。

ネガティブな感情はネガティブな気分を作ります。このネガティブな気分は全てに対して作用します。自分がネガティブな気分の時に見たものは全てネガティブに見えてきますし、ポジティブな気分の時に見たものは、全てポジティブに見えてきます。
これを防ぐために、ネガティブな感情を感じた時には、ラベリングをして限定的にするわけです。

ラベリングをすると、その瞬間以降ネガティブな感情は膨らまなくなります。怒りや悲しみを感じると、それを引きずってしまいどんどん膨らんでしまい不安になってしまうことがありますが、ラベリングをして名前を付けると、そこでストップをかけることができます

例えば取引先が怒って連絡してきたとします。その時に相手が感じているのが、悲しみなのか、それとも怒りなのか、商品に対する失望なのか、自分の顔に泥を塗られた怒りなのか、そのような細かい感情を相手に言わせるようにします。それがストッパーになります。

ネット上でのラベリング効果

北京航空航天大学の研究で、Twitter に書き込まれた文章を使い、ネット上でもラベリング効果は働くのかということを調べた実験があります。
SNS では自分のポジティブな感情やネガティブな感情を書き込んでいる人が結構多いと思いますが、これがラベリングになっているのではないかということを調べたものです。

Twitter に書き込まれた42000件の文章を分析しています。ラベリングの研究に関しては、今まではラボで行われることが多かったので、実際の生活でどれぐらい効果があるのかということが、あまり調べられてきませんでしたが、現実の世界でも使えるということが、判明したのが興味深いところです。
Twitter でユーザーが感情を爆発させたりしている文章を抽出して、その感情を爆発させたツイートの前後6時間の書き込みを調べて、どのように感情が変化しているのかということを調べました。

その結果、自分の感情を表現したユーザーは、それ以降にその感情的な単語を使わなくなっていました。つまり、一度 Twitter 上でラベリングをするだけでも、それ以降その感情が落ち着いていき、クールダウンしているということです。
この研究では、ラベリングを行ってから約85分ぐらいで感情が弱まっているということが分かっています。

実際の活用法としては・・・

特にネガティブな感情に対しての分析では、男性よりも女性の方がラベリング効果は高いです。もちろん男性も効果はありますが、女性の方がより効果があるということです。ラベリングとしては、自分の感情に名前をつければいいわけですから、LINE 上にいるAIのりんなちゃんとか、自動返信型のサービスを使って、自分の感情を投げかけるというのもいいのではないでしょうか。男性は女性より効果が薄いということですから、より具体的に書くとか重点的にしたほうがいいと思います。

ネガティブな感情をラベリングした場合は、平均で85分経つと完全に落ち着いた状態まで戻ります。嫌なことがあって、イライラしたまま一日無駄に過ごしたり、会社で嫌なことがあった時に、寝る直前まで不安感やイライラが続くということがある人もいると思いますが、それを防ぐためにも使えるテクニックです。
ラベリングをすると平均で85分で落ち着くわけですから、まずはラベリングをして、それから映画を一本見ると完全に落ち着いているわけです。そんな使い方をしてみると良いのではないでしょうか。

相手の感情を落ち着かせる場合は、相手の感情を具体的に聞いて、どのような状況でどのように感じたのかということを尋ねます。相手にその感情を表現させてもいいですが、皆さんがラベリングをしても結構です。

例えば、「今回、〇〇部長の期待に応えられなかったという点で怒りを感じているんですね」というように、理由と感情を組み合わせて、相手に尋ねます。それに対して相手がより具体的に話してくればそれで結構ですし、それに同意してくれれば、ラベリングすることができるわけです。
この場合もそれから85分経てば気持ちが落ち着くわけですから、LINE やメールのやり取りがそこまで続くのであれば、同意しながら相手の感情をラベリングしていけば、相手は冷静になりますし、相手が怒っている場合もメールなどで対応した後に、そのラベリングが正しければ、一時間半ぐらい経った後に連絡してみると、意外と冷静に対応してくれるということもあります。

自分の感情にも相手の感情にも使えるテクニックですので、是非実践してみてください。

ネガティブな感情を感じた時のためのおすすめ動画
ネガティブな感情の正しい使い方
▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1528813529

今回のおすすめ動画

Researched by Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

Reference:https://www.nature.com/articles/s41562-018-0490-5


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