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時代遅れの老害と戦う【ダルビッシュさんを心理学的に応援】してみた

時代遅れの老害と戦うダルビッシュさんを心理学的に応援してみた

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僕はそもそも老害という言葉を好きではありませんが、さすがにこれは老害だろうと思ってしまいました。今回はダルビッシュさんを心理学的に応援するという解説をさせてもらいます。

甲子園で160キロぐらい投げられるすごい投手の方が、彼の未来を鑑みた高校の監督が彼を大事な試合の時に休ませたそうです。そのせいで負けたと騒がれた話に対して、野球界のご意見番と言われる方々が、あれは投げさせるべきだったと意味不明なことを言っていたわけです。
それに対して、ダルビッシュさんが怪我を恐れず頑張るべきだというような人たちに対して、

シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う。

と素晴らしい返しをされていました。

野球界のご意見番とやらが知性の低さをプレゼンしていた件
野球界のご意見番とやらが【知性の低さをプレゼンしていた件】

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自分の知性の低さを晒しているだけ

以前も解説させてもらいましたが、また自分の知性の低さを晒す人が出てきました。
ちなみに、いつまでもこのような時代遅れな考え方をする人や、自分たちの時代はこうだったということを言い続ける人は、ただ単に知性が低い人だということが分かっています。

島根県出身の野々村さんという方が、投げさせないことがありえないというようなことを言っていたそうですが、この人は、甲子園で負けた時に末代までの恥で腹を切りたいというようなことを言って物議を醸したそうです。いつの時代の人間なんでしょうか。
こういう人たちはいつまでもいるわけです。

さらに、完全にブーメランでしたが、張本さんがダルビッシュさんのツイートに対して聞かれた時に、喋りすぎだと言っていました。もはや喋ることを仕事にしているコメンテーターの方が、自分の事は棚に上げて他人に対して喋りすぎだと言ったわけです。

歳をとってくるとどうしても認知機能は衰えてきます。おそらくこの方々も昔はそんなことはなかったと思いますが、だんだんそうなってしまうわけです。
皆さんの周りにもいませんか。皆さんの上司や親の世代でも、自分の事は棚に上げて一様に若い人を批判するような事を平気で言う人たちがいると思います。

自分を棚にあげる認知バイアス

これは2つの原因が大きく分けてあります。
ひとつは認知バイアスです。自分達のしていることは正しい、他の人たちが間違っていると考えて、自分の事を棚に上げるのは典型的なこのバイアスです。
知能の低さとは別の問題ではありますが、このような自分の経験に頼り過ぎてしまうということが原因になります。

複雑な時代や常識の変化を受け入れられない

そしてもうひとつが、知性が低いとこのようなことが起きます。
時代の変化を受け入れることができない人がどうしてもいます。なかなか時代の変化や新しいものを受け入れることができなかったり、自分たちが若かった時代が最高だったと考える人たちがいますが、これはその時代の変化を理解できるだけの知性が足りていないからです。
つまり、このような人たちは頭が悪いだけだということが、あくまで科学的に証明されています。あるいは、脳の機能が衰えているかのどちらかです。

時代の変化というものはとても複雑なものです。人間にも色々な人がいるわけです。
例えば、日本人でもいい人もいれば悪い人もいるし、アメリカ人だからといってみんな外交的でオープンな人ばかりでもないわけです。つまり、人間というものはとても複雑なもので多種多様です。時代の変化というものも多種多様なもので、5年前に正しいとされていたことでも今は覆る可能性もあるし、10年や20年前に常識だったことが今では逆に非常識になっていることが全然あり得るものです。

ところが、知性が低いと物事を単純にしか考えることができません。
複雑なことを理解することができないので、自分たちの常識を改めることもできなくなってしまうわけです。

実際にこれはアメリカの学会誌でも出された論文でも同じようなことが言われていて、差別主義にもなるということが分かっています。
例えば、10歳の時の子供の認知機能や情報処理のスピードなどを計測し、20年後に再テストを行ったところ、子供の頃に知性が低かった人ほど大人になってから人種差別をしたり性差別をする可能性が非常に高かったということが分かっています。

複雑さを理解する努力をしていない

時代の変化というものは常に変わっていくものですし、常に勉強していかなければ、どうしても人間の理解というものは置いていかれてしまいます。
ですが、知性が低いとそのような複雑さに耐えることもできずに、単純に物事を考えてしまい、人種だけで物事を決めてしまったり、男とはこういうもので女とはこういうものだと決めつけてしまったり、自分の時代はよかったけれど今の時代はダメだというようなことを平気で言い始めるわけです。

脳のエネルギーを消費しないようにしている、あるいは、それだけの複雑な情報を処理するだけの知性を持ちえていないからこのようなことが起きるということです。

老害といいますが、若い人でも差別主義の人がいます。物事を単純にしか考えることができない人もいます。これも同じように知性が低いだけです。

同じ業界や同じ職業であっても、頭脳明晰で色々なことを多面的に考える人もいれば、残念な人もいるわけです。

僕がもしドラゴンボールを見つけた時にはダルビッシュさんに無償でプレゼントさせてもらいます 笑。

「男らしさ」も意味はない

男らしさについても同様です。
ダルビッシュさんに対して男がべらべらと喋るべきではないというようなことを言っていましたが、これも全く同じで、男らしさを求めたり男らしさに重要性を感じる意味はもはやありません。

例えば、インディアナ大学の研究で、過去に行われた78件のデータをまとめたメタ分析で19453人分の男性を対象にした研究がありますが、男らしさを求めた人たちのメンタルがどのようになるのかということを調べてくれています。
ここで言う男らしさの特徴としては、

競争心が強い
感情を表に出さない
喧嘩っ早い
周囲を支配しようとする
他人に頼らない
男尊女卑的な考え
権力志向が強い

このような昔の男らしさと言われたような特徴です。

その結果、このような男らしさの基準を満たしたり、それを求めれば求めるほど、メンタルを病みうつ病にかかりやすく人生の満足度も低いということが分かっています。

特に、男尊女卑的な考えや他人に頼らない考え方を持てば持つほど、メンタルへの悪影響が大きかったということです。

ですから、やはり男らしさを求める意味はありませんし、大事なのは無理をしないで自分らしく生きることができるかということです。
おそらくこれは昔の時代からそうだったに違いありませんが、科学が発展していなかったから誰も知り得ることができなかっただけです。

科学の発展に努力されてきた方々の知識を活かすべき

限界を超えた先に大事なものがあるというようなことを言う人がいますが、限界を無理なく越えていって成果を出そうとするのが科学であり心理学ですし、スポーツにおいても、いかに体に負担をかけることなく、よりパフォーマンスを高めるかということをスポーツ科学としてその分野の人たちが一生懸命研究したからこそ現代のように発展しているわけです。
それらに理解を示したり学ぼうとせず、ただ単に無謀なリスクを取ろうとしている人達は皆さんの周りにもいるかもしれませんが、そのような人の意見は参考にならないどころか皆さんの人生さえ踏みにじってしまいます。
自分の未来は自分で守れるように是非考えてみてください。

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働きやすくなる上司を操る7つの話し方【ノースウェスタン大学】
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1557678603

リサーチ協力:Yu Suzuki http://www.nicovideo.jp/paleo

参照:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797611421206
https://my.apa.org/apa/idm/login.seam?ERIGHTS_TARGET=https%3A%2F%2Fpsycnet.apa.org%2F%3F%26fa%3Dmain.doiLanding%26doi%3D10.1037%2Fcou0000176


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