目標・成功

シリコンバレーでも重要視される生産的失敗の技法とは

この知識はこんな方におすすめ

  • 日々成長したい
  • いつか成功したい

正しい失敗と正しくない失敗

失敗が大事だとよく言われますが、多くの人が間違えていることがあります。
実は、正しい失敗と正しくない失敗があります。

要するに、失敗したら失敗した分だけ損してしまう、悪い言い方をするとムダな失敗があります。
そんな意味がない失敗と、必ず未来の成功に繋がる生産的な失敗があります。
失敗といっても、いろんなタイプの失敗があるわけです。

今回は、どのように失敗をすれば、最も皆さんの将来にとって生産的な失敗になり、将来の糧になるのかということを解説させてもらいます。
もちろん、その失敗を乗り越える方法も含めて紹介させてもらいます。

失敗のやり方が大事

失敗をムダにして終わる人と、失敗して落ち込むのは同じでも、その失敗を活かして成功する人がいます。
この違いをしっかり理解しておいてもらいたいと思います。
人は失敗すると必ず落ち込みます。
その落ち込んだ分だけ、その子に成長してひっくり返すことができる人と、ムダに落ち込むだけで終わる人がいます。
誰もが失敗して落ち込むわけですが、それをバネにして大きく成長して、その失敗を全て取り戻す人がいます
その違いが重要なわけです。

そこでは失敗のやり方と失敗に対する考え方が重要になります。
今回はそれを徹底的に解説させてもらい、失敗をムダにしないための科学について皆さんに学んでもらいたいと思います。

失敗が自分にとってメリットになるということを理解して、それを実践的にできるようになると、もはや失敗は怖くなくなります
それどころか、逆に、心配や不安、恐怖や混乱を時々求めるようにもなります。
なぜかと言うと、その時に成長があるということがわかっているからです。

お金も時間も大きいところから手をつける

人付き合いでもお金の使い方でも、マイナスになることは必ずあります。
例えば、大きな成功をつかんだり人生を逆転させることができない人は、目の前の小さな出費を減らすことができず、将来のための大きな出費をケチります
将来のための勉強に使うお金をケチるのに、ムダな人付き合いで飲みに行ったりします。

お金の使い方も普通に考えると、ムダを削ったり将来のための貯金をしたいのであれば、最も大きな出費から見直したり削ったりするべきですが、なぜかそれをせずに、本を買ったり将来のための勉強に使うお金をケチってしまいます。
そうなれば当然ですがいつまで経っても現状を抜け出すことはできません。

家族や大切な人との時間やリラックスの時間など、少額だけれども自分の人生にとって大きなインパクトがあることから先に削ってしまい、家賃や無駄な保険、大して使わない車など、大きな金額をいつまでも削りません
貧しい状況や生活が苦しい状況から抜け出すことができない人は、これと同じように安い方から削っていきます。

お金も時間も大きい方から手をつけることが大事です。
余裕が生まれるからその先の可能性が広がるわけです。
このような考え方も自分の失敗から学ぶことで理解することができます。
大きいところから手をつけるべきなのに、それは何かと面倒なので、小さいところから手をつけようとしてしまう人間の性質があるということを理解しておいてください。

1. 失敗を受け入れないと脳が働かない

このような話をすると、多くの人が「確かにその通り」と思いながら、なんとなく心の中に抵抗が生まれると思います。
ですが、この「図星の指摘」を受け入れることができるかどうかで人生は変わります。
失敗や図星の指摘を受け入れることができるかどうかで、皆さんの脳の働きさえも変わります

人間は失敗を受け入れる練習をしておかないと、そもそも脳が働かないという研究があります。
人間は失敗を避けようとしますが、定期的に失敗しておかないと脳の働きが衰えてしまいます

ジョンズ・ホプキンズ大学の2014年研究によると、人間の脳は自分の失敗をしっかり記憶して、その失敗を蓄えるためのスペースを確保しているようです。
人間の脳は自分の人生の失敗を収納するスペースを確保しているということです。

それによって、自分の失敗を定期的に取り出して、そこから多くのことを学んだり、何かに挑戦しようとする時に同じように失敗する可能性がある方法を避けたりすることができます。
その脳の機能によって、人間は自分の失敗を糧にして前に進むことができます。

他の動物に比べて強い力があるわけでもなく特殊な能力があるわけでもないのに、人間がここまで進化することができたのは、失敗を利用する方向に進化してきたからです。

ということは、僕たちは失敗を受け入れてそのスペースにたくさんの失敗を収納していかないと、人生における成長や改善のためのツールを全く使えないことになってしまいます。
失敗から学べるように進化してきているのに、失敗を恐れて避けてしまうわけです。

人間の脳は失敗を前提に進化してきています。
定期的に失敗を経験した方が脳の機能をフルに活用することができます。

動物は基本的に危険を避けます。
人間はあえてそこにチャレンジして、時には失敗して、その失敗から大きなものを手に入れて進化したわけです。
失敗を恐れたり避けたりするということは、そうやって進化してきた人類への冒涜であり、人間の進化に逆行する行為です。

ですから、いかに成功するかよりもいかに間違うかの方がはるかに重要です。
これを知っているかどうかだけでもかなり変わると思います。

2. 若い頃の失敗が影響力に

失敗すると誰でも落ち込むし、その失敗を引きずってしまいます。
ですが、失敗を引きずるのは当たり前で、失敗は引きずれば引きずるほどいずれ削れてなくなると考えてください。

若い頃の失敗が様々な業界で将来の影響力や成功につながるというノースウェスタン大学の研究があります。
若い頃の失敗が長期的な成功にどのように影響を与えるのかということを調べています。

1990年から2005年までの15年間に、助成金をかろうじてゲットできた研究者と、ギリギリのところで失敗した研究者に分けています。
この助成金をゲットできるかどうかというのは、研究者のキャリアにとっては死活問題です。

この違いについて長期的に調べてみたところ、ギリギリのところで失敗した研究者は、ギリギリのところで成功した研究者よりも、長期的に見ると、発表した論文の量も周りから評価されて影響力を持った論文もはるかに多くなっていました
影響力が大きい論文を発表する確率が平均で6.1%も高くなっていました。

ですから、若い頃やキャリアの初期に失敗していた方が、将来的な仕事量もその仕事が社会に与える影響も大きくなる可能性が示されたわけです。

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成功を掴むかどうかではなく、失敗に負けずにチャレンジを続けることができるかどうかが重要です。
大事なのは失敗に負けずに続けることです。

それなのに、人はどうしても成功したところばかりに注目してしまうので、特に若い時に成功した人を見ると羨ましく思います。
ですが、若い時に失敗に負けないという経験ができていないと、失敗から何も学ぶことができず、偶然成功を掴むことができたとしてもその後の継続が厳しくなります
いわゆる一発屋が次の成功へのプレッシャーで負けてしまうのと同じです。

若い時に失敗を乗り越えるということを学んでおくと、それが長期的に成功することにつながるということを覚えておいてください。

僕も失敗の多い人生でした。
ですが、そのおかげか失敗すると「まだ工夫が足りない」と考えることができます。

ところが、失敗したことがない人の場合には、一度の失敗でも自己否定に陥ってしまいます。
自分は能力が無いと考えたり、自分は世の中から否定されたと考えてしまいます。
方法が悪いということではなく、自分という存在を否定する方向に考えが進んでしまいます。

人間は成功よりも失敗の方が圧倒的に多いです。
若い頃に失敗しておいた方が、失敗の対策も増えて結果的に成功する可能性が高くなります。
若い時に学ぶべきことは、失敗しない方法ではなく失敗の乗り越え方です。

3. 生産的失敗を習慣化せよ

シリコンバレーでは「Fail Fast(フェイルファスト)」という言葉があります。
できるだけ早く行動していち早く失敗しておくべきだということです。
それによって誰よりも早く失敗から学び成功することができます。

新しいことに挑戦する時に、多くの人は失敗したくないと考えたり、失敗しないために誰かに方法を習ったりしようとすると思います。
その時点で、既に生産的な失敗はできなくなっています。

生産的失敗というものは、何度も何度も自分で手探りで工夫しながら試した結果得られるものです。
手探りでさまざまな解決法を探りながら、まずは自分なりにやってみて苦しんで、それから他の人に習ったり調べたりした結果、自分なりの方法を見つけるというものです。

手探りで失敗しながら解決方法を見つけるという、おそらく一番恐ろしいタイプの失敗が生産的失敗です。
手探りで苦しんだ経験は、長期的に見た時に大きな力になります。

2011年の研究を見てみると、学生たちを集めて物理の問題を解いてもらうという実験を行っています。
学生たちを2つのグループに分けて、片方のグループには先生が物理の理論をちゃんと説明して普通に授業を受けてもらいました。
もう一方のグループは、学生たちにいきなり問題を出して、何度も悩みながら少しずつヒントをもらいました。
手探りで問題を解きながら何度も失敗して問題を解いていった生産的失敗グループです。

普通に考えると、ちゃんと授業を受けて学んだ方が効率的で頭に入りそうな気がします。
生産的失敗グループは、ヒントはもらえても正解は教えてもらえないので、ムダに悩んでしまうだけのような気がするかもしれません。

簡単な問題を解いてもらったところ、生産的失敗グループの方が若干点数が良かったですが、そこまでの差はありませんでした。
普通に授業を受けたグループもそれなりの点数を取っていました。

ところが、複雑で難しい問題になると、生産的失敗グループは急激に点数が良くなっていました。
つまり、普通に授業を教えてもらったり理論を教えてもらうと、簡単な問題であればそれなりに正解することもできます。
ところが、複雑で難しい問題になった途端、自分の頭で考えることができないので、問題に向き合う思考が止まってしまいます

一方で、生産的失敗グループは、最初は方法も正解も教えてもらえないのでとても効率が悪いです。
ですが、その悩む過程でさまざまな応用方法や思考力を手に入れて、結果的に問題が複雑になればなるほど、それまで得た知識を違う形に変換することもできるようになります

勉強したりスキルを身につける時に多くの人は効率を求めてしまいます。
手探りで学ぶ勉強法や学習法は、短期的にみると、なかなか成果や結果にはつながりにくくなります。
ですが、長期的に見ると、応用力というかけがえのない力を手に入れることができます

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学校のテストや受験であれば、その範囲が決まっているのでそんなに差は出ないかもしれません。
ですが、人生では範囲なんて決まっていません。
どんな知識が必要になるかはわかりませんし、皆さんが今学んでいることも5年先10年先にどうなっているかも誰にもわかりません。

ですから、社会人になってからの勉強は、手探りでの学習法を取り入れるべきですし、そこで生産的な失敗をしっかり経験しておくべきだと思います。
それができないと、短期的には多少お金を稼ぐことができるかもしれませんが、長期的に見ると大きな損になってしまいます。

実際に、この研究では、生産的失敗グループの学生たちは、問題を解決するために斬新なアイデアや解決策を生み出したそうです。
自分の考えた方法がなぜうまくいかないのか悩み、うまくいく方法はなぜうまくいくのかということを自分から知るようになります。
その結果より多くのことを学べるようになります。

問題を解決するための斬新なアイデアや解決法のことを、今世界ではベンチャービジネスと呼びます。
社会にある問題を斬新なアイデアによって解決して形にすることが大きなビジネスになります

日本の社会は、子供たちに生産的な失敗をさせません。
勉強の範囲が決まっていて、先生が決まった通りの方法を子供たちにさせます。
だから日本ではベンチャーが生まれません。

若い頃には、どれだけ生産的失敗を経験させるかが重要だと思います。
生産的失敗の経験がないから、挑戦を恐れて失敗から学ぶこともできません。
若い皆さんは、今のうちに生産的失敗をたくさん経験して、それを乗り越えることをしておいてください。

成功し続ける人よりも、何度失敗してもそれを受け入れて常に学び成長していく人がかっこいい人です。

失敗と距離を取るのが重要

とはいえ、むやみやたらに失敗した方が良いということではありません。
失敗は飲まれないようにすることが重要です。
失敗は飲まれないようにして距離を置かないと、そこから教訓を得たり学ぶことはできません

失敗は皆さんの内側にあるのではなく外側にあるものです。
その失敗に適度な距離を取って、失敗を観察して学んでください。

多くの人は見て見ぬふりをして、失敗との距離を取りすぎてしまいます。
あるいは、自分を責めたり責任感が強すぎる人は、失敗に近づきすぎてしまいます。
こうなると失敗に飲み込まれてしまいます。

重要なのはこの失敗と距離を取る方法です。
過去の失敗も距離を保った状態で振り返ると、そこから良い学びが得られたりアイデアが出てくることがあります。

では、どのようにして距離を取ればいいのかということと、その先の失敗の技法については、Dラボで詳しく解説していきます。
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参考:https://www.nature.com/articles/s41467-019-12189-3
http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10508406.2011.591717
https://www.nature.com/articles/nj7322-467a
http://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/2167702614566816
https://www.nature.com/articles/s41467-019-12189-3?te=1&nl=smarter-living&emc=edit_sl_20191028?campaign_id=33&instance_id=13415&segment_id=18300&user_id=d1f157712e52b9da8d9d98c247ed113f®i_id=25274628
http://science.sciencemag.org/content/345/6202/1349.full
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1057740815000443

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