この知識はこんな方におすすめ
- わかりやすい説明がしたい
- 難しい概念を使えるようになりたい
最強の解説テクニック
今回はわかりやすい解説の方法について紹介させてもらいます。
クリティカルシンキングをはじめとする様々な専門家も使いやすくてわかりやすいと言われている 「SEE-Iメソッド」というものと、古くから伝わっているテクニックを紹介させてもらいます。
人間の長い歴史でみると、人間の脳はそんなには変わっていません。
ということは、古代から残っているわかりやすいテクニックがあるのであれば、それも参考になるはずです。
実は、古代ギリシア時代から使われている「レトリカルトライアングル」と呼ばれる方法があります。
どちらかと使いやすいのは、 「SEE-Iメソッド」かと思います。
わかりやすい解説を通り越して、相手を誘導したり説得する事まで考えて、人を惹きつける説得力を求めるのであれば「レトリカルトライアングル」まで学んでいただけたらと思います。
本日のオススメ本
相手に伝わるスピーチやプレゼンのテクニックについては、この2冊が参考になると思います。
実際に僕も遠くのスキルやプレゼンのスキルを身につける時には使わせてもらった本です。
TEDトーク 世界最高のプレゼン術
スピーチ世界チャンプの魅惑のプレゼン術
クリティカルシンキングを学んで天才を超えるなら
今回紹介するメソッドを上手に使うのであれば、クリティカルシンキングを身につけてもらいたいと思います。
現代社会では一面的にしか物事を見ることができない人が増えています。
一方向からだけでなく、様々な方向から物事を見ることができるようになれば、自分の人生も多角的に見ることができて成功のチャンスを掴む可能性も広がります。
クリティカルシンキングができれば、何かに行き詰まったとしてもそれを乗り越えていくことができるようになります。
相手に伝わる解説力も全く同じで、内容が相手に伝わっていないと感じたら、途中から別の方法を試すことができます。
クリティカルシンキングができれば、相手の様子を感じ取りながら上手に方向転換していくことができます。
そんなクリティカルシンキングについて学ぶのであれば、こちらの2冊がとても参考になると思います。
クリティカルシンキング 入門篇: あなたの思考をガイドする40の原則
クリティカルシンキング 実践篇: あなたの思考をガイドするプラス50の原則
クリティカルシンキングについては僕の本もありますので、こちらもチェックしてみてください。
悩む力ー天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」
「SEE-Iメソッド」
クリティカルシンキングの研究で非常に有名なジェラルド・M・ノージック博士が推奨している説明のテクニックが「SEE-Iメソッド」です。
4つの要素を用いることで、とても簡単に説明能力を高めることができます。
S:State IT=説明する
E:Elablate=精微化する
E:Exemplify=具体例を出す
I:Illustrate=図示化する
S:State IT=説明する
簡潔に説明するという意味です。
最初の1行ぐらいで伝えたいことをわかりやすく説明します。
多くの場合これができずにいきなり内容から説明しようとして、聞き手側がついてこれないということが起きています。
E:Elablate=精微化する
詳しく自分の言葉で説明するという意味です。
先ほど大まかに伝えた内容を自分の言葉で詳しく解説していきます。
E:Exemplify=具体例を出す
説明する概念の具体的な使い方など、具体例を出すと同時に反例も出します。
具体的な例を出して解説します。
I:Illustrate=図示化する
これはイラストやグラフを用意しなくてはいけないということだけではなく、画像としてわかりやすく伝えたり、周りの人がイメージとして想像しやすいような解説をします。
この4つを順番に行えば相手に伝わる解説ができるというものです。
「SEE-Iメソッド」実践例
実践例として、「クリティカルシンキング」とは何なのかということを説明する場合で解説します。
S:State IT=説明する
自分の伝えたいことを一言にまとめた簡潔な説明から始まります。
この一言に次のステップから枝葉をつけていきます。
クリティカルシンキングについてであれば、「クリティカルシンキングというのは、思い込みに惑わされない思考法を養うために意識的にステップを経て考えていくテクニックです」となります。
E:Elablate=精微化する
ここで詳しく解説していくわけですが、いきなりクリティカルシンキングの具体的なテクニックについて話し始めると相手はついて来れません。
どちらかと言うと、自分の言葉で言い換えるぐらいだと考えてください。
例えば、「言い換えるのであれば、クリティカルシンキングは、考えることについて考えるテクニックと言えます。つまり、自分がただ物事を考えるのではなく、自分がどのように物事を考えているかということを客観的に見て、自分の思考法について思考を巡らせます。」となります。
E:Exemplify=具体例を出す
そして、ここで具体例を出して説明します。
例えば、「クリティカルシンキングでは、自分の考えたことについて分析したり評価したり改善したりします。例えば、ニュースについて考えるのであれば、そのニュースの作り手の意図について考えた上で、それが正しいのかどうかを評価したり、思い込みをできるだけ排除していきます。要するに、クリティカルシンキングは情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分だけでなくそれぞれの視点で物事を評価し分析します。」となります。
I:Illustrate=図示化する
最後に、相手が想像しやすいように映像化したり映像に例えます。
資料やグラフがあるのであればそれを見せてもいいと思いますが、ない場合にはそこにあるものを使って想像しやすいように伝えます。
例えば、手元にワインボトルがあったとしたら、そのワインを手にとって、「ボトルのラベルが貼ってある正面の一方向から見ているのがみんなが見ている考え方です。それだけでは、そのワインがどこの国のどんなワインなのかまではわからなかったりします。ですが、裏側から見るとどこの国でいつ頃作られた場合なのかという表示がされているかもしれません。上から見たり下から見たりすると、ボトルの形の工夫などに気づくこともあるかもしれません。」と説明します。
ワインのボトルを使って、物事を色々な方向から見ることによって、その物事が初めて本質的に理解できるということを伝えるわけです。
立体的な物質の場合には、人はこれが自然とできるわけですが、それが形のない情報になった場合には、多くの人は一方向だけの考え方や視点しか持つことができなくなってしまいます。
以上の4段階で物事を説明するようにしてみてください。
物事を説明する時ノートを取る時も
新しい物事を知って誰かに説明する時や友達と話す時にもこれを意識してみてください。
ノートを取ったり本を読んでいて頭に入れておきたい概念があった時にもこれは使えます。
SEE-Iの形でノートをとってください。
S:State IT=説明する
自分が覚えておきたい概念があって、それをマインドマップで記録しておくのであれば、まず中心となる概念やタイトルを書きます。
E:Elablate=精微化する
先ほどの概念に対してわかりやすい説明の枝葉をつけます。
言い換えるとしたらどういう意味になるか自分の言葉で書きます。
E:Exemplify=具体例を出す
具体例の枝葉もここでつけます。
I:Illustrate=図示化する
全体的な説明を図や映像として付け加えておきます。
あるいは、ジェスチャーで表せるような形にしておきます。
このようにまとめておくと、自分が誰かにその物事を説明する時にも、この手順に則って同じように説明することができて伝わりやすくなります。
これができると誤解されることもなくとてもわかりやすい説明ができるようになります。
説明する時もノートに取る時も、別にマインドマップでなくても構いませんが、この4つのステップを覚えておいてください。
これだけで頭に残る確率が全く違ってきます。
ここから先は 、古代ギリシャ時代から続いているレトリカルトライアングルについて解説していきます。
相手からの信頼を勝ち取り、感情を揺さぶって論理的に説得するテクニックを身につけたいという方は、ぜひ続きをDラボでチェックしてみてください。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックがなんと新刊も含めて無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:https://daigovideolab.jp/play/NS075RuMmCpihHz0jICZ