目標・成功

倒れない目標の立て方5つのポイント

倒れない目標の立て方5つのポイント

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この知識はこんな方におすすめ

  • 今年こそは…
  • いつも目標を立てるだけになっている
  • 充実した人生を!

達成率を上げる目標の立て方

皆さんは今年の目標をすでに立てられたでしょうか。
その目標の達成率を高めるためのポイントが心理学的に分かっていますので、毎年毎年、今年こそはと目標に挫折している方々が、どうすれば無理することなく目標を達成することができるのかということを紹介させてもらいます。

計画の立て方に関しては、以前僕が出した『倒れない計画術』という本があり、この中で一番最初に計画するべきなのは、「挫折・失敗・サボり」だとしています。
多くの人が昔から言われているような計画の立て方やスケジュールの使い方をしている限りは、昔からと同じような成果しか出せないわけです。その方法を少し変えたり、目標の設定の仕方を変えて、この「挫折・失敗・サボり」をあらかじめ計画に組み込んでみるというようなちょっとした工夫をするだけで、目標の達成率は2倍以上にも変わってきます。

皆さんが今年の目標を立てる時に気をつけてもらいたい5つのポイントを紹介していきます。これの元になっている論文ももちろんありますが、僕が普段実践している方法も厳選して紹介させてもらいます。

5つのステップ

step
1
目標設定

step
2
現実化

step
3
挫折と対策

step
4
進歩の記録

step
5
定期的な修正

目標は疑問形で!

基本的に目標を立てる時には、自分の理想を思い描いて「自分はこうなるんだ!」ではなく、疑問を持つことが大事になります。
例えば、「副業を始めて年収を100万円アップする!」ではなく、「副業始めて年収を100万円アップすることができるだろうか?」と考えてください。
全ての目標に対して「〜だろうか?」という疑問を付け加えるということが今回の一番のポイントになります。

これは2010年にイリノイ大学が行った研究で判明しているものですが、自分に向かってポジティブな目標を立てて「〇〇になるんだ!」ということを考えるよりも、「〇〇になれるだろうか?」「〇〇な人生を歩めるだろうか?」「この目標を達成することができるだろうか?」というように、自分に対して疑問を与えていき、自分の思考を疑問形に変えるテクニックが重要だということです。
ポジティブ思考を疑問形に変えるというだけですが、この方法を行ったグループの人達は、そうでない人たちに比べて計画をうまく立てることができるようになり、目標の達成率がタスクの達成率が非常に高まったという結果が確認されています。

このような事が起きる理由としては、疑問形を使うと意味が変わってくるからです。
例えば、皆さんが来年は年収を100万円あげたいと思ったとして、年収は100万円上がった自分を想像するとそれで終わりますが、そうではなく、来年は年収を100万円アップさせることができるだろうか?と疑問として考えると、その時点で、どうすれば100万円アップさせることができるのかということを考え始めているかと思います。
これが大事になるわけです。

疑問形で考えることによって、それは具体的な思考に結びつきます
ほとんどの人が計画や目標というものを立てますが、それがただ単に夢や理想と結びついています。理想になるとそれは行動につながりません。
ですから、そもそも目標の立て方がおかしいということです。
目標というものは疑問形で立てるというのがこの研究からわかることです。

自然と自分がどのようなことをするべきなのかということが見えてくるので、疑問形で考えることがとても重要になります。
これは『倒れない計画術』でも詳しく説明していますので、よければそちらも参考にしてみてください。

この目標というものは常に疑問形で立てるということを前提として、今回紹介する5つのステップを理解していってください。

ステップ1:目標設定

自分がどのようなゴールを達成したいのか、どのような目標を作りたいのかということをまずは考えてください。
これがもし思い浮かばない場合には、そもそも目標とは何だろうかと考えても結構です。例えば、特に仕事に対しての目標があるわけではないけれど、もっと自由な時間が欲しいという欲求はあるということであれば、それを目標にしようと考えてもいいわけです。
目標を作るときも疑問形で自分に問うようにしてください。そうすると具体化されやすくなりますので、特に目標がはっきりしないという場合には、自分に対して自問自答していくことが大切です。その際には、できれば声に出すか紙に書くようにしてください。
自分の頭の中でひたすら考えているのも難しいものですし、声に出すか紙に書くかアウトプットすることによって、目標は明確になりやすくなります。

目標は現実的に立てるべきだとよく言われますが、現実化するのは後でも結構です。
一番最初に自分が目標を立てる時には、できるだけポジティブに考えてみてください。自分はどんなことでもできると思って目標を立てることが大事です。当然あまりにも現実離れした目標を設定するのは無謀でしかありませんが、少し無理かもしれないけど頑張れば何とかできそうというぐらいの目標に設定しておくのがいいと思います。
まずは自分がどのような目標を達成しないのかということを、自分に対して疑問形で問いかけて考えてみてください。

ステップ2:現実化

目標を決めたら、それに対してひたすら疑問を投げかけるようにしてください。
例えば、僕の場合であれば、ニコニコのチャンネルの登録会員数を20万人にするという目標を立てたとしたら、それに対して疑問を投げかけていくわけです。
この時に、前述したように、「登録会員数を20万人にする」ではなく「登録会員数を20万人にできるだろうか?」と考えます。
そして、さらに、
「20万人を突破できるとしたら、どうすればそれができるだろうか?」
「具体的には自分はそれを突破するために何をするのだろうか?」
「YouTube の放送を1日に4回行ったらどうなるだろうか?」
「1日に4回放送をするとしたら、自分はどのようにしたらその情報量を手に入れることができるだろうか?」
「1日に4回放送をするとしたら、1回あたりの放送時間はどれぐらいが適切なのだろうか?」
・・・
というように疑問形で考えていきます。

ステップ1で遠い目標に対してポジティブに考えたら、それに対してどんどん疑問を投げかけていって、それを細かく砕いていきます。細かく砕いてステップを作っていくことが大切ですが、この際の、近い目標や現実的なプロセスを考える場合には、少しネガティブに考えた方がうまくいくということが分かっています。
ポジティブに考え続けていくと細かいところに目が行かなくなってしまいますが、「できるだろうか?」というようにネガティブに考え込むステップを作って、考え抜いた場合には具体的な手法が生まれるので、自分に疑問を投げかけながら現実化していく方法は上手くいきやすくなります。
この疑問を投げかけるステップは10分ぐらいは行うようにしてください。僕の経験上で、目標は5分ぐらいで決めても結構ですが、この疑問を投げかけるステップは最低でも10分ぐらいは行なってもらい、30分くらい続ければかなりステップが見えてきます。
もうこれ以上疑問が出てこないというぐらいまで行うのがコツになります。

ステップ3:挫折と対策

先ほどのステップで疑問を投げかけていくと、越えられないような壁や失敗した心当たりがある挫折のルートが見えてきます。
このような挫折や失敗に対して、少なくともその対策法を3つずつ考えるようにしてください。

例えば、先ほどの僕の場合であれば、YouTube の放送を1日に4回行うとして、以前には、1日に3回行うとしたけれどそれが出来なかった時もあったわけです。
1日に4回できるだろうかと考えた時に、できない可能性もあります。
ですから、自分が疑問を投げかけて考えたステップに対して、問題のありそうな所を探して行きます。そして、それを見つけたらそれに対する対策法を3つずつ考えるようにしてください。

僕の場合であれば、仮に1日4回放送をするとしたら、そんなにたくさん動画を撮れない場合もあるだろうと考えて、そうなる場合とはどんな場合だろうかということを考えます。
「皆さんに紹介したいと思うようなもとになる文献や論文がなかったらどうしようか?」
「動画を4本も撮る時間がなかったらどうしようか?」
・・・
このように挫折しそうなポイントが見えてくるので、それに対しての対策を考えていくわけです。

例えば、元になるネタがない場合にはどうしようかという問題に対しては、
心理学的な論文でも反対論文もあるし、それをどう使うかは僕たちの自由ですから、例えば、一つの論文でもそこから思いつくテクニックや、そこから自分が実践してうまくいったテクニックは複数あるわけです。一つの論文からでも様々な見せ方や解釈、色々な試し方があると考えることができれば、例えばですが、一つの論文から示唆されている心理的な傾向を仕事・恋愛・人間関係・お金というように複数の使い方をしてもいいと考えることもできます。
元になる論文は同じでも、その使い方の具体的解説を交えて内容を変えていくという方法もできるわけです。そうすれば元ネタの問題については解決できます。
この対策をそれぞれ3つぐらい考えるようにしておいてください。

動画を撮る時間がないのではないかという問題に対しては、僕の動画の平均視聴時間などをチェックして、1回20分ぐらいの動画でなくても15分ぐらいでもいいのではないかということを考えて、1回あたりのサイズを小さくしていくという方法もあるかもしれません。

万が一皆さんがこれを行っている時に、その対策がどうしても思い浮かばない場合には、今までやって上手くいった方法や、本や YouTube で他人が提供している情報や他人の過去の経験に頼るのももちろんありです。ただし、その場合は、自分で試してうまくいくかどうかということをチェックする必要もあります。

このような挫折や失敗に対する対策を考えた時の方が、人間は具体的な行動に結びつきやすくなります
モチベーションが下がったりやる気が出てこないという時にも、人間はやろうかどうしようか迷っている時にやる気がなくなってしまうものですから、そのための対策としても使うことができます。

ステップ4:進歩の記録

このステップではとてもお勧めの本があり、『テレサ・アマビール の マネジャーの最も大切な仕事』がおすすめです。
タイトルから部下がいない人には関係がないと思われるかもしれませんが、ビジネス書として日本語のタイトルにするために無理やりマネージャーのという言葉が付いているだけで、人間のやる気をどのようにすれば引き出すことができるのかということを解説してくれている本です。
何のやる気も自分のやる気も引き出すことができる内容ですから、やる気が続かないとかモチベーションが上がらないという方は是非読んでみてください。

人間のやる気というものは、「自分がどれぐらい前に進んでいるかということが分かる」ということがとても大事です。
自分が前に進んでいるとか成長しているという感覚がなくなると、あるいは、それが分からなくなると人間はやる気がなくなってしまいます。この前に進んでいるという感覚は、ボーナスやご褒美よりもはるかに強力なやる気に繋がります。
ですから、ほとんどの人はやる気の問題ではなくて、自分が目標達成までのフェーズの中で今どこにいるのか、どれくらい自分は進んでいるのかということがわからなくなることが原因でモチベーションを保てなくなっているだけです。

これが分かるようになるためには、お勧めとしては進歩しているものを数字で計測できるようにするのがいいと思います。
例えば、僕の場合であれば、ニコニコのチャンネル会員数の増加率を見たりもしますし、読書の場合であれば、僕が紙の本をおすすめしている理由の一つでもありますが、どこまで読んだかが分かりやすくなります。

ステップ5:定期的な修正

ポジティブシンキングの人や前向きな人が意外と目標を達成できないということが先行研究により判明しているわけですが、これは自分の失敗からあまり反省しないからです。
問題の修正が行われないということが原因で、一度決めた計画は絶対にやり遂げないといけないと考えてしまう完璧主義の人もかえって失敗しやすくなります。

問題が起きてしまった時には、目標をかたくなに決めすぎていて過去のやり方に固執してしまったり、あるいは、問題が起きたら自分の考えた計画通りにいかないということで投げ出してしまったり、これにより計画だおれが起きるわけです。
僕のお勧めとしては、計画を立てる時に最悪の状況を想定しておいてください。
最悪こうなる可能性があるということを決めて置かないと、少しでも進捗が悪くなると、その分だけモチベーションも下がってしまいます。最悪な状況をあらかじめ決めておけば、少し進捗が悪くなったとしても、まだ最悪な状況というわけではないと考え持ち直す意欲も湧いてきます。
最悪な状況を想定しておいた方が、計画倒れをしそうになった時も持ち直すことがしやすくなります。

例えば、僕の場合であればニコニコの会員は毎月5000人から1万人ぐらいの間で増えていますが、それに対して5000人を割ったら最悪だと考えてしまうと、もし僕に万が一のことがあってそうなってしまったら大変な状況だと考えてしまいます。
最悪の状況としては-1万人になったりニコニコが封鎖されたと考えておけば、少し下がった時には逆にやる気が出てきます。
まだ最悪な状況までには至っていないので、ここからまた取り返してやるというモチベーションが湧いてきます。

計画は方法を少し変えるだけで達成率が2倍になったりする方法もあります。皆さんも是非正しい計画の立て方として参考にしていただけたらと思います。
さらに詳しく計画の立て方を知りたいという方は今回のおすすめ動画を参考にしてみてください。

できなかったことをできるようにする「科学的に正しい計画」の立て方
▶︎https://www.nicovideo.jp/watch/1523642693

 

批判に負けず前に進み続けるために!

記録のチカラで行動につなげる!

今回のおすすめ本

リサーチ協力
Yu Suzuki https://ch.nicovideo.jp/paleo

本内容は、参考資料から考察した科学の面白さを伝えるエンタメです。あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Ibrahim Senay(2010)Motivating Goal-Directed Behavior Through Introspective Self-Talk The Role of the Interrogative Form of Simple Future Tensehttps://www.nicovideo.jp/watch/1523642693


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