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予定を入れすぎると起こる悲劇

投稿日:2019年3月25日 更新日:

予定を入れすぎると起こる悲劇

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時間がいくらあっても足りないというスケジュールの立て方の下手な人の共通点と改善方法について紹介します。

僕たちの時間というものは予定をどのように立てるかによって変わります。つまり、予定の立て方によって皆さんの持っている自分のために使える自由時間が変化するということが分かっています。
例えば、皆さんの自由時間が1日に3時間あったとします。この3時間を1日の最初に持ってくるのか真ん中に持ってくるのか最後に持ってくるのか、あるいはバラバラにするのか、余裕を持っている時にしか自由な時間を使うことはできません。余裕がない人は3時間の自由時間を1時間にしか感じなかったり、余裕がある人は3時間の自由時間だけでも6時間分ぐらい時間を享受しているように感じます。

 

オハイオ州立大学が、人間の時間感覚が、予定の入れ方、スケジュールの立て方によって変わるということを調べてくれています。この研究はもともと8つの実験をもとに行われていますが、わかりやすくまとめて紹介します。

1. 後ろに予定があると時間が早く過ぎる

自分が楽しんだり自由に使える時間を夜に持ってくるのはいいですが、仕事ややるべきことはその前に持ってきた方がいいということです。
この実験により後ろに予定があると時間が早く過ぎてしまうということが分かっています。
実験では198人の参加者は半分に分けて、

  • 1時間後に友達が遊びに来ると想像してもらったグループ
  • 1時間後に何の予定もないと想像してもらったグループ

両方のグループに1時間自由な時間を過ごしてもらいその自由な時間が時間的にどのように変わったのかということを調べています。
その結果、1時間後に友達が遊びに来ると想像していたグループは実際には1時間の自由時間があったにも関わらず40分ぐらいにしか時間がなかったと答える人が多かったということです。つまり1/3も時間が経つのを早く感じてしまったということです。一方何の予定もないと想像していたグループは50分ぐらい時間があったと答えました。後に予定があるかどうかで時間の感覚がこんなにも変わるということです。

もう一つポイントがあり、僕たちは実際の時間を短く見積もる傾向が高いです。実際に時間が過ぎて振り返ると実際の時間が1時間でも50分ぐらいに感じたりします。これは人間がもともと持っている心理的な性質だと考えられますが、後ろに予定がある場合にはこの性質が加速してしまうということです。

2. 時間の使い方に対する判断も間違う

後ろの予定により時間に対する合理性が失われるということも起きます。
1時間の自由時間があれば例えば本を読んだりいろんなことができるのに、後ろに予定があるとわかった瞬間に短時間で終えることをしようとするので、どうでもいい片付けやメールのチェックとかをするようになり、クリエイティブな事をしなくなります。

実際に実験では、200名の参加者を実験の1時間後に予定があるグループと暇なグループに分けて、

  • 30分の雑用で2.5ドルもらえる場合
  • 45分の雑用で5ドルもらえる場合

2つのパターンのタスクを選んでもらいました。
そうすると、後ろに予定があるグループは次の予定まで1時間もあるにもかかわらず30分で2.5ドルの雑用を選びました。損得で考えると45分の雑用で5ドルもらった方が得なはずですが、多くの人が割に合わない方を選びました。
つまり、その後に予定があると時間の使い方に対する判断を人間は間違いやすくなるということです。

3. 生産性も下がる

さらにもうひとつの実験で、後ろに予定があると生産性も下がるということが分かっています。
158人の参加者を2つのグループに分けて、

  • 5分後に別の作業があると伝えたグループ
  • 5分後に暇な時間があると伝えたグループ

それぞれに伝えた上で簡単な作業を行ってもらい5分間で作業の処理スピードを比べました。
その結果、暇な時間があると伝えられたグループは2.38件のタスクをこなしたのに、5分後に別の作業があると伝えられたグループは1.86件のタスクしかこなせませんでした。

要するに、僕たちは後ろに予定があると思うだけで時間的な余裕もなくなるし、時間の使い方に対する判断も間違えてしまう上に、生産性が低下し仕事量まで減るということです。
後ろに予定がある状態で大事なことはしない方がいいということになります。

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では、どうすればいいのか

結果をまとめると、皆さんが生産性を高めて時間を有効に使いたい、あるいは、自分にある自由時間を思いっきり楽しみたいというのであれば、できるだけ予定は1日の早い段階にまとめて仕事をした方がいいということになります。

僕たちはまとまった時間がないとモチベーションが生まれないものです。早い段階に予定ややるべことを終わらせた上で、まとまった時間があると新しいことに挑戦しようとか意欲も出てきます。細切れの時間を作ることをできるだけやめてまとめて処理するようにしましょう。そうしてまとまった自由に使える時間を作った方がモチベーションを上げるためにも効果的です。

このような時間の錯覚というものは心理学的にもとても問題になっていて、焦ることで生産性が下がり結果本当に時間が足りなくなるということと同じように、時間の使い方やスケジュールの立て方はとても大事になります。
最近時間に余裕がないとか焦ってばかりいるというような人は胸に手を当てて予定が散らばっていないかどうかということを考えてみるのが良いのではないでしょうか。

皆さんが時間を上手に使えるようになるためのおすすめ動画
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先延ばしの本当の原因とは
▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1522300134
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▶️https://www.nicovideo.jp/watch/1523752379

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参考文献
https://academic.oup.com/jcr/article-abstract/45/5/1085/4996321?redirectedFrom=fulltext

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