人間関係 恋愛・結婚

ツライ恋愛がラクになる伝え方【アサーションとは】

この知識はこんな方におすすめ

  • 恋人と幸せに過ごしたい
  • 夫婦関係を大切にしたい
  • 親密な関係になりたい人がいる

すれ違いをなくし傷つかないために

芸能人や有名人の不倫などはよく話題にされていますが、夫婦関係の問題というものは不倫に限らずいろいろとあるものです。
当然、不倫や浮気というものは法律的にも道徳的にも良くないわけですが、お互いのすれ違いがあったりしてそういうことが起きる場合もありますので、夫婦の問題や恋人関係で問題は一方だけの問題でもないということもあります。

不倫や浮気は決して許されるものでもありませんし、何よりそれにより傷ついたパートナーの精神的なダメージは計り知れません。
今回は、そんな夫婦間のすれ違いをなくして、幸せな夫婦関係を作るにはどうすればいいのか、あるいは、幸せな恋人関係を作るにはどうすればいいのかということを紹介させてもらいます。

そもそもは好きで一緒にいるはずなのに、一緒にいることに苦しくなってくるようでは意味がありません。
これは夫婦で何かを始めたりしようとするときもそうですし、子供を育てる場合でも同じですが、苦しくなってしまってはそれは間違っています。

もちろん、乗り越えていかなくてはいけないこともあります。
ただ、それが2人で協力して共通の苦難を乗り越えて行こうとするものであればいいですが、2人が一緒にいること自体が苦難なことになってしまっては意味がありません

ですから、当然、一方が浮気や不倫をしたというのは許されない問題ではありますが 、 2人で苦難をどのようにして乗り越えていくのかということが夫婦関係においては大事になります。

もっと言うならば、小さい問題を放置しておくと問題というものはいつのまにか大きくなってしまうものですから、それを未然に防ぐためにどうすればいいのかという話になります。

「アサーティブコミュニケーション」

この夫婦関係や恋人関係のためには、心理学的には間違いないとされているコミュニケーションテクニックがあり、アサーティブコミュニケーションとかアサーションと呼ばれています。

これは、自分の思っていることを相手が受け入れやすい形でちゃんと伝えて、相手の言ってることもちゃんと受け入れる方法のことです。

よく何でも言い合える関係が良いというようなことが言われますが、何でも言い合える関係になるためには、やはり、そこには一定のルールが必要なわけです。
自分の言いたいことばかりを相手にぶつけていては駄目ですから、相手の言いたいことを聞く必要もありますし、逆に、自分の言いたいことを相手が完全に理解はしてくれないとしても、ちゃんと話を聞いてくれるはずだと感じられるような信頼関係も必要になります。

結局、アサーティブなコミュニケーションができるようになるためにはどうすればいいかと言うと、お互いに、相手の言いたいことをちゃんと聞くし、自分の言いたい事も、相手を攻撃するような言い方や一方的に非難するような言い方をするのではなく、自分の気持ちを相手が受け入れやすいような形で伝えていくということが重要になります。

これを言葉で言うのは簡単ですが、実際に行うには非常に難しいコミュニケーションテクニックになります。
これはやはり練習が必要です。

どのようなトレーニングをすれば、このアサーティブなコミュニケーションができるようになるのかということについて解説させてもらいます。

友達や仕事の関係でも親密な関係のために

今回は恋愛関係や夫婦関係においての話ではありますが、アサーティブなコミュニケーションというものは普通の人間関係でもとても役に立つものです。

例えば、仕事でこれを使うことができるようになれば、取引先の人やお客様と親密な関係を作ることができるようになるでしょうし、言いたいことが言い合えるような環境を作ることができるので、長くしないし付き合うことができるような状況を作ることができます。

これは友達との間で使えば、まさに親友というようにどんなことでも言い合えるような関係をちゃんと作ることができるわけです。

ですから、このアサーティブなコミュニケーションというものは、自分の言いたいことをちゃんと言えるようになり、自分は偽ったり相手の主張を受け入れられなかったことによるストレスや、すれ違いや裏切りなどが起きることを防ぐことに役に立つコミュニケーションです。

そういう意味では、恋愛に限らず、どんな関係であっても相手と深い関係を作りたいと思うのであれば、このアサーションについては勉強しておくべき内容だと思います。

批判のマネージメントのトレーニング

詳しく解説した本編としては、今回の続きの動画として紹介している前編と後編でそれぞれ解説していますが、そんな中でも大きな要素である批判のマネージメントのトレーニングについて紹介させてもらいます。

人間は、相手から明らかに攻撃されたり露骨に非難されたりすると、当然ですが、相手のことを受け入れることはできないわけです。

例えば、恋愛関係で彼氏に言いたいことがある時に、彼氏に向かってあなたはなぜいつもそうなのかとか、いつも私ばかりが辛い思いしてと感情的に伝えてしまうと、相手は攻撃されたと思ってしまいます。
そうなると、その言っていることがどんなに楽しかったとしても、攻撃されていると感じた時点で話を聞かなくなってしまいます。
これがアサーティブではない状態です。

一方でアサーティブなコミュニケーションができているという場合では、同じ状況だったとしても、あなたにもきっと考えていることがあるだろうし素直な気持ちを聞かせて欲しいとか、自分はどんなことに対してどのように考えどんな気持ちになっているのかということをちゃんと伝えて、どのようにして2人でそれを乗り越えていくのかということを話し合おうとします。

これははっきり言ってとても難しいものです。
特に、相手が自分にとって近しい人であればあるほど、その相手は自分のことをわかってくれるはずだと思っていますので、その自分のことをわかってくれるはずだという期待感を感じている相手が、自分のことをわかってくれないと感じた時、あるいは、その人は絶対に自分のことを裏切らないだろうと思っている人が、自分の事を裏切った時というのが人間にとっては一番悲しい時ですし、怒りもわいてくるでしょうし、悔しさなどあらゆるネガティブな感情が湧き上がってきて、その感情を相手にぶつけてしまいます

近しい相手だからこそ感情的になってしまう

一番良くないことですが、自分のその感情が怒りなのか悔しさなのか、悲しみなのかということを分解して相手にわかるようにそれを伝えてあげないと、人間はいとも簡単に自分の一番大切な人に対して敵意をぶつけてしまうようになります。

その一番大切に思っていたはずの人にぶつけた敵意が相手の心を閉ざして、アサーションができないような状況を作り、それにより2人のすれ違いはどんどん大きなものになっていきます。

この点を理解しておくことがとても重要です。
まず、相手から伝えられた批判はちゃんと受け入れることが重要です。
これは間違わないでいただきたいのは、自分が仲良くなりたい人やいい関係を築きたい人からの批判はちゃんと受け入れるべきだということです。
それは自分が言いたい事があった時にもそれを言う事が出来なくなってしまうからです。

自分が相手に批判をぶつけたい感情が湧き上がった時にも、それはただ批判として伝えるのではなく、自分の気持ちを伝える方法に変換するということと、相手からの批判に対しても、その批判に対して自分の心を閉ざさないようにして、心をオープンにした状態で相手の話を聞くようにするということの両方が大切になります。

ですから、言いたいことが言い合える関係というものは、ただ好き放題に言いたいことをぶつけ合えるような関係ということではなく、お互いに正しく批判し合える能力を持った関係ということです。

アサーションのトレーニングとしては、ビジュアライゼーションとかゴミ箱トレーニング、インナートークなど一連のトレーニングがあり、これらを使うことによって相手からの批判を受け入れやすくしたり、自分の批判を相手が受け入れやすい形にして伝えることができるようになります。

恋愛初期や新婚の頃にこそお互いにしておくべき

そもそも批判し合うことがないような関係が一番いいのではないかという人がいると思いますが、人間ですから相手に対して何かしらの思うところは必ずあるはずです。
こんな細かいことをいちいち言っていては嫌われるかもしれないとか考えたり、気にはなったけれど黙ってほっておこうとかしてしまうと、それをしてしまうと言いたいことが言えなくなってしまい、最終的には積もり積もって大きな爆発になってしまいます。
大体の場合夫婦関係はこれで終わります。

恋愛初期や結婚したばかりの頃では、お互いに相手に対する感情が高ぶっている時期ですから、最も相手のことを受け入れやすい時期です。
ですから、そんな時であればお互いに嫌なことがあったとしても受け入れることができます。

ですが、それを自分の言いたいことを抑えるために使うのではなく、将来にわたって言いたいことが言い合えるように、自分の気になっていることをちゃんと伝えて、それに対する相手の気持ちもちゃんと受け止めておくべきです。

お互いのこのような言いたいことを言い合い受け止めるというのは、とても大きなストレスや負荷がかかるものです。
これはお互いに好きな状況であれば乗り越えることができるものです。
ところが、人間というものは不思議なもので、これをお互いに特に好きな感情が高ぶっている初期の段階で行いません。

新婚の頃や付き合いたての頃で、お互いに少々のトラブルがあっても受け入れることができる許容力が一番高い時に、お互いに言いたいことをちゃんと言えるような環境を作るという一番しんどい作業を後回しにしてしまい、目の前の小さな不満を我慢することに全ての力を使って注力してしまいます。

こうなってしまうと、当然最初は我慢できます。
ですが、当然、2人の燃えるような相手に対する感情というものは、感覚としては徐々に落ちてきます。
その気持ちが落ちてきた頃に、それまで我慢してきた不満が積もり積もって、もはや、お互いの不満や気持ちをちゃんと確認し合えるような状況ではなくなった時にこの問題に直面するということになってしまいます。

ですから、これはお互いが好きな気持ちを持っている時に絶対に行わなくてはいけないことです。
そのためにアサーティブなコミュニケーションを学んでいただけたらと思います。

特に今回紹介する批判のマネージメントのトレーニングは、人間関係にもとても役に立つものですから絶対にしてもらいたいものです。

「ビジュアライゼーション・トレーニング」

皆さん、まず過去を振り返ってみてください。
誰かから攻撃されたと感じた体験を詳しく思い出してみてください。

これはパートナーでもいいですし、元彼や元カノとか仕事の関係の人でも構いません。
できれば、自分にとって大事な人や、その相手と仲良くなりたかったとか自分にとって大事な人だったと思える人にしてください。
この時点でしんどいと感じた人はそれ以上に無理はしないようにしてください。

そして、その人物が自分のことを強く批判している状況をできるだけ具体的にイメージしてください。
それをイメージしながら、これからご紹介する3つのステップで批判を処理していきます。

ステップ1 :「その発言が正確にはどういう意味なのか?」と尋ねる

頭の中で、その攻撃してきた人に対してその発言がどういう意味なのか質問してみてください。

例えば、彼氏が急な仕事で大事な彼女との約束の機会をなくしてしまったとして、そのために彼女がつい感情的になり、いつもあなたは仕事ばかりで約束を破り、私がどれだけ楽しみにしていたのか分かっているのか・・・と攻撃されたと感じたとします。
であれば、それに対して、その発言は本当にいつも自分が約束を破っていると思っているのかと質問します。

そうなると、もちろんこれは頭の中の想像ではありますが、おそらく相手は、いつもというわけではないけれど最近約束を守ってもらえないことが増えてきたとは思うぐらいにしか言えないと思います。

そこで、相手はただ感情に任せて言っているだけで、実際に言いたいことはそういうことではないということを追体験できるわけです。

ステップ2 :その相手の発言の中に、どこか一部でも賛成できるところはないか考えてみてください。

攻撃してきた相手の発言に対して、一理あるなと思えるところはないのか探してみてください。

人はどうしても攻撃されたと感じた時には全否定してしまいます
先ほどの例で言うと、仕事だから仕方ないし自分は何も悪いことはしていないと開き直ってしまいます。

そうではなく、相手の言っていることの中にも一理あるという点に注目するようにしてください。
全てにおいて正しい人がいないというのと同時に、全てが間違っている人もそうはいないものです。

いつもあなたは約束を守らないと攻撃されたというのであれば、さすがにいつもというのは間違っていますが、確かに今回約束を守っていないのは明らかな事実ですし、相手がとても楽しみにしていたのも事実です。
そうなると、その楽しみにしていた予定の約束を守れなくて悲しいという感情がベースにあるということが理解できて、ただその悲しい感情をコントロールできなくて、それが怒りのような形で出てきていると考えられるようになります。
これにより受け入れやすくなります。

ステップ3 :自分と相手の一致している部分と不一致している部分を伝えて、その不一致を埋めるための議論をする

先ほどの一理あると思えるポイントを踏まえた上で、相手に対して自分と相手がどの部分では意見が一致していて、どの部分では意見が違うのかそういうことを伝えて、その不一致を埋めるためにどうすればいいのかという議論を行ってください。

ここまで来るとなんとなくわかったと思いますが、なぜ過去を振り返ってこれをイメージしながら行ったのかと言うと、いきなり目の前にいる人に対してするのは難しすぎるからです。

いきなりコミュニケーションの中でこのスタイルを貫くのはとても難しいことですから、まずは自分の過去を振り返り、あの時に自分がアサーションができていたらどのように対処できていただろうかということを考えます。

彼氏は彼女とケンカした時に、相手が攻撃してきたことに対して逆ギレしてしまったけれど、冷静に考えてみると別に本気で言ったわけではなかったのだろうとか、なんとなく考えることができる経験もあったと思います。
過去に破局してしまった関係などを思い出してもらい、この3つのステップを自分が実際に行うことができていたら、どのようになっていただろうかそういうことをできるだけ具体的に想像してみてください。

これを行うだけでもかなりアサーティブなコミュニケーションが身に付いてきますので、ぜひ皆さんも試してみてください。

何度か練習し慣れてきたら実践を

これを何度か頭の中で繰り返してみて、それに慣れてきたら実際のコミュニケーションで問題を抱えてしまった時に行なってみてください。

ステップ1 :相手の発言の全てをそのまま受け止めるのではなく、その真意を尋ねる

ステップ2 :相手の発言の中で一理ある部分に目を向ける

ステップ3 :お互いの一致しているところと不一致しているところを見つけて、スイッチの部分を埋める

これは想像して行うトレーニングとしてビジュアライゼーションという名前になっていますが、人間関係や友達との間で使ってもいいですし、恋人や夫婦の間で使っても、それだけでもかなり関係は良くなってきます。

やはり、お互いにわかってほしいという気持ちがあるからこそケンカをしているわけですから、今回紹介したようなステップに沿って話し合うようにすれば、それだけでも余計な問題が増えたり大きくなってしまうことを防ぐことができると思います。

今回の知識は事前に相手と共有しておいてもいいと思います。
もし2人の間でトラブルがあった時には、お互いにこのステップに沿って話し合っていこうと決めておこうと提案してもいいと思います。
なんと良い関係を築いていこうと思っている相手であれば一緒にしてくれるはずです。
これができるだけでも、無駄に人間関係で疲れたり恋愛で凹んだりすることも少なくなると思います。

さらにアサーションを学びたい方へのおすすめ

これ以外にもアサーションのトレーニングはいろいろとあります。
本編の続きの動画では、前編後編合わせて16のトレーニングについて解説させてもらっています。

相手の批判に対して心を無駄に揺さぶられることなく、上手にお互い受け入れることができて上手にコミュニケーションを取っていくための方法について解説していますので、悲しい関係にならないためにアサーショントレーニングを実践してみてください。

今回のおすすめの本としては、同様に人間関係や夫婦関係で役に立つ本をいくつか紹介しておきます。
そちらもぜひチェックしてみてください。

さらに、おすすめの本として僕の無料のオーディオブックのリンクも入れておきます。
通常は3000円ぐらいするものですが、これを無料で聴けるというAmazon のキャンペーンを行っています。
1人1冊だけですが、まだの方はぜひチェックしてみてください。

続きはこちら
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本内容は、参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:James V Potter(2019)The Road to Individuation & Autonomy: An Assertiveness Training Manual

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