この知識はこんな方におすすめ
- 仕事や勉強で自分のモチベーションを上げたい
- 仕事や勉強でモチベーションを上げて欲しい人がいる
仕事でも勉強でもモチベーションを上げたいのであれば
今回は男女別のやる気の出し方について紹介させてもらいます。
やる気の出し方やモチベーションの高め方については今までも紹介させてもらったことがあります。
今回のおすすめの動画としても、仕事や勉強をゲーム化するためのテクニックについて解説した動画を紹介しています。
ゲームには多くの人が熱中すると思いますが、そんなゲームで使われている要素やテクニックを仕事や勉強に取り入れるととてもやる気が出てきます。
そんな方法について解説した内容になっていますので、ゲーミフィケーションについてはそちらも参考にしてみてください。
職場などでのモチベーションの高め方については、今回のおすすめの本としても紹介しておきます『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』もとても参考になると思います。
これらも参考しながら皆さんのモチベーションを高めていただけたらと思います。
モチベーションを高めたりやる気を出しためのテクニックはいろいろとあるわけですが、そんな中でも、男性と女性のモチベーションの高め方は同じなのでしょうか、それとも違うのでしょうか。
結論から言うと男性と女性では違います。
仕事や勉強などどんなものでも一緒ですが、僕たちのモチベーションの源泉ややる気を出すための大元になっている要素は大きく分けて2つあります。
1. 成長
前に進んでいる感覚をいかに感じることができるかということによって、僕たちのモチベーションは大きく変わります。
ですから、まずは自分がしていることに対して成長を感じることができるのかということが重要になります。
それが単なる単純作業であっても、以前よりも早くできるようになるとかより上手にできるようになるというような成長を感じることができるかどうかということです。
記録をつけたりスピードを測ったりということも成長を感じるためにはとても良いことです。
2. 自由
特に仕事でもうひとつ重要になるのは自由です。
どれくらい自分が自由に決めることができるかということです。
例えば、労働時間として1日8時間働かなくてはいけない場合でも、いわゆるフレックスタイムで時間を自由に選ぶことができるかどうかということや、仕事のペースなども自分で決めることができるかどうかということです。
もちろん仕事のペースが極端に遅いのは問題ですが、週の真ん中辺りの方が仕事がはかどるという人は真ん中あたりに仕事を集めるようにしたり、午前中は割と頭がぼーっとするのでその時間を使って打ち合わせなどをすべて終わらせてしまおうというように、仕事のペース配分を自分で決められるかということがとても重要になります。
学生の方であれば学校や塾の時間割を自分で自由に組めるかどうかというようなことになると思います。
この2つがとても重要ですが、これは基本的な要素として押さえておく必要がある部分になります。
さらに、それに加えて今回説明させてもらうのは、自分の成長や自由というポイントはあるわけですが、男性と女性でモチベーションの感じ方が違うということです。
僕たちは自由があった方が当然モチベーション上がります。
強制されたことばかりをしていたり言われたことをするだけではモチベーションは上がりません。
自分で自由に考えたり選んで出来る要素が多ければ多いほど、僕たちのモチベーションは上がります。
例えば、Google やスリーエムといったクリエイティブな会社があります。
スリーエムは最近では医療従事者の方々が使っているN 95のマスクを作っている会社でいろいろなことをされていますが、このスリーエムでは社員の労働時間のうち20%から30%は自分の自由に使っていいそうです。
もちろんそれはサボってもいいということではありませんが、自分の挑戦してみたいプロジェクトや自分の高めてみたい能力など、仕事につながる理由があれば自由に使っていいというようにされています。
会社が指示するのではなく自分の自由にしていいとされているにも関わらず、Google もスリーエムもその社員さんたちはとても優秀です。
男女別モチベーションの上がる自由のポイントとは?!
このように自由を与えることが大切だとされているわけですが、男性と女性でどのようなところに自由を与えるとうまくいくのか、逆に、どのようなところに自由を与えないとうまくいかないのかということを調べた研究があります。
人によっては、どこから手をつけるべきか指示されないと動き出せないという人もいると思います。
あるいは、会社の中で捗らないからカフェなどで仕事をした方が捗るという人もいると思います。
このように、仕事での自由と言ってもいろいろとポイントはあると思いますので、どのような部分で自由があればいいのかということについてです。
女性のモチベーションが高まるポイント
まずは女性の場合ですが、2つのポイントでの自由が高まるとモチベーションが上がるということが分かっています。
これは仕事でも勉強でも同じです。
「場所の自由」
ひとつめの自由としては仕事をする場所です。
女性は周りの環境からの影響をかなり受けるものです。
例えば、おしゃれなカフェで仕事ができたり、自宅で仕事ができたり、働く場所の自由を与えた方が女性はモチベーションが上がります。
これは出社が必要な企業でも全く同じで、会社の中で仕事をする場合でもフリーアドレスで、その日の気分で好きな場所で仕事ができるという企業も結構あると思いますが、これも女性のモチベーションという意味でも適しています。
「タイミングの自由」
ふたつめはタイミングの自由です。
女性の場合はホルモンバランスもあり男性にはわからない苦しみをたくさん持っています。
ですから、仕事をどのようなタイミングで進めるのかということも体調に合わせて自由に選べるようにした方が、間違いなく女性にとっては働きやすい環境になるわけです。
ですから、選べる範囲が無く何時から何時までは必ずこの仕事をここでしなくてはいけないというのは女性には向かないわけです。
フレックスタイムなどを使って自分の自由な時間に仕事を配置できる自由を与えてあげれば、女性はモチベーションが上がるということです。
これは勉強の場合も全く同じです。
机に座ってしなくてはいけないということではなく、自分の好きな場所で好きなタイミングでできるようにした方がいいわけです。
時間も必ず朝から勉強しないといけないということではなく、朝早くから始めて夜はしないということでもいいですし、自分の調子のいい時間に勉強時間を合わせてするというだけでもモチベーションは上がるわけです。
男性のモチベーションを高めるポイント
続いて男性ですが、男性の場合は場所やタイミングはあまり関係がありません。
日本の会社は結構男性社会になっているので、場所や時間も限定されている会社が多いと思います。
ですから、女性にとっては働きにくい状況が多いのかと思いますが、逆に男性はどのようなところに自由があるとモチベーションが高まるのかと言うと、男性も2つのポイントがあります。
「仕事の進め方の自由」
仕事の進め方について細かく指示された上でやる気が出るのはどちらかというと女性の方です。
進め方が分かっているのである程度安心して仕事をすることができるわけです。
ところが、男性は主導権が欲しいので、自分なりにその仕事で成果を出すためにはどのように進めたりどこから手をつければいいのかというような戦略を考えたいわけです。
いわゆる戦略ゲームやゴルフにはまりやすいのが男性が多いのも同じですが、どのように戦略を立てて行こうかということを考えることによってモチベーションが上がるのが男性です。
ですから、男性に対しては仕事の進め方には自由を与えた方がいいわけです。
例えば、締め切りを区切ってそこまでに仕事を完了させて欲しいけれど、そこまでの進め方に関しては自由に任せるという方が男性はやる気が出ます。
「作業ペースの自由」
ふたつめは作業ペースの自由です。
男性の場合は、どのような時間や締め切りで仕事をするかというような指示をされることは嫌ではありませんが、くどくどとその仕事がまだ終わっていないのかと言われるような作業のペースに関していちいちと言われることを男性は好みません。
要するに、コントロールされている感覚が男性のモチベーションを下げてしまうので、重要なのは自分なりに仕事の進め方と作業のペースを男性に決めさせることです。
その方がモチベーションが上がりやすくなるということです。
もちろん、この傾向が男女で綺麗に別れるというわけではありません。
男性でも女性っぽい方法の方がうまくいく人もいるでしょうし、女性でも男性っぽい方法の方がモチベーションが上がるという人もいるはずです。
ですが、いずれにしてもそれぞれこの2つずつの要素を意識すると、働きやすくなるし勉強が進みやすくなるということです。
4つのポイントの自由を自分に対しても周りに対しても
自分のモチベーションを上げたい、あるいは、仕事をしない部下のモチベーション上げたいと思うのであれば、今回紹介した4つの自由を考えていただけると、自分でも相手でもモチベーションを上げることができるということになります。
モチベーションを上げたいのであれば、自分が自由にできるポイントを増やさなくてもいいので探してみてください。
今の仕事の中で、どこであれば自分に自由があるのかということを考えてもらい、それを見つけるだけでもモチベーションは上がると思います。
あるいは、部下が自由にできるポイントを増やしてあげるというのも結構重要なポイントになってきます。
想像してみれば誰でもわかると思いますが、1から10まで全てを指示してそれをチェックしようとする親であったり上司もいると思いますが、それはされるとウザいはずです。
それは自由を奪われていることによりモチベーションが下がっているからです。
だから1から10まで言うような上司は成果を出すことができないわけです。
仕事ができない上司は細かいところにうるさいというようなことがよく言われますが、マネージャーとして社員のモチベーションを削いでいるのでダメな上司の特徴でもあります。
自分の会社の離職率を下げたいと思うのであれば、他の会社や同業他社よりも自分の会社は自由に物事を決めることができるようにして、自由にできるという社風を感じられるようにすると離職率は減り、仕事に対するモチベーションも上がってくると思います。
若い人の能力を上手に活かしていきたいと思うのであれば、社員の自由について考えてみるのが良いのではないでしょうか。
むしろ、経営者はここだけは絶対にしてほしいというポイントや、この成果だけは必ず出してほしいというポイントを最小限にしてそれを示して、そこに至るまでの方法やタイミングや場所などは自由に決められるようにしてあげた方がいいのではないでしょうか。
自分のモチベーションを高めたいという場合も全く同じです。
これだけは絶対にこの日にしないといけないという目標を決めたら、それをどのように進めたりどのような工夫をするのかということについては日々気分で決めたり変えたりすればモチベーションは上がると思います。
僕の場合は、仕事に関する目標は非常にシンプルで、ニコニコやD ラボの有料会員を増やすということと、あらゆることにかかる労力を減らすという2つが僕の仕事の目標です。
しなくてはいけないことも、朝に激しめの運動をするということと動画撮影と読書をすること以外は基本的に自分に何も課したり決めていません。
自由に進めることによってかえってモチベーションが上がり、スケジュールをガチガチに15分おきに決めているような人よりははるかに多くのことができると思います。
皆さんも自由がモチベーションを高めるということをぜひ覚えておいてください。
病的なまでにモチベーションを上げたい方へのおすすめ
今回はそんなモチベーションを上げるための方法を男女別に紹介させてもらいました。
さらにモチベーションを病的なまでに高めたいという方は今回のおすすめ動画をぜひチェックしてみてください。
仕事や勉強をゲームのように中毒性を持たせるための方法について解説した内容になっています。
ぜひこちらも参考にしていただけたらと思います。
モチベーションと仕事選びのおすすめ本
今回のおすすめの本としては、モチベーションを高めるために役に立つ本を紹介しておきます。
こちらはモチベーション上げるための理論が解説されているとても参考になる本だと思います。
一番良い仕事を選ぶための科学的に正しい仕事選びに関してはこちらの本が役に立つと思います。
さらに、今 Amazon では通常3000円ぐらいする僕のオーディオブックが無料で聴けるというキャンペーンを行っています。
1人1冊ですが完全に無料で、無料の期間が終わっても一度ダウンロードしておけばずっと聞くこともできるそうですので、まだの方はこの機会にぜひチェックしてみてください。
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リサーチ協力の鈴木祐さんの論文解説チャンネルもオススメです
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本内容は、参考資料および、ニコニコチャンネルの過去動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0730888417697232