目標・成功

決断ミスをなくす7つのアプローチ〜 決断が240時間早くなる方法【前半】

DaiGo MeNTaLiST

この知識はこんな方におすすめ

  • 重要な決断を間違いたくない
  • 選択ミスで人生を無駄にしたくない
  • 最善の決断をしてより良い未来を掴みたい

決断ミスをなくすためには?!

今回は、決断力についてのシリーズです。
なかなか決めることができない人は、優柔不断の問題と決断ミスを恐れる問題があります。
先日は優柔不断を治すためにはどうすればいいのかということについて解説させてもらいました。

今回は、決断ミスをなくすためにどうすればいいのかという内容です。
やはり、決断しようと思っても失敗するのが怖いとか、過去に大きな失敗をしたことから決断することが怖くなってしまうということもあると思います。
そんな決断ミスを防ぐための7つのテクニックについて紹介させてもらいます。

皆さんは過去に結果的に後悔したような決断ミスはありますか?

誰でも少なからずあると思いますが、決断ミスというものがなぜ起きるのかというと、基本的には目先の感情にとらわれてしまったことによって起きることが多いものです

例えば、恐怖や不安などの感情に流されたり、今さえ気持ちよければいいとか、今さえ利益が上がればいいといったことを考えてしまい決断ミスをしてしまいます。
遠い先の利益よりも目先の利益を優先してしまうということをすると大体決断というものは間違ってしまいます。
だから、長期的な展望を持つことが大事だとみんな言うわけですが、そこに問題が結構あるということです。

このような目先の欲求で負けてしまわないための内容については過去にニコニコでもたくさん紹介しています。
例えば、余計なバイアスをなくすためにはどうすればいいのかとか、後悔をなくすための選択にはどのような方法があるのかなど、さまざまな方法を紹介してきました。

そんな中でも、特に皆さんが陥りやすい感情による決断ミスをご紹介して、そこから、ではどうすれば僕たちは決断ミスをしなくて済むのかということを続きの動画にかけてメインテーマとして紹介していきたいと思います。
そんな決断ミスをなくすためのより詳しい方法については、今回の続きの動画として紹介していますので、こちらもぜひチェックしてください。
今回のおすすめの本についても、より良い決断に役に立つ本を紹介していますので、そちらも併せてチェックしてみてください。

目先のことにとらわれてしまう原因とは?!

プロジェクションバイアス

僕達が最も陥りやすいであろう決断ミスとしては、プロジェクションバイアスというものがあります。
このプロジェクションバイアスというものに引っかかり、ほとんどの人が目先のことにとらわれてしまいます。

決断というものは、当然ですが、将来的に自分が得をするにはどうすればいいのか、今目の前の決断によって将来的にどんな影響があるのかというような将来のことが分かっていません。
ですから、何かしらを選んだり決断した時には、例えば、衝動買いでもとても良いものを買ったと喜んでいても、意外と家に帰ると使わなかったりして後悔することも起きるわけです。

これもプロジェクションバイアスの一種です。
このプロジェクションバイアスというものは、人間の選択や判断を間違わせてしまう大きな原因のひとつで、これは感情のせいで起きるものです。

まず皆さんに覚えておいてもらいたいことですが、人間の感情を最も左右するものは何なのかと言うと、それは「今この瞬間の感情」です。

今目の前のこの瞬間の感情であり、目先の感情が人間の選択を大きく鈍らせます。
例えば、わかりやすい例としては、社会的にも立場のある人が浮気したり不倫したりして立場を失うとか、芸能人でもそういう人たちがいますが、結構ミスっている人がいます。

綺麗な奥さんがいたり素敵な彼女がいるのにもかかわらず、なんでわざわざそんな人と浮気してしまったのかというようなこともよく見たり聞いたりします。
逆に、女性の場合であれば、ただでさえお金が苦しいとかそもそも借金をしている状況なのにホストに貢いでしまうという人もいます。

この場合であれば、今たくさんお金を使うと月末に後悔するということは分かっているわけです。
分かっているにもかかわらず、このプロジェクションバイアスが起きると、今目の前の感情ばかりにとらわれてしまうので、月末に後悔するという未来の感情がおざなりになってしまい、今目の前でお金を使えば目の前の男の子が喜ぶとか、今目の前にいる女の子を口説きたいとか関係を持ちたいということで人間は常に間違ってしまいます。

そんなどうしようもない関係は一部の人たちだけだと思う人もいるかもしれませんが、これはほとんどの人たちにあるものです。
例えば、今頑張ったりしっかり勉強すれば、先々自分が評価されたり出世することに繋がると分かっていてもそれができなかったり、今目の前のお菓子を我慢すれば痩せることができるとわかっているのに我慢ができなかったりします。

これは、勉強して出世したり資格を取れるという大きな利益については分かっていても、それに対する感情を今感じることができないからです。
つまり、人間というものは未来に対する感情を感じることができないので、目の前の感情に振り回されてしまいます

ですから、大抵の人が決断ミスをする時には感情にとらわれすぎています。
それは特に今現在の感情にとらわれすぎています。
これこそがプロジェクションバイアスです。

プロジェクションバイアスの定義としては、人間が決断をする時には、未来のことや将来のことに対する決断をする場合ですら、今現時点での感情をベースにして、未来に得ることができる幸福の総量や結果を考えてしまう現象だとされています。

つまり、僕たちは未来のことを考えているように見えて、それは未来の感情のことを考えているのではなく、今の自分が未来のことを考えた時にどんな感情を持つのかということで決めているわけです。

結局、人は未来の感情を考えられないので、今この瞬間にどう思うのかということで決めてしまっているということです。
そうすると、今目の前にある欲求や感情の方が、未来にあるまだ感じたこともないような大きな感情よりも優先されてしまうということになります。
これをプロジェクションバイアスと呼びます。

プロジェクションバイアスを超えるには?

このプロジェクションバイアスについてはたくさんの研究も行われていて、このようなバイアスを防ぐことも重要ではあります。

例えば、コロラド大学の研究を見てみると、プロジェクションバイアスを止めるためには、自分が選択する時の状況とそれによって起きる結果をできるだけ同じにすることが効果的だと言われています。

分かりやすく言うと、自分が何かしらの決断をする時には、その決断が大きな影響をもたらす時と同じ感情を擬似的にでもいいので作っておくことが重要です。

例えば、お腹が空いている時にスーパーに行くとついつい買いすぎてしまったり、そんなに食べられないのにたくさん買い込んでしまうとか、食事に行った時にも、お腹が空いている時にデザートの最後まで注文してしまうとたくさん頼みすぎてしまうということもあると思います。

これは現在の空腹感をベースに将来の空腹感や満腹感を採点しているからです。
それにより今とてもお腹が空いているので食べることができるような気がしてくるわけです。

ですから、スーパーに買い物に行く場合であれば、お腹がいっぱいの時に買い物に行ったほうが無駄な買い物をしなくて済みます。
例えば、主婦の方であれば夕方のお腹が空いてきた頃に買い物に行くのではなく、お昼ご飯を食べてお腹がいっぱいになっている時に買い物に行くといいです。
そうすると、お買い物に行くのが夕食の用意のためであれば、晩御飯を食べてお腹がいっぱいになった時とある程度同じ感情を感じることができている時に判断することができて、どれぐらいがちょうどいい量なのかということが見えてきます。

このように未来の感情は感じることができないので、それに近い感情を擬似的に作ってから判断できるようにすることが大事だということです。

これはシュミレーションでもいいと思います。
例えば、浮気に関する問題であれば、目の前に口説くことができそうな女の子がいたとします。
その女の子と関係を持つかどうかということを決断する時に考えるべきなのは、自分に素敵な彼女や奥さんがいるのであれば、その素敵な彼女や奥さんが家に帰るとコスプレをして待ってくれているとしたら、わざわざ一緒にいる時に目の前にいる女の子に会いに出かけるだろうかと考えてください。
そうすれば、間違った判断をすることも減ります。

このような想像でもある程度補うことはできます。
このように考えてもらいたいというのが、プロジェクションバイアスの回避方法です。

メモリーバイアス(記憶バイアス)

他によく起こりがちなのがメモリーバイアスです。これも人間の決断を間違わせてしまう大きな原因のひとつです。

人間は過去の選択に縛られ過ぎてしまいます。
自分によって歪められている過去の記憶に基づいて未来の選択をしてしまうので、最終的には貧乏くじを引いてしまうということが起こります。

僕たちは未来のことを正確に予測することはできません。
みんな未来のことは誰にもわからないと言っているけれど、僕たちは過去のことも分かっていません

過去に対する記憶というものは結構歪められています。
例えば、子供の頃の記憶というものは皆さんたくさん残っていると思いますが、特に幼い頃の大抵の思い出というものは結構歪められています。
中学生や高校生になった頃に親や周りの人に「あなたは幼稚園の頃に〜」とか、「幼い頃にあなたは〜をしてね」などと言われたことによる記憶だということが少なくありません。

5歳児より前の記憶が鮮明に残っているということを言う人もいますが、研究などによると、大抵の場合は周りの大人や親が言葉にした別の記憶であることが多いということが分かっています。

つまり、人間が未来のことを予測することが苦手だということは当然なことですが、実は、過去のことを正確に把握することも難しいものです。

これは子供の頃の話だけではありません。
例えば、去年に自分がどれぐらい本を読むことができていたのかとか、どれぐらいの仕事をできていたのか、睡眠の質はどうだったのか、食事はどんなものを食べていたのか、運動の頻度はどれくらいだったのかといったことを尋ねられても、大抵の人は正確に答えることはできないものです。

人間は過去も正しく把握できていない

人間は、記録をしていない限りは過去のことはよく覚えていませんし、分析をしない限りは今自分がどんなことをしていて近い未来にどんな結果が起きるのかということさえも分からないわけです。
これが結局のところを決断ミスに繋がっているということです。

例えば、僕の毎日しているルーティンがあります。
僕は、お風呂に入る前にスマホのカレンダーにその日に感じた悩みや感情を書き込みます。その日に楽しいことがあればその楽しいことを書き込みますし、嫌なことがあったり悩むことがあったり、悩んだことがあればそれを書き込みます。
毎日11時代ぐらいにGoogle カレンダーに予定が入っていて、その時間が来たらその予定の詳細欄にその日の自分の感情を書き込みます。

これを僕は5年とか6年とかずっと前から続けているので、それは遡って見ることもできます。
例えば、皆さんは去年の今日何を考えていたのか、何に悩んでいたのか思い出せますか? おととしの今日どんなことで悩んでいたか思い出しますか?
ほぼ覚えていないでしょうし、そもそも去年を通してどんなことで悩んでいたのかさえも思い出せないということも多いはずです。

このように、実際には僕達は過去の事を全く把握していません。
それなのに、とてもざっくりとした記憶だけで、「自分は人生で何をしてもうまくいかなくて・・・」 「自分はいじめられて育ったし人生で何もいいことがない・・・」というようなことを言うわけです。
これは正しく記憶することができていないからです。ほとんどの人が把握できていないからです。

僕が毎日のルーティンとして記録をするようになって人生が大きく変わったと感じたのは、これは人によってはもっと短くなるかもしれませんが、1年以上続けるとかなり人生が変わります。

例えば、今自分がとても悩んでいることがあったとします。その日のルーティンとしてその悩みを書き込んだ後に、去年の今日自分が何で悩んでいたのか思い出してみてください。
まず思い出せないでしょうから、そのままカレンダーをさかのぼって去年の今日の記録を見てみます。
そうすると、今となっては本当にしょうもないことで悩んでいたということに気付けます。

つまり、忘れるぐらいなのでどうでもいいことで悩んでいることが結構多いということです。
僕たちは毎日いろいろなことで悩んでいるような気がするかもしれませんが、1年ぐらいすると忘れてしまうようなことで悩んでいるわけです。

2005年にこの問題についてハーバード大学が調べてくれています。
62人の地下鉄を使っている一般市民の人に電車に乗り過ごした時の体験を思い出してもらうお願いをしました。

そうすると、自由に自分の過去の経験を思い出そうとした人ほど、自分にとって最悪の記憶を思い出しそれにとらわれ続けてしまうという現象が確認されています。

つまり、このメモリーバイアスとは自分の記憶に残りやすい経験で、しかも歪められた思い出ばかりを頭に留めてしまうというものです。
電車に乗り過ごした経験を思い出してもらうと、その乗り過ごした経験がひどかったものだと勝手に自分で思い込んでしまうということが起こります。
実際の経験よりも、よりひどく自分の経験を歪めてしまうということが起こります。

過去に嫌なことがあったりしたとしても、それが実際にはそれほどひどいものでなかったとしても、そこに脚色して思い出すということが結構あるということです。

要するに、過去の記憶の中でも嫌な記憶ばかりをピックアップして思い出していることがあるということです。
ですから、嫌なことであっても楽しいことであっても同じですが、それをちゃんと記録して後から振り返ることができるようにしておかないと、自分の中でネガティブな感情が無駄に増幅してしまう可能性もあります。

過去の失敗した経験を思い出すことによって、自分は過去に失敗してばかりなので、起業することはできないとか新しいことに挑戦することもできないとか、転職が怖いとか人と話すのも怖いとか考えてしまう人も少なくありません。
実際には、全てにおいて失敗ばかりしていたわけではないし何も新しいことができていないわけでもありません。人と話すのが怖くて誰とも一切話したことがない人もいないはずです。

自分を冷静に見ることができるようになるためにも、記録はとったほうがいいと思います。
人間は誰しも記憶を歪めてしまう傾向があるということを覚えておいてください。

メモリーバイアスを超えるためには?

研究チームは、このメモリーバイアスに惑わされないための方法として、いくつかの方法を提案してくれています。

電車に乗り遅れた記憶を思い出してほしいとお願いすると、一番ひどい思い出を思い出すようになるのと同じで、過去の自分の失敗を思い出すと一番嫌な思い出として記憶されていることが思い出されます。
これが結構危険なもので、そうするとその一番嫌な思い出が普通なものだとして記憶されてしまいます

ですから、失敗した時の記憶は思い出しても構いませんが、失敗しても大したことはなかったし全然大丈夫だったという時とひどい目にあった時の記憶はセットにして思い出すようにしてください
このように同時に複数の記憶を必ず思い出すようにして、できるだけその記憶を平準化するようにしておかないと、人間は嫌な記憶やひどい経験ばかりにとらわれてしまいます。

記憶を消したいとか自分には嫌な思い出しかないという人もいるかもしれませんが、それはそんな嫌な経験ばかりを思い出しているから、その経験にとらわれているだけです。

もうひとつのポイントとしては、 自分が過去の記憶を思い出している時には、自分は今過去の最高の体験、または、最低の体験のどちらかを思い出しているのではないかと考え、それは平均化した体験を思い出しているわけではないのではないかということを考えることにより、過去の経験をメモリーバイアスに左右されていない状態で参照することができます。

人間には、過去の経験を思い出す時には、自分にとって極端に良かった体験か極端に悪かった体験を思い出す傾向があるということを覚えておいてください。

人間が決断ミスをしないためには、このようなバイアスにとらわれないということが非常に重要になります。

決断・意思決定のおすすめ本

そう考えると、人間がどのように意思決定をしているのかということを知っておくことも必要になります。
これについては、今回のおすすめの本として『ファスト&スロー』を紹介しています。
ノーベル経済学賞を受賞した意思決定の専門家でもあるダニエル・カーネマン博士の本ですが、これは他人に決断をさせる場合でも自分の決断についてでも非常に使えるテクニックを学ぶことができます。
これは日常生活だけでなくビジネスをする場合にも絶対に読んでほしい本です。

2冊目が正しい決断をするために役に立つ『決定力! 正解を導く4つのプロセス』です。
これは意思決定の質を高めるための方法を学ぶことができます。

そして、バイアスに関しては僕がそれについて解説している『無理なく限界を突破するための心理学 突破力』を紹介しておきます。
ぜひチェックしてみてください。

最善の決断をするための7つのアプローチ

では、本題に入ります。
最善の決断をするための7つのアプローチについて紹介していきます。

7つの方法がありますが、これらを全て使って決断をした場合には、それによって得ることができる成果はそうでない場合に比べて1.2倍の成果になる上に、さらに、決断までの時間が240時間も早く決断することができるというものです。

誰でも、なんとなく決断を先延ばししてしまい10日間ぐらい決断もできないままだったというようなことはあると思いますが、平均して240時間も決断が早くなるという方法です。

今回は、そんな方法の前半の部分を紹介させてもらい、その続きに関してはニコニコの方で紹介させてもらおうと思います。
気になる方は、今回の続きの動画として紹介していますので、そちらをぜひチェックしてみてください。

2016年に、クローバーホップ社という企業が行動経済学に基づき意思決定に使う Web サービスを提供していて、その6万人のユーザーを対象に決断に関する実験を行っています。
具体的には、どんな決断をしたのか、どのような決断のアプローチを取ったのか、そして、その結果はどうなったのかということを6万人分のデータから調べています。

そこから、良い決断を導くために必要になるポイントを抽出してくれています。
その結果、最善の決断を導く方法としては7つのポイントを満たしているということが分かっています。

決断ミスを防ぐアプローチ「エピローグを書く」

アニメや映画でよくエピローグというものがあると思います。
映画であればスタッフロールの後に出てくるエピローグやFF 7であればラスボスを倒して世界が平和になった後のスタッフロールからのエピローグで何百年後のシーンのようなものです。
ひとつ目が、そのエピローグについて考えようというものです。

人間は何かの決断をしようとする時に、その決断による結果や影響ばかりを考えようとしてしまうものです。
こうすると、先ほど紹介したとおりで目先のことばかりにとらわれてしまいやすくなります。

すぐに結果を出したいと思うし、すぐに効果を得られることができると考えてしまいやすいので、目先のことにとらわれてしまいやすいので、あえて遠い将来に向けて自分の思考を飛ばすわけです。
そのために使えるのがエピローグです。

具体的には、その決断をしたら1年後にどんな影響があるのかということを考えて紙に書き出します。
そこから想定される結果でも構いませんが、具体的なストーリーについて書いてください。

今自分の目の前にある決断をしたら、1年後にどのようになっているかということを考えてみてください。
そして、そこまでの間にどんなことが起きるのかストーリーとして埋めてみてください
できるだけ具体的にストーリーとして書くようにしてください。

ストーリーとして考えることによって、違う可能性や考え方にも気づくことができて自分の決断を磨くことができるようになります。

自分の決断により1年後どんな影響があるのかということを考えたら、そのエピローグと現在をストーリーで埋めるということを行います。
それだけで決断がより具体的になり、かつ、長期的に物事を考えることができるようになります。

これはポジティブなストーリーにもネガティブなストーリーでもどちらでも構いません。
どちらでも構いませんが、ポジティブにストーリーを考えるとしたら、失敗するとしたらどこでも間違うだろうかということを考えた方がいいと思います。

僕がする時には、想定される失敗を踏まえながらストーリーを作り、その失敗が起きた時にはどのようにして立ち直るのかというところまで作ります
1年後には最終的には成功するというエピローグを作ったら上で、そこまでの道のりとして何の問題もなく成功したというストーリーにしてしまうと、大抵の場合それは挫折を乗り越えることができないので失敗します。

ですから、1年後のエピローグとしては幸せなハッピーエンドで考えても構いませんが、そこに辿り着くまでにどんなことがあるだろうかということを考える際には、その道のりには必ず挫折があると考えて、例えばどんな挫折があるだろうかということを考え、それを乗り越える方法も含めてストーリーを作ります。

例えば、2ヶ月に1度ぐらいは何かしらのトラブルがあるかもしれないと自分で決めて、起きるとしたらこんなトラブルがあるのではないかという予測を立てます。
そのトラブルがあったらどのようにそれを乗り越えるのかということも含めてストーリーを作っていきます。
このようにするとトラブル対策も同時に行うことができるので、より自分の考えたエピローグにたどり着きやすくなります

このようにネガティブなものには目を逸らしすぎても駄目ですし、そればかりを考えすぎても駄目です。
大事なのは、そのネガティブも織り込んだ上でそれを乗り越えていくポジティブなストーリーを作ることです。

ちなみに、この研究では1年後のエピローグを考えるとしていますが、僕の場合は基本的には3年から5年ぐらいで考えるようにしています。

そうすると、その間で新しい技術が生まれたり、自分が今使っているサービスを超えるサービスが生まれるということも考えられます。

例えば、今僕は YouTube やニコニコをしていますが、3年スパンで動画ビジネスを考えた場合に、エピローグまでの道のりの中でトラブルを想定するとしたらYouTube よりも流行る動画サービスが生まれたらということや、三次元などの動画よりも情報量の多いサービスが生まれたらということを考えることもできます。
視覚や聴覚以外の感覚も含んだような情報量の多いサービスはこれからいくらでも増えると思います。
そうなれば、既存のサービスはそこに変化がなければどんどん廃れていきます。
そのようなことも3年から5年ぐらいのスパンで考えると織り込むこともできるわけです。

このように考えておけば、誰も考えることができなかった乗り越え方を考えることができると同時に、新しい可能性も視野に入れることができます
そうなるとアイデアを生み出すためにも使うことができるわけです。

ですから、このエピローグを書くというテクニックは、良い決定をより良い決定にするためにも使うことができますし、決断力の高い人は今その瞬間に即断即決で物事を決断することはできるかもしれませんが、その先に大きな変化が訪れる可能性も大いにあるわけですから、その変化に対応することも出来るようになります。

これからの時代には、そのような技術的な変化も織り込むことができていないとうまくいかないわけです。
これから先は未知の障害がたくさん目の前に訪れます。
それらを乗り越えるためにもこのエピローグを書くという方法は使うことができるわけです。

人は何かひとつのことを決断したとして、その1年後、もしくは3年後や5年後に何かしらの結果があったとしても、その間にはたくさんの調整をしないといけません。
決断というものはその決断をした瞬間に未来が決まるのではなく、決断をしてそれを調整しながら未来につなげていくものです。
その最初の一歩が決断です。
それを形にするためにエピローグを書きましょうということです。

残り6つの決断の質を高める方法があります。
それらはニコニコの方で紹介しますので、興味を持っていただけた方はぜひ続きの動画をチェックしてみてください。

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本内容は、上記の参考資料および、動画を元に考察したもので、あくまで一説であり、真偽を確定するものではありません。
参考:Erik Larson(2016)A Checklist for Making Faster, Better Decisions
Stacy P. Ardoin et al.(2019)Despite high objective numeracy, lower numeric confidence relates to worse financial and medical outcomes
Jeffrey Gassen et al.(2019)Inflammation Predicts DecisionMaking Characterized by Impulsivity, Present Focus, and an Inability to Delay Gratification

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