この知識はこんな方におすすめ
- 自分が譲ることが多い
- 搾取されたくない!
他人のために自分を犠牲にしがちな人は
マ◯◯ャーを集めないと危険
ペンシルベニア大学ウォートンスクールで組織心理学を研究されているアダム・グラント博士の研究をもとに、一番良い人間関係を作るためには、どんな特徴を持っている同僚や友達を周りに集めればいいのかということを紹介させてもらいます。
僕の紹介している心理学を学んでくださっている皆さんは、自分の人生をより良くしたいと思っているはずですし、周りの人も幸せにしたいと思っていて、きっといい人だと思います。
ところが、「いい人」は搾取されたり食い物にされてしまうことが結構あります。
自分がもらうよりも周りの人に多くを分け与えてあげようとする人をGIVER:ギバーと言いますが、自分はほとんど周りに何も与えないのに、周りから奪うばかりをしているTAKER:テイカーの食い物にされてしまいがちです。
では、皆さんがGIVER:ギバーであれば、周りにどんな人間関係を作れば、TAKER:テイカーに搾取される恐怖から自分を守ることができるのでしょうか?
人を疑うようになってしまうと、GIVER:ギバーの人のメリットはなくなってしまいます。
人に多くを与えるGIVER:ギバーは、収入でも幸福度でも奪う人よりも高くなるということが確認されていますが、TAKER:テイカーの食い物にされてしまうと幸せにはなれません。
ですから、GIVER:ギバーの人は、自分を守ってくれる人間関係を周りに作っておく必要があります。
自分の周りにTAKER:テイカーから守ってくれる人がいれば、食い物にされそうになった時に搾取されずに済みます。
身の回りにMATCHER:マッチャーの仲間を!
どんな仲間を集めればいいのかと言うと、MATCHER:マッチャーを周りに集めてください。
ギバー(Giver:与える人):自分がもらうよりも相手にたくさん与えようとする
テイカー(Taker:奪う人):相手に与えるよりも自分が多くを取ろうとする
マッチャー(Matcher:バランスをとる人):自分と相手の利益のバランスを取ろうとする
ギブアンドテイクのバランスを取ろうとするMATCHER:マッチャーがGIVER:ギバーの周りにいると、TAKER:テイカーがGIVER:ギバーから搾取しようとしている時に、それを止めてくれる性質があります。
バランスを取ろうとするので、他の人が多くを与えたり多くを奪っていると納得いかないと考えます。
MATCHER:マッチャーの特徴として、良いことをしている人は報われて、悪いことをしている人は罰せられるべきだと考えています。
皆さんが多くを与える人だとしたら、TAKER:テイカーが皆さんのリソースを奪おうとしても、 身の回りにMATCHER:マッチャーがいると、搾取することが難しくなります。
みんなが喜んでくれるなら自分は多少我慢してもいいとか、周りの人が喜んでくれるなら自分は譲ってもいいと考えるタイプの人は、その性格自体はとても素晴らしいのでそのままで構いません。
ですが、多くを奪おうとする人から皆さんを守るために、ギブアンドテイクのバランスを考える人を身の回りに置いてください。
MATCHER:マッチャーの見つけ方
例えば、何か贈り物をした時に必ず律儀にお返しをしてくれる人や、与えたら与えただけ返してくれる人を見つけたら、その人とは仲良くなってください。
自分もちゃんとお返しをしたり、一緒に過ごす時間を増やしてください。
共通体験をたくさん作って親しくなってください。
ギブアンドテイクのバランスを考えてくれる人が皆さんの周りにいる限り、皆さんが搾取する人間の食い物にされることなく、より良い人生を送ることができると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
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リサーチ協力:パレオチャンネル
参考:Adam Grant(2013)Give and Take: Why Helping Others Drives Our Success